2023年第54回GⅡマイラーズカップ予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年マイラーズカップの注目馬を分析!

マイラーズカップの特徴

2022年のGⅡマイラーズカップは第1回京都開催2日目に行われる4歳以上芝1600mの別定戦です。負担重量は牡・騙馬56kg、同牝馬54kg。

過去の重賞勝利実績により負担重量が加算され、加算条件は以下の通り。

2kg増・・・1年以内に牝馬限定を除くGⅠ優勝馬。

1kg増・・・1年以内に牝馬限定GⅠおよび牝馬限定を除くGⅡ優勝馬。1年以上前に牝馬限定を除くGⅠ優勝馬(2歳時除く)

国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬は安田記念の出走候補馬のみ3頭まで出走登録可能です。

マイラーズカップはや安田記念のステップレースに指定され、JRA所属馬は優勝馬に、地方所属馬は2着までに入った馬に安田記念への優先出走権が与えられます。

↓過去10年のマイラーズカップ入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2023年マイラーズカップ出走登録馬一覧表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 グラティアス ハーツクライ 牡5 M.デムーロ ノーザンファーム
加藤征弘 (美浦) Lizard Island 57kg スリーエイチレーシング
2 2 トリプルエース Shamardal  牡6 団野大成 Godolphin
斉藤崇史(栗東) サンデーサイレンス 57kg ゴドルフィン
2 3 ジャスティンスカイ キタサンブラック 牡4 川田将雅 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) Numerous 57kg 三木正浩
3 4 サヴァ アイルハヴアナザー 牡5 松若風馬 大北牧場
上村洋行 (栗東) ブライアンズタイム 57kg 藤田孟司
3 5 ゴールデンシロップ Havana Gold 牡5 藤岡佑介 Hall of Fame Stud
木村哲也 (美浦) Mr. Greeley 57kg ゴドルフィン
4 6 ダイメイフジ アグネスデジタル 牡9 池添謙一 宮本昇
森田直行 (栗東) ダンスインザダーク 57kg 横井哲
4 7 ガイアフォース キタサンブラック 牡4 西村淳也 追分ファーム
杉山晴紀 (栗東) クロフネ 58kg KRジャパン
5 8 マテンロウオリオン ダイワメジャー 牡4 横山典弘 ムラカミファーム
昆貢 (栗東) キングカメハメハ 57kg 寺田千代乃
5 9 ザイツィンガー ドリームジャーニー 牡7 北村友一 森永牧場
牧田和弥 (栗東) クロフネ 57kg 永田和彦
6 10 シュネルマイスター Kingman 牡5 C.ルメール Northern Farm
手塚貴久 (美浦) Soldier Hollow 58kg サンデーレーシング
6 11 ビーアストニッシド アメリカンペイトリオット 牡4 岩田康誠 ヴェルサイユファーム
飯田雄三 (栗東) ネオユニヴァース 57kg 村中徹
7 12 キングエルメス ロードカナロア 牡4 坂井瑠星 木村秀則
矢作芳人 (栗東) スペシャルウィーク 57kg 広尾レース
7 13 シャイニーロック ベルシャザール 牡7 酒井学 川向高橋育成牧場
佐々木 晶三(栗東) Rock of Gibraltar 57kg 小林 昌志
8 14 エアロロノア キングカメハメハ 牡6 武豊 社台ファーム
笹田和秀 (栗東) ロックオブジブラルタル 57kg ラッキーフィールド
8 15 ソウルラッシュ ルーラーシップ 牡5 松山弘平 下河辺牧場
池江泰寿 (栗東) マンハッタンカフェ 58kg 石川達絵

勝ち馬予想に役立つ!マイラーズカップの注目馬分析

シュネルマイスター

Kingman Invincible Spirit Green Desert
Rafha
Zenda Zamindar
Hope
セリエンホルデ Soldier Hollow In the Wings
Island Race
Saldenehre Highest Honor
Salde

シュネルマイスターは2021年のNHKマイルカップの優勝馬。これまで13戦4勝2着3回3着1回2021年の安田記念で3着、同年の毎日王冠を優勝し、マイルチャンピオンシップでも2着昨年も安田記念で2着していますが、昨秋から4戦して馬券になっていません

シュネルマイスターの父は欧州芝マイルGⅠ4連勝したキングマン。母セリエンホルデはドイツオークス優勝馬という良血。血統内にクリスの4×5の濃いクロス、ノーザンダンサーの5×5のクロスを持ち、母系にスタミナを強化のサドラーズウェルズの血が入っています。

前走の中山記念では4番人気で4着。3か月の休養明けで+14kg増と明らかに余裕残しにも関わらず。優勝馬ヒシイグアスとは0.2秒差。今回は叩き2戦目で前進が見込めます。

ただし最近は差し馬として定着しており、絶好馬場で前が止まらない開幕週の京都マイル戦で挿し込めるかは疑問。また目標は安田記念。ここで勝ち癖を付けたいものの、ここを勝って安田記念出走を確実にしたい馬に足元をすくわれる可能性もありあります。連下で。

ジャスティンスカイ

キタサンブラック ブラックタイド サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シュガーハート サクラバクシンオー
オトメゴコロ
リアリサトリス Numerous Mr.Prospecter
Number
Riziere グルームダンサー
Rive Du Sud

ジャスティンスカイはこれまで8戦5勝2着1回新馬戦から5戦は2000m超のレースを使い2勝2着1回で頭打ち。芝1600m戦に路線変更してからは前走阪神芝Lクラスまで3連勝を飾っています。

ジャスティンスカイの父は中長距離GⅠ6勝のキタサンブラック。仏国産の母リアリサトリスは海外3勝。近親にこれといった活躍馬はいません。

芝1600mの持ち時計は1分32秒と早く、前走も逃げ馬を見ながら5番手からの差し切り勝ち上りも33秒9でまとめ、33秒8で上がってきたココロノトウダイに0.2秒差を付ける余裕勝ち。父キタサンブラックは晩成型なので、ここ来て力を付けているのは納得です。

前走OP以下からの出走は過去10年で3勝2着5回3着1回、4歳馬も4勝2着5回3着2回、父サンデーサイレンス系も16頭馬券になっています。過去の傾向からも捨てる要素はありません。勝ち負け。

ソウルフラッシュ

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
エターナルブーケ マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
キャットアリ Storm Cat
Careless Kitten

ソウルフラッシュは昨年阪神で行われたマイラーズカップの優勝馬。これまで13戦5勝2着1回昨年の富士Sで2着し、マイルチャンピオンシップでも4着しています。

ソウルフラッシュの父はルーラーシップ。マンハッタンカフェ産駒のエターナルブーケは芝中距離の未勝利馬。母の半兄でディープインパクト産駒のヒラボクディープが青葉賞を勝っています。

富士Sで1分32秒1の持ち時計があり、上りも33秒5でメンバー中2番目と早い時計にも対応。また前走で強いメンバー相手に0.3秒差4着、シュネルマイスターにも首差先着同馬とは今回も同斤量です。

ただし昨年マイラーズカップ優勝後は後方からの競馬が板についており、3戦連続で上がり33秒台今回は開幕週で前が止まらない京都のマイル戦なので届かない可能性があります。さらに6か月の休養明け。安田記念の出走条件は満たしており、叩き台なら余裕残しも。連下で。

ガイアフォース

キタサンブラック ブラックタイド サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シュガーハート サクラバクシンオー
オトメゴコロ
ナターレ クロフネ フレンチデピュティ
ブルーアヴェニュー 
ロージーチャーム ダンスインザダーク
クリスマスローズ

ガイアフォースは昨年のセントライト記念の優勝馬で、これまで7戦3勝2着2回菊花賞とAJCCで1番人気も、菊花賞では優勝馬から1.6秒差8着、前走AJCCでも0.5秒差5着と振るわず。

ガイアフォースの父は中長距離GⅠ7勝のキタサンブラック。クロフネ産駒の母ナターレは地方のマイル路線で9勝。血統内にノーザンダンサーの5×5×4のクロスを持ちます。近親にこれといった活躍馬はいません。

母がマイラーも、マイル戦は初。セントライト記念まで中距離で強い競馬をし、前走からいきなり600mの距離短縮は明らかにマイナス持続するスピードが持ち味のガイアフォースにとって瞬発力も求められるマイル戦は不利。

さらにGⅡ勝ちがあるため58kgを背負い、同斤量のシュネルマイスター以下マイルの一級線との初対戦とマイナス面が多すぎ。見送り。

マテンロウオリオン

ダイワメジャー サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
スカーレットブーケ ノーザンテースト
スカーレットインク
パルテノン キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディパステル トニービン
ピンクタートル

マテンロウオリオンは昨年のシンザン記念の優勝馬で、ニュージーランドトロフィーとNHKマイルカップでも2着。これまで11戦2勝2着3回。NHKマイルカップ後は重賞6連戦するも馬券になっていません。

マテンロウオリオンの父はダイワメジャー。キングカメハ産駒の母パルテノンは地方の1勝馬。祖母はオークス馬のレディパステル。5代先までクロスが無いアウトブリード。近親にこれといった活躍馬はいません。

前走東京新聞杯は優勝馬とは0.4秒差。勝ち馬は56kgに対しマテンロウオリオンは58kgなので計算上では接戦。ただし2着馬のジャスティンカフェは58kgとは0.3秒差、3着馬は56kgなので実質は2、3着。

ダイワメジャー産駒は3歳戦は強いものの、古馬になると能力的に上がり目が見込めないため、能力的にGⅢクラスか。前走より1kg軽くなるのはプラスも、良くて抑えまで。

↓ここをクリックすると他の重賞の【データ】【注目出走馬分析】を検索できます。↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました