2021年第28回G2青葉賞予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2021年青葉賞の注目馬を分析!

青葉賞の特徴

G2青葉賞は第2回東京開催3日目に行われる3歳限定芝2400mの馬齢定量戦です。負担重量は牡馬・騙馬は56kg、牝馬は54kg。ダービーのトライアルレースで、2着までにダービーの優先出走権が与えられます。

地方所属馬はダービー出走候補馬のみ2頭、および2歳JRAG1勝利馬に優先出走権が与えられ、3歳重賞勝利馬にも出走資格が与えられます。また国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。

ダービーと同じ距離コースで行われるレースですが、第1回以降青葉賞からダービー馬は出ていません。成長段階の牡馬にとって2400mは長距離に相当し、ダービーまで中3週だと疲労が回復しないからだと言われています。

過去の青葉賞優勝馬の中にはシンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、フェノーメノなど古馬の中長距離G1を複数勝つ馬も輩出しているので、出走馬のレベルが低いわけではありません。

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2021年青葉賞出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 アランデル  ハービンジャー 牡3 横山武史 ノーザンファーム
大竹正博 (美浦) サンデーサイレンス 56kg シルクレーシング
1 2 ワンダフルタウン ルーラーシップ 牡3 和田竜二 ノーザンファーム
高橋義忠 (栗東) ディープインパクト 56kg 三田昌宏
2 3 ノースブリッジ モーリス 牡3 横山和生 村田牧場
 奥村武 (美浦) アメージングムーン 56kg 井山登
2 4 バーボンハイボール Curlin 牡3 丸山元気 Candy Meadows LLC
森秀行 (栗東) ヘニーヒューズ 56kg 大野剛嗣
3 5 ワンデイモア  ドゥラメンテ 牡3 田辺裕信 レイクヴィラファーム
国枝栄 (美浦) アサティス 56kg 江馬由将
3 6 アオイショー ロードカナロア 牡3 大野拓弥 中村雅明
中舘英二 (美浦) シンボリクリスエス 56kg 新谷幸義
4 7 レッドヴェロシティ ワールドエース 牡3 M.デムーロ ノーザンファーム
木村哲也 (美浦) シンボリクリスエス 56kg 東京ホースレーシング
4 8 マテンロウエール ロードカナロア 牡3 横山典弘 ノーザンファーム
松永幹夫 (栗東) タイキシャトル 56kg 寺田千代乃
5 9 テンカハル キングカメハメハ 牡3 坂井瑠星 ノーザンファーム
矢作芳人 (栗東) Awesome Again 56kg ライオンレースホース
5 10 キングストンボーイ ドゥラメンテ 牡3 C.ルメール 田上徹
藤沢和雄 (美浦) フォーティナイナー 56kg 吉田和美
6 11 テーオーロイヤル リオンディーズ 牡3 菱田裕二 三嶋牧場
岡田稲男 (栗東) マンハッタンカフェ 56kg 小笹公也
6 12 スワーヴエルメ ドゥラメンテ 牡3 柴田善臣 ノーザンファーム
堀宣行 (美浦) アイムユアーズ 56kg NICKS
7 13 アウスヴァール ヴェリスト 牡3 古川吉洋 宝寄山拓樹
昆貢 (栗東) スペシャルウィーク 56kg ノルマンディーTR
7 14 グレアリングアイ ハーツクライ 牡3 内田博幸 白老ファーム
古賀慎明 (美浦) Smart Strike 56kg G1レーシング
7 15 リーブルミノル キングカメハメハ 牡3 三浦皇成 レイクヴィラファーム
本田優 (栗東) マンハッタンカフェ 56kg 吉岡實
8 16 レインフロムヘヴン ドゥラメンテ 牡3 石橋脩 白老ファーム
堀宣行 (美浦) Loup Solitaire 56kg 社台レースホース
8 17 タガノカイ ノヴェリスト 牡3 石川裕紀人 新冠タガノファーム
宮徹 (栗東) ホワイトマズル 56kg 八木良司
8 18 モンテディオ ジャスタウェイ 牡3 池添謙一 社台ファーム
四位洋文 (栗東) Tejano Run 56kg 毛利元昭

勝ち馬予想に役立つ!青葉賞の注目馬分析

キングストンボーイ

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
ダイワパッション フォーティナイナー Mr. Prospector
File
サンルージュ シェイディハイツ
チカノヴァ

キングストンボーイはこれまで4戦2勝重賞はサウジアラビアロイヤルカップと共同通信杯を経験しており、サウジアラビアロイヤルカップでは2番人気不良馬場だったため優勝馬に1.1秒離され5着共同通信杯では皐月賞馬になったエフフォーリアに0.4秒差4着で、上がり最速をマークしています。

キングストンボーイの父は皐月賞・ダービー勝ちのドゥラメンテ。母ダイワパッションはフォーティナイナー産駒で短距離重賞2勝キングストンボーイの半兄にオルフェーヴル産駒で皐月賞馬のエポカドーロがいる良血。

血統内にミスタープロスペクターの4×3の濃いクロスを持ちスピードとパワーに勝った血統構成。半兄のエポカドーロはダービーでも2着しているの、母の父がフォーティナイナーなので必ずしも距離延長はプラスになりません末脚勝負に徹して3着まで。

ワンダフルタイム

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
シーオブラブ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
バランセラ Acatenango
Baranciaga

ワンダフルタイムは4戦2勝2着1回3着1回。昨年のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスの優勝馬で、4戦共メンバー中上がり最速同レースで後にきさらぎ賞を勝つラゴーム、ニュージーランドトロフィーを優勝したバスラットレオンに勝っているので強いメンバーでの勝利。

ワンダフルタウンの父はルーラーシップ。母シーオブラブはディープインパクト産駒の1勝馬。母の全妹に紫苑ステークス優勝、オークスで3着しているビッシュがいます。祖母バランセアラは米国芝中距離G1で2着3回がるのでそれなりに活力がある母系です。

父ルーラーシップ、母の父ディープインパクトは菊花賞馬のキセキと同じ配合。4戦連続で上がり最速は恐らく母の父ディープインパクトの血が濃いと考えられます。2歳時に2000m重賞を優勝しているなら2400mは問題ありません。ここは勝ち負け。

スワーヴエルメ

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
アイムユアーズ ファルブラヴ Fairy King
Gift of the Night
セシルブルース エルコンドルパサー
セシルカット

スワーヴエルメはこれまで2戦1勝2着1回前走中山芝2000mの未勝利戦を先行して2着に0.3秒差を付けて優勝。勝ち時計は2分1秒2。翌日同じ距離で行われた古馬3勝クラスの勝ち時計が2分0秒7なので、現時点で2勝クラスは勝てる能力はあります。

スワーヴエルメの父は皐月賞とダービーを勝ったドゥラメンテ。ファルブラヴ産駒の母アイアムユアーズはフィリーズレビューをはじめ重賞5勝、阪神ジュベナイルフィリーズ2着、桜花賞3着の実力馬

母はマイラーもスワーヴエルメは血統内にキングマンボの3×4、サンデーサイレンスの3×4、サドラーズウェルズ・フェアリーキングの3×5、ダイナカールの4×4のそれぞれ濃いクロスを持っており、社台ファームゆかりの血統がずらりと並んだ配合額面通りなら2400m向き。

ただし、祖母セシルブルースからアイアムユアーズ以外に活躍馬は出ていません。スワーヴエルメの半兄でオルフェーヴル産駒のモーヴェットもマイラーです。血統的な夢はあるもののここは見送り。

アオイショー

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
スイチョウカ シンボリクリスエス Kris S.
Tee Kay
メイカ ダンスインザダーク
フラワーパーク

アオイショーはこれまで3戦2勝12月に新馬戦を勝ち上がり、2戦目でホープフルステークスに参戦。8番人気で、優勝馬ダノンザキッドに0.7秒差を付けられ7着に敗れていますが、ダノンザキッドと同じくメンバー中最速の上がりを繰り出しています。結果は位置取りの差。

アオイショーの父はロードカナロアシンボリクリスエス産駒の母スイチョウカは未勝利馬母系を遡ると高松宮記念とスプリンターズステークス優勝のフラワーパークに辿り着きます。父の走破距離は母系に拠り、母の血にスタミナ豊富なシンボリクリスエス×ダンスインザダークがあり距離延長は歓迎。

前走中山芝2200mの1勝クラスを2着に0.3秒差を付けて圧勝3戦全て上がり最速をマークしているように末脚は確か。直線の短い中山で追い込んで勝っているので直線の長い東京はプラス対抗。

ゲヴィナー

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート 
カウアイレーン キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
シルバーレーン Silver Hawk 
Strait Lane 

ゲヴィナーは1戦1勝前走重馬場だった阪神芝2400mの未勝利戦を2番手で先行し1番人気馬に0.1秒差で競り勝っています

ゲヴィナーの父はオルフェーヴルキングカメハメハ産駒の母カウアイレーンは芝マイルの5勝馬。母の半姉にNHKマイルカップ優勝のピンクカメオ、スプリンターズステークス・安田記念勝ちのブラックホークがいます。

ゲヴィナーの半兄にステイゴールド産駒で京都新聞杯勝ち、重賞路線で2、3着を繰り返すステイフーリッシュ。ステイゴールドはオルフェーヴルの父で、母とは恐らく好相性。勝ち切れないステイゴールドの性格を兄が受け継いでおり、額面通りなら勝気な性格のオルフェーヴルの血を受け継ぐ可能性。

またオルフェーヴル×キングカメハメハの配合はショウリュウイクゾが日経新春杯を勝っており、距離は問題ありません。馬券内。

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コメント

  1. […] GⅡ青葉賞 […]

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