2021年札幌2歳ステークスの注目馬を分析！
札幌2歳ステークスの特徴
G2札幌2歳ステークスは第2回札幌開催7日目に行われる2歳限定芝1800ｍの馬鈴定量戦です。負担重量は牡馬・牝馬共に54kg。国際競走る指定され外国調教馬は7頭まで優先出走権が与えられます。
また地方所属馬は函館2歳ステークス・コスモス賞・クローバー賞で2着以内の馬に優先出走権が与えられ、本レース優勝馬には阪神ジュベナイルフィリーズか朝日フューチュリティステークス、ホープフルステークスのいずれかに優先出走権が与えられます。
札幌2歳ステークスの優勝馬より入賞馬の方が古馬になって活躍する馬が多く、注目のレースです。
↓過去10年の札幌2歳ステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓
2021年札幌2歳ステークス出走表
| 枠番 | 馬番 | 出走馬 | 父 | 馬齢 | 騎手 | 生産牧場 |
| 所属 | 母の父 | 斤量 | 馬主 | |||
| 1 | 1 | リューベック | ハービンジャー | 牡2 | 横山武史 | ノーザンファーム |
| 須貝尚介 (栗東) | スペシャルウィーク | 54kg | 金子真人H | |||
| 2 | 2 | トップキャスト | ダイワメジャー | 牝2 | 団野大成 | ノーザンファーム |
| 高橋康之 (栗東) | サンダーガルチ | 54kg | Ｇ１レーシング | |||
| 3 | 3 | ダークエクリプス | ドゥラメンテ | 牡2 | 和田竜二 | 矢野牧場 |
| 今野貞一 (栗東) | Woodman | 54kg | 矢野亨憲 | |||
| 4 | 4 | エーティーマクフィ | マクフィ | 牡2 | 藤岡佑介 | 岡田牧場 |
| 武英智 (栗東) | ハーツクライ | 54kg | 荒木徹 | |||
| 5 | 5 | ユキノオウジサマ | ドレフォン | 牡2 | 横山和生 | 笹川大晃牧場 |
| 田島俊明 (美浦) | マンハッタンカフェ | 54kg | 藤沼利夫 | |||
| 6 | 6 | オンリーオピニオン | キズナ | 牝2 | 柴田大和 | ビッグレッドファーム |
| 伊藤大士 (美浦) | アイルハヴアナザー | 54kg | TR・ラフィアン | |||
| 7 | 7 | アスクワイルドモア | キズナ | 牡2 | 武豊 | 社台ファーム |
| 藤原英昭 (栗東) | ゼンノロブロイ | 54kg | 廣崎利洋ＨＤ | |||
| 7 | 8 | クリノメガミエース | エスポワールシチー | 牝2 | 菱田裕二 | 日西牧場 |
| 本間忍 (美浦) | フレンチデピュティ | 54kg | 栗本博晴 | |||
| 8 | 9 | ジオグリフ | ドレフォン | 牡2 | C.ルメール | ノーザンファーム |
| 岩戸孝樹 (美浦) | キングカメハメハ | 54kg | サンデーレーシング | |||
| 8 | 10 | トーセンヴァンノ | ヴァンキッシュラン | 牡2 | 山田敬士 | エスティファーム |
| 小桧山悟 (美浦) | ファンタスティックライト | 54kg | 島川隆哉 |
リューベック
| ハービンジャー | Dansili | デインヒル |
| Hasili | ||
| Penang Pearl | Bering | |
| Guapa | ||
| ライツェント | スペシャルウィーク | サンデーサイレンス |
| キャンペンガール | ||
| ソニンク | Machiavellian | |
| Sonic Lady |
リューベックは函館芝1800m新馬戦を1番人気で優勝。終始逃げ、勝ち時計1分51秒1は遅いものの、上りはメンバー中最速の35.1秒でまとめ、2着に0.3秒差、力の違いを見せ完勝しています。
リューベックの父はハービンジャー。スペシャルウィーク産駒の母ライツェントは未勝利馬。母の半兄にシンボリクリスエス産駒のランフォルセが地方重賞4勝、半弟に中央・地方で重賞6勝のノーザンリバー、近親にダービー馬のロジユニヴァースがいます。
またリューベックの全姉は秋華賞馬で英国芝中距離G1勝ちのあるディアドラという良血。父がハービンジャー、姉も洋芝適性があるのでシューベックも洋芝適性が高いと考えられます。
ただし血統的に見ても距離はもっと伸びて良いタイプ。前走の勝ち時計は平凡で、この時期にもっと早い時計で走れるかはやや疑問。連下で。
ジオクリフ
| ドレフォン | Gio Ponti | Tale of the Cat |
| Chipeta Springs | ||
| Eltimaas | Ghostzapper | |
| Najecam | ||
| アロマティコ | キングカメハメハ | Kingmambo |
| マンファス | ||
| ナスカ | サンデーサイレンス | |
| アンデスレディー |
ジオクリフは東京芝1800m新馬戦を3番人気で優勝。勝ち時計1分48秒2、先行してメンバー中上り最速の33.3秒を繰り出し、2着に0.2秒差を付けています。
ジオクリフの父は米国短距離G1を3勝したドレフォン。キングカメハメハ産駒の母アロマティコは重賞勝ちこそ無いものの、秋華賞とエリザベス女王杯で3着、全6勝を挙げています。近親に地方重賞3勝のアンデスクィーンがいます。
血統内にミスタープロスペクターとレイズアネイティヴのクロスがあり、スピードとパワーに勝った配合。前走1～3着まで先行馬で上がり33秒台、前残りのヨーイ・ドンの競馬だったため、スタミナ勝負となると疑問符が付きます。小回りでスタミナが必要な札幌は適案とはいえません。抑えまで。
トップキャスト
| ダイワメジャー | サンデーサイレンス | Halo |
| Wishing Well | ||
| スカーレットブーケ | ノーザンテースト | |
| スカーレットインク | ||
| トップライナーII | サンダーガルチ | Gulch |
| Line of Thunder | ||
| To the Hunt | Relaunch | |
| Royal Advocator |
トップキャストは前走函館芝1800mを5番人気で優勝。終始逃げ、2着に0.6秒差、上りメンバー中最速の36.5秒でまとめ、勝ち時計1分48秒5。前週に同じコースで優勝したリューベックより3秒も早い時計です。
トップキャストの父はダイワメジャー。サンダーガルチ産駒の母トップランナーⅡは米国産の未出走馬。トップキャストの半姉に米芝マイルG1勝ちのスタービリングがいます。
同日同距離で行われた古馬1勝クラスの勝ち時計が1分47秒8なので、前走の勝ち時計は優秀。前走2着は3馬身、3着以下は大差負けを喫しているように、この時期にこの時計で新馬戦を走られたら大抵の馬は付いて来られません。
また前走の走破時計は去年の札幌2歳ステークスでソダシとタイム差無しで2着だったユーバーレーベンが出した時計1分48秒2とたった0.3秒差。2012年の勝ち馬コディーノと同じ。勝ち負け。
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