2022年第58回GⅢ中日新聞杯 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2022年中日新聞杯の注目馬を分析!

中日新聞杯の特徴

GⅢ中日新聞杯は第6回中京開催3日目に行われる3歳以上芝2000mのハンデキャップ戦です。国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され、地方所属馬は2頭まで登録可能です。

開催時期と距離が何度か変更があり、現行と同じ年末に2000mで行われるようになったのは2017年から。それ以前は3月開催。

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2022年中日新聞杯出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 キラーアビリティ ディープインパクト 牡3 団野大成 ノーザンファーム
斉藤崇史 (栗東) Congaree 56kg キャロットファーム
1 2 コトブキテティス ハービンジャー 牝5 今村聖奈 斉藤スタッド
田島俊明 (美浦) キングカメハメハ 51kg 尾上松壽
2 3 ハヤヤッコ キングカメハメハ 牡6 浜中俊 ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) クロフネ 57.5kg 金子真人H
2 4 ワンダフルタウン ルーラーシップ 牡4 幸英明 ノーザンファーム
高橋義忠 (栗東) ディープインパクト 57kg 三田昌宏
3 5 アルジャンナ ディープインパクト 牡5 角田大和 ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東) Tiz Wonderful 54kg 吉田勝己
3 6 プログノーシス ディープインパクト 牡4 藤岡佑介 社台ファーム
中内田充 (栗東) Observatory 56kg 社台レースホース
4 7 フォワードアゲン ローズキングダム 騙5 江田照男 信田牧場
中野栄治 (美浦) グラスワンダー 53kg 浅川皓司
4 8 ギベオン ディープインパクト  牡7 西村淳也 社台ファーム
藤原英昭(栗東) Ghostzapper 57kg 社台レースホース
5 9 アイコンテーラー ドゥラメンテ 牝4 菱田裕二 畠山牧場
河内洋 (栗東) ケイムホーム 52kg 中西浩一
5 10 イクスプロージョン オルフェーヴル 牡4 和田竜二 ノーザンファーム
杉山晴紀 (栗東) シンボリクリスエス 56kg 近藤英子
6 11 カントル ディープインパクト 牡6 D.イーガン ノーザンファーム
藤原英昭 (栗東) キングカメハメハ 54kg 金子真人H
6 12 バジオウ ルーラーシップ 牡4 岩田康誠 社台ファーム
田中博康 (美浦) ハービンジャー 54kg 鈴木剛史
7 13 ダンディズム マンハッタンカフェ 騙6 富田暁 三嶋牧場
野中賢二 (栗東) シングスピール 54kg ナカヤマH
7 14 トゥーフェイス モーリス 牡4 M.デムーロ 社台ファーム
新開幸一 (美浦) ディープインパクト 54kg 社台レースホース
7 15 ソフトフルート ディープインパクト 牝5 酒井学 ダーレー・ジャパン・F
松田国英 (栗東) Kingmambo 53kg ゴドルフィン
8 16 マテンロウレオ ハーツクライ 牡3 横山典弘 野毛牧場
昆貢 (栗東) ブライアンズタイム 56kg 寺田千代乃
8 17 プリマヴィスタ ハーツクライ 牡5 坂井瑠星 白老ファーム
矢作芳人 (栗東) クロフネ 53kg 加藤裕司
8 18 アスクワイルドモア キズナ 牡3 岩田望来 社台ファーム
藤原英昭 (栗東) ゼンノロブロイ 55kg 廣崎利洋HD

勝ち馬予想に役立つ!中日新聞杯の注目馬分析

プログノーシス

ディープインパクト ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
リアルスティール Alzao 
Monevassia
ヴェルダ Observatory Distant View
Stellaria
Viavigoni Mark of Esteem
Val d’Erica

プログノーシスはこれまで6戦4勝2着1回3着1回。後のダービー馬のシャフリヤールが優勝した昨年の毎日杯ではの3着。その後は条件戦を1番人気で3連勝。6か月の休養明けの前走阪神芝1800mLクラスを1番人気で2着上りはメンバー中最速4戦連続でメンバー中最速の脚を繰り出しています。

プログノーシスの父はディープインパクト。母ヴェルダは英国産の2勝馬。プログノーシスの半兄に英短距離GⅠ勝ちのヴォルダがいます。

3歳時に無理使いをしていないため、成長の余地は十分。叩き2戦目で上昇が見込めます。また末脚は父ディープインパクト譲り。ゴール前直線の長い中京コースは合っています。

ただし、今回はオープン勝ちが無いにも関わらずハンデ56kg57kgで3勝クラスを勝っているため斤量負けの心配はありませんが、同年代で同じく前走Lクラス3着だったトゥーフェイスが54kgで見込まれた印象。能力的には重賞クラス。堅実な末脚が嵌れば勝ち負け。

マテンロウレオ

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
サラトガヴィーナス ブライアンズタイム Roberto
Kelley’s Day
レディダンジグ Danzig
Lady’s Secret

マテンロウレオは今年のきさらぎ賞の優勝馬。これまで7戦3勝春のクラシック2戦はいずれも2桁着順。菊花賞には向かず、前走11月阪神芝2000mLクラスを5番人気で優勝、2着に0.2秒差を付けています。

マテンロウレオの父はハーツクライ。ブライアンズタイム産駒の母サラトガヴィーナスはダート短距離の3勝馬。近親に函館記念勝ちのマイスタイル。

今回は叩き2戦目。前走休み明け初戦で重賞常連が多数出走したLクラスできっちり価値を決めたように、休養でリフレッシュした効果は絶大か。3勝とも芝2000m戦で、今年のきさらぎ賞が中京芝2000mで優勝している跳び大きなハーツクライ産駒は中京コースが適鞍。

ただし、長い脚を使うタイプなので瞬発力勝負になった場合はゴール前で切れ負けする可能性も。2走ボケが連下で。

キラーアビリティ

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
キラーグレイシス Congaree アラジ
Mari’s Sheba
Heatherdoesntbluff Old Trieste
Michigan Bluff

キラーアビリティは2021年のホープフルSの優勝馬。これまで7戦2勝2着1回。ぶっつけで臨んだ皐月賞は4番人気も13着惨敗次走ダービーでは6着と力は見せています。前走休み明けのアルゼンチン共和国杯では2番人気も、優勝馬から0.5秒差8着敗退

キラーアビリティの父はディープインパクト母キラーグレースは米ダートGⅠ馬。母の父コンガリーは米ダートGⅠ5勝という良血。

春も皐月賞では走らなかったように、叩き良化型か。それでもメンバー中上がり3番目、33.8秒の末脚を繰り出しているので能力はあります。ただし、東京コースでは後方から早い上がりを繰り出しても届かないのは、長い脚は使えず瞬発力勝負の馬の可能性。

GⅠ勝ちがありながら、ハンデはホープルS、ダービーで負かしたマテンロウレオと同じ56kgは有利。今回は叩き2戦目で良化が望めますが、ハイペースでスタミナ勝負の展開になった場合は届かない可能性が。スローペースの場合は勝ち負けも、今回は連下で。

アスクワイルドア

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
ラセレシオン ゼンノロブロイ サンデーサイレンス
ローミンレイチェル
アルゼンチンスター Candy Stripes
ディフェレンテ

アスクワイルドモアは今年の京都新聞杯の優勝馬。これまで10戦2勝2着3回2歳時にも札幌2歳Sで2着。クラシックはダービーと菊花賞に参戦していますが、ダービーでは2桁が着順、菊花賞では9着と同世代一級戦とは現状力差があります。

アスクワイルドモアの父キズナ。ゼンノロブロイ産駒の母ラセレシオンは芝マイルの3勝馬。母の全兄は青葉賞勝ち、天皇賞秋2着のペルーサ。血統内にサンデーサイレンスの3×3の濃いクロスを持ちます。

今回参戦しているキラーアビリティとは2戦2敗、マテンロウレオとは2戦1勝1敗。ただしきさらぎ賞では0.2秒差負け、ダービーではハナ差なので能力的にはマテンロウレオと同等か。さらにGⅡ勝ちがありながら、今回ハンデは55kg。前述2頭よりも有利です。

ただし、キズナ産駒の割に瞬発力は無く、上りは最高でも35.1秒。レースの前半と後半でタイム差が無いレースで台頭しているように母の父ゼンノロブロイのように持続するスピードが持ち味の馬。メンバー的にハイペースは望めず、ゴール前で切れ負けの可能性が。抑えまで。

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