有馬記念の特徴
GⅠ有馬記念は第5回中山開催8日目に行われる3歳以上芝2500mの馬齢定量戦です。負担重量は3歳牡・騙馬56kg、同牝馬54kg、4歳以上牡・騙馬58kg、同牝馬56kg。
ファンの人気投票で出走馬が決まるレースで、ファン投票上位10位までの馬に優先出走権が与えらます。また国際競走に指定され、外国調教馬は6頭まで優先出走権が与えられます。
上記以外のJRA及び地方所属馬は通算獲得賞金+過去1年以内の獲得賞金+過去2年間のGⅠレースに於ける獲得賞金の金額の多い順に出走が可能です。
2024年有馬記念出走登録馬一覧表
| 枠番 | 馬番 | 出走馬 | 父 | 馬齢 | 騎手 | 生産牧場 |
| 所属 | 母の父 | 斤量 | 馬主 | |||
| 1 | 1 | ダノンデサイル | エピファネイア | 牡3 | 横山典弘 | 社台ファーム |
| 安田翔伍(栗東) | Congrats | 56kg | ダノックス | |||
| 1 | 2 | ドウデュース | 出走取消 | |||
| 友道康夫 (栗東) | ||||||
| 2 | 3 | アーバンシック | スワーヴリチャード | 牡3 | C.ルメール | ノーザンファーム |
| 武井亮(美浦) | ハービンジャー | 56kg | シルクレーシング | |||
| 2 | 4 | ブローザホーン | エピファネイア | 牡5 | 菅原明良 | 岡田スタツド |
| 中野栄治(栗東) | デュランダル | 58kg | 岡田牧雄 | |||
| 3 | 5 | ベラジオオペラ | ロードカナロア | 牡4 | 横山和生 | 社台ファーム |
| 上村洋行 (栗東) | ハービンジャー | 58kg | 林田祥来 | |||
| 3 | 6 | ローシャムパーク | ハービンジャー | 牡5 | T.マーカンド | ノーザンファーム |
| 田中博康 (美浦) | キングカメハメハ | 58kg | サンデーレーシング | |||
| 4 | 7 | スターズオンアース | ドゥラメンテ | 牝5 | 川田将雅 | 社台ファーム |
| 高柳瑞樹 (美浦) | Smart Strike | 56kg | 社台レースホース | |||
| 4 | 8 | レガレイラ | スワーヴリチャード | 牝3 | 戸崎圭太 | ノーザンファーム |
| 木村哲也(美浦) | ハービンジャー | 54kg | サンデーレーシング | |||
| 5 | 9 | ディープボンド | キズナ | 牡7 | 幸英明 | 村田牧場 |
| 大久保龍(栗東) | キングヘイロー | 58kg | 前田晋二 | |||
| 5 | 10 | プログノーシス | ディープインパクト | 牡6 | 三浦皇成 | 社台ファーム |
| 中内田充 (栗東) | Observatory | 58kg | 社台レースホース | |||
| 6 | 11 | ジャスティンパレス | ディープインパクト | 牡5 | 坂井瑠星 | ノーザンファーム |
| 杉山晴紀(栗東) | Royal Anthem | 58kg | 三木正浩 | |||
| 6 | 12 | シュトルーヴェ | キングカメハメハ | 騙5 | 鮫島克駿 | 追分ファーム |
| 堀宣行(美浦) | ディープインパクト | 58kg | 木村克子 | |||
| 7 | 13 | スタニングローズ | キングカメハメハ | 牝5 | R.ムーア | ノーザンファーム |
| 高野友和 (栗東) | クロフネ | 56kg | サンデーレーシング | |||
| 7 | 14 | ダノンベルーガ | ハーツクライ | 牡5 | 松山弘平 | ノーザンファーム |
| 堀宣行 (美浦) | Tizway | 58kg | ダノックス | |||
| 8 | 15 | ハヤヤッコ | キングカメハメハ | 牡8 | 吉田豊 | ノーザンファーム |
| 国枝栄 (美浦) | クロフネ | 58kg | 金子真人H | |||
| 8 | 16 | シャフリヤール | ディープインパクト | 牡6 | C.デムーロ | ノーザンファーム |
| 藤原英昭 (栗東) | Essence of Dubai | 58kg | サンデーレーシング | |||
勝ち馬予想に役立つ!有馬記念の注目馬分析
ドウデュース(出走取消)
| ハーツクライ | サンデーサイレンス | Halo |
| Wishing Well | ||
| アイリッシュダンス | トニービン | |
| ビューパーダンス | ||
