2023年第66回GⅡ阪神牝馬ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年阪神牝馬ステークスの注目馬を分析!

阪神牝馬ステークスの特徴

GⅡ阪神牝馬ステークスは第2回阪神開催5日目に行われる4歳以上牝馬限定芝1600mの別定戦です。負担重量は55kg。過去の重賞勝利実績で負担重量が加算されます。加算条件は以下の通り。

2kg増・・・過去1年内のGⅠ優勝馬2kg増、

1kg増・・・過去1年内のGⅡ優勝馬及び1年以上前にGⅠ優勝馬(2歳時除く)

国際競争に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。

地方所属馬にとってヴィクトリアマイルへのステップレースに指定されており、同レース出走候補馬のみ3頭まで出走登録が可能です。また阪神牝馬ステークスで2着以内に入った地方馬はヴィクトリアマイルへの優先出走権が与えられます。

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2023年阪神牝馬ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 サブライムアンセム ロードカナロア 牝4 岩田望来 ノーザンファーム
藤原英昭 (栗東) シンボリクリスエス 55kg サンデーレーシング
2 2 コスタボニータ イスラボニータ 牝4 鮫島克駿 社台ファーム
杉山佳明 (栗東) Kendor 55kg 谷掛龍夫
3 3 ウインシャーロット スクリーンヒーロー 牝5 石川裕紀人 コスモヴューファーム
和田正一 (美浦) ジャングルポケット 55kg ウイン
4 4 フラーズダルム キズナ 牝5 北村友一 ノーザンファーム
松永昌博 (栗東) ホワイトマズル 55kg 吉田勝己
5 5 ママコチャ クロフネ 牝4 松山弘平 ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東) キングカメハメハ 55kg 金子真人H
5 6 テンハッピーローズ エピファネイア 牝5 藤岡康太 社台ファーム
高柳大輔 (栗東) タニノギムレット 55kg 天白泰司
6 7 ルージュスティリア ディープインパクト 牝4 川田将雅 社台牧場
藤原英昭 (栗東) Storm Cat 55kg 東京ホースレーシング
6 8 ピンハイ ミッキーアイル 牝4 高倉稜 ヒダカファーム
田中克典 (栗東) ジャングルポケット 55kg 北畑忍
7 9 サウンドビバーチェ ドゥラメンテ 牝4 浜中俊 三嶋牧場
高柳大輔 (栗東) Johan Cruyff 55kg 増田雄一
7 10 アンドヴァラナウト キングカメハメハ 牝5 吉田隼人 ノーザンファーム
池添学 (栗東) ディープインパクト 55kg サンデーレーシング
8 11 イズジョーノキセ ハーツクライ 牝5 岩田康誠 沖田哲夫
中内田充 (栗東) キングカメハメハ 56kg 泉一郎
8 12 ディヴィーナ モーリス 牝4 池添謙一 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) ディープインパクト 55kg 佐々木主浩

勝ち馬予想に役立つ!阪神牝馬ステークスの注目馬分析

ルージュスティリア

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere 
ドライヴンスノー Storm Cat Storm Bird
Terlingua
Wandesta Nashwan
De Stael

ルージュスティリアは前走中京芝1600m3勝クラスを優勝しマイル戦3連勝。これまで6戦4勝。3歳時にチューリップ賞、フローラSに出走していますが、いずれも掲示板を外しています

ルージュスティリアの父はディープインパクト。母ドライヴンスノーは米国産の1勝馬。祖母ワンデスタは米国芝中距離GⅠ3勝。母の父はディープインパクトとニックスのストームキャットで、ノーザンダンサーの5×4×5の濃いクロスを持っています。

芝1600m戦の走破タイムはいずれも1分34秒を切っており、2走前の阪神は1分32秒6の好時計勝ち。上りもここ3戦はメンバー中3番手以内。ディープインパクト産駒らしい瞬発力を持っています。

フローラSでは1番人気に推された逸材で、前走では新馬戦から馬体を20kg近く増やしており、馬体の成長と共に本格化したか。阪神牝馬ステークスと相性の良いディープインパクト産駒からも、ここは勝ち負け。

イズジョーノキセキ

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
キングダンサー キングカメハメハ Kingmambo 
マンファス 
メインタイトル Rahy
メインスルー

イズジョーノキセキは昨年の府中牝馬Sで人気のソダシを下して重賞初制覇。これまで25戦5勝2着4回3着2回。前走有馬記念に出走し、強敵相手に4着と健闘しています。

イズジョーノキセキの父はエピファネイア。キングカメハメハ産駒の母キングダンサーはダートの1勝馬。母の半兄でクロフネ産駒のディアーウィッシュが中央3勝、地方11勝。早熟傾向のエピファネイア産駒のなかで数少ない古馬になってからの重賞勝ち馬。

阪神が主戦場で15戦して3勝2着4回3着2回と得意も、1600m戦は未勝利戦1着以来馬券になっておらず古馬で馬券になったのは芝1800~2000m戦この距離の範囲では競馬をしても33秒台の末脚でまとめてきます。またGⅡ勝ちがあるため他馬より1kg斤量を背負います。

そのためマイル戦特有の早い流れになった時は、付いて来られない可能性があります。抑えで。

ビンハイ

ミッキーアイル ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
スターアイル ロックオブジブラルタル
アイルドフランス
レイテッド ジャングルポケット トニービン
ダンスチャーマー
タックスシェルター フジキセキ
タックスヘイブン

ビンハイはこれまで7戦2勝2着1回2戦目のチューリップ賞で2着に入り、桜花賞5着、オークス4着の実績。作秋に阪神芝1800m3勝クラスを勝ち上がって臨んだエリザベス女王杯では9着前走東京新聞杯では3番人気も、優勝馬から0.5秒離され8着敗退

ピンハイの父はマイルGⅠ2勝のディープインパクト産駒のミッキーアイル。ジャングルポケット産駒の母レイテッドは地方の3勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。ピンハイはサンデーサイレンスの3×4、ヌレイエフの4×4の濃いクロスを持ちます。

新馬戦では420kgあった馬体も、古馬になった前走では406kgと馬体の成長はありません。前走も良いポジションでレースを進めながら伸び切れなかったのは成長のピークは過ぎたか。前走よりメンバーが弱くなるものの、見送り。

ウインシャーロット

スクリーンヒーロー グラスワンダー Silver Hawk 
Ameriflora 
ランニングヒロイン サンデーサイレンス
ダイナアクトレス
マリアヴェロニカ ジャングルポケット トニービン
ダンスチャーマー
マリアヴァレリア サンデーサイレンス
ラスティックベル

ウインシャーロットは前々走ターコイズS、前走京都牝馬Sと重賞2戦連続2着。共に優勝馬とはタイム差無しなので、重賞勝利まであと一歩の存在。これまで15戦5勝2着7回3着1回で、新馬戦以外全て馬券になっています。

ウインシャーロットの父はスクリーンヒーロー。ジャングルポケット産駒の母マリアヴェロニカは芝中距離の2勝馬。血統内にサンデーサイレンスの3×3の非常に濃いクロスを持ちます。

祖母の半姉でサンデーサイレンス産駒のフサイチエアデールが重賞4勝、GⅠ2着3回、母系から朝日杯FS馬のフサイチリシャール、クイーンC馬ライラプス、札幌2歳S馬のアドマイヤエイカンが出ており、母系は走ります。

初遠征の前走阪神開催の京都牝馬Sで結果を出し、マイル戦は10戦2勝2着6回3着2回のパーフェクト。基本的に逃げ馬ですが、阪神マイルと同様にゴール前直線の長い東京マイルを5戦して2勝しているので問題ありません。ここ2走で馬体増やし、5歳になって本格化か。勝ち負け。

アンドヴァラナウト

アンドヴァラナウトは2021年のローズSの優勝馬で、昨年の阪神牝馬ステークスの2着馬。これまで13戦3勝2着4回3着2回。重賞は他に2021年の秋華賞と昨年の府中牝馬Sで3着しています。

アンドヴァラナウトの父はキングカメハメハ母グルヴェイグはマーメイドS勝ちの5勝馬。母の半姉にエリザベス女王杯連覇のアドマイヤグルーヴ、半兄に香港GⅠクイーンエリザベスカップ優勝で現種牡馬のルーラーシップと、一族に活躍馬が多数。

前走愛知杯では8番人気で9着。有鬚馬から1.6秒離され惨敗。昨年も愛知杯では11着だったので中京芝2000mは苦手だったか。昨年も愛知杯から巻き返しており、前走より1kg軽くなる今回は走り頃か。良馬場なら買い。

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