2021年第26回G3武蔵野ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2021年武蔵野ステークスの注目馬を分析!

武蔵野ステークスの特徴

G3武蔵野ステークスは第5回東京開催3日目に行われる3歳以上ダート1600mの別定戦です。過去の重賞勝利実績により負担重量が決定し、基本負担重量は3歳牡・騙馬55kg、同牝馬53kg、4歳以上牡・騙馬56kg、同牝馬54kg。なお加算重量は以下の通り。

3kg増…過去1年以内のG1勝利馬

2kg増…過去1年内の牝馬G1及びG2勝利馬、一年以上前のG1勝利馬。

1kg増…過去1年以内のG3勝利馬、1年以上前の牝馬G1及びG2勝利馬。

国際競争に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬は4頭まで出走登録可能です。

武蔵野ステークスの1着馬には年末に行われるチャンピオンカップへの優先出走権が与えられます。

↓過去10年の武蔵野ステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2021年武蔵野ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 タガノビューティー ヘニーヒューズ 牡4 石橋脩 新冠タガノファーム
西園正都 (栗東) スペシャルウィーク 56kg 八木良司
1 2 リアンヴェリテ ゴールドアリュール 牡7 国分恭介 ノースヒルズ
中竹和也 (栗東) Cozzene 56kg 加藤誠
2 3 ワンダーリーデル スタチューオブリバティ 牡8 横山典弘 大島牧場
安田翔伍(栗東) マヤノトップガン 56kg 山本能成
2 4 テイエムサウスダン  サウスヴィグラス 牡4 岩田康誠 グランド牧場
飯田雄三 (栗東) Langfuhr 57kg 竹園正繼
3 5 ロシゲゴールド サウスヴィグラス 牡6 亀田温心 斉藤正男
北出成人 (栗東) ブラックタキシード 57kg ウエストヒルズ
3 6 スリーグランド シニスターミニスター 牡4 津村明秀 グランド牧場
高橋義忠 (栗東) ブライアンズタイム 56kg 永井商事
4 7 レピアーウィット ヘニーヒューズ 牡6 横山武史 ノーザンファーム
堀宣行 (美浦) Running Stag 57kg 金子真人H
4 8 バスラットレオン キズナ 牡3 菅原明良 三嶋牧場
矢作芳人 (栗東) New Approach 57kg 広尾レース
5 9 スマッシャー マジェスティックウォリアー 牡3 坂井瑠星 宮内牧場
吉岡辰弥 (栗東) キングカメハメハ 56kg ヒダカ・ブリーダーズ・U
5 10 ブルベアイリーデ キンシャサノキセキ 牡5 丸山元気 フクオカファーム
杉山晴紀 (栗東) ストーミングホーム 56kg ブルアンドベア
6 11 オメガレインボー アイルハヴアナザー 牡5 横山和生 岡田スタッド
安田翔伍 (栗東) アグネスタキオン 56kg 原禮子
6 12 ワイドファラオ ヘニーヒューズ 牡5 柴田善臣 フジワラファーム
角居勝彦(栗東) アグネスタキオン 58kg 幅田昌伸
7 13 サトノアーサー ディープインパクト  牡7 岩田望来 ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東) Redoute’s Choice 56kg サトミホースカンパニー
7 14 エアスピネル キンングカメハメハ 牡8 田辺裕信 社台ファーム
笹田和秀 (栗東) サンデーレーシング 56kg ラッキーフィールド
8 15 ダイワキャグニー キングカメハメハ 牡7 内田博幸 社台ファーム
菊沢隆徳 (美浦) サンデーサイレンス 56kg 大城敬三
8 16 ソリストサンダー トビーズコーナー 牡6 戸崎圭太 村田牧場
高柳大輔 (栗東) スペシャルウィーク 56kg 村上稔

勝ち馬予想に役立つ!武蔵野ステークスの注目馬分析

トビーズコーナー Bellamy Road Concerto
Hurry Home Hillary
Brandon’s Ride Mister Frisky
Mrs. Bumble
ラヴソースウィート スペシャルウィーク サンデーサイレンス
キャンペンガール
キソティックラヴ ブライアンズタイム
キソティック

ソリストサンダーは昨年の武蔵野ステークスの2着馬。これまで26戦5勝2着5回3着4回重賞勝ちはありませんが、地方G1のマイル戦である船橋かしわ記念で2着、前走の盛岡マイルチャンピオンシップで3着しています。

ソリストサンダーの父はノーザンダンサー系で米ダート中距離G1勝ちのあるトビーズコーナー。2016年から日本で繋養されていますが、中央・地方共にまだ重賞勝ち馬を出していません。タイキシャトル産駒の母ファヴソースウィートは地方で11勝を挙げています。

母にダート重賞馬を多数出した万能系種牡馬のブライアンズタイムが入っているので、ダートの距離適性は母系から。ダートの一流馬が揃う地方G1で馬券になっているように能力が高い馬です。

ただし、馬券になっているのは脚抜きの良い稍重~重が多く、砂がカラカラで時計が掛かる馬場だとエルムステークスのように道中で嫌気する可能性があります。連軸は厳しく、抑えまで。

タガノビューティー

タガノビューティーはこれまで16戦6勝2着4回3着2回重賞勝ちはありませんが、ダート戦で掲示板を外したのは3歳時に参戦したユニコーンステークスのみダートのリステッドクラス、オープンを連勝しての参戦です。

タガノビューティーの父ヘニーニューズ。母スペシャルディナーは1勝馬で、近親にこれといった活躍馬はいません。子にNHKマイルカップでブービー人気から2着したタガノブルクがいますが、その後は勝ち星を挙げられないので母系の力はさほどでもありません。

