2022年第29回G2チューリップ賞予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2022年チューリップ賞の注目馬を分析!

チューリップ賞の特徴

G2チューリップ賞は第1回阪神開催7日目に行われる3歳牝馬限定芝1600mの定量戦です。負担重量は54kg。国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。

また地方所属馬は桜花賞認定馬およびJRAの2歳G1、3歳重賞の勝利馬2頭までチューリップ賞への優先出走権が与えられます。

桜花賞のトライアルレースに指定され、3着までに同レースへの優先出走権が与えられます。

↓過去10年のチューリップ賞入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2022年チューリップ賞出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ピンハイ ミッキーアイル 牝3 高倉稜 ヒダカファーム
田中克典 (栗東) ジャングルポケット 54kg 北畑忍
2 2 ジャマン リオンディーズ 牝3 松山弘平 千代田牧場
高橋康之 (栗東) アグネスタキオン 54kg 奥田貴敏
2 3 サークルオブライフ エピファネイア 牝3 M.デムーロ 千代田牧場
国枝栄 (美浦) アドマイヤジャパン 54kg 飯田正剛
3 4 アンジェリーナ レッドスパーダ 牝3 横山典弘 フジワラファーム
昆貢 (栗東) チチカステナンゴ 54kg 安原浩司
3 5 スプリットザシー ディープインパクト 牝3 団野大成 社台ファーム
西村真幸 (栗東) Bellamy Road 54kg 吉田照哉
4 6 ナミュール ハービンジャー 牝3 横山武史 ノーザンファーム
高野友和 (栗東) ダイワメジャー 54kg キャロットファーム
4 7 ルピナスリード ダイワメジャー 牝3 池添謙一 谷川牧場
吉岡辰弥 (栗東) Medaglia d’Oro 54kg ターフ・スポート
5 8 サウンドビバーチェ ドゥラメンテ 牝3 石橋脩 三嶋牧場
高柳大輔 (栗東) Johan Cruyff 54kg 増田雄一
5 9 ウォーターナビレラ シルバーステート 牝3 武豊 伏木田牧場
武幸四郎 (栗東) キングヘイロー 54kg 山岡正人
6 10 ラリュエル ディープインパクト 牝3 川田将雅 社台ファーム
矢作芳人 (栗東) キングカメハメハ 54kg 社台レースホース
6 11 ルージュスティリア ディープインパクト 牝3 岩田望来 社台牧場
藤原英昭 (栗東) Storm Cat 54kg 東京ホースレーシング
7 12 シークルーズ モーリス 牝3 三浦皇成 千代田牧場
杉山晴紀 (栗東) クロフネ 54kg 飯田良枝
7 13 ツッチーフェイス ハービンジャー 牝3 小沢大仁 佐藤牧場
今野貞一 (栗東) スペシャルウィーク 54kg STレーシング
8 14 ステルナティーア ロードカナロア 牝3 福永祐一 ノーザンファーム
岩戸孝樹 (美浦) ファルブラヴ 54kg サンデーレーシング
8 15 オーソレミオ ディープインパクト 牝3 横山和生 タイヘイ牧場
昆貢 (栗東) モンジュー 54kg タイヘイ牧場

勝ち馬予想に役立つ!チューリップ賞の注目馬分析

サークルオブライフ

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
シーブリーズライフ アドマイヤジャパン サンデーサイレンス
ビワハイジ
プレシャスライフ タイキシャトル
スターマイライフ

サークルオブライフは阪神ジュベナイルフィリーズの優勝馬。これまで4戦3勝3着1回。重賞は他にアルテミスステークスを制しています。

サークルオブライフの父はエピファネイア。アドマイヤジャパン産駒の母シーズブリーズライフは芝短距離の3勝馬。近親に活躍馬はいませんが、祖母の系統からビリーブやサウンドバリアー、ジャンダルムなどマイルまでで活躍した馬が多数出ています。

血統内にサンデーサイレンスの4×3、ヘイローの5×4×5、ヘイルトゥリーズンの5×5を持ち、父系、母系共にヘイルトゥリーズン系の血が濃い血統。また母系にあるビワハイジやタイキシャトル、ストームキャットの血を見ればベストはマイル戦。

チューリップ賞は阪神ジュベナイルフィリーズ組が強く、前走の成績がダイレクトに反映されます。また1番人気が予想され、チューリップ賞の1番人気の連対率は5割。ただし、本番を見据え余裕残しの可能性はあります仕上げてきていれば勝ち負け。

ナミュール

ハービンジャー Dansili デインヒル
Hasili 
Penang Pearl Bering
Guapa 
サンブルエミューズ ダイワメジャー サンデーサイレンス
スカーレットブーケ
ヴィートマルシェ フレンチデピュティ
キョウエイマーチ

ナミュールはこれまで3戦2勝前走阪神ジュベナイルフィリーズでは1番人気レースでは最後方からメンバー中最速の上りでしたが、優勝馬から0.2秒差4着に敗れています。

ナミュールの父はハービンジャー。ダイワメジャー産駒のサンブルエミューズは短距離の3勝馬。祖母は桜花賞馬のキョウエイマーチで、母の半妹でオルフェーヴル産駒のマルシュロレーヌがブリダーズカップディクタス他地方重賞も4勝しています。

前走3着馬のウォーターナビレラとは首差。能力的には上位馬と遜色はありません。桜花賞への出走は3着までが絶対条件なので完璧に仕上げてくると思われますが、430~440kgの軽量馬で、前走-10kgより更に減らしてくるようならマイナス。プラス体重なら勝ち負け。

ウォーターナビレラ

シルバーステート ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シルヴァースカヤ Silver Hawk
Boubskaia
シャイニングサヤカ キングヘイロー ダンシングブレーヴ
グッバイヘイロー
シンセイアカリ マヤノトップガン
ピンクノワンピース

ウォーターナビレラはファンタジーステークスの優勝馬で、阪神ジュベナイルフィリーズの3着馬。これまで4戦3勝3着1回本番の阪神ジュベナイルフィリーズでも結果を出しているので、この世代では実力上位。

ウォーターナビレラの父はディープインパクト産駒で能力の高さを買われて種牡馬入りしたシルバーステート。キングヘイロー産駒の母シャイニングサヤカは地方の3勝馬。母の半弟に地方G3勝ちノメイショウムネノリがおり、母系も地方で勝利を重ねています。

母の父がキングヘイローなので底力に欠ける印象で、2歳戦では通じても今後の成長力という点では疑問符。今回はクラッシックの前哨戦で、本番を狙う素質馬も多く出走します。既に獲得賞金で桜花賞への出走条件は満たしており、余裕残しが考えられます。抑えまで。

ステルナティーア

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
ラルケット ファルブラヴ Fairy King
Gift of the Night 
アズサユミ サンデーサイレンス
ファーストクラス 

ステルナティーアはサウジアラビアロイヤルカップの2着馬。これまで3戦1勝2着1回前走阪神ジュベナイルフィリーズでは2番人気に推されましたが、優勝馬から0.6秒離され7着に沈んでいます。

ステルナティーアの父はロードカナロア。ファルブラブ産駒の母ラルケットは芝マイルの4勝馬。ステルナティーアの全兄は3歳でマイチャンピオンシップを優勝したステルヴィオ。

全兄のステルヴィオは芝1800mまで勝ち星を挙げていますが、古馬になってからはマイル以下が主戦場。前走で馬体を-10kgも減らしていたとはいえ、上位陣から離されたのは距離に限界があるからか。また新馬戦からも馬体を減らし続けている傾向はマイナス。馬体を回復してきていても抑えまで。

ルージュスティリア

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
ドライヴンスノー Storm Cat  Storm Bird
Terlingua
Wandesta Nashwan
De Stael

ルージュスティリアは前走夏の新潟芝1800m新馬戦を単勝1.4倍の1番人気で優勝勝ち時計は1分51秒2と平凡ですが、上りはメンバー中2番手32.7秒を繰り出しています。

ルージュスティリアの父はディープインパクト。ストームキャット産駒の母ドライヴンスノーは米国産の未勝利馬。祖母ワンデスタは米芝中距離GⅠ3勝の活躍馬母の父は父とニックスで、血統内にノーザンダンサーの5×4×5の濃いクロスを持ちます。

新馬戦以降使わずに2歳戦は全休。使い減りしやすいディープインパクト産駒への配慮か。3着までに入らないと桜花賞へ出走できないため、ここは全力。連下で。

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