2024年第60回GⅢ新潟記念予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年新潟記念の注目馬を分析!

新潟記念の特徴

GⅢ新潟記念は第3回新潟開催8日目に行われる3歳以上芝2000mのハンデキャップ戦です。国際競走に指定され、外国調教馬は9頭馬まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬は2頭まで登録可能です。

サマー2000シリーズの第5戦で、着順により1着10点、2着5点、3着4点、4着3点、5着2点、6着以下は1点が加算されます。サマーシリーズ最終戦のためポイント争い上位陣の本気度が異なり、夏の新潟最終日を飾るのにふさわしいレースです。

↓過去10年の新潟記念入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2023年新潟記念出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ゴールドプリンセス ゴールドアクター 牝4 菊沢一樹 北勝ファーム
寺島良(栗東) キングヘイロー 53kg 居城寿与
2 4 ライトバック キズナ 牝3 坂井瑠星 レイクヴィラファーム
茶木太樹(栗東) Exceed And Excel 52kg 増田和啓
3 5 ジューンアヲニヨシ キズナ 牡4 池添謙一 ヒダカファーム
松下武士(栗東) ノボジャック 53kg 吉川潤
4 8 シンリョクカ サトノダイヤモンド 牝4 木幡初也 下河辺牧場
竹内正洋 (美浦) キングカメハメハ 54kg 由井健太郎
5 9 ファユエン ヴァンセンヌ 牝6 北村宏司 谷岡スタット
勢司和浩(美浦) アグネスデジタル 53kg 谷岡毅
5 10 アスクワイルドモア キズナ 牡4 小沢大仁 社台ファーム
藤原英昭 (栗東) ゼンノロブロイ 56kg 廣崎利洋HD
6 11 セレシオン ハーツクライ 牡5 荻野極 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) Candy Stripes 56kg キャロットファーム
6 12 アリスヴェリテ キズナ 牝4 柴田裕一郎 ノースヒルズ
中竹和也 (栗東) Cozzene 53kg 加藤誠
7 13 キングズパレス キングカメハメハ 牡5 松岡正海 社台ファーム
戸田博文 (美浦) Dubawi 57kg 社台レースホース
7 14 バラジ ヴァンセンヌ 騙5 菅原明良 増本牧場
鹿戸雄一 (美浦) アラジ 56kg 岡田牧雄
8 17 エーデルブルーメ ハービンジャー 牝5 川田将雅 ノーザンファーム
福永祐一(栗東) アグネスタキオン 54kg シルクレーシング
8 18 レッドラディエンス ディープインパクト 牡5 戸崎圭太 社台牧場
友道康夫(栗東) Jump Start 58.5kg 東京ホースレーシング

勝ち馬予想に役立つ!新潟記念の注目馬分析

ライトバック

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
インザスポットライト Exceed And Excel デインヒル
Patrona
Naruko Street Cry
Lake Toya

ライトバックはこれまで5戦2勝3着2回。京都芝1600mLクラス勝ちがあり、今年の桜花賞・オークスで3着しています。

ライトバックの父はキズナ。愛国産の母インザスポットライトは海外で3勝。祖母の半弟に仏国芝中距離GⅠ勝ちのソベツ、遠縁に皐月賞他重賞3勝のディーマジェスティがいます。

桜花賞・オークスでは共に最後方付近から末脚を伸ばし3着。しており、華賞トライアルの2戦は前が止まらないので、ゴール直線が長く開催が進み、馬場が多少荒れた本レースを選択か。秋華賞出走を確実にするには2着以内が必須。

ただし、新潟記念では前走GⅠ出走馬の成績は良いものの、基本的に牝馬は苦戦傾向。また過去10年で3歳馬が3頭馬券になっていますが、いずれも牡馬。しかも今回のハンデは53kg。前走より-2kgも、重賞未勝利の3歳馬としてはやや見込まれた印象。抑えまで。

レッドラディエンス

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
ベルフォルマーダ Jump Start A.P. Indy
Steady Cat
Perversa Fitzcarraldo
Peanut

レッドラディエンスは前走初重賞だった七夕記念を優勝。これまで12戦5勝2着5回3着1回馬券を外したのは新馬戦のみ前走七夕記念を優勝しているため、本レースの着順次第でサマー2000シリーズチャンピオンの可能性があります。

レッドラディエンスの父はディープインパクト。アルゼンチン産の母ベルフォルマーダは同国GⅠオークスで3着のある2勝馬。一族からアルゼンチンのGⅠ馬が2頭出ています。レッドラディエンスは5代先までクロスが無いアウトブリード。

前走七夕賞の勝ち時計は1分57秒9と早く、しかもまくって上りはメンバー中最速の34秒9。12戦中11戦で上りは3番手以内。着差も新馬戦以外は負けても0.3秒差以内に収まっています。今回は新潟に変わりますが、父がディープインパクトなら適鞍。

ただし、前走重賞勝ちを収めたので斤量はトップハンデの58.5kg。前走0.4秒差を付けたキングスパレスが据え置きの57kgなので、計算上は0.1秒差で先着できます。また条件戦で58kgを背負い5回出走して連を外していないため0.5kg増程度なら克服可能勝ち負け。

エーデルブルーメ

ハービンジャー Dansili デインヒル
Hasili 
Penang Pearl Bering
Guapa 
アーデルハイト アグネスタキオン サンデーサイレンス
アグネスフローラ
ビワハイジ Caerleon
アグサン

エーデルブルーメはこれまで16戦4勝2着5回3着4回。初重賞だった前走マーメイドSでは優勝馬から0.4秒差2着を確保

エーデルブルーメの父はハービンジャー。アグネスタキオン産駒の母アーデルハイトは未勝利馬。祖母はJRA最優秀2歳牝馬のビワハイジ。

母の兄弟には牝馬2冠馬でGⅠ5勝、3年連続JRA賞のブエナビスタ、重賞3勝のアドマイヤオーラ、エプソムカップ優勝のトーセンレーヴ、最優秀2歳牝馬のジョワドヴィーヴルなど活躍馬多数。

牝馬としては距離が持ち16戦中15戦が芝2000m戦。また新潟は3戦1勝2着1回で、連を外したのは重馬場。それでも5着に入っており、基本的に得意。

1番人気だった前走マーメイドSでは最軽量馬アリスヴェリテに逃げ切り勝ちを許してしまいましたが、ハンデは4kg差。同斤量なら2馬身差を付けて優勝しています。今回のハンデは54kgで据え置き。本レースと登録のアリスヴェリテは3kg増の53kgとの差が縮まります。

ただし今回は牡馬混合重賞で相手強化。新潟記念では過去10年で前走GⅠあるいはサマー2000シリーズ以外の重賞からの参戦馬の優勝無し。また牝馬は相対的に弱く、3着が1回あるのみ良くて抑えまで。

キングスパレス

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector 
Miesque 
マンファス ラストタイクーン 
Pilot Bird 
ドバウィハイツ Dubawi Dubai Millennium
Zomaradah
Rosie’s Posy Suave Dancer
My Branch

キングスパレスはこれまで19戦4勝2着10回3着2回。3走前に3勝クラスを脱出し、新潟大賞典と七夕記念で連続2着12戦連続メンバー中3番手以内の脚を使っており、前走七夕賞では優勝馬と同じく上り最速をマーク。

キングスパレスの父はキングカメハメハ英国産のドバウィハイツは米芝中距離GⅠ2勝を含む海外5勝馬。キングスパレスの全姉にフィリーズレビュー優勝、ターコイズS2着のリバティハイツがいます。キングスパレスは血統内にミスタープロスペクターの3×5の濃いクロスを持ちます。

18戦中掲示板を外したのは新馬戦と3歳時に参戦したセントライト記念のみ。2走前の新潟大賞典では優勝馬ヤマニンサルバムとタイム差無し2着。前走も2着ですが、優勝馬から0.4秒差を付けられたのは父がキングカメハメハなので福島の小回りコースは苦手か。

今回のハンデは前走と同じ57kg。本レースにも出走するレッドラディエンスが1.5kg増の58.5kgなので、計算上差は0.1秒差まで詰まります。今回優勝しレッドラディエンスが3着ならサマー2000シリーズチャンピオンの目が残っており、万全の仕上げて来ると考えられます。勝ち負け。

アリスヴェリテ

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
ルミエールヴェリテ Cozzene Caro
Ride the Trails
Play School Honor Grades
Pantufla

アリスヴェリテは前走マーメイドSで重賞初制覇。これまで19戦4勝2着7回3着4回マーメイドSでは軽ハンデ50kgを活かし2着に0.4秒差を付け逃げ切り勝ち

アリスヴェリテの父はキズナ。米国産の母ルミエールヴェリテはダーの未勝利馬。アリスヴェリテの全姉は北海道2歳優駿勝ちのキメラヴェリテ。姉と違いアリスヴェリテはキズナの血が濃い印象。

昨年のローズでS13着惨敗後は芝2000mのレースばかりを選び7戦して馬券を外していません。ただし、今回のハンデは前走より+3kgの53kg、前走負かしたエーデルブルーメが据え置きの54kgでの出走で、計算上0.2秒差で逆転されます。

また今回は牡馬混合重賞で相手強化。潟記念では過去10年で前走GⅠあるいはサマー2000シリーズ以外の重賞からの参戦馬の優勝無し。また牝馬は相対的に弱く、3着が1回あるのみ逃げ脚質も有力馬の目標にされ相当プレッシャーが掛かります。安材料が多く送り。

↓ここをクリックすると他の重賞の【データ】【注目出走馬分析】を検索できます。↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました