2024年第98回GⅡ中山記念予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年中山記念の注目馬を分析!

中山記念の特徴

GⅡ中山記念は第2回中山開催2日目に行われる4歳以上芝1800mの別定戦です。負担重量は2月28日以前の開催なら4歳牡・騙馬56kg、同牝馬54kg、3月以後の開催では4歳以上牡・騙馬57kg、同牝馬55kg。過去の重賞勝利実績で負担重量が加算されます。加算条件は以下の通り。

2kg増・・・過去1年以内に牝馬限定を除くGⅠ勝利馬。

1kg増・・・過去1年以内に牝馬限定GⅠ勝利馬、同GⅡ勝利馬。一年以上前に牝馬限定及び2歳GⅠを除くGⅠ勝利馬。

国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され、地方所属馬は大阪杯出走候補馬3頭まで出走登録が可能です。

中山記念は大阪杯へのステップレースに指定され、JRA所属馬であれば優勝馬に、地方所属馬であれば2着以内に入った馬に大阪杯への優先出走権が与えられます。

↓過去10年の中山記念入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2024年中山記念出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 レッドモンレーヴ ロードカナロア 牡5 横山和生 ノーザンファーム
蛯名正義 (美浦) ディープインパクト 58kg 東京ホースレーシング
1 2 ソーヴァリアント オルフェーヴル 牡6 武豊 社台ファーム
大竹正博 (美浦) シンボリクリスエス 57kg 社台レースホース
2 3 ソールオリエンス キタサンブラック 牡4 田辺裕信 社台ファーム
手塚貴久 (美浦) Motivator 58kg 社台レースホース
2 4 ジオグリフ ドレフォン 牡4 戸崎圭太 ノーザンファーム
岩戸孝樹(美浦) キングカメハメハ 58kg サンデーレーシング
3 5 ヒシイグアス  ハーツクライ 牡8 R.キング ノーザンファーム
堀宣行 (美浦) Bernstein 58kg 阿部雅英
3 6 イルーシヴパンサー  ハーツクライ 牡6 岩田望来 追分ファーム
久保田貴 (美浦) キングカメハメハ 57kg 草間庸文
4 7 ドーブネ ディープインパクト 牡5 吉田隼人 社台ファーム
武幸四郎 (栗東) Footstepsinthesand 57kg 藤田晋
4 8 マテンロウスカイ モーリス 騙5 横山典弘 ノーザンファーム
松永幹夫 (栗東) スペシャルウィーク 57kg 寺田千代乃
5 9 エルトンバローズ ディープブリランテ 牡4 西村淳也 桑田牧場
杉山晴紀 (栗東) ブライアンズタイム 57kg 猪熊広次
5 10 ラーグルフ モーリス 牡5 三浦皇成 スマイルファーム
宗像義忠 (美浦) ファルブラヴ 57kg 村木隆
6 11 タイムトゥヘヴン ロードカナロア 牡6 大野拓弥 オリオンファーム
戸田博文 (美浦) アドマイヤベガ 57kg DMMドリームクラブ
6 12 ホウオウリアリティ モーリス 牡6 木幡巧也 岡田スタツド
高木登(美浦) フジキセキ 57kg 小笹芳央
7 13 マイネルクリソーラ スクリーンヒーロー 牡5 津村明秀 ビッグレッドファーム
中野栄治(美浦) ムタファーウエク 57kg TC・ラフィアン
7 14 エエヤン シルバーステート 牡4 M.デムーロ 須崎牧場
伊藤大士 (美浦) ティンバーカントリー 57kg ニッシンH
8 15 テーオーシリウス ジャスタウェイ 牡6 永野猛蔵 ヤナガワ牧場
奥村豊(栗東) シンボリクリスエス 57kg 小笹公也
8 16 ホウオウリアリティ モーリス 牡6 菅原明良 岡田スタツド
高木登(美浦) フジキセキ 57kg 小笹芳央

勝ち馬予想に役立つ!中山記念の注目馬分析

ソールオリエンス

キタサンブラック ブラックタイド サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シュガーハート サクラバクシンオー
オトメゴコロ
スキア Motivator モンジュー
Out West
Light Quest クエストフォーフェイム
Gleam of Light

ソールオリエンスは昨年の皐月賞馬。京成杯勝ちがあり、三冠レースはダービーで2着、菊花賞で3着。前走有馬記念では4番人気に推されましたが、後方待機で伸びず8着に敗れています。

ソールオリエンスの父は中長距離GⅠ7勝のキタサンブラック。仏国産の母スキアはGⅢ勝ちがある3勝馬。ソールオリエンスの半兄にディープインパクト産駒で富士S優勝、ドバイターフ2着のヴァンギャルドがいます。

能力型高いため菊花賞で好走しましたが、本質的には中距離馬。有馬記念を除けば中山は3戦2勝2着1回。ただしGⅠ馬なので58kgの斤量を背負います。馬体重が460kg台なので、目標が大阪杯だと余裕残しで末脚が鈍る可能性があります。連下で。

エルトンバローズ

ディープブリランテ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
ラヴアンドバブルズ Loup Sauvage 
Bubble Dream
ショウナンカラット ブライアンズタイム Roberto
Kelley’s Day
ニュースヴァリュー Seattle Song
アンティックヴァリュー

エルトンバローズは昨年ラジオNIKKEI賞、毎日王冠を連勝。前走マイルチャンピオンシップで4番人気に推され、優勝馬ナミュールとは0.2秒差4着に健闘。

エルトンバローズの父はディープインパクト産駒のダービー馬ディープブリランテ。ブライアンズタイム産駒の母ショウナンカラットは未勝利馬。祖母ニュースヴァリューはGⅢ札幌スプリント2着も、一族に目立った活躍馬はおらず、殆どが地方馬。

父がディープブリランテなので血統的に人気になりませんが、ラジオNIKKEI賞ではセントライト記念でソールオリエンスに土を付けた1番人気のレーベンスティールを退け、毎日王冠ではソングライン、シュネルマイスターという2頭のGⅠ馬に競り勝っています

さらに1800m戦は5戦3勝2着2回と馬券を外していません。中山1800は初も同じ小回りコースの福島、ゴール前急坂がある阪神でも連を外していないので対応可能。勝ち負け。

ヒシイグナス

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
ラリズ  Bernstein Storm Cat
La Affirmed
La Marlene Rainbow Corner
La Cardinale

ヒシイグナスは2021年、2023年の中山記念の優勝馬。これまで20戦7勝2着5回3着1回。重賞は他に2021年中山金杯勝ち、2021年香港C・宝塚記念で2着。前走昨年の香港カップでも参加した日本馬で最先着の3着に入っています。

ヒシイグアスの父はハーツクライ。母ラズリはアルゼンチン産で同国GⅢ2勝を含む9勝を挙げた活躍馬。血統内にヘイローの3×5の濃いクロスを持っています。

体質が弱いたため数を使っておらず、今年も得意な中山記念を狙って参戦。ただし、過去10年で8歳馬が馬券に入ったことはありません。見送り。

ソーヴァリアント

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート 
ソーマジック シンボリクエスエス Kris S. 
Tee Kay 
スーア  Fairy King 
Bold Starlet 

ソーヴァリアントは2021、22年のチャレンジCの優勝馬。これまで16戦5勝2着2回3着3回。重賞は他に2021年のセントライト記念2着、昨年の札幌記念、富士Sで連続3着。昨年の中山記念では1番人気に推されていますが9着に敗れています。

ソーヴァリアントの父はオルフェーヴル。シンボリクリスエス産駒の母ソーマジックは桜花賞3着馬。ソーヴァリアントの半姉にディープインパクト産駒で愛知杯を勝ち、秋華賞2着、ヴィクトリアマイルカップ3着のマジックキャッスル。

前走マイルチャンピオンシップでは9番人気で12着。良績は2000~2200m戦に集中しているため、前走のマイルは距離不足。今回は1ハロン延長で前進か。また父がパワー型のオルフェーヴル。気性難が考えられめ成績は不安定ですが、基本的に中山は得意なはずで、昨年のリベンジができるか。連下で。

イルーシヴパンサー

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
イルーシヴキャット キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レッドキャット Storm Cat
Lady Sharp

イルーシヴパンサーは2022年の東京新聞杯、昨年の京都金杯の優勝馬。これまで16戦6勝2着2回前走マイルチャンピオンシップでは11番人気で6着。ただし優勝馬ナミュールとは0.3秒差、本レースに登録しているエルトンバローズとは0.1秒差しかありません。

イルーシヴパンサーの父はハーツクライ。キングカメハメハ産駒の母イルーシヴキャットは短距離の2勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。

昨年の中山記念も参戦しており6番人気で8着父がハーツクライなので跳びが大きく、良績を挙げているのはゴール前直線が長いコース。中山では昨年同様自慢の末脚が届かない可能性が大。見送り。

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