2023年第24回GⅠチャンピオンズカップ予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年チャンピオンズカップの注目馬を分析!

チャンピオンズカップの特徴

GⅠチャンピオンズカップは第6回中京開催2日目に行われる3歳以上ダート1800mの馬齢定量戦です。負担重量は3歳牡・騙馬56kg、同牝馬54kg(12月1日以前に開催される場合は各1kg減)、4歳以上牡・騙馬57kg、同牝馬55kg。

国際競走に指定され外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬はJRA選定馬のみ出走可能です。

JRA所属馬の場合、レーティング上位5頭、及びみやSと武蔵野Sの優勝馬に優先出走権が与えられます。それ以外は通算獲得賞金+過去1年の獲得賞金+過去2年のGⅠレースにおける獲得賞金の総額が高い順に出走権が与えられます。

チャンピオンズカップではレースの賞金以外に、本年度のJRA認定の海外ダートGⅠ及び国内JpnⅠ優勝馬が3着までに入ると別途報奨金が授与されます。

2013年まで阪神ダート1800mで開催されていましたが、2014年より現在と同じ中京ダート1800mで開催されています。

↓過去10年のチャンピオンズカップ入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2023年チャンピオンズカップ出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 メイクアリープ シニスターミニスター 牡4 幸英明 富田牧場
大根田裕之(栗東) スペシャルウィーク 58kg 宮川純造
2 2 メイショウハリオ パイロ 牡6 浜中俊 三嶋牧場
岡田稲男 (栗東) マンハッタンカフェ 58kg 松本好雄
2 3 ジオグリフ ドレフォン 牡4 W.ビュイック ノーザンファーム
岩戸孝樹(美浦) キングカメハメハ 58kg サンデーレーシング
3 4 テーオーケインズ  シニスターミニスター 牡5 松山弘平 ヤナガワ牧場
高柳大輔 (栗東) マンハッタンカフェ 57kg 小笹公也
3 5 ドゥラエレーデ ドゥラメンテ 牡3 B.ムルザバエフ ノーザンファーム
池添学(栗東) オルフェーヴル 57kg スリーエイチレーシング
4 6 グロリアムンディ キングカメハメハ 牡5 C.ルメール ノーザンファーム
大久保龍 (栗東) Blu Air Force 58kg 吉田和美
4 7 ウィルソンテソーロ キタサンブラック 牡4 原優介 リョーケンファーム
小手川準(美浦) Uncle Mo 58kg 了徳寺健二H
5 8 アーテルアストレア リーチザクラウン 牝4 横山武史 白老ファーム
橋口慎介(栗東) ワークフォース 56kg フィールドレーシング
5 9 クラウンプライド リーチザクラウン 牡4 川田将雅 社台ファーム
新谷功一 (栗東) キングカメハメハ 58kg 吉田照哉
6 10 ノットゥルノ ハーツクライ 牡4 松若風馬 下河辺牧場
音無秀孝 (栗東) Unbridled’s Song 59kg 金子真人H
6 11 ハギノアレグリアス キズナ 牡6 岩田望来 岡田スタッド
四位洋文 (栗東) ジェネラス 58kg 日隈良江
7 12 セラフィックコール ヘニーヒューズ 牡3 M.デムーロ ノーザンファーム
寺島良(栗東) マンハッタンカフェ 57kg キャロットファーム
7 13 ケイアイシェルビー ディープインパクト 牡5 藤懸貴志 隆栄牧場
平田修(栗東) Smarty Jones 58kg 亀田和弘
8 14 アイコンテーラー ドゥラメンテ 牝5 J.モレイラ 畠山牧場
河内洋 (栗東) ケイムホーム 56kg 中西浩一
8 15 レモンポップ Lemon Drop Kid 牡5 坂井瑠星 Mr. & Mrs. Oliver S. Tait
田中博康 (美浦) Giant’s Causeway 58kg ゴドルフィン

勝ち馬予想に役立つ!チャンピオンズカップの注目馬分析

レモンポップ

Lemon Drop Kid Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
Charming Lassie Seattle Slew
Lassie Dear
Unreachable Giant’s Causeway Storm Cat
ariah’s Storm
Harpia Danzig
Razyana

レモンポップは今年のフェブラリーSの優勝馬。これまで13戦9勝2着3回。重賞は他に昨年の武蔵野Sで2着、今年の根岸Sを優勝。前走地方GⅠ盛岡マイルチャンピオンシップで2着に2秒差を付ける圧勝劇を演じています。

レモンポップの父は米国中長距離ダートGⅠ5勝・エクリプス賞馬のレモンドロップキッド。母アンリーティアブルは米国産の未勝利馬。祖母の全兄は大種牡馬デインヒルという良血。血統内にノーザンダンサーの5×5×4の濃いクロスを持ちます。

前走の稍重だったレースで圧勝したことからも、基本的にダートマイルのスピード馬。今回の1800m戦は初。父はダート2000mのGⅠの優勝馬なので血統的には守備範囲も、スタミナ勝負になった時はこの距離が得意な馬に競り負けする可能性があります。今回は抑えまで。

セラフィックコール

ヘニーヒューズ ヘネシー Storm Cat
Island Kitty
Meadow Flyer Meadowlake
Shortley
シャンドランジュ マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
ハルーワソング Nureyev
Morn of Song

セラフィックコールは前走みやこS勝ちまで5戦全勝。しかも全戦1番人気で、前走は2着に0.5秒差を付けて圧勝しています。

セラフィックコールの父はヘニーヒューズ。マンハッタンカフェ産駒のシャンドランジュは未勝利馬。母の半兄でディープインパクト産駒のフレールジャックがラジオNIKKEI賞勝ち、同マーティンボローが中日新聞杯と新潟記念他7勝。

また母の半姉のハルーワースィートはヴェルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィヴロスと3頭のGⅠ馬を輩出しており、母系は走ります。

5戦中4戦が1800m戦中京は初ですが、左回りは2勝クラスで経験済み。上りは5戦全てであがり最速なのでゴール前直線の長い中京向きです。今回はさらにメンバーが強力になりますが、この勢いならGⅠも突破か。勝ち負け。

ラウンプライド

リーチザクラウン スペシャルウィーク サンデーサイレンス
キャンペンガール
クラウンピース Seattle Slew 
クラシッククラウン
エミーズプライド キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エミーズスマイル アグネスタキオン
エミスフェール

クラウンプライドは昨年のチャンピオンズカップの2着馬。これまで12戦4勝2着4回重賞勝ちは国際GⅡUEAダービー、と前走韓国GⅢコリアカップの2勝。ただしGⅠは昨年の本レースを始め、JCBクラシック、帝王賞で2着とダート一級線の力があります。

クラウンプライドの父はスペシャルウィーク産駒で重賞2勝のリーチザクラウン。キングカメハメハ産駒の母エミーズプライドは地方の9勝馬。血統内にサンデーサイレンスの3×4、ミスタープロスペクターの4×4の濃いクロスがあります。

母系にダート馬を多く出すアグネスタキオンが入っているのでクラウンプライドの馬場適性は母系から。

昨年は馬体が未完成の3歳での参戦ですが、今年は馬体が完成する4歳での参戦なのでさらにパワーアップが期待できます。また昨年秋以降ダートの一級線と対戦して掲示板を外していません。昨年チャンピオンズカップで着差なしの能力からも勝ち負け。

テーオーケインズ

シニスターミニスター Old Trieste A.P. Indy
Lovlier Linda
Sweet Minister The Prime Minister
Sweet Blue
マキシムカフェ マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
カフェピノコ ジェイドロバリー
ピノシェット

テーオーケインズは2021年のチャンピオンズカップの優勝馬。これまで24戦10戦2着3回3着4回GⅠは同年の帝王賞と2023年のJCBクラシック勝ちがあり、昨年のチャンピオンズカップでも4着しています。

テーオーケインズの父はエーピーインディ系のシニスターミニスターで、日本で走る産駒はほぼダート。マンハッタンカフェ産駒のマキシマムカフェは未勝利馬。母系に一昔前に日本でダート馬を多く輩出したジェイドロバリーの血があり、血統的にもダート馬。

2021年アンタレスS勝ちから13戦連続で重賞を走り、内11戦がGⅠ。GⅠはサウジC8着以外全て4着以内と抜群の安定感を誇ります。ただし、昨年のJCBクラシック勝ちから勝ち星がなく、今年の帝王賞、JCBクラシックで共に3着と年齢的にやや勢いが落ちている印象抑えまで。

アイコンテーラー

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
ボイルトウショウ ケイムホーム Gone West
Nice Assay
ミッドナイトオアシス Java Gold
Northernette

アイコンテーラーは前走JCBレディスクラシックでGⅠ初制覇。これまで22戦6勝2着2回3着3回。芝のGⅢ戦でも勝ち負けしていましたが、3走前に牝馬ならがダート路線に変更し、シリウスSでも2着に入っています。

アイコンテーラーの父は牡馬春2冠のドゥラメンテ。ケイホーム産駒の母ボイルトウショウはダートの未勝利馬。母の半兄でティンバーカントリー産駒のトウショウナイトがアルゼンチン興和国杯を優勝しています。血統内にミスタープロスペクターの4×4の濃いクロスを持ちます。

牝馬ながらダート2000mのシリウスSで2着に入ったように母系はスタミナ豊富。母の父がフェブラリーS勝ちインティを出したケイホームなので、父より母の影響力が大前走でGⅠ勝ちも牝馬限定戦で、今回はGⅠ牡馬が7頭も参戦し、メンバーが一気に強化されます。見送り。

メイショウハリオ

パイロ Pulpit A.P. Indy
Preach
Wild Vision Wild Again
Carol’s Wonder
メイショウオウヒ マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
アルペンローズ Kris S.
Amizette

メイショウハリオは帝王賞を連覇しているGⅠ3勝馬。これまで23戦9勝2着2回3着4回。重賞は他に昨年のマーチS、今年の船橋GⅠかしわ記念勝ちあり、フェブラリーSでも3着前走JCBクラシックでは1番人気でしたが、キングスソードに1.4秒差を付けられ4着敗退

メイショウハリオの父はAPインディ系で主に地方で活躍する馬を多く輩出するパイロ。マンハッタンカフェ産駒の母メイショウオウヒは地方の3勝馬。メイショウハリオの半弟でリオンディーズ産駒のテーオーロイヤルがダイヤモンドステークス勝ち。

血統的スタミナ豊富でダート1800mは適鞍。ダートの差し馬ですが、地方や阪神、中山で好成績を挙げていることからも直線の長いコースは苦手か。実際に中京では3戦して勝ち切れず、中京開催の平安Sは3着も0.8秒差、フェブラリーS3着も0.6秒差です。消耗戦になった時は出番も、今回は抑えまで。

↓ここをクリックすると他の重賞の【データ】【注目出走馬分析】を検索できます。↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました