2025年第30回GⅢ府中牝馬ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2025年府中牝馬ステークスの注目馬を分析!

府中牝馬ステークスの特徴

GⅢ府中牝馬ステークスは第3回阪神開催2日目に行われる芝1800mの3歳以上牝馬限定ハンデキャップ戦です。国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走でき、地方競馬所属馬は2頭まで出走可能です。

昨年までマーメイドSの名称で阪神芝2000m開催でしたが、開催が東京に移り消滅。秋の府中牝馬Sがアイルランドトロフィーと名称変更したため、本レースが府中牝馬ステークスの名称に代わり、GⅡだった府中牝馬ステークスもGⅢへ格下げ。

牝馬限定戦ではGⅠのオークス、秋華賞、エリザベス女王杯を除き数少ない中距離重賞です。有力馬が秋のエリザベス女王杯出走へ向け夏を休養に当てメンバーが手薄な内に賞金を加算したい牝馬が多く出走します。

↓過去10年の府中牝馬ステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2025年府中牝馬ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ウンブライル ロードカナロア 牝5 石川裕紀人 ノーザンファーム
木村哲也 (美浦) ファルブラヴ 54kg サンデーレーシング
2 2 シングザットソング ドゥラメンテ 牝5 菅原明良 白老ファーム
高野友和 (栗東) My Golden Song 55kg 社台レースホース
3 3 グランスラムアスク ディープインパクト 牝6 吉田豊 下河辺牧場
矢作芳人(栗東) Storm Cat 51kg 廣崎利洋HD
3 4 フィールシンパシー ベーカバド 牝6 横山琉人 岡田スタッド
小島茂之 (美浦) ダンスインザダーク 54kg 岡田牧雄
4 5 アスコルティアーモ キタサンブラック 牝5 荻野極 ノーザンファーム
林徹(美浦) Danehill Dancer 53kg サンデーレーシング
4 6 エリカヴィータ キングカメハメハ 牝6 丸山元気 ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) フジキセキ 52kg 三木正浩
5 7 カナテープ ロードカナロア 牝6 大野拓弥 ノーザンファーム
堀宣行(美浦) Royal Applause 53kg C.フィプケ
5 8 ラヴァンダ シルバーステート 牝4 津村明秀 森永聡
中村直也(栗東) ベーカバド 54kg 森永聡
6 9 ミアネーロ ドゥラメンテ 牝4 M.ディー ノーザンファーム
林徹(美浦) Pulpit 55.5kg シルクレーシング
6 10 ウインエーデル リオンディーズ 牝5 原優介 コスモヴューファーム
吉田直弘(栗東) ステイゴールド 52kg ウイン
7 11 タガノエルピーダ キズナ 牝4 団野大成 新冠タガノファーム
斉藤崇史(栗東) キングカメハメハ 54kg 八木良司
7 12 セキトバイースト デクラレーションオブウォー 牝4 浜中俊 タイヘイ牧場
四井洋文(栗東) Footstepsinthesand 55.5kg TNレーシング
8 13 カニキュル エピファネイア 牝4 戸崎圭太 白老ファーム
菊沢隆徳(美浦) ゼンノロブロイ 52kg キャロットファーム
8 14 ラヴァンダ シルバーステート 牝4 岩田望来 森永聡
中村直也(栗東) ベーカバド 54kg 森永聡

勝ち馬予想に役立つ!府中牝馬ステークスの注目馬分析

カニキュル

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
シャルール ゼンノロブロイ サンデーサイレンス
ローミンレイチェル
グレウィトフィーヴァー Kaldoun
My Great Hope

カニキュルはこれまで8戦3勝2着2回3着1回。重賞は3戦し、昨年のフラワーC6着、フローラS3着ローズS2着。7カ月の休養明けの前走東京芝1600m2勝クラスを単勝1.4倍の1番人気で優勝。勝ち時計1分33秒は平凡も、上りは32秒9、2着に0.5秒差を付けています。

カニキュルの父はエピファネイア。ゼンノロブロイ産駒の母シャルールは牝馬限定中距離GⅢ2着2回している4勝馬。カニキュルは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ちます。

近親に弥生賞3着で5勝を挙げたアーデント、日経新春杯3着で5勝を挙げたシュペルミエール、京都新聞杯2着のフヴェローナシチーなど重賞では一歩届かない産駒が多数

東京は5戦3勝2着1回3着1回で全てメンバー中上がり最速、且つ馬券。また追い込み一辺倒では無く、前走は3番手で折り合って突き放す強い競馬今回のハンデは52kgで、前走より4kg減はかなり有利。計算上1分32秒前半で走れるため、時計勝負も対応できます。勝ち負け。

タガノエルピーダ

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
タガノレヴェントン キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
フィバリッシュ トニービン
ヘバ

タガノエルピーダはこれまで10戦3勝2着1回3着1回。重賞は朝日杯フューチュリティーSで3着が最高。3歳時にLクラス勝ちがあり、前走阪神牝馬Sでは2番人気7着。優勝馬サフィラに0.4秒差を付けられています。

