2024年第72回GⅢ毎日杯予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年毎日杯の注目馬を分析!

毎日杯の特徴

GⅢ毎日杯は第2回阪神開催初日に行われる3歳限定芝1800mの別定戦です。負担重量は牡・騙馬57kg、牝馬55kg。過去の獲得本賞金で重量が加算され、本賞金1800万以上の馬は1kg増。

国際競走に指定され外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され、地方所属馬は2頭まで出走登録が可能です。

皐月賞へのトライアルレースではありませんが、毎日杯を優勝すると本賞金で皐月賞への出走がほぼ確実なので事実上の最終切。2017年にはアルアインがこのステップで皐月賞を優勝。

また入賞馬は今後の重賞路線で活躍する馬が多く、キズナとシャフリヤールがダービー、ブラストワンピースが有馬記念、キセキが菊花賞、インディチャンプが安田記念、スピルバーグが天皇賞秋を制し、今後のGⅠを占う上で重要なレースです。

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2024年毎日杯出走登録馬一覧表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ノーブルロジャー Palace Malice 牡3 川田将雅 Candy Meadows LLC
吉岡辰弥(栗東) More Than Ready 57kg ノルマンディーTR
2 2 ルシフェル ハーツクライ 牝3 B.ムルザバエフ ノーザンファーム
斉藤崇史(栗東) Exchange Rate 55kg キャロットファーム
3 3 ベラジオボンド ロードカナロア 牡3 岩田望来 社台ファーム
上村洋行(栗東) Dubai Destination 57kg 林田祥来
4 4 メイショウタバル ゴールドシップ 牡3 坂井瑠星 三嶋牧場
石橋守(栗東) フレンチデピュティ 57kg 松本好雄
5 5 トラジェクトワール モーリス 牡3 西村淳也 ノーザンファーム
尾関知人(美浦) ヴィクトワールピサ 57kg キャロットファーム
6 6 ナイトスラッガー ルーラーシップ 牡3 池添謙一 竹島幸治
小栗実(栗東) フジキセキ 57kg 東豊物産
7 7 ファーヴェント ハーツクライ 牡3 松山弘平 白老ファーム
藤原英昭(栗東) Street Cry 57kg キャロットファーム
7 8 スマートワイス ロードカナロア 牡3 武豊 ノーザンファーム
大久保龍志(栗東) ディープインパクト 57kg 大川徹
8 9 サトノシュトラーセ ジャスタウェイ 牡3 藤岡康太 追分ファーム
友道康夫(栗東) Champs Elysees 57kg 里見治
8 10 ニュージーズ リアルスティール 牡3 C.ルメール ノーザンファーム
木村哲也(美浦) Gold Away 57kg シルクレーシング

勝ち馬予想に役立つ!毎日杯の注目馬分析

ノーブルロジャー

Palace Malice Curlin Smart Strike
Sherriff’s Deputy
パレスルーマー Royal Anthem
Whisperifyoudare
Noble Ready More Than Ready サザンヘイロー
Woodman’s Girl
Aristocratic Lady Kris S.
American Dynasty

ノーブルロジャーはシンザン記念の優勝馬で2戦2勝。シンザン記念では3番人気でしたが、後方待機から直線で抜け出し、1番人気で先行していた2着エコロブルームに0.2秒差を付け完勝

ノーブルロジャーの父は米ダートクラシックディスタンスGⅠ2勝のパレスマリス。米国産の母ノーブルレディは未出走馬。近親にこれといった活躍馬はいません。父の半弟は菊花賞・天皇賞春を制したジャスティンパレス。

父を考えれば距離延長は歓迎の口。阪神1800mは外回りなので、自慢の末脚も生かせます。特別マイナスの要素はなく、今回も勝ち負け。

ニュージーズ

リアルスティール ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ラヴィズオンリーミー Storm Cat
Monevassia
ミュージカルウェイ Gold Away Goldneyev
Blushing Away
Mulika Procida
Gazelia

ニュージーズは前走12月中山芝2000m新馬戦を単勝1.7倍の圧倒的な1番人気で優勝。勝ち時計2分2秒6は遅いものの、先行してあがりはメンバー中最速の34秒5、2着に0.8秒差を付けています。

ニュージーズの父はディープインパクト産駒でドバイターフを制したリアルスティール。仏国産の母ミュージカルウェイは海外で重賞2勝を含む8勝馬。ニュージーズの半姉でディープインパクト産駒のミッキークイーンはオークスと秋華賞を優勝。

また一族にエリザベス女王杯馬のブレイディヴェール、愛知杯勝ちのミッキーゴージャス、小倉大賞典を勝ったエピファニーと活躍馬多数。ニュージーズは血統内にミスタープロスペクターの4×4の濃いクロスを持ちます。

母系は中距離、父の4勝は全て芝1800m戦なので前走より距離短縮は対応可能。母系はやや晩成系ですが、姉が3歳春から活躍していたことを考えれば、現状でも血統的に能力は重賞か。ただし過去10年で新馬、未勝利戦からの出走馬の優勝は無し連下で。

サトノシュトラーセ

ジャスタウェイ ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
シビル Wild Again
シャロン
ワンダーオブリップス Champs Elysees デインヒル
Hasili 
Wunderblume Lomitas
Wurfbahn 

サトノシュトラーセはこれまで4戦2勝2着1回3着1回2走前にラジオNIKKEI杯2歳Sに出走し3番人気で3着。勝ち馬シンエンペラーとは0.1秒差前走小倉芝2000m1勝クラスを単勝1.7倍の圧倒的な1番人気できっちり勝ち上がっています。

サトノシュトラーセの父はジャスタウェイ。母ワンダーオブリップスは独国オークスで3着している1勝馬。母の半弟ヴィンターフックスは独国マイルGⅢ勝ち。近親に独ダービー勝ちのヴァルトパークがいます。サトノシュトラーセは5代先までクロスがないアウトブリード。

血統的にクラシックディスタンス向きの配合。4戦連続芝2000m戦で、新馬戦を除けば平坦コースを使っています、今回は距離短縮の上、ゴール前で坂のあるコース。血統的にスタミナがあってもペースについて来られない可能性があります。抑えまで。

ルシフェル

ルシフェルはこれまで4戦2勝2着1回未勝利、Lクラスを連勝して臨んだ前走阪神ジュベナイルフィリーズでは6番人気で6着。優勝馬アスコピリチューノから0.8秒差を付けられています。

ルシフェルの父はハーツクライ。米国産の母アルリングスターは1勝馬のGⅠで2着2回。一つ上の全姉は未勝利で引退。近親にこれといった活躍馬はいません。

父がハーツクライで、1800~2000mで好成績を挙げていることからも、前走の阪神ジュベナイルフィリーズは距離が短かったか。今回はLクラス勝ちを収めている芝1800m戦に戻ります。

ただし、好成績を挙げ鋭い上がりを繰り出しているのは平坦コース。前走のように坂のあるコースでは後方から追い上げても、他馬より早い上りは繰り出せていません。不安要素が多く、今回は見送り。

ファーヴェント

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
トータルヒート Street Cry Machiavellian
Helen Street
リーサルヒート Unusual Heat
Lethal Leta

ファーヴェントはこれまで3戦1勝3着1回2走前に東京スポーツ杯2歳Sで3着し、前走きさらぎ賞で2番人気に推されるものの、優勝馬ビザンチンドリームから0..6秒差の6着敗退。

ファーヴェントの父はハーツクライ米国産の母リーサルヒートは海外重賞2勝を含む6勝馬。ただし近親に活躍馬はおらず、ファーヴァントの兄弟3頭の内1つ上のドゥラメンテ産駒サーマルアリングがOPまで出世。またファーヴェントはヘイローの3×5の濃いクロスを持ちます。

前走は東京スポーツ杯2歳Sの着順が評価され2番人気でしたが、同レースの内容は平凡。上位馬4頭はタイム差無しだったことからも、有力馬が出そろう現在は能力的に若干見劣りします。父は晩成型のハーツクライなのでまだ伸びしろがありそうですが、今回は見送り。

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