| ダストアンドダイヤモンズ | Vindication | Seattle Slew |
| Strawberry Reason | ||
| Majestically | Gone West | |
| Darling Dame |
ドウデュースは前走のジャパンC勝ちでGⅠ5勝目。当初から今秋は秋古馬三冠制覇が目標で、天皇賞秋も制し、有馬記念を勝てばゼンノロブロイ以来20年振り、3頭目の達成です。勝てば秋古馬三冠のボーナスも加わり、獲得賞金歴代1位に躍り出ます。
ドウデュースの父はハーツクライ。母ダストアンドダイヤモンズは海外重賞2勝を含む6勝馬。血統内に大種牡馬リファールの濃いクロスを持ちます。
GⅠ2戦の疲労が気になりますが、前走ジャパンカップは異例の超スロー。直線だけの競馬だったので、レース後のダメージも少なめ。1頭だけ32秒台の脚を使い、逃げ粘るドゥレツァ、シンエンペーラーを首差差し切り、能力の違いを見せつけています。
昨年既に有馬記念を制し、距離不安は無し。2戦連続で32秒台の末脚を使い、中山の短い直線でも十分差し切れるだけの瞬発力があります。GⅠ5勝はメンバー中No.1の実績。あとは当日の調子次第。勝ち負け。
アーバンシック
| スワーヴリチャード | ハーツクライ | サンデーサイレンス |
| アイリッシュダンス | ||
| ピラミマ | Unbridled’s Song | |
| キャリアコレクション | ||
| エッジースタイル | ハービンジャー | Dansili |
| Penang Pearl | ||
| ランズエッジ | ダンスインザダーク | |
| ウインドインハーヘア |
アーバンシックは今年の菊花賞馬。これまで7戦4勝2着1回。重賞は他にセントライト記念勝ちがあり、春は京成杯2着、皐月賞4着。
アーバンシックの父は大阪杯・ジャパンカップを制したハーツクライ系のスワーヴリチャード。ハービンジャー産駒の母エッジースタイルは芝中距離の3勝馬。祖祖母はディープインパクトの母ウインドインハーヘア。
母の姉から本レースにも登録しているホープフルS馬のレガレイラ、妹から今年の桜花賞馬のステレンボッシュを輩出し一族は走ります。
血統的にスタミナがあり菊花賞は2着に0.4秒差を付ける圧勝も、ステイヤーというよりはクラシックディスタンス向きの配合。そのため距離短縮は歓迎。またセントライト記念で中山外回りを経験済み。さらに7戦全てでメンバー中3番目の脚を使っており、末脚も堅実。
さらに菊花賞組は過去10年で2勝2着2回3着3回と好相性。勝ち負け。
ダノンデサイル
| エピファネイア | シンボリクリスエス | Kris S. |
| Tee Kay | ||
| シーザリオ | スペシャルウィーク | |
| キロフプリミエール | ||
| トップデサイル | Congrats | A.P. Indy |
| Praise | ||
| Sequoia Queen | Forestry | |
| Barefoot Dyana |
ダノンデサイルは今年のダービー馬。重賞は他に京成杯勝ちがあり、これまで6戦3勝。前走菊花賞はダービーからの直行で1番人気も、優勝馬アーバンシックから0.7秒離され6着と掲示板を外しています。
ダノンデサイルの父はエピファネイア。米国産の母トップデサイルは米GⅠ2着2回の2勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。母系は米国のスピード血統も、ダービー優勝からも血の影響力は父エピファネイアから。
前走菊花賞はダービーから馬体重18kg増は、成長分を加味しても太め残り。今回は叩き2戦目で上昇が見込めます。また持続するスピードが持ち味で、先行してレースを進められるのは中山向きです。ただし、切れるタイプではなく、叩き合いの場合は切れ負けする可能性が大。抑えまで。
スタニングローズ
| キングカメハメハ | Kingmambo | Mr. Prospector |
| Miesque | ||
| マンファス | ラストタイクーン | |
| Pilot Bird | ||
| ローザブランカ | クロフネ | フレンチデピュティ |
| ブルーアヴェニュー | ||
| ローズバド | サンデーサイレンス | |
| ロゼカラー |
スタニングローズは今年のエリザベス女王杯で2022年の秋華賞勝ち以来2年ぶりの戴冠。これまで17戦6勝2着2回3着1回。重賞は他にフラワーC、紫苑S勝ちがあり、オークスでは12着の成績。
スタニングローズの父はキングカメハメハ。クロフネ産駒の母ローズカサブランカは3勝馬。母の半弟に朝日杯フューチュリティS馬のローズキングダム、祖母ローズバドは重賞2勝と活力ある母系。
前走エリザベス女王杯では3番人気も、2着に0.4秒差を付け圧勝。ただし、前走で他のGⅠはレガレイラのみで例年に比べ弱いメンバー構成での勝利。今回は牡馬一級線との対戦で、牡馬混合戦だった今年の中山記念、大阪杯の成績からも明らかに能力は見劣り。見送り。
レガレイラ
レガレイラは昨年のホープフルSの優勝馬。これまで7戦2勝3着1回。春は牡馬クラシックに挑戦し、皐月賞では1番人気で6着、ダービーは2番人気で5着。秋はローズS、エリザベス女王杯で共に1番人気も、2戦共5着と期待を裏切っています。
レイガラの父は大阪杯とジャパンカップを制したスワーヴリチャード。ハービンジャー産駒の母ロカは芝マイルの1勝馬。祖祖母はディープインパクトの母のウインドインハーヘアで、血統内にサンデーサイレンスの3×4のクロスを持ちます。
また母の半妹から今年の桜花賞馬のステレンボッシュ、母の全妹からスワーヴリチャード産駒のアーバンシックが菊花賞を制しており、レガレイラとアーバンシックは血統背景が同じ。そのため2500m戦でも距離は持つと考えられます。
ローズSまで6戦連続メンバー中上がり最速と末脚は強力。ただし、中山のホープフルS勝ちも、皐月賞で敗退後はゴール前直線の長いコースのレースを選んで出走しているように器用さがありません。さらに今回は牡馬一級が相手で、フルゲートが確定的。
直線勝負で大外を回らないとレースにならないレガレイラには明らかに不利。さらに7戦中6戦で手綱を取ったルメールがアーバンシックを選択。斤量面で有利も、見送り。
ジャスティンパレス
| ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo |
| Wishing Well | ||
| ウインドインハーヘア | Alzao | |
| Burghclere | ||
| パレスルーマー | Royal Anthem | Theatrical |
| In Neon | ||
| Whisperifyoudare | Red Ransom | |
| Stellar Affair |
ジャスティンパレスは昨年の天皇賞春の優勝馬。これまで17戦5勝2着2回3着2回。重賞は他に2022年神戸新聞杯、23年阪神大賞典勝ちがあり、同年天皇賞秋ではイクノイックスの2着に好走。今秋は天皇賞秋4着、ジャパンC5着と掲示板を確保。
ジャスティンパレスの父はディープインパクト。母パレスルーマーは米国産で海外5勝。母の父ロイヤルアンセムは芝中長距離GⅠ3勝。ジャスティンパレスの半兄でオルフェーヴル産駒のアイアンバローズはステイヤーズS、阪神大賞典で2着。血統的にステイヤー。
前走ジャパンカップでは3番人気。中段からメンバー中3番目の脚を使うものの、スローペースに泣き届かず。ドウデュースはジャスティンパレスより後方からで2着馬を差し切っているので明らかに切れ負け。しかし、今回ドウデュースが番組発表後に出走取消。チャンスが回ってきています。
ただし中山での馬券はホープフルS2着だけ。昨年の有馬記念では最後方からまくって4着も、直線勝負に賭ける脚質ではゴール前直線の短い中山では、昨年同様に届かない可能性が大。抑えまで。
スターズオンアース
| ドゥラメンテ | キングカメハメハ | Kingmambo |
| マンファス | ||
| アドマイヤグルーヴ | サンデーサイレンス | |
| エアグルーヴ | ||
| サザンスターズ | Smart Strike | Mr. Prospector |
| Classy’n Smart | ||
| スタセリタ | Monsun | |
| Soignee |
スターズオンアースは2022年の牝馬春クラシック2冠馬。これまで14戦3勝2着5回3着4回。新馬戦から12戦連続で馬券を外しておらず、昨年の有馬記念では7番人気の低評価も2着に好走。今年はドバイシーマC8着、前走ジャパンカップ7着と精彩を欠いています。
スターズオンアースの父は牡馬クラシック2冠のドゥラメンテ。英国産の母サザンスターズは海外1勝馬。祖母は米国エクリプス最優秀牝馬でGⅠ6勝のスタセリア、母の半妹でフランケル産駒のソウルスターリングが阪神ジュベナイルフィリーズ・オークスを優勝。
血統内にミスタープロスペクターの4×3の濃いクロスを持ちます。
前走ジャパンカップはドバイシーマCから長期休養明けのぶっつけ。決して順調ではない中でレースをし、5着のジャスティンパレスとは0.1秒差。オーギュストロダンには先着し自身の上りも33秒8なので、あらためて能力の高さを示しています。
今回は叩き2戦目。昨年の有馬記念は逃げるタイトルホルダーを追走し、最後は交わしてあわや優勝という展開でドウデュースの末脚に屈したように、順調ならこのメンバーでも十分対応可能。中間順調なら勝ち負け。
ブローザホーン
| エピファネイア | シンボリクリスエス | Kris S. |
| Tee Kay | ||
| シーザリオ | スペシャルウィーク | |
| キロフプリミエール | ||
| オートクレール | デュランダル | サンデーサイレンス |
| サワヤカプリンセス | ||
| ジョイアサーティン | フォーティナイナー | |
| アサーテイン |
ブローザホーンは今年の宝塚記念の優勝馬。これまで23戦7勝2着3回3着4回。重賞は他に今年の日経新春杯勝ちがあり、阪神大賞典3着、天皇賞春2着。この秋は京都大賞典から始動で1番人気も11着、前走ジャパンカップで12着と大惨敗。
ブローザホーンの父はエピファネイア。デュランダル産駒の母オートクレールは芝マイルの4勝馬。近親に活躍馬はいません。ブローザホーンは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ち、母はマイラーも、走破距離から血の影響は父から。
2200m以上で能力を発揮するステイヤー。基本的に時計が掛かる馬場が得意で、この秋の京都、東京は芝が軽く、脚質や展開的に合わなかったか可能性が大。実際に前走のジャパンカップはスローペースで、切れる脚が無いのでペースアップについて来られず。
有馬記念は実走距離よりスタミナが必要な中山外回りの2500m戦。下級条件ならが中山2500mは2戦2勝。ブローザホーンは同一年春秋グランプリ制覇の偉業が掛かっており、今回は仕上げに余念がないはず。雨が降って馬場が渋るようなら出番。抑えで。
ベラジオオペラ
| ロードカナロア | キングカメハメハ | Kingmambo |
| マンファス | ||
| レディブラッサム | Storm Cat | |
| サラトガデュー | ||
| エアルーティーン | ハービンジャー | Dansili |
| Penang Pearl | ||
| エアマグダラ | サンデーサイレンス | |
| エアデジャヴー |
ベラジオオペラは今年の大阪杯の優勝馬。これまで10戦5勝2着1回3着1回。重賞は他に昨年のスプリングSとチャレンジC勝ちがあり、今年の京都記念2着、宝塚記念3着。前走天皇賞秋では4番人気も、6着と5戦ぶりに掲示板を外しています。
ベラジオオペラの父はロードカナロア。ハービンジャー産駒の母エアルーティンは芝中距離の1勝馬。母の半兄でシンボリクリスエス産駒のエアアンセムが函館記念勝ち。一族は中距離馬が多数。父は短距離志向のロードカナロアも、母系は中距離志向で距離適性は母系から。
昨年のダービーでタイム差無し4着も、秋は菊花賞には向かわなかったように基本的に中距離馬。有馬記念の中山2500mはアップダウンが激しく、走破距離以上にスタミナが必要。そのためレース途中でスタミナ切れを起こす可能性が大。見送り。
シャフリヤール
| ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo |
| Wishing Well | ||
| ウインドインハーヘア | Alzao | |
| Burghclere | ||
| ドバイマジェスティ | Essence of Dubai | Pulpit |
| Epitome | ||
| Great Majesty | Great Above | |
| Mistic Majesty |
シャフリヤールは2021年のダービー馬で翌年のドバイシーマクラシックを制しているGⅠ2着馬。これまで17戦4勝2着2回3着4回。ドバイシーマクラシック以降勝ち星はありませんが、同年ジャパンカップ2着、BCターフ2年連続3着など国際レースで好走中。
シャフリヤールの父はディープインパクト。母ドバイマジェスティは米国産でGⅠBCフィリー&メアスプリントの優勝馬で全12勝。シャフリヤールの全兄は皐月賞、大阪杯とGⅠ2勝のアルアインという良血。
昨年の有馬記念では8番人気で5着。今年もBCターフ3着からの参戦。年齢の割に数を使っておらず、年齢による能力落ちは少ないと思われます。
ただし、ディープインパクト産駒の割に切れる脚は無く、海外や東京など広いコースで好成績を収めているので、小回りで狭い中山ではスムーズにレースを運べず十分な能力を発揮できない可能性が大。良くて抑えまで。





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