2023年第41回GⅡニュージーランドトロフィー予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年ニュージーランドトロフィーの注目馬を分析!

ニュージーランドトロフィーの特徴

GⅡニュージーランドトロフィーは第3回中山開催5日目に行われる3歳限定芝1600mの馬齢定量戦です。負担重量は牡・騙馬56kg、牝馬54kg。国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。

地方所属馬はNHKマイルカップ出走候補馬のみ3頭まで出走が可能で、JRA2歳GⅠ及び3歳重賞優勝馬にも出走資格が与えられます。

ニュージーランドトロフィーはNHKマイルカップのトライアルレースに指定され、3着までに入った馬に同レースへの優先出走権が与えられます。

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2023年ニュージーランドトロフィー出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ミスヨコハマ カレンブラックヒル 牝3 石橋脩 ノーザンファーム
斎藤誠 (美浦) Blame 54kg 大野富生
1 2 ルミノメテオール エピファネイア 牝3 横山武史 タイヘイ牧場
金成貴史 (美浦) フォーティナイナー 54kg 尾上松壽
2 3 ロードディフィート デクラレーションオブウォー 牡3 田辺裕信 藤本ファーム
和田勇介 (美浦) ダイワメジャー 56kg ロードホースクラブ
2 4 サンライズジーク エピファネイア 牡3 坂井瑠星 社台ファーム
矢作芳人 (栗東) フレンチデピュティ 56kg ライフハウス
3 5 エエヤン シルバーステート 牡3 M.デムーロ 須崎牧場
伊藤大士 (美浦) ティンバーカントリー 56kg ニッシンH
3 6 シャンパンカラー ドゥラメンテ 牡3 内田博幸 社台ファーム
田中剛 (美浦) Reckless Abandon 56kg 青山洋一
4 7 エイシンエイト エーシントップ 牝3 津村明秀 水丸牧場
藤原智行 (浦和) ハーツクライ 54kg 平井克彦
4 8 ドルチェモア ルーラーシップ 牡3 横山和生 下河辺牧場
須貝尚介 (栗東) ディープインパクト 56kg スリーエイチレーシング
5 9 オマツリオトコ ヴィットリオドーロ 牡3 永野猛蔵 グランド牧場
伊藤圭三 (美浦) スマートボーイ 56kg 是枝浩平
5 10 バグラダス マジェスティックウォリアー 牡3 三浦皇成 村田牧場
嘉藤貴行 (美浦) ディープインパクト 56kg 村田牧場
6 11 ミシシッピテソーロ ダノンバラード 牝3 柴田大和 リョーケンファーム
畠山吉宏 (美浦) A.P. Indy 54kg 了徳寺健二H
6 12 ジョウショーホープ ミッキーロケット 牡3 荻野極 福岡駿弥
新谷功一 (栗東) アグネスデジタル 56kg 熊田義孝
7 13 メイクアスナッチ ルーラーシップ 牝3 戸崎圭太 白老ファーム
武市康男 (美浦) ディープインパクト 54kg シルクレーシング
7 14 モリアーナ エピファネイア 牝3 武藤雅 ノーザンファーム
武藤善則 (美浦) ダイワメジャー 54kg 高橋文男
8 15 ウンブライル ロードカナロア 牝3 C.ルメール ノーザンファーム
木村哲也 (美浦) ファルブラヴ 54kg サンデーレーシング
8 16 シーウィザード ビーチパトロール 牡3 武豊 シンボリ牧場
鹿戸雄一 (美浦) メジロベイリー 56kg 岡田牧雄

勝ち馬予想に役立つ!ニュージーランドトロフィーの注目馬分析

ドルチェモア

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
アユサン ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
バイザキャット Storm Cat
Buy the Firm

ドルチェモアは朝日杯フューチュリティSの優勝馬で芝マイル戦を3戦3勝。2戦目にサウジアラビアロイヤルカップを制しています。

ドルチェモアの父はルーラーシップディープインパクト産駒の母アユサンは桜花賞馬。母の全妹のマウレアはチューリップ賞・紫苑S2着、阪神ジュベナイルフィリーズ3着と、母系はやや早熟。

父を考えれば距離延長が望ましいものの、再びマイル戦に戻るのは桜花賞馬の母の影響力が強いからか。今回はNHKマイルカップへの叩き台。朝日杯フューチュリティSの勝ち時計は後にNHKマイルカップを制したアドマイヤマーズと同じです。

中山向きの先行力があり、前走に比べればメンバーは手薄2歳チャンピオンとしてNHKマイルカップへ向け余裕残しでも負けられない一戦。勝ち負け。

ウンブライル

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
ラルケット ファルブラヴ Fairy King
Gift of the Night 
アズサユミ サンデーサイレンス
ファーストクラス 

ウンブライルはこれまで4戦2勝6月東京芝1400m新馬戦、10月阪神芝1400mOPを共に1番人気で連勝阪神ジュベナイルフィリーズでは3番人気に推されも、優勝馬から2.1秒離され15着惨敗前走クイーンCで3番人気6着と掲示板を外しています。

ウンブライルの父はロードカナロア。ファルブラヴ産駒の母ラルケットは芝マイルの4勝馬。ウインブライルの全兄はマイルチャンピオンシップ勝ち、朝日杯FS2着のステルヴィオ、一つ上の全姉ステルナティーアもサウジアラビアロイヤルカップ3着と、基本的にこの血統は早熟傾向

兄テルヴィオは古馬になって以降主戦場を1400~1600mに絞っており、馬券になったのは1400m戦で2回。ここ2戦マイル戦で期待を裏切っていることからも、1600mはやや長いか。血統的に人気になっても、今回は見送り。

エエヤン

シルバーステート ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シルヴァースカヤ Silver Hawk
Boubskaia
シルクヴィーナス ティンバーカントリー Woodman
Fall Aspen
シルクフレアー Danzig
Jet Route

エエヤンはこれまで4戦2勝3着1回。3戦目の中山芝1600mで未勝利戦を脱出前走も中山芝マイル戦で連勝。勝ち時計1分34秒、上りはメンバー中最速で2着に0.5秒差を付けています。

エエヤンの父はディープインパクト産駒のシルバーステート。ティンバーカントリー産駒の母シルグヴィーナスは未出走馬。エエヤンの半兄でデュランダル産駒のプレイアンドリアルが京成杯を優勝。プレイアンドリアルは京成杯後故障で引退も、朝日杯フューチュリティSで2番人気に推された逸材。

同じサンエーサイレンス系のシルバーステート産駒のエエヤンも同じポテンシャルを秘めている可能性はあります。またトッキーな中山芝1600m2勝は大きなアドバンテージ。人気のドルチェもとは同じ脚質で、持ち時計も人気のドルチェモアと0.1秒差しかないので、時計通りに走れば馬券内。

モリアーナ

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
ガルデルスリール ダイワメジャー サンデーサイレンス
スカーレットブーケ
バシマー Grand Lodge
Bella Vitessa

モリアーナはこれまで4戦2勝3着1回昨年6月の東京芝1600m新馬戦、8月札幌芝1800mを連勝阪神ジュベナイルフィリーズでは2番人気も、馬体重14kg増の急仕上げで道中息切れし、優勝馬から1.7秒差12着惨敗。前走クイーンCでは優勝馬とタイム差無し3着に好走。

モリアーナの父はエピファネイア。ダイワメジャー産駒の母ガルデルスリールは芝マイルの2勝馬。近親に活躍馬はいません。モリアーナは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ちます。父も母の父も3歳戦が強い早熟血統。

前走クイーンカップの走破時計1分33秒1は同レース過去10年の勝ち時計と比べると3番目に早い時計。馬体重は阪神ジュベナイルフィリーズから-2kgしか違わず、上りはメンバー中最速なので体重増は成長分。叩き3戦目なのでNHKマイルカップに向けてここは全力投球か。連下で。

シャンパンカラー

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
メモリアルライフ Reckless Abandon Exchange Rate
Sant Elena
Baldovina Tale of the Cat
バルドウィナ

シャンパンカラーはこれまで3戦2勝昨秋東京芝1600m新馬戦・1勝クラスを連勝前走京成杯では3番人気に推されましたが、優勝馬から0.8秒差離され惨敗しています。

シャンパンカラーの父は牡馬クラシック2のドッゥラメンテ。英国産の母メモリアルライフは未出走馬。母の半妹に短距離重賞4勝のワンカラット。桜花賞馬のジェネラーがいます。

母系を考えれば前走の距離延長は裏目。今回は距離を戻すため前進が見込めます。ただし芝マイルの持ち時計は1分34秒6と遅く、良馬場なら勝ち時計1分34秒を切る展開になるニュージーランドトロフィーでは時計を詰める必要があります。

また先行脚質なので強力な同型馬のドルチェモアとの兼ね合いがカギ。前が飛ばせば追走できない可能性があります。抑えまで。

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