2023年第77回GⅡセントライト記念予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年セントライト記念の注目馬を分析!

セントライト記念の特徴

GⅡセントライト記念は第4回中山開催5日目に行われる3歳限定芝2200mの馬齢定量戦です。負担重量は牡・騙馬56kg、牝馬54kg。菊花賞のトライアルレースに指定され、3着までに同レースの優先出走権が与えられます。

地方所属馬は菊花賞出走候補馬のみ3頭まで出走が可能で、春のクラッシックレース及びNHKマイルカップの2着以内の馬にセントライト記念への優先出走権が与えられます。また国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。

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2023年セントライト記念出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 キングズレイン ルーラーシップ 牡3 C.ルメール ノーザンファーム
手塚貴久 (美浦) ディープインパクト 56kg サンデーレーシング
2 2 セブンマジシャン ジャスタウェイ 牡3 西村淳也 ノーザンファーム
高野友和 (栗東) メイショウサムソン 56kg 前迫義幸
2 3 コレオグラファー モーリス 牡3 菅原明良 戸川牧場
高柳大輔(栗東) アグネスデジタル 56kg 大谷正嗣
3 4 レーベンスティール リアルスティール 牡3 J.モレイラ 広富牧場
田中博康美浦) トウカイテイオー 56kg キャロットファーム
3 5 ドゥラエレーデ ドゥラメンテ 牡3 坂井瑠星 ノーザンファーム
池添学(栗東) オルフェーヴル 56kg スリーエイチレーシング
4 6 シャザーン ロードカナロア 牡3 岩田望来 社台ファーム
友道康夫 (栗東) マンハッタンカフェ 56kg 金子真人H
4 7 シルトホルン スクリーンヒーロー 牡3 大野拓弥 飛渡牧場
新開幸一 (美浦) Langfuhr 56kg ディアレストクラブ
5 8 ウイニングライブ ハービンジャー 牡3 丸山元気 グランド牧場
金成貴史(美浦) ディープインパクト 56kg レッドマジック
5 9 アームブランシュ キズナ 牡3 吉田豊 社台ファーム
竹内正洋 (美浦) キングカメハメハ 56kg 古川一弘
6 10 ウィズユアドリーム サトノダイヤモンド 牡3 松山弘平 出口牧場
吉岡辰弥(栗東) Discreet Cat 56kg 小林英一H
6 11 シルバープリペット レッドファルクス 牡3 嶋田純次 松田牧場
松山将樹(美浦) エイシンフラッシュ 56kg ミルファーム
7 12 コスモサガルマータ ヴィクトワールピサ 牡3 松岡正海 岡田スタッド
梅田智之 (栗東) More Than Ready 56kg ビッグレッドファーム
7 13 ウインオーディン エピファネイア 牡3 三浦皇成 コスモヴューファーム
鹿戸雄一 (美浦) フジキセキ 56kg ウイン
8 14 ソールオリエンス キタサンブラック 牡3 横山武史 社台ファーム
手塚貴久 (美浦) Motivator 56kg 社台レースホース
8 15 グリューネグリーン ラブリーデイ 牡3 田辺裕信 本間牧場
相沢郁 (美浦) スペシャルウィーク 56kg 斎藤光政

勝ち馬予想に役立つ!セントライト記念の注目馬分析

ソールオリエンス

キタサンブラック ブラックタイド サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シュガーハート サクラバクシンオー
オトメゴコロ
スキア Motivator モンジュー
Out West
Light Quest クエストフォーフェイム
Gleam of Light

ソールオリエンスは皐月賞馬でダービーでも2着。京成杯勝ちもあり、これまで4戦3勝2着1回。前走ダービーでは優勝馬タスティエーラとは首差。上りはソールオリエンスが0.2秒早いので、もう少し距離があればダービーも制覇できた計算です。

ソールオリエンスの父は中長距離GⅠ7勝のキタサンブラック。仏国産の母スキアはGⅢ勝ちがある3勝馬。ソールオリエンスの半兄にディープインパクト産駒で富士S優勝、ドバイターフ2着のヴァンギャルドがいます。

中山は2戦2勝。前走で2400mを克服しているため、タフでスタミナが必要な中山外回りの2200mも対応可能。キタサンブラック産駒は晩成型。目標は秋のGⅠも、実績から勝ち負け。

