2024年第41回GⅡ東海ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年東海ステークスの注目馬を分析!

東海ステークスの特徴

2024年のGⅡ東海ステークスは第1回京都開催7日目に行われる4歳以上ダート1800mの別定戦です。本来は中京開催ですが、阪神競馬場改修に伴い京都競馬場で代替開催されます。

負担重量は4歳牡・騙馬56kg、同牝馬54kg、4歳以上牡・騙馬57kg、同牝馬55kg。過去の重賞勝利実績により負担重量が加算されます。加算重量は以下の通り。

2kg増=1年以内に牝馬限定を除くGⅠ勝利馬

1kg増=1年以内に牝馬限定GⅠ及び牝馬限定を除くGⅡ勝利馬、1年以前に牝馬限定及び2歳GⅠを除くGⅠ勝利馬

また国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され、地方所属馬は4頭まで出走登録できます。なお東海ステークス優勝馬にはフェブラリースSの優先出走権が与えられます。

↓過去10年の東海ステークス賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2024年東海ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ミッキーヌチバナ ダノンレジェンド 牡6 松山弘平 追分ファーム
高橋亮(栗東) キングカメハメハ 57kg 野田みづき
1 2 ビヨンドザファザー Curlin 牡4 内田博幸 下河辺牧場
藤岡健一 (栗東) Galileo 56kg スリーエイチレーシング
2 3 ヴィクティファルス ハーツクライ 騙6 池添謙一 ノーザンファーム
池添学 (栗東) Galileo 57kg G1レーシング
2 4 キリンジ キズナ 牡4 和田竜二 サンデーヒルズ
佐々木晶三(栗東) ルーラーシップ 56kg 岡浩二
3 5 スマッシングハーツ ヘニーヒューズ 牡8 武豊 ノースヒルズ
新谷功一(栗東) ゼネラリスト 57kg 前田幸治
3 6 ペプチドナイル キングカメハメハ 牡6 藤岡佑介 杵臼牧場
武英智(栗東) マンハッタンカフェ 57kg 沼川一彦
4 7 サンライズウルス ヘニーヒューズ 牡6 西村淳也 村上欽哉
安田翔伍(栗東) チチカステナンゴ 57kg 松岡隆雄
4 8 ゲンパチルシファー トゥザグローリー 牡8 松若風馬 カナイシスタッド
佐々木晶 (栗東) クロフネ 57kg 平野武志
5 9 レッドファーロ ハーツクライ 牡5 岩田康誠 社台牧場
松永幹夫(栗東) Orpen 57kg 東京ホースレーシング
5 10 オメガギネス ロゴタイプ 牡4 戸崎圭太 社台ファーム
大和田成(美浦) ハービンジャー 56kg 原禮子
6 11 タイセイドレフォン ドレフォン 牡5 幸英明 ノーザンファーム
西村真幸 (栗東) トワイニング 57kg 田中成奉
6 12 バビット ナカヤマフェスタ 牡7 団野大成 大北牧場
浜田多実 (栗東) タイキシャトル 57kg 宮田直也
7 13 ブライアンセンス ホッコータルマエ 牡4 岩田望来 谷川牧場
斎藤誠(美浦) ブライアンズタイム 56kg 林正道
7 14 ウィリアムバローズ ミッキーアイル 牡6 坂井瑠星 中原牧場
上村洋行 (栗東) シンボリクリスエス 57kg 猪熊広次
8 17 ブラックアーメット ブラックタイド 牡6 泉谷楓真 千代田牧場
角田晃一 (栗東) ケイムホーム 57kg 窪田芳郎
8 18 オーロイプラータ リアルインパクト 牡4 A.ルメートル ノーザンファーム
宮本博(栗東) Singspiel 56kg 吉田勝己

勝ち馬予想に役立つ!東海ステークスの注目馬分析

ヴィクティファルス

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
ヴィルジニア Galileo Sadler’s Wells
アーバンシー
シルヴァースカヤ Silver Hawk
Boubskaia

ヴィクティファルスは2021年のスプリングSの優勝馬。これまで15戦3勝2着1回3冠レース全てに出走するも8着入線も無し。以後芝のレース中心に使われても5着が最高。前走初ダートの京都1800mで2年8か月振りに優勝を飾っています。

ヴィクティファルスの父はハーツクライ。母ヴィルジニアは芝マイルの2勝馬。母の全兄セルビアは米2400mハンデキャップG1を優勝、祖母も仏国でGⅢ2勝。ハーツクライ産駒はダート長距離を走る馬もいるので、本馬はそのタイプか。

前走初ダートは58kgを背負っての勝利。勝ち時計は1分51秒3で、上りはメンバー中に2番目、2着に0.2秒差。同じ舞台のGⅢみやこSの今年の2着馬の走破時計が1分51秒4なので十分重賞級の時計。