タガノエルピーダの母はキズナ。キングカメハメハ産駒の母タガノレヴェントンは未勝利馬。タガノエルピーダの半兄に武蔵野S勝ち、マイルチャンピオンシップ2着のタガノトネール、デイリー杯2歳S勝ちのタガノエスプレッソ。母系は父の影響を受けやすいタイプ。

血統的には長めのマイラー。1600mと2000mで勝ち星があるため1800mは守備範囲。今回のハンデはLクラス勝ちがありながら54kgで前走に比べ1kg減は有利。ただし左回りは4着が最高。また基本関西圏が主戦場で、関東への遠征はオークス以来。そのオークスでは6番人気で16着と輸送は苦手か。

見送り。

セキトバイースト

デクラレーションオブウォー War Front Danzig
Starry Dreamer
Tempo West Rahy
Tempo
ベアフットレディ Footstepsinthesand Giant’s Causeway
Glatisant
Lady Angharad テンビー
Lavezzola

セキトバイーストはこれまで13戦3勝2着4回3着1回。重賞はチューリップ賞2着、ローズS3着とGⅠへの出走権を確保も、桜花賞では7着、秋華賞は13着。今年は中山牝馬S、福島牝馬Sと重賞では共に2桁着順。前走京都芝1800mLクラスを8番人気で優勝。

セキトバイーストの父はダンジグ系で欧州中距離GⅠ2勝のデクラレーションオブウォー。愛国産の母ベアフットレディは海外重賞2勝の5勝馬。セキトバイーストの半弟に昨年のラジオNIKKEI杯京都2歳S、ホープフルS2着のジョバンニ。

セキトバイーストは血統内にラーイの3×5の濃いクロスを持ちます。

前走はハンデキャップ戦で稍重。54kgの斤量でやや恩恵を受けており、先行して抜け出し2着には0.5秒差。Lクラスの割にメンバーは手薄であまり評価できない印象。

今回のハンデは55.5kgで、前走に比べ1.5kg増。同じLクラス勝ちがあるタガノエルピーダが54kgなので明らかに見込まれた印象。55kgは背負い慣れているものの、馬体重も450kgで決して恵まれているとは言えず、0.5kgが最後の踏ん張りに影響する可能性も。抑えまで。

カナテープ

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
ティッカーテープ Royal Applause ワージブ
Flying Melody
Argent Du Bois Silver Hawk
Wiener Wald

カナテープはこれまで15戦4勝2着3回3着3回重賞実績は無く、前走2月東京芝1800m3勝クラスを後方10番手から差し切り勝ち。勝ち時計1分45秒5と早く、上りはメンバー中33秒7をマークしています。

カナテープの父はロードカナロア英国産の母ティッカーテープは米国オークス・クイーンエリザベスⅡ世チャレンジカップSのGⅠ2勝を含む8勝馬。近親にGⅠ勝ちを含むステークスウィナー多数の良血。

6歳馬ですが、2~3戦して休養という使い方をしており、まだ15戦と数を使っていません。今回も冬3戦して4カ月半の休養明け。基本ポン駆けするタイプで、休養明けでもきっちり走ります。また15戦中12戦が左回りのサウスポー

さらに今回のハンデは53kgで前走より3kgも減はかなり有利。ただし、前身のマーメイドSでは6歳馬は過去10年で1勝3着2回と馬券になり難い傾向抑えまで。

ミアネーロ

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
ミスエーニョ Pulpit A.P. Indy
Preach
Madcap Escapad ヘネシー
Sassy Pants

ミアネーロは昨年のフラワーCの優勝馬。これまで8戦2勝2着1回。重賞は他に紫苑Sで2着。今年は中山牝馬Sで2番人気も、優勝馬から0.4秒差8着。前走ヴィクトリアマイルは出走前日に右前肢跛行で出走取消。

ミアネーロの父は牡馬春クラシック2冠のドゥラメンテ。米国産の母ミスエーニョは米ダートGⅠ馬。ミアネーロの半姉でフランケル産駒のミスエルテがファンタジーS勝ち。祖母マドキャップエスカペードはGⅠ勝ちを含む重賞5勝、全7勝の活躍馬。

ミアネーロは血統内にミスタープロスペクターの4×4の濃いクロスを持ち、血統的にも重賞級。

今回のハンデは55.5kgでm2走前の中山牝馬Sでもハンデと同じ。中山牝馬Sではゲート内でじっとしていられず、スタートで大きく出遅れ。3走前に1人気だったターコイズステークスでもスターのタイミングが合わず後方からと、気性的に難点が。

ただし最後は詰めてきており、ターコイズSの着差は0.3秒差、中山牝馬Sでも0.4秒差しかありません。秋華賞でも6着の馬なので、問題はスタートが決まるかどうか。ゴール前直線の長い阪神外回りなら、多少の出遅れでも挽回可能。人気薄なら連下で。

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