2024年第75回GⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年阪神ジュベナイルフィリーズの注目馬を分析!

阪神ジュベナイルフィリーズの特徴

2024年のGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズは第7回京都開催4日目に行われる2歳牝馬限定芝1600mで行われる馬齢定量戦です。本来なら阪神競馬場での開催ですが、同競馬場改修工事のため京都で代替開催されます。負担重量は55kg。

アルテミスS及びファンタジーSの2着馬までに優先出走権が与えられています。その他のJRA所属馬は獲得賞金の多い順に出走が可能です。

国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬は5頭まで出走登録が可能です。

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2024年阪神ジュベナイルフィリーズ出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ビップデイジー サトノダイヤモンド 牝2 幸英明 ノーザンファーム
松下武士(栗東) キングカメハメハ 55kg 鈴木邦英
1 2 テリオスララ シスキン 牝2 M.デムーロ ノーザンファーム
田島俊明(美浦) マンハッタンカフェ 55kg 鈴木江美子
2 3 ダンツエラン ロードカナロア 牝2 団野大成 宮内牧場
本田優(栗東) Into Mischief 55kg 山元哲二
2 4 ジャルディニエ アドマイヤマーズ 牝2 北村友一 ノーザンファーム
奥村豊(栗東) Wildcat Heir 55kg NYレーシング
3 5 ジューンエオス Constitution 牝2 藤岡佑介 International Equities H
武英智(栗東) Eskendereya 55kg 吉川潤
3 6 モズナナスター モズアスコット 牝2 田口貫太 上村清志
矢作芳人(栗東) アグネスデジタル 55kg キャピタル・システム
4 7 ミストレス キズナ 牝2 坂井瑠星 グランド牧場
矢作芳人(栗東) Distorted Humor 55kg 前田晋二
4 8 カワキタマナレア ヘニーヒューズ 牝2 鮫島克駿 川島牧場
杉山佳明(栗東) ディープインパクト 55kg 川島徹郎
5 9 ショウナンザナドゥ キズナ 牝2 池添謙一 ノーザンファーム
松下武士(栗東) Pulpit 55kg 国本哲秀
5 10 ブラウンラチェット キズナ 牝2 C.ルメール ノーザンファーム
手塚貴久(美浦) Congrats 55kg サンデーレーシング
6 11 クリノメイ オルフェーヴル 牝2 荻野琢真 木村牧場
須貝尚介(栗東) プリサイスエンド 55kg 栗本依利子
6 12 アルマヴェローチェ ハービンジャー 牝2 岩田望来 ノーザンファーム
上村洋行(栗東) ダイワメジャー 55kg 大野照旺
7 13 コートアリシアン サートゥルナーリア 牝2 戸崎圭太 社台ファーム
伊藤大士(美浦) ハーツクライ 55kg 吉田照哉
7 14 ランフォーヴァウ ロードカナロア 牝2 松山弘平 社台ファーム
福永祐一(栗東) ディープインパクト 55kg 窪田芳郎
7 15 リリーフィールド モズアスコット 牝2 武豊 追分ファーム
小崎憲(栗東) アグネスタキオン 55kg 吉田晴哉
8 16 スリールミニョン ミスターメロディ 牝2 永島まなみ 笹川大晃牧場
高橋康之(栗東) クロフネ 55kg 福盛訓之
8 17 メイデイレディ Tapit 牝2 L.デットーリ  
J.リー(米国) More Than Ready 55kg ケイティリッチS
8 18 ラブアイミー サンダースノー 牝2 松岡正海 奥山ファーム
森田直行(栗東) ショウナンカンプ 55kg 増田陽一

勝ち馬予想に役立つ!阪神ジュベナイルフィリーズの注目馬分析

ブラウンラチェット

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
フォーエヴァーダーリング Congrats A.P. Indy
Dhelaal
Darling My Darling Deputy Minister
ローミンレイチェル

ブラウンラチェットはアルテミスステークスの優勝馬で2戦2勝前走は逃げ馬をマークする形で3番手先行2着に粘った逃げ馬をゴール前で交わして0.2秒差を付けています。

ブラウンラチェットの父はキズナ米国産の母フォーエヴァーダーリングは米ダート短距離GⅡ勝ち。ブラウンチケットの一つ上の半兄に国際GⅠ全日本2歳優駿、ジャパンダートクラシック他重賞5勝、ケンタッキーダービー3着のフォーエバーヤングがいます。

また母の半妹は米ダート中距離GⅠ勝ち。その子シエラレオーネも米ダート中距離GⅠ勝ち、ケンタッキーダービーでフォーエバーに先着して2着。さらに祖母ローミンレイチェルから古馬秋三冠を成し遂げたゼンノロブロイ排出と、一族は走ります。

前走アルテミスSの勝ち時計1分33秒8は過去10年の勝ち時計で2番目タイ。スローペースで後半上り勝負になったものの、33秒3でまとめています。馬体が440kgと小柄に出ているのは祖父のディープインパクトの血が濃いからか。

京都は初ですが、ディープインパクト系は京都マイルに強く、京都コースに代替開催される今年の阪神ジュベナイルフィリーズは適鞍。勝ち負け。

テリオスララ

スシキン First Defence Unbridled’s Song
Honest Lady
Bird Flown Oasis Dream
Silver Star
シャンドランジュ マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
ハルーワソング Nureyev
Morn of Song

テリオスララはこれまで3戦2勝2着1回。3戦共芝1800m戦で、2戦目の札幌未勝利戦を1番人気で逃げ切り勝ち。前走2番人気だった京都Lクラスの萩Sでも上りはメンバー中最速の33秒7、2着に0.3秒差を付け逃げ切っています。

テリオスララの父シスキンはミスタープロスペクター系で愛国2000ギニー他GⅠ2勝。マンハッタンカフェ産駒の母シャンドランジュは未勝利馬。テリオスララの半兄はダート重賞2勝のセラフィックコール。

また一族にヴィクトリアマイル2勝のヴィルシーナ、ジャパンカップ勝ちのシュヴァルグラン、秋華賞とドバイターフ勝ちのヴィヴロス、ラジオNIKKEI賞馬のフレールジャック、GⅢ3勝のマーテインボロなど活躍馬多数。

前走の未勝利戦、前走共に前半スローで残り3ハロンでペースアップしてまとめる競馬。父はマイラーも、母系にスタミナがあるので多少ペースが上がったとてもスタミナ切れを起こす可能性は少ないと思われます。

ただしマイル戦の早い流れを経験していません。また2歳同士のレースでは掛かる馬も多く、前半ハイペースに巻き込まれる可能性があります。自分のペースでしか走ったこと無いテリオスララには展開的に不利。見送り。

メイデイレディ

Tapit Pulpit A.P. Indy
Preach
Tap Your Heels Unbridled
Ruby Slippers
Nemoralia More Than Ready サザンヘイロー
Woodman’s Girl
Alina Galileo
Cheyenne Star

メイデイレディは外国馬で4戦3勝2着1回。3戦目でGⅡを制し、前走11月米芝1600mGⅠブリダーズカップ・ジュベナイルフィリーズターフで2着に入っています。

メイデイレディの父はシアトルスルー系でダート1800mGⅠ馬のタピット。母ネモナリアは芝マイルGⅠ2着。母の半弟に芝マイルGⅠ2勝のバーニーロイがいます。メイデイレディは血統内にミスタープロスペクターの4×5×5の濃いクロスを持ちます。

阪神ジュベナイルフィリーズ始まって以来の外国馬の参戦。海外馬は仕上がりも早く、しかもブリダーズカップ・ジュベナイルフィリーズターフ2着馬、鞍上にデットーリを予定と陣営も相当力が入っています。

ただし、父だと日本の芝では走らないシアトルスルー系。前走から中1ヵ月で、経験の少ない2歳馬では初の海外遠征は相当のストレスが掛かると思われます。見送り。

ランフォーヴァウ

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
キネオダンサー ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
オールアイキャンセイイズワウ Street Cry
Crown of Jewels

ランフォーヴァウはデイリー杯2歳Sの優勝馬で3戦2勝。前走は牡馬相手に1番人気に応え、1頭だけ上り33秒台を使い連勝。ただし勝ち時計1分34秒7は、過去10年の同レースの勝ち時計で最も遅い時計です。

ランフォーヴァウの父はロードカナロア。ディープインパクト産駒のキネオダンサーは芝中距離で3勝。近親にこれといった活躍馬はいません。ランフォーヴァウは血統内にヘイローの3×5のクロスを持ちます。

前走は7頭立ての少頭数の競馬。前半スローで上り勝負。2走前に1400m戦では14頭立て、1分21秒3の早い時計をマーク。ロードカナロア産駒らしいスピードを持っています。また前走で今年の阪神ジュベナイルフィリーズと同じ京都1600mを経験済みは強み。

ただし、阪神ジュベナイルフィリーズは過去10年で父系がミスタープロスペクター系の優勝が無く、馬券になったのも2頭だけ。同じ牡馬混合戦の京王杯2歳Sは4頭馬券になっていますが、デイリー杯組は馬券になっていません。抑えまで。

コートジュリアン

サートゥルナリーナ ロードカナロア キングカメハメハ
レディブラッサム
シーザリオ スペシャルウイーク
キロフプリミエール
コートシャルマン ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
コートアウト Smart Strike
アザール

コートジュリアンは新潟2歳Sの2着馬で2戦1勝2着1回。前走新潟2歳Sで1番人気に推され、最後にメンバー中あがり最速の33秒9の脚を繰り出したものの、先に抜け出したトータルクラリティに0.1秒届かず惜敗。3着には0.5秒差を付けています。

コートアシリアンの父はホープフルS・皐月賞馬のサートゥルナーリア。ハーツクライ産駒の母コートシャルマンはマイルの3勝馬。母の半兄シンボリクリスエス産駒のストロングダーリンは安田記念勝ち、半姉でディープインパクト産駒のレッドオーヴァルが桜花賞2着。

コートジュリアンは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ちます。

新潟2歳Sからの直行は昨年の勝馬アスコリピチェーノと同じ。前走の走破時計1分34秒3は昨年の勝馬のアスコリピチェーノより0.5秒遅く、新潟2歳S勝ちでGⅠ馬となったセリフォスもアスコリピチェーノと同じ1分33秒8で走っているので、若干見劣り。

また阪神ジュベナイルフィリーズでは過去10年で父がミスタープロスペクター系は2頭しか馬券になっていません。抑えまで

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