2025年第60回GⅢ北九州記念予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2025年北九州記念の注目馬を分析!

北九州記念の特徴

2025年のGⅢ北九州記念は第2回小倉開催4日目に行われる3歳以上芝1200mのハンデキャップ戦です。

国際競走に指定され外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方馬は認定馬のみ2頭まで出走登録が可能です。

2025年度の北九州記念はサマースプリントシリーズの第2戦に指定され、着順により着順により1着10P、2着5P、3着4P、4着3P、5着2P、6P以下は1点が加算されます。

↓過去10年の北九州記入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2025年北九州記念出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ヤマニンアンフィル ダイワメジャー 牝6 亀田温心 錦岡牧場
斉藤崇史(栗東) スウェプトオーヴァーボード  53kg 土井 肇
1 2 カリボール ジャスタウェイ 牡9 西塚洸二 ノーザンファーム
須貝尚介 (栗東) サクラバクシンオー 57kg 大和屋暁
2 3 レッドヒルシューズ ハーツクライ 牝5 高倉稜 チャンピオンズF
武英智(栗東) アグネスデジタル 55kg 呉本昌時
2 4 ミルトクレイモー バゴ 牡5 松山弘平 大北牧場
中村直也 (栗東) マンハッタンカフェ 56kg 永山勝敏
3 5 モズメイメイ リアルインパクト 牝5 高杉吏麒 社台ファーム
音無秀孝 (栗東) Frankel 56kg キャピタル・システム
3 6 メイショウソラフネ モーリス 牡6 酒井学 太陽牧場
石橋守(栗東) マンハッタンカフェ 57kg 松本好雄
4 7 クラスペディア ミスターメロディ 牡3 小崎綾也 田端牧場
河嶋宏樹(栗東) アグネスタキオン 57kg 塚田義広
4 8 エイシンワンド ディスクリートキャット 牡3 吉村誠之助 高野牧場
大久保龍(栗東) タイキシャトル 56kg 栄進堂
5 9 ヤマニンアルリフラ イスラボニータ 牡4 団野大成 錦岡牧場
斉藤崇史(栗東) スウェプトオーヴァーボード 55kg  土井 肇
5 10 タマモブラックタイ デクラレーションオブウォー 牡5 角田大和 タマモ
角田晃一 (栗東) ブラックタイド 55kg 対馬正
6 11 ドロップオブライト トーセンラー 牝6 小沢大仁 岡田スタッド
松永昌博(栗東) フレンチデピュティ 56kg 岡田牧雄
6 12 スリーアイランド Zoustar 牝5 田口貫太 Cn Farm Ltd
中竹和也(栗東) Pivotal 55kg 永井商事
7 13 オタルエバー リオンディーズ 牡6 幸英明 レイクヴィラファーム
中竹和也 (栗東) Redoute’s Choice 57kg 住谷幾久子
7 14 アブキールベイ ファインニードル 牝3 坂井瑠星 ダーレ・ジャパン・F
坂口智康(栗東) ハーツクライ 55kg ゴドルフィン
7 15 ロードフォアエース ロードカナロア 牡4 川田将雅 ケイアイファーム
友道康夫(栗東) War Front 56.5kg  ロードホースクラブ
8 16 シロン キズナ 牝6 国分恭介 藤本直弘
小栗実(栗東) ファルブラヴ 5kg 山本律
8 17 キタノエクスプレス アジアンエクスプレス 牡7 国分優作 北村欽哉
坂口智康(栗東) ディープインンパクト 58kg 北所直人
8 18 ヨシノイースター ルーラーシップ 牡7 内田博幸 清水義德
中尾秀正 (栗東) ゼンノロブロイ 57kg ガーベラパークスタツド

勝ち馬予想に役立つ!北九州記念の注目馬分析

ロードフォアエース

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
イトワズマジック War Front Danzig
Starry Dreamer
Misty For Me Galileo
Butterfly Cove

ロードフォアエースはこれまで13戦4勝2着8回重賞経験は無いものの、馬券を外したのは僅か1回と抜群の安定度。3勝クラスを卒業後、OP・Lクラスの芝1200m戦を3連戦し、全て1番人気で2着

ロードフォアエースの父はロードカナロア。米国産の母イトワズマジックは未出走馬。祖母はGⅠ4勝で全欧2歳牝馬チャンピオンのミスティフォーミー。母の全姉は欧州マイルGⅠ3勝、全6勝のローリーポーリー、全兄に欧州短距離GⅠ3勝、全5勝の全欧2歳牡馬チャンピオンのUSネイビーフラッグ。

ロードフォアエースは血統内にストームキャットの3×4、ノーザンダンサーの5×4×5の濃いクロスがあります。血統的には超一流で、パワー型のスプリンタータイプ。

小倉は3走前のOPでタイム差無しの2着とコース適性有り。ただし今回は重賞初挑戦持ち時計は1分7秒6までしかなく、ハンデは前走と同じ56.5gでは例年芝が早く1分7秒を切ることも珍しくない北九州記念ではペースに付いて来られない可能性が大。見送り。

キタノエクスプレス

アジアンエクスプレス ヘニーヒューズ ヘネシー
Meadow Flyer
ランニングボブキャッツ Running Stag
Backatem
ツルマルサンチャン ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
リキセレナード ジェイドロバリー
ムーンセレナード

キタノエクスプレスはこれまで22戦5勝2着5回3着2回重賞勝ちは無く昨年のCBC賞では1番人気7着。今年は2月小倉芝1200mOP勝ち後に高松宮記念に参戦して13番人気で15着。前走京都芝1200mOPで優勝馬から0.1秒差2着と好走しています。

キタノエクスプレスの父は朝日杯フューチュリティS勝ちのアジアンエクスプレス。ディープインパクト策の母ツルマルサンチャンは未勝利馬。祖母のリキセレナードは旧小倉3歳S勝ちのある2勝馬。キタノエクスプレスは5代先までクロスの無いアウトブリード。

父アジアンエクスプレス、母の父ディープインパクトは昨年北九記念他、短距離重賞2勝したピューロマジックと同配合。

前走は58kgを背負い、重馬場でも上りはメンバー中最速の33秒8を繰り出し、調子の良さが伺えます。またコース形態が似ている福島芝1200m3勝クラスで58kgを背負い1分7秒の好時計勝ちと、時計勝負にも対応。今回のハンデは57kgで、前走に比べ1kg減馬体重が510kgもあるので裸同然。

2走前に大差負けとはいえGⅠを経験した強み。勝ち負け。

ヨシノイースター

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
アースプレイ ゼンノロブロイ サンデーサイレンス
ローミンレイチェル
ミスイースター ウォーニング
イングリッシュホーマー

ヨシノイースターは昨年の北九州記念の2着馬。これまで28戦6勝2着6回3着3回昨年のセントウルS8着後は休養。今年は3月阪神芝1200mOPで復帰し4着後、前走中山芝1200mLクラスを勝ち、これでOP・Lクラスは2勝目。

ヨシノイースターの父はルーラーシップ。ゼンノロブロイ産駒の母アースプレイは芝短距離の2勝馬。母の半兄に小倉2歳S勝ちのマルブツイースター、祖母の半兄に愛知杯勝ちで全6勝のトウカイパルサー。ヨシノイースターは血統内にミスタープロスペクターの4×4の濃いクロスがあります。

昨年の北九州記念は稍重だったため、走破時計は1分8秒。また以降3戦の時計も1分8秒を切っていません。またOP・Lクラスで2勝しているため今回はトップハンデの58kgで、前走より0.5kg増は不利。さらに北九州記念では過去10年で7歳以上の馬が馬券になったのは1回だけ。

良馬場なら1分7秒を切ることもある北九州記念ででは年齢的にも厳しいか。見送り。

アブキールベイ

ファインニードル アドマイヤムーン エンドスウィープ
マイケイティーズ
ニードルクラフト Mark of Esteem
Sharp Point
アゴベイ ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
コージーベイ Storm Cat
Composure

アブキールベイは前走15番人気だった葵Sを優勝。これまで7戦3勝2着1回7戦中6戦が芝1200m戦で、同条件で掲示板を外したのは僅か1回。7戦中5回でメンバー中3番目以内のあがりを使っています。

アブキールベイの父は春秋短距離GⅠ制覇のファインニードル。ハーツクライ産駒の母アゴベイは芝短距離の2勝馬。祖祖母は米GⅠ2勝馬も、近親に活躍馬無し。アブキールベイは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ちます。

前走葵Sの勝ち時計は1分8秒3。昨年葵S、北九州記念を連勝したピューロマジックの勝ち時計が1分7秒1なので、1秒2も遅い時計。

GⅢ勝ちのためハンデは53kgも、前走に比べれば2kg馬体重が420kgしかないので恩恵も、計算上の走破時計は1分7秒後半。初の古馬との対戦では厳しい印象。見送り。

ヤマニンアルリフラ

イスラボニータ フジキセキ サンデーサイレンス
ミルレーサー
イスラコジーン Cozzene
Isla Mujeres
ヤマニンパピオネ スウェプトオーヴァーボード エンドスウィープ
Sheer Ice
ヤマニンメルティ ジェイドロバリー
ワンオブアクライン

ヤマニンアルリフラはこれまで12戦3勝2着1回3着5回未勝利戦は勝てず4戦前に京都芝1400m2勝クラスに参戦して優勝。今年は3月阪神ダート1200m2勝クラス3着、同月中京ダート1200m2勝クラス、5月芝1200m3勝クラスを連勝しての参戦。

ヤマニンアルリフラの父は皐月賞他重賞6勝のイスラボニータ。スウェプトオーヴァーボード産駒の母ヤマニンパピオネはダート短距離の4勝馬。ヤマニンアルリフラの一つ上の半兄にプロキシオンS勝ちのヤマニンウルス。また近親に中距離重賞2勝のヤマニンバルサムがいます。

ヤマニンアルリフラは血統内にミスタープロスペクターの5×5×4の濃いクロスを持ちます。馬場適性は父から、距離適性は母から。

前走は58kgを背負い、良馬場で勝ち時計1分8秒2は平凡も、先行して上りはメンバー中2番目の33秒6、2着に0.2秒差を付けています。今回のハンデは55kgで、前走に比べ3kgも減。ここ数戦の充実ぶりと、兄の能力を考えれば重賞でも通用か。勝ち負け。

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