2025年第138回GⅡ目黒記念予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2025年目黒記念の注目馬を分析!

目黒記念の特徴

GⅡ目黒記念は第2回東京開催12日目、日本ダービー終了後に行われる4歳以上芝2500mのハンデキャップ戦です。国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで出走可能です。また地方所属馬は認定馬のみ2頭まで出走登録できます。

優勝馬にはオーストラリア芝2400mのハンデキャップGⅠコーフィールドカップの優先出走権が与えられます。

現在の東京競馬場の前身・目黒競馬場を記念して設けられたレースで、現在JRAで開催される重賞で最も古い歴史を持ちます。開催時期が何度か変更後、2006年より日本ダービーと同日開催が継続。目黒記念以降2400m超の重賞が秋競馬まで組まれず、ステイヤーにとっては春の最終戦です。

↓過去10年の目黒記念入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2025年目黒記念出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 サンライズソレイユ キズナ 牡4 坂井瑠星 社台ファーム
矢作芳人(栗東) Scat Daddy 56kg ライフハウス
1 2 マテンロウレオ ハーツクライ 牡6 横山典弘 野毛牧場
昆貢 (栗東) ブライアンズタイム 58.5kg 寺田千代乃
2 3 ヴェルミセル ゴールドシップ 牝5 津村明秀 岡田スタッド
吉村圭司(栗東) コンデュイット 54kg ノルマンディーTR
2 4 マイネルクリソーラ スクリーンヒーロー 牡6 横山武史 ビッグレッドファーム
中野栄治(美浦) ムタファーウエク 57kg TC・ラフィアン
3 5 アスターブジエ オルフェーヴル 牡5 北村宏司 社台ファーム
中竹和也(栗東) マンハッタンカフェ 53kg 加藤久枝
3 6 ミクソロジー オルフェーヴル 牡6 菅原明良 タバタファーム
辻野泰之 (栗東) アフリート 57kg 江馬由将
4 7 マイネルカンパーナ ゴールドシップ 牡5 丹内祐次 ビッグレッドファーム
青木孝文(美浦) Linamix 56kg TC・ラフィアン
4 8 スティンガーグラス キズナ 牡4 C.ルメール ノーザンファーム
木村哲也(美浦) Not For Sale 56.5kg エムズレーシング
5 9 ホーエリート ルーラーシップ 牝4 戸崎圭太 白老ファーム
田島俊明(美浦) ステイゴールド 55kg 吉田晴哉
5 10 アドマイヤテラ レイデオロ 牡4 武豊 ノーザンファーム
友道康夫(栗東) ハーツクライ 57.5kg 近藤旬子
6 11 ディープモンスター ディープインパクト 牡7 松山弘平 矢野牧場
池江泰寿 (栗東) Bellamy Road 58kg DMMドリームクラブ
6 12 ダンディズム マンハッタンカフェ 騙8 佐々木大輔 三嶋牧場
野中賢二 (栗東) シングスピール 56kg ナカヤマH
7 13 マキシ エピファネイア 牡5 岩田望来 ノーザンファーム
辻野泰之(栗東) ディープインパクト 56kg 大島昌也
7 14 シルブロン トーセンジョーダン 牡7 D.レーン 坂東牧場
稲垣幸雄 (美浦) サンデーサイレンス 57kg シルクレーシング
7 15 マイネルウィルトス スクリーンヒーロー 牡9 A.シュタルケ ビッグレッドファーム
宮徹 (栗東) ロージズインメイ 57.5kg TC・ラフィアン
8 16 ハヤヤッコ キングカメハメハ 牡9 M.ディー ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) クロフネ 59kg 金子真人H
8 17 メイショウブレゲ ゴールドシップ 牡6 石橋脩 三嶋牧場
本田優(栗東) パイロ 56kg 松本好雄
8 18 ニシノレヴナント ネロ 騙5 池添謙一 タツヤファーム
上原博之 (美浦) コンデュイット 55kg 西山茂行

勝ち馬予想に役立つ!目黒記念の注目馬分析

スティンガーグラス

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
ライフフォーセール Not For Sale  Parade Marshal 
Love for Sale 
Doubt Fire  Ski Champ 
My Little Life 

スティンガーグラスはこれまで7戦4勝2着1回3歳時はスプリングS6着、セントライト記念5着と馬券外。その後12月中山芝2500m2勝クラス、3月中山芝2500m3勝クラスを共に1番人気で連勝しています。

スティンガーグラスの父はキズナアルゼンチン産の母ライフフォーセールは同国GⅠ2勝他重賞で全6勝を挙げた名牝。スティンガーグラスの半姉でディープインパクト産駒のダノンファンタジーはJRA最優秀2歳牝馬でGⅠを含む重賞6勝。

姉は短めのマイラーも、2500mを連勝なら血の影響はキズナから。また全戦でメンバー中3番手以内の脚を使い末脚は安定左回りも東京と新潟を経験し1勝2着1回なので問題無し。またキズナ産駒はパワーもあり、ハンデも前走より0.5kg軽い56.5kgと有利。

ただし前走条件戦からはら過去10年で2勝2着1回3着0回と馬券になる確率は低め。連下で。

アドマイヤテラ

レイデオロ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
ラドラーダ シンボリクリスエス
レディブロンド
アドマイヤミヤビ ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
レディスキッパー クロフネ
ライクザウインド

アドマイヤテラは2走前に7番人気だった菊花賞で3着と好走。これまで8戦4勝2着1回3着1回。菊花賞後は5ヵ月休養し、休み明け初戦の4月阪神芝2600mOPハンデ戦を1番人気で優勝しています。

アドマイヤテラの父はダービー・天皇賞秋を制したレイデオロ。ハーツクライ産駒の母アドマイヤミヤビはクイーンC勝ち、オークス3着の3勝馬。アドマイヤテラは血統内にウインドインハーヘアの4×4の濃いクロスを持ちます。

前走は馬体重+12kgでの勝利。ハンデ戦にも関わらず実質トップハンデで重賞の常連馬たちを退けているのは力がある証拠。2600m戦は2戦2着1回と距離不安は無く、左回りも3走前に中京芝2200m2勝クラス優勝と経験済み。また8戦中6戦であがりがメンバー中3番手以内。

前走休み明けでLクラスを快勝し、今回は叩き2戦目で上昇が見込ます。ただしハンデは前走より1.5kg重い57.5kg。GⅢの勝馬が57kgなので、やや見込まれた印象490kg台で馬格があるのでこなせますが、最後の直線で末脚が鈍る可能性も。連下で。

サンライズソレイユ

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
ソラリア Scat Daddy ヨハネスブルグ
Love Style
So Linda Seeker’s Reward
o Posh

サンライズソレイユはこれまで15戦4勝2着3回3着1回昨年秋までダート路線も頭打ち。芝転向2戦目のステイヤーズSで6着と好走。その後は芝2400m以上を5戦して2書2着2回3着1回。ここ2戦で2、3クラスを連勝して目黒記念に駒を進めています。

サンライズソレイユの父はキズナチリ産の母ソラリアは同国GⅠ4勝、計7勝の活躍馬。サンライズソレイユの半姉でディープインパクト産駒のカレンブーケドールがオークス・秋華賞・JPのGⅠ3勝、重賞は計6勝。サンライズソレイユはストームキャットの3×5の濃いクロスを持ちます。

3000m超を走っていますが、血の影響はキズナからなので適距離はクラシックディスタンス。左回りもダートで1勝を挙げ、中京芝3000mOPでも2着とこなします。

今回のハンデは56kgで、前走に比べ1kg減は有利ただし、過去10年で前走条件の出走は2勝2着1回3着0回、また55~56kgの評価だと1勝2着8回3着3回。連下扱いが妥当。

マテンロウレオ  

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
サラトガヴィーナス ブライアンズタイム Roberto
Kelley’s Day
レディダンジグ Danzig
Lady’s Secret

マテンロウレオは2022年のきさらぎ賞馬。これまで22戦3勝2着3回3着1回22年Lクラス勝ちから勝ち星がありませんが、重賞で馬券になること4回23年の大阪杯4着、天皇賞春4着と重賞で上位争いできる力があります。

マテンロウレオの父はハーツクライ。ブライアンズタイム産駒の母サラトガヴィーナスはダート短距離の3勝馬。近親に函館記念勝ちのマイスタイル。

一時期9戦連続で馬券にならず。3走前の中日新聞杯で3着、続くAJCCで2着と復調気味。前走日経賞では3番人気8着と惨敗

天皇賞春で5着でも着差は0.9秒と離されています。基本的に馬券は芝2000~2200mで、前走日経賞はやや距離が長い印象。今回も同じ距離で、しかもハンデが58.5kgで前走より1.5kgも増。3走前に中日新聞杯で同斤量3着も、優勝馬から0.4秒差。条件が厳しく見送り。

マイネルクリソーラ

スクリーンヒーロー グラスワンダー Silver Hawk 
Ameriflora 
ランニングヒロイン サンデーサイレンス
ダイナアクトレス
マイネトゥインクル ムタファーウエク Silver Hawk
ザケアテーカー
マイネブリリアン サッカーボーイ
タケノフラッグ

マイネルクリソーラはこれまで27戦5勝2着5回3着4回重賞は24年金杯、中山記念で5着。その後重賞3戦して掲示板外。2走前に日経賞で5着し、前走5月東京芝2400mLクラスで1年9か月振りに勝利。

マイネルクリソーラの父はスクリーンヒーロー。ムタファーウエク産駒の母マイネトゥインクルは芝中距離の4勝馬。母の半姉が新潟2歳Sで2着も、近親に活躍馬は無くほぼ地方で勝利。マイネルクリソーラは血統内にシルバーホークの3×3の濃いクロスがあります。

日経賞ではメンバー中上り最速で優勝馬とは0.1秒差。前走も上り最速で前の2頭を差し切っています。距離を伸ばしての能力を発揮しているのは、父スクリーンヒーローと母系にあるサッカーボーイの血の影響が考えられます。

今回のハンデは57kgで前走から据え置き。ハンデ57kg以上は過去10年で5勝2着1回3着3回。前走OP・Lからは過去10年で2勝2着6回3着3回と高確率で馬券。また2走前には同距離に日経賞で差のない5着。このメンバーなら勝ち負け。

↓ここをクリックすると他の重賞の【データ】【注目出走馬分析】を検索できます。↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました