2022年第39回G1フェブラリーステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2022年フェブラリーステークスの注目馬を分析!

フェブラリーステークスの特徴

G1フェブラリーステークスは第1回東京開催8日目に行われる4歳以上ダート1600mで行われる馬齢定量戦です。負担重量は牡・騙馬57kg、牝馬55kg。国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。

JRA所属馬はレーティング5位以内の馬と当年の東海ステークスと根岸ステークスの優勝馬には優先出走権が与えられています。それ以外の馬は本賞金+1年以内の獲得本賞金+過去2年内のJpn1の獲得賞金の合計で高い順に出走できます。

また地方所属馬はJRAが独自に定める基準を満たした馬のみ4頭まで出走登録できます。

↓過去10年のフェブラリーステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2022年フェブラリーステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 テオレーマ ジャスタウェイ 牝6 C.ルメール 笠松牧場
石坂公一 (栗東) Sea The Stars 57kg 水上行雄
1 2 ダイワキャグニー キングカメハメハ 牡8 三浦皇成 社台ファーム
菊沢隆徳 (美浦) サンデーサイレンス 57kg 大城敬三
2 3 インティ ケイホーム 牡8 武豊 山下恭茂
野中賢二 (栗東) Northern Afleet 57kg 武田茂男
2 4 アルクトス アドマイヤオーラ 牡7 田辺裕信 須崎牧場
栗田徹(美浦) シンボリクエスエス 57kg 山口功一郎
3 5 レッドルゼル ロードカナロア 牡5 川田将雅 社台ファーム
安田隆行 (栗東) フレンチデピュティ 57kg 東京ホースレーシング
3 6 カフェファラオ American Pharoah 牡5 福永祐一 Paul P. Pompa
堀宣行 (美浦) More Than Ready 57kg 西川光一
4 7 タイムフライヤー ハーツクライ 牡6 横山武史 白老ファーム
松田国英 (栗東) ブライアンズタイム 57kg サンデーレーシング
4 8 サンライズノヴァ ゴールドアリュール 牡8 松若風馬 ヤナガワ牧場
音無秀孝(栗東) サンダーガルチ 57kg 松岡隆雄
5 9 サンライズホープ マジェスティックウォリアー 牡5 大野拓弥 ヤナガワ牧場
羽月友彦 (栗東) スペシャルウィーク 57kg 松岡隆雄
5 10 スワーヴアラミス ハーツクライ 牡7 松田大作 白老ファーム
須貝尚介 (栗東) Sligo Bay 57kg NICKS
6 11 ソダシ クロフネ 牝4 吉田隼人 ノーザンファーム
須貝尚介 (栗東) キングカメハメハ 55kg 金子真人H
6 12 ミューチャリー パイロ 牡6 御神本訓史 芳住鉄兵
矢野義幸 (船橋) ブライアンズタイム 557kg 石瀬丈太郎
7 13 ソリストサンダー トビーズコーナー 牡7 戸崎圭太 村田牧場
高柳大輔 (栗東) スペシャルウィーク 57kg 村上稔
7 14 ケイティブレイブ アドマイヤマックス 牡9 菅原明良 岡野牧場
杉山晴紀(栗東) サクラローレル 57kg 瀧本和義
8 15 テイエムサウスダン  サウスヴィグラス 牡5 岩田康誠 グランド牧場
飯田雄三 (栗東) Langfuhr 57kg 竹園正繼
8 16 エアスピネル キンングカメハメハ 牡9 M.デムーロ 社台ファーム
笹田和秀 (栗東) サンデーレーシング 57kg ラッキーフィールド

勝ち馬予想に役立つ!フェブラリーステークスの注目馬分析

テーオーケインズ

シニスターミニスター Old Trieste A.P. Indy
Lovlier Linda
Sweet Minister The Prime Minister
Sweet Blue
マキシムカフェ マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
カフェピノコ ジェイドロバリー
ピノシェット

テーオーケインズは昨年のチャンピオンズカップを1番人気で優勝。これまで15戦8勝2着3回3着3回昨年は5戦4勝で、重賞は他にアンタレスステークス、地方GⅠ帝王賞勝ちがあります。

テーオーケインズの父はエーピーインディ系のシニスターミニスターで、日本で走る産駒はほぼダート。マンハッタンカフェ産駒のマキシマムカフェは未勝利馬。母系に一昔前に日本でダート馬を多数輩出したジェイドロバリーが入り、血統的にもダート馬。

15戦中14戦でメンバー中上り3番手以内と末脚は堅実。前走も6番手に付けて上り35.5秒でメンバー中最速。2着でGⅠ3勝、一昨年の優勝馬チュウワウィザードに1秒も差を付けています1800mを中心に走っていますが、父がシニスターミニスターなので距離短縮は歓迎の口。

また今回が叩き3戦目で、馬体が充実している5歳馬。過去10年でチャンピオンズカップ→フェブラリーステークスを連勝した馬はいませんが、前走の圧勝劇なら可能性は十分あります。連軸で。

カフェファラオ

American Pharoah Pioneerof the Nile エンパイアメーカー
Star of Goshen 
Littleprincessemma Yankee Gentleman 
Exclusive Rosette 
Mary’s Follies More Than Ready サザンヘイロー 
Woodman’s Girl 
Catch the Queen Miswaki 
Wave to the Queen 

カフェファラオは昨年のフェブラリーステークスの優勝馬。これまで10戦5勝重賞は他にユニコーンステークスとシリウスステークスを制しています。

ズカップに2番人気で出走しましたが6着に敗れています。

カフェファラオの父は米国クラシック三冠でブリダーズカップ・クラシックも制したアメリカンファラオ。母メアリーズフォリーズは米国産で重賞2勝を含む4勝馬で、産駒は全てダート重賞を優勝しています。

昨年のフェブラリーステークス優勝後は、適性から考えれば不利な地方の船橋や、芝の函館記念を使うなど、かなり懐疑的な使い方。実際に2レースで惨敗しており、前走のチャンピオンズカップでは4番人気に推されるものの、優勝馬から2秒差11着に敗れています。

能力は高くても、もともと砂を被るとひるむなど精神面に不安を抱える馬。負け癖が付いている可能性があります。お手馬にしていたルメールが降り、福永に乗り替わりもあまりいいニュースではありません。今回は見送り。

レッドデゼル

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
フレンチノワール フレンチデピュティ  Deputy Minister 
Mitterand 
パープルホワイト フジキセキ
カノープス

レッドデゼルは前走地方統一GⅠJBCスプリントでGⅠ初制覇。これまで19戦8勝2着6回3着2回昨年の根岸ステークスを優勝し、同年のフェブラリーステークスで3番人、4着に入っています。また海外GⅠドバイゴールデンシャフィーンで2着に入っています。

レッドベゼルの父はロードカナロア。母フレンチノワールはダート中距離の4勝馬。母の父がフレンチデピュティ、母の母の父がフジキセキなのでダート適正は母系から。

ダート1600mの実績は昨年のフェブラリーステークスのみ。それ以外は基本的に1400m以下。フェブラリーステークスで掲示板に載ったものの、1、2着からは0.5秒も離され基本的に得意な距離ではありません。末脚勝負の馬なので前崩れになれば出番も、絶対視はできません。抑えまで。

 

ソダシ

クロフネ フレンチデピュティ Deputy Minister
Mitterand
ブルーアヴェニュー Classic Go Go
Eliza Blue
ブチコ キングカメハメハ Kingmanbo
マンファス
シラユキヒメ サンデーサイレンス
ウェイブウインド

ソダシは昨年の桜花賞馬で、これまで9戦6勝2歳時に阪神ジュベナイルフィリーズまで重賞2勝を含む無敗の4連勝。昨年の札幌記念では、後にブリダーズカップ・フィリー&メアターフ、香港カップを制するラヴズオンリーユーを退け優勝しています。

ソダシの父はクロフネ。キングカメハメハ産駒の母ブチコはダート中距離の4勝馬。母の半姉でクロフネ産駒のユキチャンがダート2100mの地方G3関東オークスを優勝し、NRA最優秀牝馬に輝いています。基本的に一族はダート馬。

父クロフネは地方だとダートの重賞勝ちを量産も、中央ではGⅡまで。中央では芝馬に偏っています。

秋華賞では1番人気も、ゲートに顔をぶつけて出血しながら走り10着敗退。前走初ダートのチャンピオンズカップでは前半調子よく逃げるも、直線に入ると早々に失速。母ブチコがゲート難で引退していることからも、母の気性難が出てきている可能性があります。

前走前半の走りではダートを苦にしている様子はなく、また東京ダート1600mはスタート後に芝を走るので、元々芝マイルのGⅠであるソダシには有利あとはレースに手中させることができるか。人気になるものの、不安要素が多く抑えまで。

ソリストサンダー

トビーズコーナー Bellamy Road Concerto
Hurry Home Hillary
Brandon’s Ride Mister Frisky
Mrs. Bumble
ラヴソースウィート スペシャルウィーク サンデーサイレンス
キャンペンガール
キソティックラヴ ブライアンズタイム
キソティック

ソリストサンダーは昨年の武蔵野ステークスの優勝馬。これまで28戦6勝2着5回3着4回昨年は地方GⅠのかしわ記念で2着、盛岡マイルチャンピオンシップで3着しています。

ソリストサンダーの父はノーザンダンサー系で米ダート中距離G1勝ちのあるトビーズコーナー。2016年から日本で繋養され、本馬がJRAダート重賞初勝利。スペシャルウィーク産駒の母ラヴソースウィートは地方で11勝。

地方競馬でもかなり小回りの船橋で中段から差して2着しているように、瞬発力に秀でた馬。逆に競り合うスタミナ勝負は苦手か。また最近は稍重~で好成績を挙げ前走のように時計が掛かる馬場では成績を落としています

前走根岸ステークスでは1番人気に推されましたが、当日は良。前半早く後半時計が掛かる展開で、道中優勝馬の後ろに付けて感じよく運べても、優勝馬から0.7秒離され9着に敗退とペースによって成績にムラがあります。当日稍重~なら抑えで。

↓ここをクリックすると他の重賞の【データ】【注目出走馬分析】を検索できます。↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました