2024年チャレンジカップの注目馬を分析!
チャレンジカップの特徴
2024年のGⅢチャレンジカップは第7回京都開催初日に行われる3歳以上芝2000mの別定戦です。本来は阪神開催ですが、同競馬場改修工事に伴い京都で代替開催されます。
負担重量は3歳牡56kg、同牝馬54kg(同レースが11月に施行される場合は各1kg現)、5歳以上牡・騙馬57kg、同牝馬55kg。1年以内の重賞勝利実績で負担重量が加算されます。加算条件は以下の通り。
2kg増・・・1年以内のGⅠ勝利馬。
1kg増1年以内のGⅡ及牝馬限定GⅠ勝利馬。(いずれも2歳限定GⅠは除く)。
国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され認定馬のみ2頭まで登録できます。
過去に何度か開催時期と距離が変更し、2012年から16年は芝1800mで、2017年より現在と同じ年末に芝2000mで行われています。
↓過去10年のチャレンジカップ入賞馬のデータを見たい方はこちら↓
2024年チャレンジカップ出走表
枠番 | 馬番 | 出走馬 | 父 | 馬齢 | 騎手 | 生産牧場 |
所属 | 母の父 | 斤量 | 馬主 | |||
1 | 1 | ディープモンスター | ディープインパクト | 牡6 | 浜中俊 | 矢野牧場 |
池江泰寿 (栗東) | Bellamy Road | 57kg | DMMドリームクラブ | |||
2 | 2 | エピファニー | エピファネイア | 牡5 | 杉原誠人 | ノーザンファーム |
宮田敬介(美浦) | ディープインパクト | 57kg | シルクレーシング | |||
2 | 3 | バビット | ナカヤマフェスタ | 牡7 | 団野大成 | 大北牧場 |
浜田多実 (栗東) | タイキシャトル | 57kg | 宮田直也 | |||
3 | 4 | マキシ | エピファネイア | 牡4 | C.デムーロ | ノーザンファーム |
辻野泰之(栗東) | ディープインパクト | 57kg | 大島昌也 | |||
3 | 5 | アルビージャ | モーリス | 牡6 | C.ルメール | ノーザンファーム |
手塚貴久(美浦) | キングカメハメハ | 57kg | サンデーレーシング | |||
4 | 6 | コガネノソラ | ゴールドシップ | 牝3 | 丹内祐次 | ビッグレッドファーム |
菊沢隆徳(美浦) | ロージズインメイ | 53kg | ビッグレッドファーム | |||
4 | 7 | マイネルモーント | ゴールドシップ | 牡4 | 田口貫太 | ビッグレッドファーム |
高木登(美浦) | ロージズインメイ | 57kg | TC・ラフィアン | |||
5 | 8 | エアファンディタ | ハットトリック | 牡7 | 武豊 | Sekie Y & Tsunebumi Y |
池添学 (栗東) | エンパイアメーカー | 57kg | ラッキーフィールド | |||
5 | 9 | ラヴェル | キタサンブラック | 牝4 | 川田将雅 | ノーザンファーム |
矢作芳人 (栗東) | ダイワメジャー | 55kg | キャロットファーム | |||
6 | 10 | ルペルカーリア | モーリス | 牡6 | 岩田望来 | ノーザンファーム |
友道康夫(栗東) | スペシャルウィーク | 57kg | キャロットファーム | |||
6 | 11 | セイウンハーデス | シルバーステート | 牡5 | 幸英明 | 鮫川啓一 |
橋口慎介 (栗東) | マンハッタンカフェ | 57kg | 西山茂行 | |||
7 | 12 | ボルドグフーシュ | スクリーンヒーロー | 牡4 | 松山弘平 | 社台ファーム |
宮本博 (栗東) | Layman | 57kg | 社台レースホース | |||
7 | 13 | アウスヴァール | ノヴェリスト | 騙6 | 古川吉洋 | 宝寄山拓樹 |
昆貢(栗東) | スペシャルウィーク | 57kg | ノルマンディーTR | |||
8 | 14 | ダノンエアズロック | モーリス | 牡3 | R.ムーア | ノーザンファーム |
堀宜行(美浦) | Fastnet Rock | 55kg | ダノックス | |||
8 | 15 | ラーグルフ | モーリス | 牡5 | M.デムーロ | スマイルファーム |
宗像義忠 (美浦) | ファルブラヴ | 57kg | 村木隆 |
勝ち馬予想に役立つ!チャレンジカップの注目馬分析
ダノンエアズロック
モーリス | スクリーンヒーロー | グラスワンダー |
ランニングヒロイン | ||
メジロフランシス | カーネギー | |
メジロモントレー | ||
モシーン | Fastnet Rock | デインヒル |
Piccadilly Circus | ||
Sumehra | ストラヴィンスキー | |
Miss Priority |
ダノンエアズロックはこれまで6戦3勝。重賞は弥生賞、ダービー、毎日王冠に参戦するも、いずれも掲示板を外しています。ただしダービートライアルのプリンシパルSを1番人気で優勝しています。
ダノンエアズロックの父はモーリス。ファストネットロック産駒の母モシーンはオーストラリアでGⅠ4勝を含む8勝馬。ダノンエアズロックの半姉でディープインパクト産駒のプリモシーンがマイル重賞3勝、ヴィクトリアマイルでも2着に入っています。
毎日王冠では6着も、優勝馬シックスペンスとは0.3秒差、上りはメンバー中3番目の脚を使っています。ただし、6戦中5戦が東京。右回りの弥生賞で2番人気でも優勝馬から0.9秒も離されているので基本的にサウスポーの可能性が大。見送り。
マキシ
エピファネイア | シンボリクリスエス | Kris S. |
Tee Kay | ||
シーザリオ | スペシャルウィーク | |
キロフプリミエール | ||
ラキシス | ディープインパクト | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | ||
マジックストーム | Storm Cat | |
Foppy Dancer |
マキシはこれまで10戦4勝2着1回3着2回。3歳時に京都新聞杯に挑戦して優勝馬とタイム差無し4着。その後は2000~2400mの条件戦で勝ち星を重ね、前走9月中京芝の2000mOPを1番人気で2着。1分58秒5の好時計をマークしています。
マキシの父はエピファネイア。ディープインパクト産駒の母ラキシスはエリザベス女王馬で全5勝。母の全弟は安田記念勝ちのサトノアラジン、祖母も米でGⅡ勝ちを収めています。またマキシは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ちます。
5戦連続で馬券。前走より斤量が1kg増えますが、条件戦で58kgを背負い2連勝。血統的にも2000mは適鞍で、前走で早い時計をマークしていることからも、平坦でスピードが出やすい京都なら好走可能。連下で。
ラヴェル
キタサンブラック | ブラックタイド | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | ||
シュガーハート | サクラバクシンオー | |
オトメゴコロ | ||
サンブルエミューズ | ダイワメジャー | サンデーサイレンス |
スカーレットブーケ | ||
ヴィートマルシェ | フレンチデピュティ | |
キョウエイマーチ |
ラヴェルは前走エリザベス女王杯で12番に人気ながら2着に好走。2歳時にアルテミスS勝ちがあり、これまで12戦2勝2着1回。馬券になったのは実に10戦振り。
ラヴェルの父は中長距離GⅠ7勝馬のキタサンブラック。ダイワメジャー産駒のサンブルエミューズは短距離の3勝馬。祖祖母は桜花賞馬キョウエイマーチ。母の半妹にBCディスタフ優勝のマルシェロレーヌ、半弟にマーキュリーC勝ちのバーデンヴァイラー。
ラヴェル半姉でハービンジャー産駒のナミュールがマイルチャンピオンシップ勝ちと一族は走ります。また血統内にサンデーサイレンスの3×3の濃いクロスを持ちます。
前走2着とはいえ、優勝馬スタニングローズとは0.4秒差。GⅠとしては出走メンバーが弱かった印象。今回は牡馬との対戦で、ここ数戦は優勝馬から0.4秒以上離されています。見送り。
アルビージャ
モーリス | スクリーンヒーロー | グラスワンダー |
ランニングヒロイン | ||
メジロフランシス | カーネギー | |
メジロモントレー | ||
アロマティコ | キングカメハメハ | Kingmambo |
マンファス | ||
ナスカ | サンデーサイレンス | |
アンデスレディー |
アルビージャはこれまで11戦4勝2着2回。3走前に3勝クラスを卒業後、1年以上も休養。前走オールカマーでは9番人気の低評価も、優勝馬から0.4秒差の5着と掲示板を確保しています。
アルビージャの父はモーリス。キングカメハメハ産駒の母アロマティコはGⅠ3着3回のある6勝馬。アルビージャの半弟は皐月賞馬のジオグリフ。アルビージャは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ちます。
6歳馬ですが11戦しかしておらず、3歳時に条件戦で3連勝を飾り、休養前は9戦中6戦でメンバー中最速の脚を使っていたように素質はあります。
前走1~4着は先行馬の中、唯一長い脚を使い後方から追い込んできています。今回は叩き3戦目。京都は初ですが、コース形態が似ている中山でも好成績を挙げているので対応可能。勝ち負け。
ボルドグフーシュ
スクリーンヒーロー | グラスワンダー | Silver Hawk |
Ameriflora | ||
ランニングヒロイン | サンデーサイレンス | |
ダイナアクトレス | ||
ボルドグザグ | Layman | サンデーサイレンス |
ライール | ||
Belga Wood | Woodman | |
Madame Belga |
ボルドグフーシュはこれまで12戦3勝2着3回3着3回。重賞勝ちはありませんが、京都新聞杯、神戸新聞杯で3着し、菊花賞、有馬記念、阪神大賞典で連続2着。23年天皇賞春で3番人気も、優勝馬ジャスティンパレスから1.2秒離され6着。その後は右脚に故障を発症し長期離脱。
ボルドグフーシュの父はスクリーンヒーロー。母ボルドグザグは仏国芝GⅢを優勝した3勝馬。血統内にサンデーサイレンスの3×3の濃いクロスを持ちます。
基本的に長くいい脚を使う馬。12戦中8戦でメンバー中上り最速。菊花賞と有馬記念でも最速の上りを繰り出しています。ただし、今回は脚部不安からの長期休養明け。距離も2200m以上で好成績を挙げており、ここは次走の長距離重賞のために試走の可能性が大。良くて抑えまで。
コメント