2024年第68回GⅠ大阪杯予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年大阪杯の注目馬を分析!

大阪杯の特徴

GⅠ大阪杯は第2阪神開催4日目に行われる4歳以上芝2000mの定量戦です。負担重量は牡・騙馬58kg、牝馬56kg。国際競走に指定され、外国調教場は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属場は出走資格のある馬のみ出走できます。

JRA所属馬は当年の中山記念及び金鯱賞の優勝馬、レーティング上位5頭までに優先出走権が与えられます。

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2024年大阪杯出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ミッキーゴージャス ミッキーロケット 牝4 M.デムーロ ノーザンファーム
安田隆行(栗東) ディープインパクト 56kg 野田 みづき
1 2 ローシャムパーク ハービンジャー 牡5 戸崎圭太 ノーザンファーム
田中博康 (美浦) キングカメハメハ 58kg サンデーレーシング
2 3 タスティエーラ サトノクラウン 牡4 松山弘平 ノーザンファーム
堀宣行 (美浦) マンハッタンカフェ 58kg キャロットファーム
2 4 ハヤヤッコ キングカメハメハ 牡8 幸英明 ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) クロフネ 58kg 金子真人H
3 5 スタニングローズ キングカメハメハ 牝5 西村淳也 ノーザンファーム
高野友和 (栗東) クロフネ 56kg サンデーレーシング
3 6 ジオグリフ ドレフォン 牡5 北村宏司 ノーザンファーム
岩戸孝樹(美浦) キングカメハメハ 58kg サンデーレーシング
4 7 ハーパー ハーツクライ 牝4 岩田望来 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) Jump Start 56kg エムズレーシング
4 8 プラダリア ディープインパクト 牡5 池添謙一 オリエント牧場
池添学(栗東) クロフネ 58kg 名古屋友豊
5 9 ステラヴェローチェ パゴ 牡6 酒井学 ノーザンファーム
須貝尚介 (栗東) ディープインパクト 58kg 大野剛嗣
5 10 ソールオリエンス キタサンブラック 牡4 横山武史 社台ファーム
手塚貴久 (美浦) Motivator 58kg 社台レースホース
6 11 ベラジオオペラ ロードカナロア 牡4 横山和生 社台ファーム
上村洋行 (栗東) ハービンジャー 58kg 林田祥来
6 12 キラーアビリティ ディープインパクト 牡5 北村友一 ノーザンファーム
斉藤崇史 (栗東) Congaree 58kg キャロットファーム
7 13 ルージュエヴァイユ ジャスタウェイ 牝5 菅原明良 社台ファーム
黒岩陽一 (美浦) Frankel 56kg 東京ホースレーシング
7 14 エピファニー エピファネイア 牡5 杉原誠人 ノーザンファーム
宮田敬介(美浦) ディープインパクト 58kg シルクレーシング
8 15 リカンカブール シルバーステート 牡5 津村明秀 辻牧場
田中克典 (栗東) Zoffany 58kg ラ・メール
8 16 カテドラル ハーツクライ 牡8 藤岡康太 ノーザンファーム
池添学 (栗東) ロックオブジブラルタル 58kg キャロットファーム

勝ち馬予想に役立つ!大阪杯の注目馬分析

タスティエーラ

サトノクラウン Marju ラストタイクーン
Flame of Tara
ジョコンダII Rossini
La Joconde
パルティトゥーラ マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
フォルテピアノ フレンチデピュティ
キョウエイフォルテ

タスティエーラは昨年のダービー馬で、皐月賞、菊花賞でも2着し、2023年度のJRA最優秀3歳牡馬。これまで7戦3勝2着2回。重賞は他に弥生賞勝ち。前走古馬と初対戦だった有馬記念では5番人気で6着。優勝馬で同じダービー馬のドウデュースに0.6秒差を付けられています。

タスティエーラの父は宝塚記念馬のサトノクラウン。マンハッタンカフェ産駒の母パルティトゥーラはマイルの3勝馬。母系から天皇賞秋を制したトーセンジョーダン、カンパニーなどマイル~中距離の重賞で活躍する馬が多数。

有馬記念は馬体重が+18kgと明らかに太め残り。有馬記念には同じノーザンファーム生産のクラブ所有馬が多数出走。クラブ同士の兼ね合いや菊花賞で激走した反動を考慮して、有馬記念は本気で仕上げていなかった可能性が大。

父が香港ヴァーズ、宝塚記念勝ちのサトノクラウンなので、距離短縮は歓迎。また昨年の秋初戦はぶっつけで菊花賞を使い2着だったように、ポン駆けも利きます。

今年の大阪杯には現役のドウデュースやスターズオンアース、シャフリヤール、ジャックドール、リバティアイランドといった強力な中距離馬は不在。実績でも最右翼の存在。馬体が絞れ、バッチリ仕上がっていれば勝ち負け。

ソールオリエンス

キタサンブラック ブラックタイド サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シュガーハート サクラバクシンオー
オトメゴコロ
スキア Motivator モンジュー
Out West
Light Quest クエストフォーフェイム
Gleam of Light

ローシャムパーク

ハービンジャー Dansili デインヒル
Hasili 
Penang Pearl Bering
Guapa 
レネットグルーヴ キングカメハメハ Kingmambo 
マンファス 
イントゥザグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ

ローシャムパークは昨年の函館記念、オールカマーを連勝。これまで11戦6勝2着2回3着1回。重賞は他に2022年のセントライト記念で3着。前走は初GⅠ朝鮮に海外の香港Cを選び3番人気も、先頭集団から大きく離され8着に敗れています。

ローシャムパークの父はハービンジャー。キングカメハメハ産駒のネレットグルーヴは芝マイルの3勝馬。祖祖母はオークス馬のエアグルーヴで、一族にGⅠ馬多数も、血が薄くなるほど活力が低下する傾向。そのため近親に活躍馬はいません。

2走前のオールカマーでタイトルホルダーを破り大金星。前走の香港Cは出遅れたうえ、体調自体もイマイチ。初の海外遠征も堪えたか。今回の阪神は初ですが、コース形態が似た小回りの中山で5戦3勝3着1回同じく初だった函館記念も優勝しているように、国内なら対応可能。

ただし今回は負担重量が前走より1kg重い58k。馬体重こそ500kg超も3勝クラスで58kgを背負った際は重馬場とはいえ、優勝馬から0.6秒差負け。また芝2000mも持ち時計も東京1勝クラスで1分59秒3が最高パワーがいる中山や洋芝で好成績。例年早い時計で決着する大阪杯では脚質的に不向きか。見送り。

ロードデルレイ

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
デルフィーノ ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
レディアーティスト フレンチデピュティ
レディーバラード

ロードデルレイはこれまで6戦5勝。重賞初挑戦だった昨年の神戸新聞杯では4番人気で4着。ただし優勝馬サトノグランツとはわずか0.1秒差前走東京芝2000mLクラスで1分57秒2を叩き出し、2年前に同レースを優勝したジャックドールの時計を0.2秒上回っています。

ロードデルレイの父はロードカナロア。ハーツクライ産駒の母デルフィーノは芝中距離の3勝馬。祖祖母はGⅢクイーン賞、TCK女王杯勝ちで計7勝したレディバラード、祖母の半弟に宝塚記念2着、AJCC、ラジオNIKKEI杯勝ちのダノンバラードがいます。

必ずしも差し馬ではありませんが、6戦全てで上りは33秒台。父がロードカナロアなので芝2400mの神戸新聞杯で距離が長く惜しくも勝ち切れませんでしたが、芝1800~2000mではパーフェクト上りも5戦全てでメンバー中2番手以内。さらに阪神も2度経験しています。

ただし、今回の負担重量は58kgで、前走より2kg増。馬体も480kg程度で、過去に56kgまでしか経験していないのはネック。末脚は強力も、切れ味が多少鈍る可能性があります。連下で。

ベラジオオペラ

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
エアルーティーン ハービンジャー Dansili
Penang Pearl 
エアマグダラ サンデーサイレンス
エアデジャヴー

ベラジオオペラは昨年のスプリングS、チャレンジCの優勝馬。これまで7戦4勝2着1回。昨年3番人気に推された皐月賞では10着でしたが、9番人気だったダービーでは優勝馬タスティエーラとタイム差無しの4着。1番人気だった前走京都記念でも0.1秒差2着しています。

ベラジオオペラの父はロードカナロア。ハービンジャー産駒の母エアルーティンは芝中距離の1勝馬。母の半兄でシンボリクリスエス産駒のエアアンセムが函館記念勝ち。一族は中距離馬が多数。父は短距離志向のロードカナロアも、母系は中距離志向で距離適性は母系から。

父がロードカナロアなので前走京都記念より200m距離短縮は歓迎の口阪神芝2000mは57kgを背負い優勝したチャレンジCでは1分58秒8の時計で、今回の斤量なら1分59秒で走破できる計算。ただし、この時計では1分58秒台の決着になる大阪杯では足りません。

また前走ではメンバー中上がり最速も、優勝馬プラダリアに0.1秒及ばず。ただしプラダリアは斤量58kgに対し、ベラジオオペラは57kg。プラダリアも上り2番目の脚を使っているので同斤量ならもう少し差を付けられています。

能力的には昨年の皐月賞馬ソールオリエンス、ダービー馬タスティエーラに匹敵も、このコースで勝ち切るにはやや足りない印象。抑えまで。

プラダリア

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere 
シャッセロール クロフネ フレンチデピュティ
ブルーアヴェニュー
ポポラス フォーティナイナー
リトルオードリー

プラダリアは2022年青葉賞、2023年京都大賞典、そして前走京都記念でGⅡ3勝。これまで15戦4勝2着2回3着2回京都記念では3番人気でしたが、1番人気のベラジオオペラの猛追を0.1秒凌いでいます。

プラダリアの父はディープインパクト。クロフネ産駒のシャッセロールは短距離の3勝馬。祖祖母は3歳牝馬限定GⅡ勝ち、オークス3着のリトルオードリー。5代先までクロスが無いアウトブリードで、近親に活躍馬はいません。

前走は今回の負担重量と同じ58kgで勝利。ただし、未勝利戦以外、馬券になっているのは2200~2400m。4走前に3番人気に押された新潟記念で優勝馬から0.3秒離され4着だったように、2000mだとプラダリアにとって忙しい可能性が大。

また大阪杯は例年早い時計で決着するため、ゆったりしたペースでディープインパクト産駒らしく長くいい脚を使うプダダリアには不向きか。見送り。

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