2022年第36回G3根岸ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2022年根岸ステークスの注目馬を分析!

根岸ステークスの特徴

G3根岸ステークスは第1回東京開催2日目に行われる4歳以上ダート1400mの別定戦です。負担重量は4歳牡・騙馬55kg、同牝馬53kg、5歳以上牡・騙馬56kg、牝馬54kg。過去の重賞勝利実績によって負担重量が加算されます。加算重量は以下の通り

2歳時の成績を除き

3kg増=1年以内に牝馬G1を除くG1勝利馬。

2kg増=1年以内に牝馬G1、牝馬限定を除くG2勝利馬、1年以上前に牝馬限定G1を除くG1勝利馬。

1kg増=1年以内に牝馬限定を除くG3勝利馬、1年以上前に牝馬限定を除くG2勝利馬

国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され、4頭まで出走登録が可能です。なお、根岸ステークス優勝馬には当年度のフェブラリーステークスへの優先出走権が与えられます。

↓過去10年の根岸ステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2022年根岸ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 オーロラテソーロ Malibu Moon 牡5 秋山真一郎 John R.PSpendthift F
畠山吉宏 (美浦) Not for Love 56kg 了徳寺健二H
1 2 レピアーウィット ヘニーヒューズ 牡7 大野拓弥 ノーザンファーム
堀宣行 (美浦) Running Stag 57kg 金子真人H
2 3 モジアナフレイバー  バトルプラン 牡7 真島大輔 桜井牧場
福永敏 (大井) フレンチデピュティ 56kg 尾田信夫
2 4 スリーグランド シニスターミニスター 牡5 岩田望来 グランド牧場
高橋義忠 (栗東) ブライアンズタイム 56kg 永井商事
3 5 オメガレインボー アイルハヴアナザー 牡6 横山和生 岡田スタッド
安田翔伍 (栗東) アグネスタキオン 56kg 原禮子
3 6 ジャスティン  オルフェーヴル 牡6 坂井瑠星 天羽禮治
矢作芳人 (栗東) Gone West 57kg 小田吉男
4 7 ヘリオス   オルフェーヴル 騙6 武豊 桑田牧場
寺島良 (栗東) フレンチデピュティ 56kg 桑田牧場
4 8 タガノビューティー ヘニーヒューズ 牡5 津村明秀 新冠タガノファーム
西園正都 (栗東) スペシャルウィーク 56kg 八木良司
5 9 ソリストサンダー トビーズコーナー 牡7 戸崎圭太 村田牧場
高柳大輔 (栗東) スペシャルウィーク 57kg 村上稔
5 10 リアンヴェリテ ゴールドアリュール 牡8 国分恭介 ノースヒルズ
中竹和也 (栗東) Cozzene 56kg 加藤誠
6 11 テイエムサウスダン  サウスヴィグラス 牡5 岩田康誠 グランド牧場
飯田雄三 (栗東) Langfuhr 57kg 竹園正繼
6 12 タイムフライヤー ハーツクライ 牡6 M.デムーロ 白老ファーム
松田国英 (栗東) ブライアンズタイム 57kg サンデーレーシング
7 13 サクセスエナジー キンシャサノキセキ 牡8 石川裕紀人 タニグチ牧場
北出成人 (栗東) ジャングルポケット 58kg 高嶋哲
7 14 トップウイナー バゴ 牡6 横山琉人 宮内牧場
鈴木孝志 (栗東) テイエムオペラオー 53kg 宮内牧場
8 15 ジャスパープリンス Violence 牡7 岩田康誠 Hill ‘n’ Dale Equine H Inc
森秀行 (栗東) Bernardini 56kg 加藤和夫
8 16 エアアルマス マジェスティックウォリアー 牡7 C.ルメール S.Y & T. Y
池添学 (栗東) エンパイアメーカー 57kg ラッキーフィールド

勝ち馬予想に役立つ!根岸ステークスの注目馬分析

ソリストスラーダー

トビーズコーナー Bellamy Road Concerto
Hurry Home Hillary
Brandon’s Ride Mister Frisky
Mrs. Bumble
ラヴソースウィート スペシャルウィーク サンデーサイレンス
キャンペンガール
キソティックラヴ ブライアンズタイム
キソティック

ソリストスラーダーは昨年の武蔵野ステークスの優勝馬で、これまで27戦6勝2着5回3着4回一昨年の武蔵野ステークスでも2着し、昨年は地方GⅠ盛岡マイルチャンピオンシップでも3着と、ダートマイル戦は得意です。

ソリストサンダーの父はノーザンダンサー系で米ダート中距離G1勝ちのあるトビーズコーナー。2016年から日本で繋養され、本馬がJRAダート重賞初勝利。スペシャルウィーク産駒の母ラヴソースウィートは地方で11勝。

地方競馬でもかなり小回りの船橋で中段から差して2着しており、パワーと瞬発力に秀でた馬。逆に競り合うスタミナ勝負は苦手なタイプ。

過去10年で3勝を挙げている武蔵野ステークスからの直行組も、7歳以上は1勝2着3回3着5回とデータ的には勝ち切るまでは難しいか。また好成績は脚抜きが良い稍重~が多いので、乾燥して時計が掛かる馬場になった時はやや不利。連下で。

オメガレインボー

アイルハヴアナザー Flower Alley Distorted Humor
プリンセスオリビア
Arch’s Gal Edith Arch
Force Five Gal
ワイキューブ アグネスタキオン サンデーサイレンス
アグネスフローラ
エレガントフライ ノーザンテースト
アンカースティーム

オメガレインボーはこれまで24戦5勝2着5回3着3回。これまで重賞勝ちはありませんが、エルムステークス2着、武蔵野ステークス・カペラステークス3着と、重賞3連戦で全て馬券になっています。

オメガレインボーの父は米クラシック2冠のアイルハヴアナザー。アグネスタキオン産駒の母ワイキューブは芝短距離の4勝馬。母の妹が朝日フューチュリティステークスを優勝したセイウンワンダーを輩出しています。

前走カペラステークスでは決して適距離ではない1200m戦で、1・2着馬から0.5秒離されたものの3着と地力の高さの証明。今回は1ハロン距離延長で、前進が見込めます。またここ7戦でメンバー中あがり3番手以内と、直線が長い東京コースはオメガレインボーに有利

過去10年で6歳馬が4勝を挙げていることからも、今回も勝ち負け。

ヘリオス

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート 
ヴィートマルシェ フレンチデピュティ ヴィートマルシェ
Mitterand 
キョウエイマーチ ダンシングブレーヴ 
インターシャルマン

ヘリオスはこれまで21戦7勝2着2回3着2回重賞勝ちは無く昨年の根岸ステークスでは5番人気で8着、フェブラリーステークスでは16着と力及ばず。夏に休養を挟み、昨年秋は東京ダート1400mのL・OPを連勝し再び本レースに駒を進めています。

ヘリオスの父はオルフェーヴル。フレンチデピュティ産駒の母アンジュジュエットはダートマイルの2勝馬。祖母の兄弟にフラワーカップ勝ちのショウナンタレント、共同通信勝ちのショウナンアルバがいます。

オルフェーヴル×フレンチデピュティの組合せは、昨年日本馬として初めてブリダーズカップディスタフを勝ったマルシュロレーヌと同じ。ヘリオスはさらに血統内にサンデーサイレンスの3×4の濃いクロスを持っています。

東京ダート1400m戦は5戦3勝と得意も、戦法は基本逃げ。過去10年で根岸ステークスを逃げた馬が馬券に絡んだことはありません重賞常連組の目標にされる可能性が高く、良くて抑えまで。

タガノビューティー

ヘニーヒューズ ヘネシー Storm Cat 
Island Kitty 
Meadow Flyer Meadowlake 
Shortley 
スペシャルディナー スペシャルウィーク サンデーサイレンス 
キャンペンガール 
ソフトパイン Woodman 
Ladyago 

タガノビューティーはこれまで18戦6勝2着4回3着3回重賞勝ちはありませんが、2歳時に朝日フューチュリティステークスで4着昨年の武蔵野ステークでは1番人気に推されましたが、優勝馬ソリストサンダーから0.6秒離され6着に敗れています。

タガノビューティーの父芝・ダートを問わず短~マイル産駒を多く出すヘニーニューズ。スペシャルウィーク産駒の母スペシャルディナーは1勝馬で、近親にこれといった活躍馬はいません。

末脚勝負の馬で、ゴール前直線が長い東京、中京、阪神マイルを中心に使われています。東京ダートは11戦5勝2着3回3着1回と得意で、馬券を外したのは2回の重賞のみ。

早熟系のヘニーヒューズ産駒の割に古馬になっても力を付けており、前走の阪神ダート1400mオープンでトップハンデ58kgを背負っても優勝馬から0.1秒差3着で勝ち負け。今回は得意の東京ダート1400m戦で、前走より2kg減はかなり有利今回は勝ち負け。

クロパラントゥ

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
マーガレットメドウ Distorted Humor フォーティナイナー
Danzig’s Beauty
Malibu Prayer Malibu Moon
Grand Prayer

クロパラントゥはこれまで9戦6勝重賞実績はありません。中央で未勝利戦を勝てず地方へ移籍、門別で3連勝を飾り、中央の藤沢厩舎に再移籍。中央でも3連勝し、今回は計6連勝で初重賞制覇に臨みます。

クロパラントゥの父はキズナ。米国産の母マーガレットメドウは未出走馬。祖母マリブプレイヤーは米ダートマイルGⅠ(現GⅡ)ファフィアンステークスをはじめ6勝を挙げているので、ダート適正は母系から。

昨年秋に馬体を大きく増やしても連勝を続けたように、ダート馬として力を付けています。また底を見せていないのも魅力。ただし過去10年で根岸ステークスを条件戦から馬券になった馬はおらず、重賞初挑戦でGⅠ出走を目指すメンバーの流れに付いて来られるかは疑問。良くて抑えまで。

テイエムサウスダン


サウスヴィグラス
エンドスウィープ フォーティナイナー
Broom Dance
ダーケストスター Star de Naskra
Minnie Riperton
ムービングアウト Langfuhr Danzig
Sweet Briar Too
ルネッサンスファウンド Silver Deputy
Go First Class

テイエムサウスダンはこれまで17戦8勝2着1回3着1回。JRAダート重賞は昨年の根岸ステークスと武蔵野ステークスに出走していますが、共に着外。ただし地方重賞は6戦3勝4着1回。前走園田ダート1400mGⅢ兵庫ゴールドトロフィーでは1番人気で優勝しています。

テイエムサウスダンの父は根岸ステークスを連覇し、ダート短距離馬を多く出すサウスヴィグラス。母ムービングアウトは地方の1勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。

父は地方のリーディングサイヤーを6回記録し、産駒は地方重賞を勝ちまくっていますが、JRA重賞は僅か1回のみ。テイエムサウスダンも直線が短い地方では大活躍も、中央重賞では歯が立ちません。今回は見送り。

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