2024年中山記念の注目馬を分析!
中山記念の特徴
GⅡ中山記念は第2回中山開催2日目に行われる4歳以上芝1800mの別定戦です。負担重量は2月28日以前の開催なら4歳牡・騙馬56kg、同牝馬54kg、3月以後の開催では4歳以上牡・騙馬57kg、同牝馬55kg。過去の重賞勝利実績で負担重量が加算されます。加算条件は以下の通り。
2kg増・・・過去1年以内に牝馬限定を除くGⅠ勝利馬。
1kg増・・・過去1年以内に牝馬限定GⅠ勝利馬、同GⅡ勝利馬。一年以上前に牝馬限定及び2歳GⅠを除くGⅠ勝利馬。
国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され、地方所属馬は大阪杯出走候補馬3頭まで出走登録が可能です。
中山記念は大阪杯へのステップレースに指定され、JRA所属馬であれば優勝馬に、地方所属馬であれば2着以内に入った馬に大阪杯への優先出走権が与えられます。
2024年中山記念出走表
枠番 | 馬番 | 出走馬 | 父 | 馬齢 | 騎手 | 生産牧場 |
所属 | 母の父 | 斤量 | 馬主 | |||
1 | 1 | レッドモンレーヴ | ロードカナロア | 牡5 | 横山和生 | ノーザンファーム |
蛯名正義 (美浦) | ディープインパクト | 58kg | 東京ホースレーシング | |||
1 | 2 | ソーヴァリアント | オルフェーヴル | 牡6 | 武豊 | 社台ファーム |
大竹正博 (美浦) | シンボリクリスエス | 57kg | 社台レースホース | |||
2 | 3 | ソールオリエンス | キタサンブラック | 牡4 | 田辺裕信 | 社台ファーム |
手塚貴久 (美浦) | Motivator | 58kg | 社台レースホース | |||
2 | 4 | ジオグリフ | ドレフォン | 牡4 | 戸崎圭太 | ノーザンファーム |
岩戸孝樹(美浦) | キングカメハメハ | 58kg | サンデーレーシング | |||
3 | 5 | ヒシイグアス | ハーツクライ | 牡8 | R.キング | ノーザンファーム |
堀宣行 (美浦) | Bernstein | 58kg | 阿部雅英 | |||
3 | 6 | イルーシヴパンサー | ハーツクライ | 牡6 | 岩田望来 | 追分ファーム |
久保田貴 (美浦) | キングカメハメハ | 57kg | 草間庸文 | |||
4 | 7 | ドーブネ | ディープインパクト | 牡5 | 吉田隼人 | 社台ファーム |
武幸四郎 (栗東) | Footstepsinthesand | 57kg | 藤田晋 | |||
4 | 8 | マテンロウスカイ | モーリス | 騙5 | 横山典弘 | ノーザンファーム |
松永幹夫 (栗東) | スペシャルウィーク | 57kg | 寺田千代乃 | |||
5 | 9 | エルトンバローズ | ディープブリランテ | 牡4 | 西村淳也 | 桑田牧場 |
杉山晴紀 (栗東) | ブライアンズタイム | 57kg | 猪熊広次 | |||
5 | 10 | ラーグルフ | モーリス | 牡5 | 三浦皇成 | スマイルファーム |
宗像義忠 (美浦) | ファルブラヴ | 57kg | 村木隆 | |||
6 | 11 | タイムトゥヘヴン | ロードカナロア | 牡6 | 大野拓弥 | オリオンファーム |
戸田博文 (美浦) | アドマイヤベガ | 57kg | DMMドリームクラブ | |||
6 | 12 | ホウオウリアリティ | モーリス | 牡6 | 木幡巧也 | 岡田スタツド |
高木登(美浦) | フジキセキ | 57kg | 小笹芳央 | |||
7 | 13 | マイネルクリソーラ | スクリーンヒーロー | 牡5 | 津村明秀 | ビッグレッドファーム |
中野栄治(美浦) | ムタファーウエク | 57kg | TC・ラフィアン | |||
7 | 14 | エエヤン | シルバーステート | 牡4 | M.デムーロ | 須崎牧場 |
伊藤大士 (美浦) | ティンバーカントリー | 57kg | ニッシンH | |||
8 | 15 | テーオーシリウス | ジャスタウェイ | 牡6 | 永野猛蔵 | ヤナガワ牧場 |
奥村豊(栗東) | シンボリクリスエス | 57kg | 小笹公也 | |||
8 | 16 | ホウオウリアリティ | モーリス | 牡6 | 菅原明良 | 岡田スタツド |
高木登(美浦) | フジキセキ | 57kg | 小笹芳央 |
勝ち馬予想に役立つ!中山記念の注目馬分析
ソールオリエンス
キタサンブラック | ブラックタイド | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | ||
シュガーハート | サクラバクシンオー | |
オトメゴコロ | ||
スキア | Motivator | モンジュー |
Out West | ||
Light Quest | クエストフォーフェイム | |
Gleam of Light |
ソールオリエンスは昨年の皐月賞馬。京成杯勝ちがあり、三冠レースはダービーで2着、菊花賞で3着。前走有馬記念では4番人気に推されましたが、後方待機で伸びず8着に敗れています。
ソールオリエンスの父は中長距離GⅠ7勝のキタサンブラック。仏国産の母スキアはGⅢ勝ちがある3勝馬。ソールオリエンスの半兄にディープインパクト産駒で富士S優勝、ドバイターフ2着のヴァンギャルドがいます。
能力型高いため菊花賞で好走しましたが、本質的には中距離馬。有馬記念を除けば中山は3戦2勝2着1回。ただしGⅠ馬なので58kgの斤量を背負います。馬体重が460kg台なので、目標が大阪杯だと余裕残しで末脚が鈍る可能性があります。連下で。
エルトンバローズ
ディープブリランテ | ディープインパクト | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | ||
ラヴアンドバブルズ | Loup Sauvage | |
Bubble Dream | ||
ショウナンカラット | ブライアンズタイム | Roberto |
Kelley’s Day | ||
ニュースヴァリュー | Seattle Song | |
アンティックヴァリュー |
エルトンバローズは昨年ラジオNIKKEI賞、毎日王冠を連勝。前走マイルチャンピオンシップで4番人気に推され、優勝馬ナミュールとは0.2秒差4着に健闘。
エルトンバローズの父はディープインパクト産駒のダービー馬ディープブリランテ。ブライアンズタイム産駒の母ショウナンカラットは未勝利馬。祖母ニュースヴァリューはGⅢ札幌スプリント2着も、一族に目立った活躍馬はおらず、殆どが地方馬。
父がディープブリランテなので血統的に人気になりませんが、ラジオNIKKEI賞ではセントライト記念でソールオリエンスに土を付けた1番人気のレーベンスティールを退け、毎日王冠ではソングライン、シュネルマイスターという2頭のGⅠ馬に競り勝っています。
さらに1800m戦は5戦3勝2着2回と馬券を外していません。中山1800は初も同じ小回りコースの福島、ゴール前急坂がある阪神でも連を外していないので対応可能。勝ち負け。
ヒシイグナス
ハーツクライ | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | ||
アイリッシュダンス | トニービン | |
ビューパーダンス | ||
ラリズ | Bernstein | Storm Cat |
La Affirmed | ||
La Marlene | Rainbow Corner | |
La Cardinale |
ヒシイグナスは2021年、2023年の中山記念の優勝馬。これまで20戦7勝2着5回3着1回。重賞は他に2021年中山金杯勝ち、2021年香港C・宝塚記念で2着。前走昨年の香港カップでも参加した日本馬で最先着の3着に入っています。
ヒシイグアスの父はハーツクライ。母ラズリはアルゼンチン産で同国GⅢ2勝を含む9勝を挙げた活躍馬。血統内にヘイローの3×5の濃いクロスを持っています。
体質が弱いたため数を使っておらず、今年も得意な中山記念を狙って参戦。ただし、過去10年で8歳馬が馬券に入ったことはありません。見送り。
ソーヴァリアント
オルフェーヴル | ステイゴールド | サンデーサイレンス |
ゴールデンサッシュ | ||
オリエンタルアート | メジロマックイーン | |
エレクトロアート | ||
ソーマジック | シンボリクエスエス | Kris S. |
Tee Kay | ||
スーア | Fairy King | |
Bold Starlet |
ソーヴァリアントは2021、22年のチャレンジCの優勝馬。これまで16戦5勝2着2回3着3回。重賞は他に2021年のセントライト記念2着、昨年の札幌記念、富士Sで連続3着。昨年の中山記念では1番人気に推されていますが9着に敗れています。
ソーヴァリアントの父はオルフェーヴル。シンボリクリスエス産駒の母ソーマジックは桜花賞3着馬。ソーヴァリアントの半姉にディープインパクト産駒で愛知杯を勝ち、秋華賞2着、ヴィクトリアマイルカップ3着のマジックキャッスル。
前走マイルチャンピオンシップでは9番人気で12着。良績は2000~2200m戦に集中しているため、前走のマイルは距離不足。今回は1ハロン延長で前進か。また父がパワー型のオルフェーヴル。気性難が考えられめ成績は不安定ですが、基本的に中山は得意なはずで、昨年のリベンジができるか。連下で。
イルーシヴパンサー
ハーツクライ | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | ||
アイリッシュダンス | トニービン | |
ビューパーダンス | ||
イルーシヴキャット | キングカメハメハ | Kingmambo |
マンファス | ||
レッドキャット | Storm Cat | |
Lady Sharp |
イルーシヴパンサーは2022年の東京新聞杯、昨年の京都金杯の優勝馬。これまで16戦6勝2着2回。前走マイルチャンピオンシップでは11番人気で6着。ただし優勝馬ナミュールとは0.3秒差、本レースに登録しているエルトンバローズとは0.1秒差しかありません。
イルーシヴパンサーの父はハーツクライ。キングカメハメハ産駒の母イルーシヴキャットは短距離の2勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。
昨年の中山記念も参戦しており6番人気で8着。父がハーツクライなので跳びが大きく、良績を挙げているのはゴール前直線が長いコース。中山では昨年同様自慢の末脚が届かない可能性が大。見送り。
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