2021年第66回G3京成杯オータムハンデキャップ予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2021年京成杯オータムハンデキャップの注目馬を分析!

京成杯オータムハンデキャップの特徴

G3京成杯オータムハンデキャップは第4回中山開催2日目に行われる3歳以上芝1600mのハンディキャップです。国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が、地方所属馬は認定馬に限り2頭まで登録が可能です。

サマーマイルシリーズの最終戦で、着順により1着10点、2着5点、3着4点、4着3点、5着2点、6着以下は1点が加算されます。

↓過去10年の京成杯オータムハンデキャップ入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2021年京成杯オータムハンデキャップ出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 グレナディアガーズ Frankel 牡3 川田将雅 ノーザンファーム
中内田充 (栗東) Harlington 56kg サンデーレーシング
1 2 カテドラル ハーツクライ 牡5 戸崎圭太 ノーザンファーム
池添学 (栗東) ロックオブジブラルタル 56kg キャロットファーム
2 3 ベステンダンク タイキシャトル 牡9 武藤雅 服部牧場
安達昭夫 (栗東) スペシャルウィーク 56kg 市川義美H
2 4 グランデマーレ ロードカナロア 牡4 藤岡康太 白老ファーム
藤岡健一 (栗東) ネオユニヴァース 55kg キャロットファーム
3 5 ステルヴィオ ロードカナロア 牡6 横山武史 ノーザンファーム
木村哲也(美浦) ファルブラヴ 58kg サンデーレーシング
3 6 レイエンダ キングカメハメハ 牡6 津村明秀 ノーザンファーム
菊沢隆徳 (美浦) シンボリクリスエス 55kg キャロットファーム
4 7 マルターズディオサ キズナ 牝4 田辺裕信 天羽禮治
手塚貴久 (美浦) Grand Slam 55kg 藤田在子
4 8 ワイドファラオ ヘニーヒューズ 牡5 柴田善臣 フジワラファーム
角居勝彦(栗東) アグネスタキオン 57.5kg 幅田昌伸
5 9 コントラチェック ディープインパクト 牝5 大野拓弥 ノーザンファーム
藤沢和雄(美浦) Halling 55.5kg キャロットファーム
5 10 カラテ トゥザグローリー 牡5 菅原明良 中地康弘
高橋祥泰 (美浦) フレンチデピュティ 57kg 小田切光
6 11 バスラットレオン キズナ 牡3 藤岡佑介 三嶋牧場
矢作芳人 (栗東) New Approach 54kg 広尾レース
6 12 カレンシュトラウス ルーラーシップ 牡4 池添謙一 高昭牧場
平田修 (栗東) ゼンノロブロイ 55kg 鈴木隆司
7 13 スマートリアン  キズナ 牝4 三浦皇成 三嶋牧場
石橋守 (栗東) Mr. Greeley 53kg 大川徹
7 14 マイスタイル ハーツクライ 牡7 横山和生 猪野毛牧場
昆貢(栗東) フォーティナイナー 57kg 寺田千代乃
8 15 アカノニジュウイチ ブラックタイド 牝4 横山典弘 ノーザンファーム
尾関知人 (美浦) Roy 53kg 岩切企画
8 16 スマイルカナ ディープインパクト 牝4 柴田大和 木田牧場
高橋祥泰 (美浦) Distorted Humor 55kg 岡田繁幸

勝ち馬予想に役立つ!京成杯オータムハンデキャップの注目馬分析

グレナディアガーズ

Frankel Galileo Sadler’s Wells
Urban Sea
Kind デインヒル
Rainbow Lake 
ウェイヴェルアベニュー Harlington Unbridled
Serena’s Song
Lucas Street Silver Deputy
Ruby Park

グレナディアガーズは昨年の朝日フューチュリティステークスの優勝馬これまで6戦2勝2着2回3着1回。今年はファルコンステークスで1番人気も頭差2着NHKマイルカップでも1番人気でしたが、優勝馬スネルマイスターに0.5秒差で3着とそれなりに結果を出しています。

グレナディアガーズの父は14戦無敗、欧州中長距離G1を10勝したフランケル。母ウェイヴェルアベニューは米国ダート1400mG1ブリーダーズカップ・フィリー&メアスプリントの優勝馬という良血距離適性は母系から。

朝日フューチュリティの勝ち時計は過去10年で最も早く、スピード能力に秀でた馬ただし、スローペースだと折り合いを欠く性格で、前で引っ張ってくれる馬が必要です。今回は逃げ、先行馬に有力馬が多いので折り合いを欠くリスクは少ないと考えられます。

今回は前走より1kg軽い56kg。古馬に換算すれば59kgの実質トップハンデ。ただし、春のファルコンステークスで他馬より重い57kgを背負っても早い時計で走っているので、この斤量で能力がそがれることは無いでしょう。額面通りにの実力を発揮すれば勝ち負け。

カラテ

トゥザグローリー キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
トゥザヴィクトリー サンデーサイレンス
フェアリードール
レディーノパンチ フレンチデピュティ Deputy Minister
Mitterand
レイサッシュ パラダイスクリーク
ゴールデンサッシュ

カラテは今年の東京新聞杯の優勝馬昨年末から3連勝で同レースを制しいています。これまで25戦5勝2着1回で、2走前の安田記念では相手が強すぎ13着でしたが、前走のG3関屋記念では優勝馬に0.2秒差2着とG3クラスなら勝ち負けできる力があります。

カラテの父はキングカメハメハ産駒で中長距離重賞5勝のトゥザグローリー。フレンチジュピティ産駒の母レディーのパンチは未出走馬。祖祖母のゴールデンサッシュはサッカーボーイの全妹で、ステイゴールドを輩出しています。

重賞こそ左回りで3戦していますが、前走後の「前が止まる展開なら」のコメントや、時計が掛かる冬の中山マイルで2勝を挙げているように、どちらかというと力が要るコースが得意秋初戦の中山は芝が早く、前が止まることはほぼありません。また前走より1kg重い57kgはマイナス見送りが妥当

バスラットレオン

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
バスラットアマル  New Approach Galileo
Park Express
ザミリア Cape Cross
Angelic Sounds

バスラットレオンは今年のニュージーランドトロフィーの優勝馬。これまで9戦3勝2着2回で、3着以内は全て1600~1800mのマイル戦NHKマイルカップでは3番人気も、落馬で競走中止獲得賞金で出走したダービーではブービーの15着に敗れています。

バスラットレオンの父はキズナ母バスラットアマルは英国産の未勝利馬も、母の半姉シリアスアティテュードは英国芝短距離G1を優勝同馬からオールカマー他重賞3勝のスティッフェリオが出ています。

マイルの逃げ馬ニュージーランドトロフィーの勝ち時計1分33秒1は過去10年で2番目に早く、後のG1馬カレンブラックヒルの時計を上回っています。今回は前走より3kg軽く同レースの時計を基にすると1分32秒7の走破時計ですが、京成杯オータムハンデキャップの平均勝ち時計には及びません。

また落馬したNHKマイルカップとブービーだったダービーで精神的なダメージが尾を引いている可能性も。今回はグレナディアガーズやスマイルカナなど強力な先行馬が多く、目標にされやすいのもマイナス。今回は良くて抑えまで。

カテドラル

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
アビラ ロックオブジブラルタル デインヒル
Offshore Boom
Animatrice Alleged
Alexandrie

カテドラルはこれまで18戦3勝2着4回3着1回重賞勝ちは有りませんが、マイルG3で2着4回2019年のNHKマイルカップで3着の実績。前走小倉で行われた芝1800m中京記念では6番に気でしたが、優勝馬アンドラステに0.1秒差2着しています。

カテドラルの父はハーツクライ。母アビラは英国産の未勝利馬。カテドラルの半兄にアグネスタキオン産駒のジェベルムーサがエルムステークスを優勝。母の父が欧州マイルG1を7連勝したロックオブジブラルタルなので距離適性は母系から。

ハーツクライ産駒らしく後方からの追い込みで結果を出す馬同じ中山マイルのダービー卿チャレンジトロフィーでも2着に追い込んでいますが、この時期の中山は時計が掛かっています。

今回は開幕週で前が止まらない展開が予想されますが、有力馬は先行馬が多くオーバーペースになれば出番ハンデ据え置きも恵まれています。連下で。

スマイルカナ

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
エーシンクールディ Distorted Humor フォーティナイナー 
Danzig’s Beauty 
キャタリナ Storm Cat 
Carolina Saga 

スマイルカナは牝馬限定中山芝マイルのフェアリーステークスとターコイズステークスを優勝。これまで14戦5勝2着2回3着1回で、勝ち鞍は全て芝1600m戦桜花賞では人気薄で3着し、昨年の京成杯オータムハンデキャップではタイム差無しで2着しています。

スマイルカナの父はディープインパクト母エーシンクールディは中央では1600万下クラスの3勝馬で、地方の笠松に移籍しマイルを中心に地方重賞8勝を含む12勝。また母の半弟でディープインパクト産駒のエイシンヒカリが海外G1で2勝を挙げています。

母系にディープインパクトと相性の良いストームキャットの血が入りスピードとパワーを兼ね備えており、430kgの小柄な馬体ながら重や中山の急坂を苦にしません。

前々走の1番人気だったダービー卿チャレンジトロフィーと、ヴィクトリアマイルで共に優勝馬から1.6秒の大差負け。2歳秋から休みなく使っていたため疲労が蓄積したか。今回夏を休養に充てての参戦。昨年も本レースで逃げてハナ差2着に粘っているようにポン掛けや早い時計にも対応できます。

ただし今回のハンデは55kg。この斤量はどろんこ馬場の桜花賞で3着に粘っていますが、それ以外のレースで同斤量を背負った際は馬券になったことがありません。今回は抑えまで。

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