2024年第137回GⅡ目黒記念予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年目黒記念の注目馬を分析!

目黒記念の特徴

GⅡ目黒記念は第2回東京開催12日目、日本ダービー終了後に行われる4歳以上芝2500mのハンデキャップ戦です。国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで出走可能です。また地方所属馬は認定馬のみ2頭まで出走登録できます。

優勝馬にはオーストラリア芝2400mのハンデキャップGⅠコーフィールドカップの優先出走権が与えられます。

現在の東京競馬場の前身・目黒競馬場を記念して設けたレースで、現在JRAで開催される重賞で最も古い歴史を持ちます。開催時期が何度か変り、2006年より日本ダービーと同日開催が継続しています。目黒記念以降2400m超の重賞が秋競馬まで組まれず、ステイヤーにとっては春の最終戦です。

↓過去10年の目黒記念入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2024年目黒記念出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ジューンアヲニヨシ キズナ 牡4 池添謙一 ヒダカファーム
松下武士(栗東) ノボジャック 55kg 吉川潤
2 2 サトノグランツ サトノダイヤモンド 牡4 川田将雅 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) Oratorio 58.5kg 里見 治
3 3 メイショウブレゲ ゴールドシップ 牡5 酒井学 三嶋牧場
本田優(栗東) パイロ 56kg 松本好雄
4 4 クロミナンス ロードカナロア 牡7 C.ルメール 白老ファーム
尾関知人(美浦) マンハッタンカフェ 57.5kg サンデーレーシング
4 5 ヒートオンビート キングカメハメハ 牡7 坂井瑠星 社台ファーム
友道康夫 (栗東) ディープインパクト 59kg 社台レースホース
5 6 シュヴァリエローズ ディープインパクト 牡6 西村淳也 ノーザンファーム
清水久詞 (栗東) evres Rose 56kg キャロットファーム
5 7 シークレットラン ダンカーク 牡8 内田博幸 ノーザンファーム
田村康仁 (美浦) キングカメハメハ 52kg 亀井哲也
6 8 マイネルウィルトス スクリーンヒーロー 牡8 横山武史 ビッグレッドファーム
宮徹 (栗東) ロージズインメイ 57.5kg TC・ラフィアン
6 9 シュトルーヴェ キングカメハメハ 騙5 J.モレイラ 追分ファーム
堀宣行(美浦) ディープインパクト 58.5kg 木村克子
7 10 ナイトインロンドン グレーターロンドン 牡4 鮫島克駿 坂東牧場
大竹正博(美浦) メジロマックイーン 52kg 窪田芳郎
7 11 ダンディズム マンハッタンカフェ 騙8 岩田望来 三嶋牧場
野中賢二 (栗東) シングスピール 57kg ナカヤマH
8 12 ケイアイサンデラ シルバーステート 牡4 藤懸貴志 松田牧場
小林真也(栗東) エンパイアメーカー 54kg ケイアイスタリオン
8 13 バラジ ヴァンセンヌ 騙5 丹内祐次 増本牧場
鹿戸雄一 (美浦) アラジ 56kg 岡田牧雄

勝ち馬予想に役立つ!目黒記念の注目馬分析

サトノグランツ

サトノダイヤモンド ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
マルペンサ Orpen
Marsella
チェリーコレクト Oratorio Danehill
Mahrah
Holy Moon エルナンド
Centinela

サトノグランツは京都新聞杯、神戸新聞杯とGⅡ2勝馬。これまで10戦4勝2着1回3着2回。今年は日経新春杯で3番人気の3着、前走カタールの芝2400mGⅢアミールTで3着しています。

サトノグランツの父はディープインパクト産駒で菊花賞と有馬記念勝ちのサトノダイヤモンド。アイルランド産のチェリーコレクトはイタリアで重賞2賞を含む8勝馬。母の兄弟に海外GⅠ勝ち馬が2頭。サトノグランツの半姉でディープインパクト産駒のダイアナブライトがクイーン賞勝ち。

新馬戦と前走時計測定の無いが以外は常にメンバー中3番手以内の末脚を繰り出しており、しまいは安定。日経新春杯では明け4歳馬ながらトップハンデを背負い0.3秒差3着着なので、同斤量なら勝ち負けしている計算。

今回はメンバー中唯一のGⅡ2勝馬なのでトップハンデの59kg。これまでの最高斤量は日経新春杯の57.5kgですが、この時の馬体重は菊花賞から+10kgの余裕残しそれでも0.3秒差3着なので、きっちり絞れていればこの斤量でも対応可能。

菊花賞でも3番人気に推され逸材なので、ここはもう一つGⅡ勝ちを収め、4戦3勝と相性が良い阪神開催の宝塚記念出走が目標と思われます。勝ち負け。

シュトルーヴェ

キングカメハメハ Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
アンチュラス ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
アンチョ Wild Zone
Ruth Ann d’Or

