2022年マーチステークスの注目馬を分析！
マーチステークスの特徴
G3マーチステークスは第3回中山開催2日目に行われる4歳以上ダート1800mのハンデキャップ戦です。過去1年以内に1回以上出走歴がある馬のみ出走登録が可能です。
国際競走に指定され、外国馬調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され、4頭まで出走登録が可能です。
↓過去10年のマーチステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓
2022年マーチステークス出走表
| 枠番 | 馬番 | 出走馬 | 父 | 馬齢 | 騎手 | 生産牧場 |
| 所属 | 母の父 | 斤量 | 馬主 | |||
| 1 | 1 | バレッティ | キングカメハメハ | 騙8 | 野中悠太郎 | 社台ファーム |
| 久保田貴 (美浦) | ダンスインザダーク | 56kg | 社台レースホース | |||
| 1 | 2 | ダノンファスト | キングカメハメハ | 牡5 | 田中勝春 | 社台ファーム |
| 菊沢隆徳 (美浦) | ファルブラヴ | 56kg | ダノックス | |||
| 2 | 3 | エクレアスパークル | ハーツクライ | 牡8 | 津村明秀 | ノーザンファーム |
| 今野貞一 (栗東) | Seeking the Gold | 56kg | 李柱坤 | |||
| 2 | 4 | ダノンスプレンダー | ロードカナロア | 牡6 | 斎藤新 | レイクヴィラファーム |
| 安田隆行 (栗東) | シンボリクリスエス | 56.5kg | ダノックス | |||
| 3 | 5 | アイオライト | ローレルゲレイロ | 牡5 | 菱田裕二 | 南部功 |
| 武藤善則 (美浦) | オペラハウス | 56kg | 田頭勇貴 | |||
| 3 | 6 | ブルベアイリーデ | キンシャサノキセキ | 牡6 | 戸崎圭太 | フクオカファーム |
| 杉山晴紀 (栗東) | ストーミングホーム | 57kg | ブルアンドベア | |||
| 4 | 7 | ワイドファラオ | ヘニーヒューズ | 牡6 | 大野拓弥 | フジワラファーム |
| 角居勝彦（栗東） | アグネスタキオン | 57.5kg | 幅田昌伸 | |||
| 4 | 8 | デルマルーヴル | パイロ | 牡6 | 丹内祐次 | 坂東牧場 |
| 戸田博文 (美浦) | コマンズ | 57kg | 浅沼廣幸 | |||
| 5 | 9 | アナザートゥルース | アイルハヴアナザー | 騙8 | 菅原明良 | 岡田スタッド |
| 高木登 (美浦) | フジキセキ | 57.5ｋｇ | ノルマンディーTR | |||
| 5 | 10 | ケンシンコウ | パイロ | 牡4 | 丸山元気 | 静内山田牧場 |
| 小西一男 (美浦) | クリプティックラスカル | 57kg | 天野克彦 | |||
| 6 | 11 | ヒストリーメイカー | エンパイアメーカー | 牡8 | 内田博幸 | 青藍牧場 |
| 新谷功一 (栗東) | バブルガムフェロー | 56kg | 岩崎僖澄 | |||
| 6 | 12 | メイショウハリオ | パイロ | 牡5 | 浜中俊 | 三嶋牧場 |
| 岡田稲男 (栗東) | マンハッタンカフェ | 57kg | 松本好雄 | |||
| 7 | 13 | カデナ | ディープインパクト | 牡8 | 三浦皇成 | グランド牧場 |
| 中竹和也 (栗東) | フレンチデピュティ | 57.5ｋｇ | 前田幸治 | |||
| 7 | 14 | オメガレインボー | アイルハヴアナザー | 牡6 | 横山和生 | 岡田スタッド |
| 安田翔伍 (栗東) | アグネスタキオン | 56.5kg | 原禮子 | |||
| 8 | 15 | マイネルユキツバキ | アイルハヴアナザー | 牡7 | 柴田大和 | TC・ラフィアン |
| 高木登 (美浦) | フジキセキ | 57kg | 本間牧場 | |||
| 8 | 16 | デュープロセス | ダイワメジャー | 牡6 | 古川吉洋 | Godolphin |
| 安田隆行 (栗東) | New Approach | 57kg | ゴドルフィン |
勝ち馬予想に役立つ！マーチステークスの注目馬分析
オメガレインボー
| アイルハヴアナザー | Flower Alley | Distorted Humor |
| プリンセスオリビア | ||
| Arch’s Gal Edith | Arch | |
| Force Five Gal | ||
| ワイキューブ | アグネスタキオン | サンデーサイレンス |
| アグネスフローラ | ||
| エレガントフライ | ノーザンテースト | |
| アンカースティーム |
オメガレインボーは昨年のマーチステークスの4着馬。これまで25戦5勝2着5回3着3回。重賞勝ちはありませんが、昨年のエルムステークス、武蔵野ステークス、カペラステークスと3連続で馬券に絡んでいます。
オメガレインボーの父は米クラシック2冠のアイルハヴアナザー。アグネスタキオン産駒の母ワイキューブは芝短距離の4勝馬。母の妹から朝日杯フューチュリティステークス優勝のセイウンワンダーが出ています。
ダートのマイラーであり、好成績は1600～1700mに集中。ただし1800m戦は昨年のマーチステークスのみで、54kgの軽ハンデにも関わらず優勝馬から0.7秒も引き離されており、距離が持たない可能性があります。
また、今回は重賞勝ちが無いにも関わらず前走より0.5kgプラスの56.5kgでの出走と見込まれた印象。さらに馬体重が460kg台と、この時パワーが必要な中山ダートでは厳しいと考えられます。良くて抑えまで。
ブルベアリーデ
| キンシャサノキセキ | フジキセキ | サンデーサイレンス |
| ミルレーサー | ||
| ケルトシャーン | Pleasant Colony | |
| Featherhill | ||
| シルクシンフォニー | ストーミングホーム | Machiavellian |
| Try to Catch Me | ||
| クイーンオブタイム | ブライアンズタイム | |
| ロイヤルシルキー |
ブルベアリーデはこれまで36戦6勝2着5回3着3回。重賞勝ちはありませんが、近走距離を伸ばして好走しており、昨年のシリウスステークスと東海ステークスで3着、昨年の武蔵野ステークスで4着と、3戦連続で掲示板に載っています。
ブルベアリーデの父は高松宮記念2勝のキンシャサノキセキ。ストーミングホーム産駒の母シルクシンフォニーはダート中距離の4勝馬。そのため距離適性は母系から。
馬体が490kgあり、パワーが要るこの時期の中山ダートでは一応次第点も、中山は初。また9戦連続左回りで、古馬になってから右回りは2回しか経験しておらず、いずれも馬券に絡んでいないことからもサウスポーの可能性が大。また重賞勝ちが無いにもかからずハンデ57kgはやや酷。今回は見送り。
アナザートゥールース
| アイルハヴアナザー | Flower Alley | Distorted Humor |
| プリンセスオリビア | ||
| Arch’s Gal Edith | Arch | |
| Force Five Gal | ||
| キョウエイトルース | フジキセキ | サンデーサイレンス |
| ミルレーサー | ||
| キョウエイヨシノ | プラウドデボネア | |
| キョウエイミート |
アナザートゥールースは昨年のチャンピオンズカップの3着馬。これまで33戦7勝2着8回3着6回。ダート重賞の常連で、アンタレスステークスとダイオライト記念と重賞2勝。ダート重賞20連戦して11回馬券に絡んでいます。
アナザートゥールースの父アイルハヴアナザーはアメリカの3冠クラシックロードの2冠馬。フジキセキ産駒の母キョウエイトルースは中央2勝、地方1勝。半兄はチャンピオンズカップ、東京大賞典等ダートGⅠを勝ちJRA最優秀ダートホースのサンドトゥルー、GⅢ佐賀記念を勝ったルールソヴァール。
アナザートゥールースは1800m以上のレースで実績を上げているダートの長距離馬。条件戦馬時代は中山ダート1800ｍが主戦場で、10戦5勝2着3回と得意。今回はトップハンデの57.5kgでの出走も、過去にGⅢで2度58kgを背負い馬券に絡んでいるので斤量負けするタイプではありません。勝ち負け。
ダノンスプレンダー
| ロードカナロア | キングカメハメハ | Kingmambo |
| マンファス | ||
| レディブラッサム | Storm Cat | |
| サラトガデュー | ||
| メジロスプレンダー | シンボリクリスエス | クライウィズジョイ |
| Tee Kay | ||
| クライウィズジョイ | トニービン | |
| クライングフォーモア |
ダノンスプレンダーはこれまで17戦6勝2着2回3着3回。重賞勝ちはありませんが、ダートGⅢを4戦していずれも4着。中山ダート1800mオープンを2勝しています。
ダノンスプレンダーの父はロードカナロア。母メジロスプレンダーは芝中距離2勝馬。母の半弟に日経新春杯など重賞4勝、菊花賞2着のサトノノブレスがいます。ダートの1800mを中心に使われているように影響力は母の父のシンボリクエスから。
馬体が510kgとダート馬らしくパワータイプ。また中山ダート1800mは3戦して連を外していません。ハンデも前走より0.5kg軽くなります。マーチステークスはオープンからの挑戦馬が多く馬券に絡むのもダノンスプレンダーには良いデータ。連下で。
ホウオウルパン
| キズナ | ディープインパクト | サンデーサイレンス |
| ウインドインハーヘア | ||
| キャットクイル | Storm Cat | |
| Pacific Princess | ||
| フサイチジェット | Gilded Time | Timeless Moment |
| Gilded Lilly | ||
| Long Distance | Expensive Decision | |
| Reverse the Call |
ホウオウルパンはこれまで10戦4勝3着2回。今回が重賞初挑戦ですが、中山ダート1800mは6戦4勝。1勝クラスから3勝クラスまで中山ダート1800mを3連勝してマーチステークスに登録しています。
ホウオウルパンの父はキズナ。母フサイチジェットはダート中距離の1勝馬。ホウオウルパンの半姉でヴァーミリアン産駒のビスカリアが地方GⅢTCK女王盃競走を優勝しています。また血統内に米2冠ダマスカスの4×4の濃いクロスを持っています。
馬体が520kg台と大柄で、3戦連続で時計を詰めているように、現在急成長中。また前走3勝クラスでマークした走破時計1分52秒1は、翌日行われたダートオープンの勝ち時計より2秒も早い時計です。斤量も前走と同じ55kgは魅力。
ただし、マーチステークスでは条件クラスからの出走馬が馬券に絡んだのは過去10年で3例のみ。勢いは怖いので抑えで。
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