今回の負担重量は1kg減も、ヴィクティファルスのよりも持ち時計が良い馬も参戦しているので、いきなりGⅡのペースはやや荷が重いか。見送り。

ウィリアムバローズ

ミッキーアイル ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
スターアイル ロックオブジブラルタル
アイルドフランス
ダイアナバローズ シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
チッキーズディスコ Shirley Heights
African Dance

ウィリアムバローズはこれまで16戦6勝2着5回3着1回ダートに路線変更後12戦して馬券を外したのは初重賞だった2022年のみやこSのみ。昨年はダート1800m戦のみ4戦して1勝2着2回3着1回。マーチSで2着し、前走みやこSでも3着しています。

ウィリアムバローズの父はディープインパクト産駒で現状短距離馬を多く出すミッキーアイル。シンボリクリスエス産駒のダイアナバローズは芝中距離の3勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。ダート適性は母の父のシンボリクリスエスから。

前走は1番人気の上り馬セラフィックコールから0.6秒差を付けられましたが、2着とは0.1秒差。本来逃げ馬が、差しでもレースが出来たことは収穫。今年の東海Sは前走と同じ京都1800m。同型馬のぺプチドナイルとの兼ね合いがカギですが、前走で首差負かしているので今回も同じか。安定度からも勝ち負け。

ブライアンセンス

ホッコータルマエ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
マダムチェロキー Cherokee Run
Cherokee Dame
ヒラボクビジン ブライアンズタイム Roberto
Kelley’s Day
オリジナルスピン Machiavellian
Not Before Time

ブライアンセンスはこれまで8戦4勝2着1回3着3回。これまで全てダート戦で、全て馬券重賞はユニコーンSで2番人気の3着その後は休養。秋は3戦して京都1800m条件戦を2連勝東海Sに駒を進めています。

ブライアンセンスの父は国内ダートGⅠ10勝のホッコータルマエ。ブライアンズタイム産駒のヒラボクビジンはダート中距離の4勝馬。母の半弟にダート重賞6勝、全10勝インカテレーション。血統内にミスタープロスペクターの3×5の濃いクロスを持ちます。

ダート1800m戦は4戦3勝3着1回。ただし、ホッコータルマエ産駒は2017年から走っていますが地方で活躍する馬が多く、いまだにJRAダート重賞の勝ち馬は無し。さらにこのメンバーで勝ち切るには前走より時計を詰める必要が。4歳馬の本レースでの成績も悪く抑えまで。

オメガギネス

ロゴタイプ ローエングリン シングスピール
カーリング
ステレオタイプ サンデーサイレンス
スターバレリーナ
スタートアップ ハービンジャー Dansili
Penang Pearl 
アスタラビクトリア ネオユニヴァース
ホワイトウォーターアフェア

オメガギネスはこれまで4戦3勝2着1回。4戦全てダート戦で、上りはメンバー中最速。2走前にレパードSでタイム差無しで2着し、前走東京ダート1600mLクラスでは不良馬場でも2着に0.6秒差を付け圧勝。4戦とも上りはメンバー中最速です。

オメガギネスの父はGⅠ3勝のロゴタイプ。ハービンジャー産駒の母スタートアップは未勝利馬。祖母の全兄はGⅠ3勝のギヴィクトワールピサ。半兄でシングスピール産駒のアサクサデンエンは安田記念他8勝オメガギネスはサンデーサイレンスの3×4、ヘイローの5×4×5の濃いクロスを持ちます。

父、母の父共に芝馬も、前走でダートのLクラスを突破していることからもダート適性は相当高いと思われます。

今回は前走より負担重量が1kg増も、56kgは経験済み。レパードSで1分50秒8という好時計がり、過去10年の東海Sの勝ち時計では4番目に早い時計に匹敵。4歳馬は分が悪いレースですが、僅か4戦、3歳馬で古馬混合ダートLを勝った勢いからも勝ち負け。

ペプチドナイル

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector 
Miesque 
マンファス ラストタイクーン 
Pilot Bird 
クイーンオリーブ マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
オリーブブランチ Machiavellian
ソプラニーノ

ペプチドナイルはこれまで18戦7勝2着1回3着1回。昨年はダート重賞2戦するも、みやこS4着が最高。ただしダートOP・Lクラスで3勝を挙げ、前走12月阪神ダート1800mLクラスでは59kgを背負い優勝。上りもメンバー中最速。

ペプチドナイルの父はキングカメハメハ。マンハッタンカフェ産駒の母グイーンオリーブは芝中距離の4勝馬。半弟でモーリス産駒のハセドンが本レースにも登録しています。血統内にミスタープロスペクターの3×4の濃いクロスを持ち、ダート適性は父から。

基本的に逃げですが、前走はチャンピオンズCで3着があるハピをマークする形で差し切り勝ち逃げなくても勝てることを証明しています。今回はみやこSで先着を許したウィリアムバローズと再戦。同じ脚質ですが、マークできるペプチドマイルの方が有利か。さらに前走より斤量が2kg減はプラス。

ただし、6歳馬は過去10年の東海Sの成績は2勝2着2回3着5回。勝ち切るにはやや疑問。2、3着で。

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