2024年第25回GⅠチャンピオンズカップ予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年チャンピオンズカップの注目馬を分析!

チャンピオンズカップの特徴

GⅠチャンピオンズカップは第6回中京開催2日目に行われる3歳以上ダート1800mの馬齢定量戦です。負担重量は3歳牡・騙馬56kg、同牝馬54kg(12月1日以前に開催される場合は各1kg減)、4歳以上牡・騙馬57kg、同牝馬55kg。

国際競走に指定され外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬はJRA選定馬のみ出走可能です。

JRA所属馬の場合、レーティング上位5頭及びみやSと武蔵野Sの優勝馬に優先出走権が与えられます。それ以外は通算獲得賞金+過去1年の獲得賞金+過去2年のGⅠレースにおける獲得賞金の総額が高い順に出走権が与えられます。

チャンピオンズカップではレースの賞金以外に、本年度のJRA認定の海外ダートGⅠ及び国内JpnⅠ優勝馬が3着までに入ると別途報奨金が授与されます。

↓過去10年のチャンピオンズカップ入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2024年チャンピオンズカップ出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 クラウンプライド リーチザクラウン 牡5 横山武史 社台ファーム
新谷功一 (栗東) キングカメハメハ 58kg 吉田照哉
1 2 レモンポップ Lemon Drop Kid 牡6 坂井瑠星 Mr. & Mrs. Oliver S. Tait
田中博康 (美浦) Giant’s Causeway 58kg ゴドルフィン
2 3 ハギノアレグリアス キズナ 牡7 岩田望来 岡田スタッド
四位洋文 (栗東) ジェネラス 58kg 日隈良江
2 4 ペプチドナイル キングカメハメハ 牡6 藤岡佑介 杵臼牧場
武英智(栗東) マンハッタンカフェ 58kg 沼川一彦
3 5 ペイシャエス エスポワールシチー 牡5 横山和生 高村伸一
小西一男 (美浦) ワイルドラッシュ 58kg 北所直人
3 6 ドゥラエレーデ ドゥラメンテ 牡4 R.ムーア ノーザンファーム
池添学(栗東) オルフェーヴル 58kg スリーエイチレーシング
4 7 セラフィックコール ヘニーヒューズ 牡5 C.デムーロ ノーザンファーム
寺島良(栗東) マンハッタンカフェ 58kg キャロットファーム
4 8 ウィルソンテソーロ キタサンブラック 牡5 川田将雅 リョーケンファーム
小手川準(美浦) Uncle Mo 58kg 了徳寺健二H
5 9 テーオードレフォン ドレフォン 牡5 三浦皇成 Wing Farm
梅田智之(栗東) ブライアンズタイム 58kg 小笹公也
5 10 アーテルアストレア リーチザクラウン 牝5 菱田裕二 白老ファーム
橋口慎介(栗東) ワークフォース 56kg フィールドレーシング
6 11 ミトノオー ロゴタイプ 牡4 松山弘平 築紫洋
牧光二(美浦) Thunder Gulch 58kg ロイヤルパーク
6 12 サンライズジパング キズナ 牡3 武豊 追分ファーム
音無秀孝(栗東) Zoffany 56kg ライフハウス
7 13 ミックファイア シニスターミニスター 牡4 C.ルメール 高橋ファーム
渡辺和雄(大井) ブライアンズタイム 58kg 星加浩一
7 14 スレイマン キングカメハメハ 牡6 斎藤新 ノーザンファーム
池添学 (栗東) Bertolini 58kg サンデーレーシング
8 15 グロリアムンディ キングカメハメハ 牡6 北村宏司 ノーザンファーム
大久保龍 (栗東) Blu Air Force 58kg 吉田和美
8 16 ガイアフォース キタサンブラック 牡4 長岡禎仁 追分ファーム
杉山晴紀 (栗東) クロフネ 58kg KRジャパン

勝ち馬予想に役立つ!チャンピオンズカップの注目馬分析

レモンポップ

Lemon Drop Kid Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
Charming Lassie Seattle Slew
Lassie Dear
Unreachable Giant’s Causeway Storm Cat
ariah’s Storm
Harpia Danzig
Razyana

レモンポップは昨年のフェブラリーS、チャンピオンズカップの優勝馬。これまで17戦12勝2着3回。今年は海外のサウジCで12着惨敗も、地方のJpnⅠさきたま杯、盛岡マイルチャンピオンシップを連勝国内もダート戦では全連対

レモンポップの父は米国中長距離ダートGⅠ5勝、エクリプス賞馬のレモンドロップキッド。母アンリーティアブルは米国産の未勝利馬。祖母の全兄は大種牡馬デインヒルという良血。血統内にノーザンダンサーの5×5×4の濃いクロスを持ちます。

前走の盛岡マイルチャンピオンシップは7分出来の仕上がりで2着のペプチドナイルとは0.1秒差も、3着馬は1.1秒差4着馬は1.5秒差と圧倒。昨年と同じローテーションで、ここは万全の仕上がりで臨んできます。勝ち負け。

ウィルソンテソーロ

キタサンブラック ブラックタイド サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シュガーハート サクラバクシンオー
オトメゴコロ
チェストケロース Uncle Mo Indian Charlie
グッバイヘイロー
Deputy’s Delight Playa Maya
Bishop’s Delight

ウィルソンテソーロは昨年のチャンピオンズCの2着馬で、前走JBCクラシックでGⅠ初制覇。これまで19戦8勝2着4回。重賞は他に昨年地方ダートJpnⅢを3連勝昨年の東京大賞典2着、今年はドバイワールドCで4着後、帝王賞、韓国のGⅢコリアCで2着。

ウィルソンテソーロの父は中長距離GⅠ7勝のキタサンブラック。母チェストケローズは地方短距離の2勝馬。母の半姉の系統から米ダート短距離GⅠ他13勝を挙げたザチョーンズヴロが出ています。

前走のJCBクラシックは2着に0.8秒差を付ける圧勝。上りも先メンバー中最速をマークしています。昨年のチャンピオンズCでは後方から追い込んでメンバー中最速の脚を使っています。

本来は先行馬で、ダートの1800~2000m戦で好走。スタミナがあるので逃げるレモンポップの後ろを追走できれば逆転も可能。勝ち負け。

サンライズジパング

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
サイマー Zoffany Dansili
Tyranny
Serisia Exit to Nowhere
Seralia

サンライズジパングは今年の盛岡JpnⅡ不来方賞、JRAGⅢみやこSの重賞2勝馬、これまで11戦4勝2着1回3着2回。重賞は他にJCB2歳優駿2着、ジャパンダートクラシックで3着。ダートでは馬券を外していません。

サンライズジパングの父はキズナ。愛国産の母サイマーは海外で2勝。母の半兄は豪州マイル~中距離GⅠ2勝を含む8勝馬。また祖母の半妹から英中距離GⅠチャンピオンS馬のキングオブスティールが出ています。サンライズジパングは血統内にノーザンダンサーの3×5の濃いクロスを持ちます。

ジャパンダートクラシックで3着も、優勝馬フォーエバーヤングからは1.2秒も離されています。また前走みやこSは重馬場で、芝でも好走できるサンライズジパングに向いた展開。ダート重賞は軒並み沈んでいます。

今回は古馬GⅠ好走馬が相手で一気にメンバーが強化。現在のサンライズジパングには荷が重い印象です。見送り。

メイショウハリオ

パイロ Pulpit A.P. Indy
Preach
Wild Vision Wild Again
Carol’s Wonder
メイショウオウヒ マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
アルペンローズ Kris S.
Amizette

メイショウハリオは2022、23年の帝王賞、23年のかしわ記念とJpnⅠ3勝馬。これまで27戦9勝2着3回3着5回。重賞は他に2021年みやこS、22年マーチS勝ちがあり、昨年のフェブラリーS3着、チャンピオンズカップ5着。前走JBCクラシックで2着しています。

メイショウハリオの父はエーピーインディ系で米短距離GⅠ1勝のパイロ。マンハッタンカフェ産駒の母メイショウオウヒは地方の5勝馬。メイショウハリオの半弟に長距離重賞3連勝で今年の天皇賞春を制したダイヤモンドS勝ちのテーオーロイヤル。ダート適性は父から、距離適性は母系から。

JBCクラシックからチャンピオンズカップは昨年と同じ。前走でウィルソンテソーロから0.8秒も離されています。またチャンピオンズCは2021、23年に参戦も、優勝馬から1.4秒差、0.7秒差と相性が良くありません。能力上位も抑えまで。

ペプチドナイル

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector 
Miesque 
マンファス ラストタイクーン 
Pilot Bird 
クイーンオリーブ マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
オリーブブランチ Machiavellian
ソプラニーノ

ペプチドナイルは今年のフェブラリーSを11番人気で優勝馬。これまで22戦8勝2着2回3着2回。フェブラリーS後はJpnⅠかしわ記念3着、前走盛岡マイルチャンピオンシップで2着と、フェブラリーSがフロックではない活躍をしています。

ペプチドナイルの父はキングカメハメハ。マンハッタンカフェ産駒の母グイーンオリーブは芝中距離の4勝馬。血統内にミスタープロスペクターの3×4の濃いクロスを持ち、ダート適性は父から。

今年のフェブラリーSは昨年の勝ち馬のレモンポップの出走が無く、前走の盛岡マイルチャンピオンシップで初対戦。0.1秒差2着と実力のあるところを見せたものの、相手は7分出来。全力で負かしに行って負けたペプチドナイルでは、本番では太刀打ちできない可能性が大。見送り。

ラムジェット

マジェスティックウォリアー  A.P. Indy Seattle Slew
Weekend Surprise
Dream Supreme Seeking the Gold
Spinning Round
ネフェルティティ ゴールドアリュール サンデーサイレンス
ニキーヤ
ラヴェリータ Unbridled’s Son
Go Classic

ラムジェットは1勝クラス、Lクラス、ユニコーンS、JpnⅠ東京ダービーと4連勝。これまで8戦5勝3着1回前走ジャパンダートクラシックでは2番人気も、優勝馬フォーエバーヤングから1.4秒も離され4着に敗れています。

ラムジェットの父はA.P.インディ系のマジェスティックウォリアー。ゴールドアリュール産駒の母ネフェルティティはダートマイルの1勝馬。祖母ラヴェリータはJRAダート4勝、地方重賞7勝の活躍馬。ラムジェットは血統内にシアトルスルーの3×5の濃いクロスを持ちます。

前走は休養明けで+18kg。3歳春は500kgで変動がほぼなかったので、+18kgは成長分を加味してもやや重め残り。前走1馬身先着を許したサンライズジパングが次走でGⅢ勝ちを収めているので、今回は叩いて上昇が見込めるラムジェットなら同馬より先着可能。

ただし強力古馬とは初対戦。ケンタッキーダービーとBCクラシックで3着したフォーエバーヤングに歯が立たなかったことを考えると、レモンポップを負かすまでは疑問。抑えまで。

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