2021年第59回G3京都金杯予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

京都金杯の特徴

G3京都金杯は4歳以上芝1600mで行われるハンデキャップ競争です。2011年は京都競馬場改修工事に伴い、代替開催として第1回中京開催所に行われます。国際競走に指定され、外国調教馬は9頭馬で優先出走権が与えられます。また地方所属馬は認定馬のみ2頭まで登録できます。

JRAのレースは通常週末の土日に開催されますが、金杯は基本的に1月5日に開催されます。そのため調教日程を調整する必要があり、当日の馬の仕上げ具合が成績を左右します。

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2021年京都金杯出走登録馬一覧表

枠番馬番出走馬馬齢騎手生産牧場
所属母の父斤量馬主
11ケイアイノーテックディープインパクト牡6藤岡佑介隆栄牧場
平田修 (栗東)Smarty Jones57kg亀田和弘
12ケイデンスコールロードカナロア 牡5岩田康誠ノーザンファーム
安田隆行(栗東)ハーツクライ56kgサンデーレーシング
23ロードマイウェイジャスタウェイ牡5松若風馬ロードホースクラブ
杉山 晴紀(栗東)ジャングルポケット57kgケイアイファーム
24ピースワンパラディジャングルポケット牡5福永祐一高山牧場
大竹正博 (美浦)アグネスデジタル56kg長谷川成利
35メイケイダイハードハードスパン牡6酒井学浦河小林牧場
中竹和也 (栗東)キングカメハメハ55kg名古屋競馬場
36レッドアネモスヴェクトワールピサ牝5吉田隼人社台ファーム
友道康夫 (栗東)サクラバクシンオー55kg東京ホースレーシング
47スマートオーディンダノンシャンティ牡8荻野極スカイビーチステーブル
池江泰寿 (栗東)Alzao57kg大川徹
48レッドガランロードカナロア 牡6北村友一社台ファーム
安田隆行 (栗東)シンボリクリスエス56kg東京ホースレーシング
59ブラックムーン アドマイヤムーン牡7幸英明タバタファーム
西浦勝一 (栗東)ジェネラス56kgHimRockRacing.H
510ブラックムーン アドマイヤムーン牡7武豊タバタファーム
西浦勝一 (栗東)ジェネラス56kgHimRockRacing.H
611ボンセルヴィーソダイワメジャー 牡7鮫島克駿白井牧場
池添学(栗東)サクラローレル55kg名古屋友豊(株)
612ラセットモンテロッソ牡6加藤祥太三好牧場
庄野靖志 (栗東)アグネスタキオン55kg桂土地
713エントシャイデンディープインパクト牡6川須栄彦ノースヒルズ
矢作芳人 (栗東)サクラバクシンオー56kg前田幸治
714タイセイビジョンタートルボウル牡4石橋脩ノーザンファーム
西村真幸 (栗東)スペシャルウィーク56kg田中成奉
815サトノアーサーディープインパクト 牡7坂井瑠星ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東)Redoute’s Choice56.5kgサトミホースカンパニー
816トリプルエースShamardal 牡4団野大成Godolphin
斉藤崇史(栗東)サンデーサイレンス55kgゴドルフィン

勝ち馬予想に役立つ!京都金杯の注目馬分析

シュリ

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
エーゲリア Giant’s Causeway Storm Cat
Mariah’s Storm
Girl of Gold Seeking the Gold
Fantastic Girl

シュリはこれまで8戦5勝2着1回で、8戦全てで1番人気。重賞経験はありませんが、前走で京都金杯と関連性が高いリステッドクラスのリゲルステークスを優勝しています。

シュリの父はハーツクライ。母エーゲリアは米国産で未勝利。母の父は欧州芝中距離G1を6勝したジャイアンツコーズウェイ。シュリの半兄にタニノギムレット産駒のジャンナがダート中距離5勝、サクラバクシンオー産駒のグレイトチャーターが短距離で5勝を挙げています。

シュリの母系にはスピード能力が赤いストームバードやシーキングザゴールドが入り、さらにロベルトの3×5の濃クロスとグロースタークの4×5も入っているので底力も十分。

中京芝1600mは3戦2勝。前々走では3勝クラスですが57kgを背負い1分32秒8の好時計で優勝しています。1番人気でリステッドクラスを勝っていても重賞実績がないため、前走と据え置きの56kgのハンデで出走できるのは有利。過去の傾向から考えても勝ち負け。

ピースワンパラディ

ジャングルポケット トニービン カンパラ
Severn Bridge 
ダンスチャーマー Nureyev 
Skillful Joy 
クリアソウル アグネスデジタル Crafty Prospector 
Chancey Squaw 
キャトルセゾン サンデーサイレンス
エミネントガール

ピースワンパラディは12戦5勝2着3回3着2回重賞勝ちはありませんが、3歳時に青葉賞で3着、昨年のエプソムカップでは2番人気に押されましたが結果は7着前走東京芝1600mのリステッドクラスを1番人気、1分32秒8の好時計で優勝しています。芝1600mは4戦負けなし

ピースワンパラディの父はダービーとジャパンカップを優勝したジャングルポケット。母クリアソウルはマイル戦を1勝したのみ。近親にこれといった活躍馬はいませんが、JRA・地方ともにそれなりに勝ち上がっています。

ピースワンパラディは15戦全てが左回りという典型的なサイスポー中京マイルも4戦2勝2着2回と連を外していません。前々走、前走でリステッドグラスを1番人気で2着、1着する実力がありながら、重賞勝ちが無いので前走と同じ56kgで出走できるのは有利です。

ただしジャングルポケット産駒は2014年以降重賞で馬券になっていません2、3着候補。

タイセイビジョン

タートルボウル Dyhim Diamond  Night Shift 
Happy Landing 
Clara Bow  Top Ville 
Kamiya 
ソムニア スペシャルウィーク サンデーサイレンス 
キャンペンガール 
ドリームスケイプ エルコンドルパサー
ドリームビジョン 

タイセイジジョンはこれまで8戦3勝2着2回京王杯2歳ステークスとアーリントンカップで重賞2勝を挙げており、G1朝日杯フューチュリティステークスでサリオスに0.3秒差2着NHKマイルカップではラウダシオンに0.3秒差で4着しています。

タイセイビジョンの父はノーザンダンサー系で仏国マイルG1ジャンプラ賞勝ちのタートルボウル。日本では本馬以外に中距離重賞3勝のトリンオフを輩出しています。母ソムニアは短距離の1勝馬。近親にダートG1を4勝したユートピア、芝G3を2勝したアロハドリームがいます。

タイセイビジョンの母はスペシャルウィークやエルコンドルパサーなどクラッシックでっぃスタンス向きの血が重ねられていますが、マイル路線で好成績を挙げているように影響力は父のタートルボウル。

秋初戦で古馬初対戦の富士ステークスでは4番人気で0.6秒差5着、前走マイルチャンピオンシップでは優勝馬グランアレグリアの1.2秒離、同じ3歳馬のサリオスからも0.8秒離され14着と大敗現時点で古馬と力さがあるのは明らか。

重賞2勝しているため馬齢定量より1kg重い56kgのハンデは、前走マイルチャンピオンシップでの大敗から見ても見込まれた感じです。連下が妥当か。

サトノアーサー

ディープインパクト ディープインパクト Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
キングスローズ Redoute’s Choice デインヒル 
Shantha’s Choice 
Nureyev’s Girl Nureyev 
Lakab 

サトノアーサーはこれまで21戦5勝2着5回3着4回、複勝率66.7%。2018年のエプソムカップ、昨年の関屋記念と重賞2勝しており、重賞は11戦2勝2着2回3着1回前走G1馬3頭が出走した富士ステークスで1番人気に押されましたが、優勝馬から0.9秒差9着に大敗しています。

サトノアーサーの父はディープインパクト母キングローズはニュージーランド産で同国3歳牝馬チャンピオンに輝いています。血統内にノーザンダンサーの5×5×4の濃いクロス、リファールの4×5のクロスを持っており成長力のある血統。

中京コースは初ですが、コース形態が似ている東京や新潟の重賞で勝っているので問題ありません。

今回トップハンデの57.5kgを背負いますが、同斤量を背負ったオープン・リステッドクラスで5戦0勝2着2回3着3回と馬券を外していないので極端な差は出ないでしょう。とはいえ勝ち切れていないのは確か。2、3着候補。

ケイアイノーテック

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
ケイアイガーベラ Smarty Jones Elusive Quality
I’ll Get Along 
アンナステルツ Danzig
Edge 

ケイアイノーテックはこれまで23戦3勝2着2回3着2回2018年のG1NHKマイルカップの優勝馬ですが、それ以降勝ち星を挙げていません前々走富士ステークスで15戦ぶりに3着に入り馬券になりましたが、前走マイルチャンピオンシップでは13着に大敗しています。

ケイアイノーテックの父はディープインパクト母ケイアイガーベラはJRAダート重賞2勝を含む9勝馬。ケイアイノーテックの全兄フィアスインパクトは豪州芝マイルG1を2勝しています。

前走のマイルチャンピオンシップでは大敗していますが、今年は芝1600mの重賞を5戦して3戦で掲示板を確保その中1回は58kgを背負った安田記念で、1分32秒3の好時計で走破しているので能力はあります。それより1kg軽い今回はケイアイノーテックには有利。3着付けで。

 

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