レーベンスティール

リアルスティール ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ラヴズオンリーミー Storm Cat
Monevassia
トウカイライフ トウカイテイオー シンボリルドルフ
トウカイナチュラル
ファヴォリ リアルシャダイ
ベイリーフスイータ

レーベンスティールはこれまで5戦2勝2着2回3着1回前走ラジオNIKKEI賞では単勝1.9倍の1番人気も、小回りの福島で後ろからの競馬になり上り最速も優勝馬に届かず、0.1秒差の3着。5戦共メンバー中最速の脚を使っています。

レーベンスティールはディープインパクト産駒でドバイターフ勝ちのリアルスティール。トウカイテイオー産駒の母トウカイライフはダート中距離の4勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。

中山は芝1800mを2戦1勝2着1回。今回は400mの距離延長。父リアルスティールは芝1800mが得意で、実走距離よりスタミナが必要な中山芝2200mでは息切れする可能性が。強力な決め手は魅力も抑えまで。

キングズレイン

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
タッチングスピーチ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
リッスン Sadler’s Wells
Brigid

キングズレインはこれまで6戦3勝2着3回ホープフルSで3着し、次走の毎日杯では1番人気12着敗退。前走東京芝2400m2勝クラスを単勝1.3倍の一番気に応え優勝。6戦共メンバー中3番目以内の脚で上がっています。

キングズレインの父はルーラーシップディープインパクト産駒の母タッチングスピーチはローズS勝ち、エリザベス女王杯でも3着している3勝馬。母の全弟に菊花賞・セントライト記念で2着しているサトノルークスがいます。

父方にトニービン、母方にサドラーズウェルズの血が入っており、スタミナがある配合。切れるというよりスタミナに任せて長くいい脚を使うタイプ。成長した3歳春では毎日杯の芝1800mは距離不足で、前走距離を伸ばした芝2400mがキングズレインの本来の姿か。

ホープルSで中山は経験済み。この時はメンバー中最速の脚を使っています。今回は中2か月。ソールオリエンスは別格も、他のメンバーとは好勝負。2、3着候補。

ドゥラエレーデ

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
マルケッサ オルフェーヴル ステイゴールド
オリエンタルアート
マルペンサ Orpen
Marsella

ドゥラエレーデはホープフルSの優勝馬で、UAEダービーで2着。これまで8戦2勝2着2回ダービーではスタートで躓き落馬で競走中止。仕切り直しの前走宝塚記念では7番人気も、優勝馬イクノイックスから1.1秒離され10着に惨敗しています。

ドゥラエレーデの父はクラシック春二冠のドゥラメンテ。オルフェーヴル産駒の母マルケッサは未勝利馬。祖母マルペンサはアルゼンチンでGⅠ3勝。母の半兄はディープインパクト産駒で菊花賞、有馬記念を制し2016年度最優秀3歳馬に輝いたサトノダイヤモンド。

父は初年度から菊花賞馬のタイトルホルダーを出し、昨年は桜花賞・オークスを制したスターズオンアース、今年もリバティアイランドを輩出しています。また母の父はスタミナ豊富なオルフェーヴルなので中山2200mは歓迎の口。

ただし、春のGⅠ2戦で思うような競馬が出来ず、精神的なダメージが回復しているかがカギ。能力を発揮できれば勝ち負け。

セブンスマジシャン

ジャスタウェイ ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
シビル Wild Again 
シャロン 
ハピネスダンサー メイショウサムソン オペラハウス
マイヴィヴィアン
クロノロジスト クロフネ
インディスユニゾン

セブンスマジシャンはこれまで6戦2勝2着1回3着1回新馬・1勝クラスを連勝し、ホープフルSでは3番人気6着京成杯で1番人気ソールオリエンスに完敗。続くスプリングSも1番人気9着敗退前走小倉芝2000m1勝クラスを0.1秒差で2着惜敗。

セブンマジシャンの父はジャスタウェイ。メイショウサムスン産駒の母ハピネスダンサーは芝中距離の5勝馬。母の半妹にビクトリアマイル他GⅠ2勝のノームコア、グランプリ3勝で2020年の年度代表馬クロノジェネシスがいます。

セブンマジシャンは血統内にサンデーサイレンスの3×4の濃いクロスを持ちます。ホープフルSではドゥラエレーデとキングズレインに先着され、京成杯でソールオリエンスに刃が立たず。前走で2勝クラスを勝ち切れなかったことからも、ここではやや能力不足。末脚は堅実も見送り。

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