2024年ターコイズステークスの注目馬を分析!
ターコイズステークスの特徴
GⅢターコイズステークスは第5回中山開催5日目に行われる3歳以上牝馬限定芝1600mハンデキャップ戦です。国際競走に指定され外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬は2頭まで登録可能です。
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2024年ターコイズステークス出走登録馬一覧表
枠番 | 馬番 | 出走馬 | 父 | 馬齢 | 騎手 | 生産牧場 |
所属 | 母の父 | 斤量 | 馬主 | |||
1 | 1 | モズゴールドバレル | Optimizer | 牝5 | 丹内祐次 | Timothy Lesley Thompson |
藤岡健一 (栗東) | ロックオブジブラルタル | 53kg | キャピタル・システム | |||
1 | 2 | アドマイヤベル | スワーヴリチャード | 牝3 | 横山武史 | ノーザンファーム |
加藤征弘(美浦) | Numerous | 54kg | 近藤旬子 | |||
2 | 3 | キタウイング | ダノンバラード | 牝4 | 丸田恭介 | ミルファーム |
小島茂之 (美浦) | アイルハヴアナザー | 52kg | ミルファーム | |||
2 | 4 | イフェイオン | エピファネイア | 牝3 | 戸崎圭太 | 社台ファーム |
杉山佳明(栗東) | ゼンノロブロイ | 54kg | 社台レースホース | |||
3 | 5 | フィールシンパシー | ベーカバド | 牝5 | 横山琉人 | 岡田スタッド |
小島茂之 (美浦) | ダンスインザダーク | 54kg | 岡田牧雄 | |||
3 | 6 | アルジーヌ | ロードカナロア | 牝4 | 西村淳也 | ケイアイファーム |
中内田充正(栗東) | ディープインパクト | 55.5kg | ロードホースクラブ | |||
4 | 7 | ミアネーロ | ドゥラメンテ | 牝3 | C.ルメール | ノーザンファーム |
林徹(美浦) | Pulpit | 54.5kg | シルクレーシング | |||
4 | 8 | ペイシャフラワー | ニシケンモノノフ | 牝4 | 永島まなみ | 友田牧場 |
高橋康之(栗東) | ヴィクトワールピサ | 52kg | 北所直人 | |||
5 | 9 | マメコ | リヤンドファミユ | 牝5 | 津村明秀 | 増尾牧場 |
武英智(栗東) | スニッツェル | 53kg | 中西功 | |||
5 | 10 | ミシシッピテソーロ | ダノンバラード | 牝4 | 木幡巧也 | リョーケンファーム |
畠山吉宏 (美浦) | A.P. Indy | 53kg | 了徳寺健二H | |||
6 | 11 | ワイドラトゥール | カルフォルニアクローム | 牝3 | 北村友一 | フジワラファーム |
藤原英昭(栗東) | アグネスタキオン | 53kg | 幅田昌伸 | |||
6 | 12 | ビヨンドザヴァレー | イスラボニータ | 牝4 | 菱田裕二 | 社台ファーム |
橋口慎介(栗東) | Galileo | 53kg | 社台レースホース | |||
7 | 13 | セントカメリア | ドゥラメンテ | 牝5 | 松岡正海 | ノーザンファーム |
高野友和 (栗東) | エリシオ | 55kg | シルクレーシング | |||
7 | 14 | ドゥアイズ | ルーラーシップ | 牝4 | C.デムーロ | ノーザンファーム |
庄野靖志 (栗東) | ディープインパクト | 55.5kg | G1レーシング | |||
8 | 15 | シングザットソング | ドゥラメンテ | 牝4 | 斎藤新 | 白老ファーム |
高野友和 (栗東) | My Golden Song | 55kg | 社台レースホース | |||
8 | 16 | コナコースト | キタサンブラック | 牝4 | 三浦皇成 | ノーザンファーム |
清水久詞 (栗東) | キングカメハメハ | 55kg | サンデーレーシング |
勝ち馬予想に役立つ!ターコイズステークスの注目馬分析
ミアネーロ
ドゥラメンテ | キングカメハメハ | Kingmambo |
マンファス | ||
アドマイヤグルーヴ | サンデーサイレンス | |
エアグルーヴ | ||
ミスエーニョ | Pulpit | A.P. Indy |
Preach | ||
Madcap Escapad | ヘネシー | |
Sassy Pants |
ミアネーロは今年のフラワーカップの優勝馬。これまで6戦2勝2着1回。秋は紫苑Sから始動し3番人気で2着。前走秋華賞では4番人気も、優勝馬チェルヴィニアから0.6秒離され6着敗退。
ミアネーロの父は牡馬春クラシック2冠のドゥラメンテ。米国産の母ミスエーニョは米ダートGⅠ馬。ミアネーロの半姉でフランケル産駒のミスエルテがファンタジーS勝ち。祖母マドキャップエスカペードはGⅠ勝ちを含む重賞5勝、全7勝の活躍馬。
ミアネーロは血統内にミスタープロスペクターの4×4の濃いクロスを持ち、血統的にも重賞級。
紫苑Sでコースレコードと同タイムで走破し、中山は4戦2勝2着1回と得意。ただし外回りの中山1600mでは優位勝馬から0.2秒差5着に敗れています。重賞勝ちがありながら今回のハンデは54.5kgで前走に比べ0.5kg減。後方から競馬をするためレースが前崩れになれば出番か。連下で。
ドゥアイズ
ルーラーシップ | キングカメハメハ | Kingmambo |
マンファス | ||
エアグルーヴ | トニービン | |
ダイナカール | ||
ローズマンブリッジ | ディープインパクト | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | ||
サミットヴィル | Grand Lodge | |
Tina Heights |
ドゥアイズはこれまで13戦2勝2着4回3着1回。重賞勝ちこそないものの、札幌2歳S2着、阪神ジュベナイルF3着、クイーンCで2着の実績。今年はLクラス勝ちがあり、阪神牝馬S、ヴィクトリアマイル、クリーンSで連続して掲示板を確保。
ドゥアイズの父はルーラーシップ。ディープインパクト産駒の母ローズマンブリッジは芝マイルの2勝馬。祖母サミットヴィルは英芝マイルGⅢ勝ちがある3勝馬。母の全妹からファルコンS勝ちのルークズネクストが出ています。
昨年の秋華賞以降はマイル戦に主軸を移し、5戦して全て掲示板。前走クイーンSでは3番人気で優勝馬から0.1秒差と常に接戦を演じています。ただし中山は初。ゴール前に坂のある阪神や、ゴール前直線の短い札幌でも好走歴があるので対応は可能。
今回の斤量は55.5kgのトップハンデで、前走に比べ0.5kg増。とはいえ、ヴィクトリアマイルで56kgを背負っており、同レースに比べればメンバーは手薄。最軽量馬でも52kgなので、斤量差は3.5kgしかありません。額面通りに走れば勝ち負け。
アルジーヌ
ロードカナロア | キングカメハメハ | Kingmambo |
マンファス | ||
レディブラッサム | Storm Cat | |
サラトガデュー | ||
キャトルフィーユ | ディープインパクト | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | ||
ワンフォーローズ | Tejano Run | |
Saucyladygaylord |
アルジーヌはこれまで10戦5勝2着2回3着1回。初重賞だった2走前のクイーンSは7番人気も優勝馬から0.1秒差の3着に好走。前走10月京都芝1800mLクラスを2番人気で優勝。2着馬に0.2秒差を付けています。
アルジーヌの父はロードカナロア。ディープインパクト産駒のキャトルフィーユはクイーンSの勝馬で4勝。母の半姉に中山牝馬S連覇のレディアルバローザ、同半妹にフラワーC馬のエンジェルフェイスがいます。基本的に母系は芝のマイラー。
ここ3戦は芝1800m戦。上級クラスに上がってからは芝1600m戦で掲示板を確保も優勝馬から0.6秒、0.4秒と離され、本質的に距離不足の可能性が大。さらに中山は初。好走しているのも平坦コースが大半。さらに今回のハンデは55.5kgで、前走に比べ0.5kg増。
Lクラス勝ちも重賞歴は1回しかなく、重賞勝ち馬と同じ評価なのはマイナス。不利な条件が揃い見送り
アドマイヤベル
スワーヴリチャード | ハーツクライ | サンデーサイレンス |
アイリッシュダンス | ||
ピラミマ | Unbridled’s Song | |
キャリアコレクション | ||
ベルアリュールII | Numerous | Mr. Prospector |
Number | ||
Mare Aux Fees | Kenmare | |
Feerie Boreale |
アドマイヤベルは今年のフローラSの優勝馬。これまで6戦2勝2着1回3着1回。本番のオークスでは9着惨敗。秋は秋華賞にぶっつけで臨んで11番人気で12着。優勝馬から1.4秒も離されています。
アドマイヤベルの父は大阪杯とジャパンカップを優勝したスワーヴリチャード。愛国産の母ベルアリュールⅡは海外GⅢ2勝を含む4勝馬。アドマイヤベルの半姉でステイゴールド産駒のアドマイヤリードがヴィクトリアマイル勝ちを含む6勝。また母の一族は海外ステークスウィナー多数。
前走秋華賞はオークスから馬体重が12kgも増。成長分を加味しても少々重め残り。今回は叩き2戦目で上昇が見込めます。ただし芝1600m、中山は共に初。6戦中5戦が左回りで、初の右回りだった前走秋華賞は負け過ぎ。また血統的にも中距離馬で距離不足の可能性が大。
さらにGⅡ勝ちがあるためトップハンデの55.5kg。さすがに条件的に厳しいか。見送り。
フィールシンパシー
ベーカバド | Cape Cross | Green Desert |
Tee Kay | ||
Behkara | Kris | |
Behera | ||
スマートシンパシー | ダンスインザダーク | サンデーサイレンス |
ダンシングキィ | ||
キョウエイタイヨウ | フォーティナイナー | |
West Turn |
フィールシンパシーは昨年のターコイズSの2着馬。これまで21戦4勝2着4回3着1回。重賞は他に今年の福島牝馬Sで2着。秋初戦となった前走府中牝馬Sでは13番人気で6着の成績。
フィールシンパシーの父はノーザンダンサー系で欧州芝2400mGⅠ勝ちがあるベーカバド。ダンスインザダーク産駒の母スマートシンパシーは未勝利馬。母の全兄に地方GⅢ兵庫チャンピオンシップ勝ち他ダートで8勝を挙げたインタータイヨウがいます。
中山芝1600~1800mが主戦場で11戦2勝2着2回、掲示板を外したのは2回だけ。前走は5ヵ月の休養明けで叩き台の意味合いが強く、本番は昨年の2着の本レース。ハンデも前走に比べ1kg減の54kgで、福島牝馬Sでは55kgを背負い2着しているので有利です。連下で。
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