2024年第69回GⅢ京阪杯予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年京阪杯の注目馬を分析!

京阪杯の特徴

GⅢ京阪杯は第3回京都開催8日目に行われる3歳以上芝1200mの別定戦です。基本負担重量は3歳以上牡・騙馬56kg、同牝馬54kg、4歳以上牡・騙馬57kg、同牝馬55kg。過去の獲得賞金で負担重量が加算され、獲得賞金3000万超の馬は超過金額2000万円毎に1kgずつ加算されます。

国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。外国調教馬は過去の重賞勝利実績(2歳時を除く)で重量が加算され、GⅠ勝利馬5kg増、GⅡ勝利馬3kg増、GⅢ勝利馬1kg増。

また地方交流競走にも指定され、地方所属馬は認定馬のみ2頭まで出走登録可能です。

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2024年京阪杯出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ウインカーネリアン スクリーンヒーロー 牡7 三浦皇成 コスモヴューファーム
鹿戸雄一 (美浦) マイネルラヴ 57kg ウイン
1 2 ヴェントヴォーチェ タートルボウル 牡7 M.デムーロ 下河辺牧場
牧浦充徳 (栗東) Distant View 57kg エデンアソシエーション
2 3 ビッグシーザー ビッグアーサー 牡4 北村友一 バンブー牧場
西園正都 (栗東) Tale of Ekati 57kg 幅田昌伸
2 4 プルパレイ イスラボニータ 騙5 浜中俊 社台ファーム
須貝尚介 (栗東) Fusaichi Pegasus 57kg Gリビエール・R
3 5 グレイトゲイナー キンシャサノキセキ 牡7 岩田康誠 谷川牧場
森秀行 (栗東) エルハーブ 57kg 田中慶治
3 6 アグリ カラヴァッジオ 牡5 斎藤新 ノーザンファーム
安田隆行 (栗東) War Front 57kg 三木正浩
4 7 ドロップオブライト トーセンラー 牝5 幸英明 岡田スタッド
松永昌博(栗東) フレンチデピュティ 56kg 岡田牧雄
4 8 サブライムアンセム ロードカナロア 牝5 西塚洸二 ノーザンファーム
藤原英昭 (栗東) シンボリクリスエス 55kg サンデーレーシング
5 9 レッドベルオーブ ディープインパクト 牡6 池添謙一 ノーザンファーム
河嶋宏樹(栗東) Unbridled’s Song 57kg 東京ホースレーシング
5 10 グランテスト ロードカナロア 牝4 岩田望来 下河辺隆行
今野貞一(栗東) シンボリクリスエス 55kg 下河辺牧場
6 11 カンチェンジュンガ ビッグアーサー 牡4 団野大成 サンバマウンテンF
庄野靖志(栗東) ノヴェリスト 57kg 幅田昌伸
6 12 エイシンスポッター エイシンヒカリ 牡5 H.ドイル 木田牧場
吉村圭司 (栗東) Barathea 57kg 栄進堂
7 13 テイエムスパーダ レッドスパーダ 牝5 小沢大仁 浦河小林牧場
五十嵐忠 (栗東) アドマイヤコジーン 56kg 竹園正繼
7 14 モズメイメイ リアルインパクト 牝4 国分恭介 社台ファーム
音無秀孝 (栗東) Frankel 56kg キャピタル・システム
7 15 チェイスザドリーム ロードカナロア 牝5 西村淳也 グランド牧場
矢作芳人(栗東) アドマイヤムーン 55kg ヒダカ・ブリーダーズ・U
8 16 マメコ リヤンドファミユ 牝5 高倉稜 増尾牧場
武英智(栗東) スニッツェル 55kg 中西功
8 17 レッドヒルシューズ ハーツクライ 牝4 藤岡佑介 チャンピオンズファーム
武英智(栗東) アグネスデジタル 55kg 呉本昌時
8 18 ラプタス ディープブリランテ 騙8 河原田菜々 藤原牧場
松永昌博(栗東) ボストンハーバー 57kg ヒダカ・ブリーダーズ・U

勝ち馬予想に役立つ!京阪杯の注目馬分析

ウインカーネリアン

スクリーンヒーロー グラスワンダー Silver Hawk 
Ameriflora 
ランニングヒロイン サンデーサイレンス
ダイナアクトレス
コスモクリスタル マイネルラヴ Seeking the Gold
Heart of Joy
クリスチャンネーム Cadeaux Genereux
Colorvista

ウインカーネリアンは2022年のサマーマイルチャンピオンで、2022年関屋記念、23年東京新聞杯とGⅢ2勝馬。これまで28戦8勝2着4回。今年は短距離路線にシフトし、高松宮記念で4着。前走スワンSで6着の成績。

ウインカーネリアンの父はスクリーンヒーロー。マイネルラヴ産駒の母コスモクリスタルは短距離条件戦の4勝馬。近親にこれといった活躍馬はおらず、距離適性は母系から。

血統的にはマイラー。2走前の高松宮記念好走は重馬場でスタミナのいる展開になったから。スプリンターズS出走を目標に調整を進めるも、爪に不安がでて回避。テンが早いのでスワンSでも先手が取れましたが、切れ味がある後続馬にゴールまで差し切られています。実績上位も見送り。

ビッグシーザー

ビッグアーサー サクラバクシンオー サクラユタカオー
サクラハゴロモ
シヤボナ Kingmambo
Relish
アンナペレンナ Tale of Ekati  Tale of Ekati
サイレンスビューティ
Maria’s Storm Maria’s Mon
バイユーストーム

ビッグシーザーはこれまで17戦6勝2着2回3着3回。重賞勝ちは無いものの、今年のオーシャンS2着、函館スプリントSで3着。前走京都芝1200mLクラスを勝ちで、芝1200mOP・Lクラス5勝目を挙げています。

ビッグシーザーの父はサクラバクシンオー産駒で高松宮記念勝ちを収めたビッグアーサー。米国産の母アンナペレンナはダート中距離で3勝。母の半姉から米GⅠ2勝他重賞6勝のムシャウィッシュ、母の半弟に佐賀記念勝ちのメテオロロジストがいます。

またビッグシーザーは血統内にストームキャットの4×4濃いクロスを持ちます。

前走はトップハンデの58kgを背負い勝利。今回は前走に比べ斤量が1kg減で有利。昨年の京阪杯こそ5着に敗れていますが、京都芝1200m戦は5戦2勝3着1回と得意。持ち時計も1分7秒2で、前走の勝ち時計も1分7秒4。今回は勝ち負け。

エイシンスポッター

エイシンヒカリ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャタリナ Storm Cat
Carolina Saga
マーゼリン Barathea Sadler’s Wells
Brocade
Juno Marlowe デインヒル
Why So Silent

エイシンスポッターはこれまで23戦6勝2着2回3着3回重賞勝ちはありませんが、2023年オーシャンSと昨年の京阪杯で3着。2走前のキーランドCで2着前走スプリンターズSでは15番人気の低評価も9着、優勝馬から0.5秒差と好走しています。

エイシンスポッターの父はディープインパクト産駒で海外GⅠ2勝、全11勝を挙げたエイシンヒカリ。アイルランド産のマーゼリンは米国のダートの3勝馬。近親に活躍馬はおらず、血統内にノーザンダンサーの5×4×5のクロスを持ちます。

短距離の追い込み馬で、未勝利戦脱出後、18戦中14戦でメンバー中上り3番手以内。ただし、ここ3戦はそれほどの上りは繰り出していません。また基本的にゴール前直線が長く、前が止まる展開が理想。平坦でゴール前直線が短い京都では脚を余す可能性が大。見送り。

モズメイメイ

リアルインパクト ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
トキオリアリティー Meadowlake 
What a Reality 
インラグジュアリー Frankel Galileo
Kind
インランジェリー エンパイアメーカー
Cat Chat

モズメイメイは昨年の葵S、今年のアイビスサマーダッシュのGⅢ2勝馬。これまで16戦5勝3着3回。昨年の葵S勝ち後暫く不振も、今年のサマースプリントシリーズで北九州記念3着、アイビスサマーダッシュ優勝、セントウルS3着と復調基調。

モズメイメイの父はディープインパクト系で安田記念他GⅠ2勝のリアルインパクト。米国産の母インランジェリーは米ダート中距離GⅠ勝ちがある4勝馬。母の半妹からデイリー杯2歳Sを制したディープインパクト産駒のレッドベルジュール、レッドベルーブが出ています。

前走スプリンターズSでは11番人気で10着。出負けして後方からの競馬になり、優勝馬ルガルから0.6秒差負けも、上りはメンバー中3番目の脚を使っています。北九州記念、アイビスサマーダッシュではメンバー中2番目の脚を使っているので、要はスタート次第。連下で。

ヴェントヴォーチェ

タートルボウル Dyhim Diamond  Night Shift 
Happy Landing 
Clara Bow  Top Ville 
Kamiya 
ランウェイスナップ Distant View Mr. Prospector
Seven Springs
クリアーパス A.P. Indy
Masake

ヴェントヴォーチェは2022年キーランドC、昨年のオーシャンSのGⅢ2勝馬。これまで16戦7勝2着1回3着1回。昨年の高松宮記念8着後に繋靭帯炎を発症し長期離脱前走スプリンターズSで1年半ぶりに復帰も、16着の殿負けを喫しています

ヴェントヴォーチェの父は仏国芝1400mGⅠ勝ちがあるタートルボウル。母ランウェイスナップは地方短距離の2勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。

繋靭帯炎は一度発症すると再発しやすいため、前走は様子見。殿負けとはいえ1分8秒4で走っているので、加齢により能力が極端に落ちているわけではありません。ただし7歳馬で後は無く、ここは賞金獲得目的で仕上げて来る可能性が大。調教が良ければ連下で。

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