早熟が多いヘニーヒューズ産駒にしては古馬になってからも力を付けており、オープン、リステッドクラスを連勝していることからもG3は勝てる器。東京ダートは10戦5勝2着3回3着1回と得意。2連勝時もメンバー中上り最速と末脚も安定しています。勝ち負け。

エアスピネル

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector 
Miesque 
マンファス ラストタイクーン 
Pilot Bird 
エアメサイア サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
エアデジャヴー ノーザンテースト 
アイドリームドアドリーム 

エアスピネルは昨年の武蔵野ステークスの3着馬。これまで27戦4勝2着6回3着5回2~4歳時に芝マイル重賞3勝を挙げ、2017年のマイルチャンピオンシップで2着。その後2度の長期休養を経て、昨年からダート路線へ今年のフェブラリーステークス、2走前に地方G2のかきたま杯で2着しています。

エアスピネルの父はキングカメハメハサンデーサイレンス産駒の母エアメアイアは秋華賞馬。祖母エアデジャヴーはクイーンステークス馬でオークス2着の実績。近親に皐月賞と菊花賞を制したエアシャカールがいる良血です。

既に8歳と高齢馬で、スピード自体は失われていると思われ、冬のフェブラリーステークス、地方のG1で馬券になっているように時計が掛かって他馬が力尽きるような展開なら、諦めずに伸びてくる可能性はあります。

ただし武蔵野ステークスで8歳馬が好走するのはダート重賞を複数回勝っている馬のみ。ダートでも好走するものの、勝ち星がないエアスピネルでは厳しいか。今回は見送り。

スマッシャー

マジェスティックウォリアー  A.P. Indy Seattle Slew
Weekend Surprise
Dream Supreme Seeking the Gold
Spinning Round
スマッシュ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
ロフティーエイム サンデーサイレンス
ウィッチフルシンキング

スマッシャーは今年のユニコーンステークスの優勝馬。これまで10戦3勝2着2回3着1回前走初の古馬混合ダート1400mリステッドクラスに参戦し1番人気でしたが、優勝馬から1.3秒離され7着に沈んでいます。

スマッシャーの父はエーピーインディ系のマジェスティックウォリアーで、日本では他に東海ステークス勝ちをしたエアアルマス、盛岡マイルチャンピオンシップを制したベストウォーリアなどを輩出しています。

スマッシャーの母でキングカメハメハ産駒のスマッシュは未勝利馬。祖母ロフティーエムは福島牝馬ステークスを勝っています血統内にミスタープロスペクターの4×4の濃いクロスを持ち、ダートのスピードタイプ。

ユニコーンステークス、ジャパンダートダービーは重・稍重馬場で脚抜きが良く、スピードタイプのスマッシャーに味方したと考えられます。一方で古馬初対戦の前走東京ダート1400m戦は良、休み明けとはいえ1.3秒差は負けすぎ。現時点ではダート1600mはやや長いか。今回は見送り。

ワンダーリーデル

スタチューオブリバティ Storm Cat Storm Bird
Terlingua
Charming Lassie Seattle Slew
Lassie Dear
アストレアピース マヤノトップガン ブライアンズタイム
アルプミープリーズ
オカノスピカ コマンダーインチーフ
ミスマルコチャン

ワンダーディーデルは2019年の武蔵野ステークスの優勝馬。これまで37戦7勝2着1回3着9回で、昨年の武蔵野ステークスでも4着。8歳になった今年も根岸ステークスで2着、フェブラリーステークスで3着に入っています。

ワンダーリーデルの父はストームキャット直仔のスタチューオブリバティ。日本では他にカペラステークスを勝ったキクノストームを輩出しています。マヤノトップガン産駒の母アストレアピースは未勝利馬。ワンダーリーデルの半兄に地方10勝のケイツーミネルバがいます。

前走8カ月の休養明けの前走リステッドクラスでは59kgの酷量を背負い優勝馬から1.4秒差8着と惨敗。ただしメンバー中上り最速で底力があることを証明しています。今回は前走より3kgも減。

すでに8歳も、直線だけ競馬をするタイプで消耗が少なく、ダート重賞勝ちもあります。重賞では常に掲示板を確保していることからも今回は走り頃。抑えで。

サンライズソニア

シンボリクリスエス Kris S. Roberto
Sharp Queen
Tee Kay  Gold Meridian 
Tri Argo 
アメーリア スペシャルウィーク サンデーサイレンス
キャンペンガール
ビハインドザマスク ホワイトマズル
ヴアインゴールド

サンライズソニアは2018年の地方G3名古屋大賞典、JRAG3平安ステークスと重賞2勝。これまで24戦5勝2着3回3着7回で、ダート重賞に限れば10戦2勝2着2回3着3回、中G1で3回馬券になっています。

サンライズソニアの父は天皇賞秋と有馬記念を連覇したシンボリクリスエス。スペシャルウィーク産駒の母アメーリアは地方の2勝馬。祖母ビハインドザマスクは短距離重賞3勝を含む10勝を挙げた活躍馬です。

サンライズソニアのダート適性は父からで、祖母こそ短距離馬ですが母系はスタミナ系の血が重ねられ、実際に年を重ねるとダート1800m以上で結果を出しています。

2019年に平安ステークスで5着に敗れて以来2年休養。今年の6月にオープン戦で復帰し、前走ダートオープン1800mで3着と結果を出しています。ただし距離適性を考え本来出走したかったみやこステークスでは除外。今回はスライドしての登録になります。

現状ではダート1600mは距離が短く、逃げ馬なので他馬の目標にされる可能性があります。実力はメンバー中屈指も、今回は抑えまで。

 

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