シュトルーヴェは重賞初挑戦だった前走日経賞を4番人気で優勝。これまで11戦5勝2着3回前走ではメンバー中上り最速の脚を使い、2着のクリミナンスに0.1秒差を付け差し切っています。

シュトルーヴェの父はキングカメハメハ。ディープインパクト産駒の母アンチュラスはファンタジーSで2着がある2勝馬。母の半姉のアワンダーレディアンエルが米中距離ダートGⅠ勝ち。

11戦中9戦でメンバー中上り2番手以内、ここ2戦は最速と末脚は安定。また2400~2500m戦は4戦3勝2着1回と得意です。

ただし前走GⅡ勝ちにより、今回のハンデは前走に比べ1.5kg増の58.5kg58kgは3勝クラスで経験し、この時は3番人気で7着、優勝馬から0.9秒差。57kgに戻ると0.1秒差で優勝なので、多少斤量に敏感なタイプか。前走はレースにまだ余裕があるものの、斤量負けした場合は切れ負の可能性も。連下で。

クロミナンス

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
イリュミナンス マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
スキッフル トニービン
ザスキート

クロミナンスはこれまで12戦4勝2着2回3着2回重賞勝ちありませんが、今年のAJCCで5番息人気の3着、前走日経賞では優勝馬シュトルーヴェから0.1秒差で2着しています。

クロミナンスの父はロードカナロアマンハッタンカフェ産駒のイリュミナンスは芝マイルノ4勝馬で、マーメイドSで3着の実績。母の半兄でデュランダル産駒のフラガラッハは中京記念を連覇し全8勝と活躍。母系は基本的にマイラー。

既に7歳馬ですが、まだ12戦と数を使っていません。前走は逃げたマテンロウレオを交わしたところをシュトルーヴェの強襲に遭い惜敗。メンバー中2番目の脚を使っていますが、相手のあがりは0.3秒上回っています。

今回のハンデは前走より+0.5kgの57.5kg。シュトルベルーヴェは1kg増なので、計算上は接戦。ただし、前走は外めを回ったとはいえ道中手応えが怪しくなったあたり、本質的には2500mの距離は長いと考えられ、スタミナ勝負になった場合は息切れする可能性も。抑えまで。

マイネルウィルトス

スクリーンヒーロー グラスワンダー Silver Hawk 
Ameriflora 
ランニングヒロイン サンデーサイレンス
ダイナアクトレス
マイネボヌール ロージズインメイ Devil His Due
Tell a Secret
コスモフォーチュン マイネルラヴ
グレースマリヤ

マイネルウィルトスはこれまで41戦5勝2着11回3着8回。重賞勝ちはありませんが、14戦して2着4回3着2回。東京2500mのアルゼンチン共和国杯で2着2回、2022年の目黒記念でも2着しています。

マイネルウィルトスの父はスクリーンヒーロー。ロージズイン名産駒の母マイネルボヌールは旧1000万下の4勝馬。祖母コスモフォーチュンは北九州記念を優勝し、全5勝を挙げています。

前走日経賞では3番人気で3着。同レース1、2着馬は本目黒記念にも登録しているシュトルーヴェとクロミナンスで、上りも両馬の方が上。

日経賞では同斤量でしたが、今回はマイネルウィルトが57.5kgに対し、シュトルーヴェは58.5kg、クロミナンスは57.5kg。計算上はシュトルーヴェと接戦も、クロミナンスには逆転できません抑えまで。

ヒートオンビート

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector 
Miesque 
マンファス ラストタイクーン 
Pilot Bird 
マルセリーナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
マルバイユ Marju
Nenuphar 

ヒートオンビートは昨年の目黒記念の優勝馬。これまで28戦5勝2着8回3着5回。重賞は15戦連続で、1勝2着3回3着3回も、前走日経賞では6番人気で7着、優勝馬から0.8秒も離され惨敗しています。

ヒートオンビートの父はキングカメハメハディープインパクト産駒の母マルセリーナは桜花賞馬。ヒートオンビートの半兄にノヴェリスト産駒のラストドラフトが京成杯勝ち、アルゼンチン共和国杯でも2着と、父の影響を受けやすい母系です。

前走は少頭数で、馬群に入れたくても入れられない縦長の展開。レースで集中力を保てなかったので度外視。東京2500mは4戦1勝2着1回3着3回のパーフェクト昨年も日経賞6着から優勝と巻き返しています。

ただし、今回はトップハンデの59kgで、前走より1kg増。この斤量は昨年のアルゼンチン共和国杯で経験しており、この時は優勝馬から0.2秒差の3着。前走先着を許したシュトルベルーヴェが+1.5kg、クロミナンスとマイネルウィルトスが共に+0.5kgだと計算上追いつけません。

さすがに末脚が鈍ると考えられ、得意な距離・コースであっても連覇は厳しいか。抑えまで。

↓ここをクリックすると他の重賞の【データ】【注目出走馬分析】を検索できます。↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました