2023年第58回GⅢクイーンカップ予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年クイーンカップの注目馬を分析!

クイーンカップの特徴

GⅢクイーンカップは第1回東京開催5日目に行われる3歳牝馬限定芝1600mの別定戦です。負担重量は54kg。過去の獲得本賞金により負担重量が加算され、1800万円以上で1kg増。

国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。外国調教馬の中、重賞勝利馬は負担重量が1kg加算されます。また地方交流競走にも指定され、地方所属馬は2頭まで登録可能です。

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2023年クイーンカップ出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 オンザブロッサム ラブリーデイ 牝3 津村明秀 社台ファーム
大和田成 (美浦) タートルボウル 54kg 久保田定
1 2 メイドイットマム ノヴェリスト 牝3 本橋考太 新井牧場
石井勝男 (北海道) ゼンノロブロイ 54kg 木村牧場
2 3 モリアーナ エピファネイア 牝3 武藤雅 ノーザンファーム
武藤善則 (美浦) ダイワメジャー 54kg 高橋文男
2 4 リックスター エピファネイア 牝3 三浦皇成 ノーザンファーム
鹿戸雄一 (美浦) ハーツクライ 54kg 下澤晃紀
3 5 ウヴァロヴァイト サトノクラウン 牝3 横山武史 ノーザンファーム
萩原清 (美浦) サンデーサイレンス 54kg 池谷誠一
3 6 イングランドアイズ Kingman 牝3 横山和生 Hara Reiko Racing Co. Ltd
安田翔伍 (栗東) ハーツクライ 54kg 原禮子
4 7 ドゥアイズ ルーラーシップ 牝3 吉田隼人 ノーザンファーム
庄野靖志 (栗東) ディープインパクト 54kg G1レーシング
4 8 ニシノカシミヤ ディスクリートキャット 牝3 永野猛蔵 前田ファーム
伊藤圭三 (美浦) ゴールドアリュール 54kg 西山茂行
5 9 ハーパー ハーツクライ 牝3 川田将雅 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) Jump Start 54kg エムズレーシング
5 10 グランベルナデット キズナ 牝3 松山弘平 社台ファーム
大竹正博 (美浦) Wilburn 54kg DMMドリームクラブ
6 11 ミカッテヨンデイイ イスラボニータ 牝3 松岡正海 社台ファーム
堀内岳志 (美浦) ステイゴールド 54kg ニューマレコード
6 12 ゴールドレコーダー ゴールドアクター 牝3 田中勝春 北勝ファーム
南田美知 (美浦) ネオユニヴァース 54kg 居城寿与
7 13 アスパルディーコ ブラックタイド 牝3 田辺裕信 ノーザンファーム
蛯名正義 (美浦) キングカメハメハ 54kg 金子真人H
7 14 ブラウンウェーブ モーリス 牝3 大野拓弥 千代田牧場
宗像義忠 (美浦) ハーツクライ 54kg トップフェロウ
8 15 ウンブライル ロードカナロア 牝3 C.ルメール ノーザンファーム
木村哲也 (美浦) ファルブラヴ 54kg サンデーレーシング
8 16 ミシシッピテソーロ ダノンバラード 牝3 戸崎圭太 リョーケンファーム
畠山吉宏 (美浦) A.P. Indy 54kg 了徳寺健二H

勝ち馬予想に役立つ!クイーンカップの注目馬分析

ドゥアイズ

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
ローズマンブリッジ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
サミットヴィル Grand Lodge
Tina Heights

ドゥアイズは昨年の阪神ジュベナイルフィリーズの3着馬。これまで4戦1勝2着2回3着1回。札幌2歳Sでも2着し、これまでOPを3戦し掲示板を外していません

ドゥアイズの父はルーラーシップ。ディープインパクト産駒の母ローズマンブリッジはマイルの2勝馬。祖母は英国GⅢ勝ちがあり、母の全妹からファルコンS勝ちのルーズネクストが出ています。ルーラーシップ×ディープインパクトは菊花賞馬のキセキなど成功例が多い配合。

前走阪神ジュベナイルフィリーズは札幌2歳S2着からのぶっつけ本番だったため10番人気も、優勝馬リバティアイランドからは0.4秒差、2着のシンリョクカとは首差しかありません。また上りもメンバー中2番目に早い末脚を繰り出しています。

新馬戦から4戦連続でメンバー中3番目以内の上りで末脚は堅実。ゴール前直線の長い東京コースなら、より自慢の末脚が生かせるか。実績的にも勝ち負け。

ウンブライル

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
ラルケット ファルブラヴ Fairy King
Gift of the Night 
アズサユミ サンデーサイレンス
ファーストクラス 

ウンブライルはこれまで3戦2勝。新馬、OPとも芝1400mを好時計勝ちし、前走阪神ジュベナイルフィリーズで3番人気に推されましたが、優勝馬から2.1秒差を付けられる15着に惨敗しています。

ウンブライルの父はロードカナロア。ファルブラヴ産駒の母ラルケットは芝マイルの4勝馬。インブライルの全兄にマイルチャンピオンシップ勝ち、朝日杯FS2着のステルヴィオ、一つ上で全姉のステルナティーアもサウジアラビアロイヤルカップ3着と、基本的にこの血統構成は早熟傾向。

良血なので巻き返しを喫し今回も人気になりそうですが、前走後の「3.4コーナーで付いていけず、最後も弾けなかった」という騎手のコメントや、もともと父、母の父とも短距離馬を多く出すことからも、兄姉よりも短距離志向が強い可能性が大見送り。

モリアーナ

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
ガルデルスリール ダイワメジャー サンデーサイレンス
スカーレットブーケ
バシマー Grand Lodge
Bella Vitessa

モリアーナはこれまで3戦2勝東京芝マイルの新馬戦を勝ち上がり、2走目の札幌芝1800mOP戦ではドゥアイズに0.3秒差を付けて優勝前走阪神ジュベナイルフィリーズでは2番人気に推されましたが、優勝馬から1.7秒差、12着に惨敗しています。

モリアーナの父はエピファネイア。ダイワメジャー産駒の母ガルデルスリールは芝マイルの2勝馬。近親に活躍馬はいません。モリアーナは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ちます。父も母の父も3歳戦が強い早熟血統。

前走阪神ジュベナイルフィリーズは4カ月の休養明けで、しかも14kg増。レースでは4コーナーですでに手応えが怪しくなっていることからも、体ができていなかった可能性が大。今回は叩き2戦目で上積みが見込めます。

東京マイルは経験済みで、2走前にドゥアイズに楽勝していることからも、まともに走れば実力上位。調教が良く、当日の気配がよさそうなら買い。

アスパルディーコ

ブラックタイド サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
アパパネ キングカメハメハ Kingmambo 
マンファス 
ソルティビッド Salt Lake 
Piper Piper 

アスパルディーコはこれまで2戦1勝昨年8月の新潟芝1600m新馬戦では1番人気も、優勝馬から0.8秒差6着と惨敗。3か月の休養明けの東京芝1800m未勝利戦では2番人気で優勝。勝ち時計は1分48秒と平凡です。

アスパルディーコの父はディープインパクトの全兄のブラックタイド。キングカメハメハ産駒の母アパパネは牝馬3冠を含むGⅠ5勝の名牝。アスパルディーコの姉で血統構成が同じのアカイトリノムスメがクイーンCと秋華賞を制し、オークスでも2着。

また同じくラインベックが東京スポーツ杯2歳Sで3着、ジナンボーもGⅢ2着2回で全4勝と、この血統は走ります。ただし、父がキタサンブラックを出しているブラックタイドなので、距離はもっと伸びた方が良い可能性があり、マイル戦は忙しいか。血統的に人気が予想されますが、完成はまだ先。見送り。

イングランドアイズ

Kingman Invincible Spirit Green Desert
Rafha
Zenda Zamindar
Hope
ヌーヴォレコルト ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
オメガスピリット スピニングワールド
ファーガーズプロスペクト

イングランドアイズはこれまで1戦1勝昨年11月末の阪神芝2000m新馬戦を5番人気から優勝。勝ち時計はスローペースだったため2分2秒9と遅いものの、1人気馬をゴール前で交わし、メンバー中上がり2番目の脚で首差競り勝っています。

イングランドアイズの父は欧州マイルGⅠ4勝で、日本でNHKマイルカップ勝ちのシュネルマイスターを出し成功しているキングマン。ハーツクライ産駒の母ヌーヴォレコルトはオークス馬で、他に重賞を計4勝の活躍馬。

新馬戦が2000mだったので距離短縮が問題ですが、父がマイラーで、前走がスローペースだったため距離が持った可能性もあります。母は桜花賞でも3着しているため、マイルは守備範囲の可能性が大。血統的な魅力もあり、連下で。

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