2023年第20回GⅢ福島牝馬ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年福島牝馬ステークスの注目馬を分析!

福島牝馬ステークスの特徴

GⅢ福島牝馬ステークスは福島第1回開催5日目に行われる4歳以上牝馬限定の芝1800mの別定戦です。負担重量は55kg。獲得本賞金3000万円超えの日本馬は本賞金が2000万円を超えるごとに負担重量が1kgずつ加算されます。

国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。外国馬はGⅠ優勝5kg増、GⅡ優勝馬3kg増、GⅢ優勝馬1kg増。

地方所属馬はヴィクトリアマイル出走候補馬3頭まで出走登録が可能です。

ヴィクトリアマイルのトライアルレースに位置付けられ、JRA所属は1着に、地方所属馬は2着までにヴィクトリアマイルの優先出走権が与えられます。

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2023年福島牝馬ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 スライリー オルフェーヴル 牝5 丹内祐次 白井牧場
相沢郁 (美浦) ディープインパクト 55kg ヒダカ・ブリーダーズ・U
2 2 ステラリア キズナ 牝5 団野大成 白老ファーム
相沢郁 (美浦) Motivator 55kg 社台レースホース
2 3 ホウオウイクセル ルーラーシップ 牝5 丸田恭介 レイクヴィラファーム
高柳瑞樹 (美浦) スペシャルウィーク 55kg 小笹芳央
3 4 エリカヴィータ キングカメハメハ 牝4 富田暁 ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) フジキセキ 57kg 三木正浩
3 5 ストゥーティ モーリス 牝5 角田大和 ノーザンファーム
奥村豊(栗東) ゼンノロブロイ 55kg キャロットファーム
4 6 パーソナルハイ ディープインパクト 牝4 斎藤新 追分ファーム
矢作芳人 (栗東) City Zip 55kg G1レーシング
4 7 ミスニューヨーク キングズベスト 牝6 加藤翔太 高昭牧場
杉山晴紀 (栗東) マンハッタンカフェ 56kg 高昭牧場
5 8 ジネストラ ロードカナロア 牝5 三浦皇成 ノーザンファーム
鹿戸雄一(美浦) サンデーサイレンス 55kg サンデーレーシング
5 9 ビッグリボン ルーラーシップ 牝5 西村淳也 下河辺牧場
中内田充正(栗東) ディープインパクト 55kg 石川 達絵
6 10 ホウオウエミーズ ロードカナロア 牝6 菱田裕二 社台ファーム
池上昌和 (美浦) アグネスタキオン 55kg 小笹芳央
6 11 クリノプレミアム オルフェーヴル 牝6 柴田善臣 栗本博晴
伊藤伸一 (美浦) Giant’s Causeway 55kg 吉田ファーム
7 12 ウインピクシス ゴールドシップ 牝4 松岡正海 コスモヴューファーム
上原博之 (美浦) ロージズインメイ 55kg ウイン
7 13 ストーリア リオンディーズ 牝4 横山武史 宮内牧場
杉山晴紀 (栗東) ジャングルポケット 55kg ロードホースクラブ
8 14 ニシノラブウインク エピファネイア 牝4 勝浦正樹 村上欽哉
小手川準 (美浦) アグネスタキオン 55kg 西山茂行
8 15 エイシンチラー リアルインパクト 牝5 荻野極 栄進牧場
田中剛 (美浦) フレンチデピュティ 55kg 栄進堂

勝ち馬予想に役立つ!福島牝馬ステークスの注目馬分析

クリノプレミアム

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート 
ダンシングクイーン Giant’s Causeway Storm Cat
Mariah’s Storm 
パーフェクトワールド Gone West
Possibly Perfect

クリノプレミアムは昨年の中山牝馬Sの優勝馬で、福島牝馬ステークスでも2着。これまで27戦5勝2着6回3着2回前走中山牝馬Sでは3番人気も、優勝馬スルーセブンシーズから0.7秒離され5着に敗れています。

クリノプレミアムの父はオルフェーヴル。ジャイアンツコーズウェイ産駒の母ダンシングクイーンは1勝馬。血統内にノーザンダンサーの5×5×5、ノーザンテーストの5×4のクロスを持ち、ノーザンダンサーの血が濃い配合。近親に活躍馬はいません。

前走の優勝馬のハンデは54kg、クリノプレミアムは55.5kgですが、同斤量でも0.4秒届かない計算で力負け。今回は0.5kg軽くなるのは有利。また55kgは2走前の中山金杯で差のない2着で経験済み。金杯に比べれば相手関係は楽。また先行脚質は福島向き。

ただし前走後のコメントでレース中ボーっとしていたとあり、オルフェーヴル産駒にありがちな気性難が出る可能性も。勝てるだけの能力はあるものの連軸に推せず、抑えまで。

ストーリア

リオンディーズ キングカメハメハ Kingmambo 
マンファス 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール
フェリス ジャングルポケット トニービン
ダンスチャーマー 
レディミューズ ティンバーカントリー
シンコウラブリイ

ストーリアは前走中山牝馬Sの2着。これまで10戦3勝2着4回3着1回前走は52kgの軽ハンデ活かし1番人気のアートハウスを競り落として抜け出すものの、優勝馬スルーセブンシーズの末脚に屈した形。3着には0.3秒差を付けています。

ストーリアの父は朝日杯フューチュリティS馬のリオンディーズ。ジャングルポケット産駒の母フェリスは未勝利馬。ストーリアの半兄でジャスタウェイ産駒のロードマイウェイがチャレンジカップ他6勝。母の半姉でフジキセキ産駒のダイメイフジが新潟2歳Sを制しています。

例年中山牝馬S上位馬が福島牝馬Sで勝ち負けしているため、ストーリアにも期待が持てます。ただし前走より一挙に3kg斤量が増える上、55kgは2度背負って共に着外。前走2番人気で0.5秒差を付けたクリノプレムアムとは今回0.3秒逆転されます。先行力は魅力も抑えまで。

ウインピクシス

ゴールドシップ ステイゴールド サンデーサイレンス 
ゴールデンサッシュ 
ポイントフラッグ メジロマックイーン 
パストラリズム 
コスモアクセス ロージズインメイ Devil His Due
Tell a Secret
コスモスカイライン グラスワンダー
レーシングスパイス

ウインピクシスはこれまで9戦4勝2着1回3着1回前走の中山牝馬Sでは4番人気で予定通りの逃げ。ゴール前直線まで先頭も、坂の途中で有力馬に突き放され、優勝馬から0.9秒差の8着に終わっています。

ウインピクシスの父はゴールドシップ。ロージズインメイの産駒の母コスモアクセスは芝短距離の3勝馬。近親にJRAでの活躍馬はいないものの、地方で勝ち星を重ねる馬が多数。ゴールドシップ×ロージズインメイの組合せはオークス馬のユーバーレーベンと同じ。

ゴールドシップ産駒の割にスタートダッシュが利く馬。前走では有力馬たちの決め手で突き放されていますが、脚は止まっていません福島はゴール前直線が短く平坦なのでなだれ込みを狙うウインピクスには有利。

ただし、前走53kgに対し今回は55kg。前走0.2秒先着を許したクリノプレミアムからさらに0.7秒差を付けられる計算。相手がまともに走れば逆転できません。抑えまで。

ステラリア

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
ポリネイター Motivator モンジュー
Out West
Ceanothus Bluebird
Golden Bloom

ステラリアは2021年のエリザベス女王杯の2着馬。これまで12戦2勝2着2回3着2回。重賞は7戦していますが、馬券になっているのはエリザベス女王杯のみ昨年の新潟大賞典5着後は長期休養。今回は約1年ぶりの出走です。

アテラリアの父はキズナ母ピリネイターは愛国産で英2歳G2芝1800mを優勝している2勝馬。母の父モティヴェーターは英ダービー他GⅠ2勝で、母の父として菊花賞・天皇賞春を制したタイトルホルダーがいます。

アテラリアの母系にディープインパクト系と相性が良いストームバードが入り、ストームバードの4×4の濃いクロスを持ちます。また母系にスタミナを強化するサドラーズウェルズの血を持っており、牝馬の割に距離は持つタイプ。

基本的に直線勝負の馬で、12戦中10戦でメンバー中上り3番手以内大阪杯では8着敗退も、メンバー中2番目に早い上がりを繰り出しています。ただし、切れる脚ではなく長くいい脚を使うタイプ。ゴール前直線が長いコースが良く、福島では脚を余す可能性が大。さらに1年振りの実戦。見送り。

ジネストラ

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
ハッピーパス サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ハッピートレイズ ポッセ
ロイコン

ジネストラはこれまで16戦4勝2着5回3着2回3歳時に桜花賞に出走して11着の成績1勝クラス勝利から前走3勝クラスを勝ち上がるまで9戦を要していますが、これまで掲示板を外したのは桜花賞のみ

ジネストラの父はロードカナロアサンデーサイレンス産駒の母ハッピーパスは京都牝馬S勝ち他5勝。ジェネストラの半兄でキングカメハメハ産駒のコディーノは札幌2歳S・東京スポーツ2歳S勝ち、同フローラS勝ちでオークス2着のチェッキーノがいます。

福島は初ですが、コース形態が似た右の小回りの中山・札幌は7戦2勝2着4回と得意。また前走56kgを背負って勝ち上がっているので、1kg減る今回は有利です。ただし今まで1600m戦を中心に使われ、1800m戦は今回が初父がロードカナロアなので2000mまでなら守備範囲か。

また過去10年で条件戦からの出走馬の優勝はありません。連下で。

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