2024年第58回GⅡステイヤーズステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年ステイヤーズステークスの注目馬を分析!

ステイヤーズステークスの特徴

GⅡステイヤーズステークは第5回中山開催1日目に行われる3歳以上芝3600mの別定戦です。負担重量は3歳牡・騙馬55kg、同牝馬53kg、4歳以上牡馬577kg、同牝馬55kg。過去のGⅠ及びGⅡの勝利実績で負担重量が加算されます。加算条件は以下の通り。

2kg増・・・1年内GⅠ勝利馬2kg

1kg増・・・1年1内のGⅡ及び牝馬限定GⅠ、2年以内のGⅠ勝利馬1kg増(いずれも2歳GⅠは除く)

国際構想に指定され外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され、地方所属馬は認定馬のみ2頭まで登録できます。

平地重賞最長距離を誇るレースで真のステイヤーが出走。JRAの番組を見ても長距離レースが減少し、それに伴いステイヤータイプの競走馬も減っています。そのためリピーターが多いレースです。

↓過去10年のステイヤーズステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2024年ステイヤーズステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ダンディズム マンハッタンカフェ 騙7 戸崎圭太 三嶋牧場
野中賢二 (栗東) シングスピール 57kg ナカヤマH
2 2 フルール キズナ 牝4 荻野極 ノースヒルズ
上原佑紀(美浦) Malibu Moon 55kg ノースヒルズ
3 3 アイアンバローズ オルフェーヴル 牡7 石橋脩 ノーザンファーム
上村洋行 (栗東) Royal Anthem 58kg 猪熊広次
3 4 シュヴァリエローズ ディープインパクト 牡6 北村友一 ノーザンファーム
清水久詞 (栗東) evres Rose 58kg キャロットファーム
4 5 クールミラボー ドレフォン 牡4 横山武史 ノーザンファーム
寺島良(栗東) キングカメハメハ 57kg G1レーシング
4 6 ミクソロジー オルフェーヴル 牡5 西村淳也 タバタファーム
辻野泰之 (栗東) アフリート 57kg 江馬由将
5 7 メイショウブレゲ ゴールドシップ 牡5 酒井学 三嶋牧場
本田優(栗東) パイロ 57kg 松本好雄
5 8 ウェルカムニュース サトノアラジン 牡5 W.ビュイック ノーザンファーム
池江泰寿(栗東) フレンチデピュティ 57kg 吉田勝己
6 9 フォワードアゲン ローズキングダム 騙7 内田博幸 信田牧場
中野栄治 (美浦) グラスワンダー 57kg 浅川皓司
6 10 フェーングロッテン ブラックタイド 騙5 北村宏司 ノーザンファーム
宮本博 (栗東) キングヘイロー 57kg サンデーレーシング
7 11 マイネルケレリウス ルーラーシップ 牡4 石川裕紀人 ビッグレッドファーム
奥村武 (美浦) アグネスタキオン 57kg TC・ラフィアン
7 12 サンライズソレイユ キズナ 牡3 菅原明良 社台ファーム
矢作芳人(栗東) Scat Daddy 55kg ライフハウス
8 13 シルブロン トーセンジョーダン 牡6 T.マーカンド 坂東牧場
稲垣幸雄 (美浦) サンデーサイレンス 57kg シルクレーシング
8 14 ゴールデンスナップ ゴールドシップ 牝4 坂井瑠星 三嶋牧場
田中克典(栗東) タニノギムレット 55kg エースレーシング

勝ち馬予想に役立つ!ステイヤーズステークスの注目馬分析

シュヴァリエローズ

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere 
ヴィアンローズ Sevres Rose Caerleon
Indian Rose
Princesse de Viane Kaldoun
Life On the Road

シュヴァリエローズは前走京都大賞典で重賞初制覇。これ前で30戦4勝2着5回3着2回。春には目黒記念で10番人気ながら2着しています。

シュヴァリエローズの父はディープインパクトフランス産の母ヴィアンローズは海外でGⅢ勝ちのある3勝馬。シュヴァリエローズの半姉から函館スプリント2年連続2着んもジュビリーヘッドが出ています。そのため距離適性は父から。

今年に入り徐々に距離を伸ばして好成績。前走も8番に着ながらGⅡ4勝馬のディープボンドを頭差で差し切っています。とは言え、今回は初の58kg血統的には生粋のステイヤーではないので、スタミナが必要な中山3600mはスタミナ切れを起こす可能性が大。見送り。

ゴールデンスナップ

ゴールドシップ ステイゴールド サンデーサイレンス 
ゴールデンサッシュ 
ポイントフラッグ メジロマックイーン 
パストラリズム 
メイショウジェイ タニノギムレット ブライアンズタイム
タニノクリスタル
サルガソシー Affirmed
Reverie

ゴールデンスナップはこれまで12戦3勝2着5回3着1回。重賞は今年の阪神大賞典で8番人気の5着。その後休養し、9月札幌芝2600mOPを1番人気で2着、前走10月京都芝3000mも1番人気で2着と好走

ゴールデンスナップの父はゴールドシップ。タニノギムレット産駒の母メイショウジェイは芝マイルの2勝馬。一族にこれといった活躍馬はいないものの、地方で10勝以上を挙げる馬も複数います。そのため距離適性は父から。

牝馬ながら長距離をこなしており、しかも12戦全てでメンバー中3番目以内の脚を使い脚も父譲り。さらに休養明けで馬体を増やしてからは2戦共メンバー中最速の脚を使い、優勝馬との着差も0.1秒以内。

過去10年で牝馬が馬券に絡んだのは2頭のみでデータ的には厳しいものの、2年前に同じゴールドシップ産駒のプリュムドールが3勝クラスから2着に突っ込んできています常識的には厳しいが、調子が良ければ抑えで。

アイアンバローズ

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート 
パレスルーマー Royal Anthem Theatrical
In Neon
Whisperifyoudare Red Ransom
Stellar Affair

アイアンバローズは昨年のステイヤーズステークスの優勝馬。これまで30戦5勝2着5回3着5回。昨年の有馬記念で11着に敗れた後、翌春に海外の長距離重賞を2戦するも着外。4月から休養で、本レースが復帰戦です。

アイアンバローズの父はオルフェーヴル。米国産の母パレスルーマーは海外で5勝。アイアンバローズの半兄のパレスマルスが米国でGⅠ2勝を含む重賞6勝馬。またアイアンバローズの半弟でディープインパクト産駒のジャスティンパレスは天皇賞春制しています。

ステイヤーズステークスは4年連続の参戦で2021年2着、22年4着、23年優勝とこれまで掲示板を外していません。ただし、その前に1戦叩くのが定番で、基本に叩き良化型のステイヤーコース適性が高いとはいえ、いきなり好勝負とはいかない可能性が大。抑えまで。

エヒト

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
ヒーラ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
セントフロンティア デインヒル
Cashelmara

エヒトは22年七夕賞、23年小倉記念のGⅢ2勝馬。これまで13戦6勝2着3回3着3回。今年は春に海外の3000mGⅢに参戦して11番人気で5着。今夏は9か月ぶりの復帰戦。

エヒトの父はルーラーシップ。ディープインパクト産駒の母ヒーラは短距離の3勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。血統内にノーザンダンサーの5×4×4の濃いクロスを持ちます。

前走海外の3000mで好走したとはいえGⅢ戦。国内で好成績を挙げているのは2000~2200mで血統的にもステイヤーではありません。特に中山はスタミナが必要なので、GⅢ2勝とはいえ中距離のエヒトに期待するのは酷か。見送り。

ミクソロジー

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート 
スターエンジェル アフリート Mr. Prospector
Polite Lady
コマーズ Danzig
ミドルマーチ

ミクソロジーは昨年のダイヤモンドSの優勝馬。これまで12戦5勝2着1回3着1回ダイヤモンドS後は1年半も休養。2走前オールカマーで復帰し11着。前走アルゼンチン共和国杯では優勝馬から3.8秒も離され殿負けを喫しています。

ミクソロジーの父はオルフェーヴル。アフリート産駒の母スターエンジェルは地方短距離の3勝馬。母の半兄はJCBスプリントはじめダート重賞6勝、全14勝を挙げたスターリングローズ、全姉はGⅡ2勝のゴールデンジャック。

また近親に一族に武蔵野S勝ちのナムラタイタン、芝重賞3勝全8勝を挙げたサイドワインダー、川崎記念勝ちで全8勝を挙げたミツバと、一族は走ります。

440kg台の小柄な馬体で、前走のハンデ58kgは酷。復帰戦のオールカマーではメンバー中最速の脚を使っており、能力が落ちているわけではあありませんまた3000m超のレースは2戦2勝今回が叩き3戦目で、前走より斤量が1kg減なので上昇が見込めます。当日気配が良ければ勝ち負け。

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