2023年第39回GⅢフェアリーステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年フェアリーステークスの注目馬を分析!

フェアリーステークスの特徴

GⅢフェアリーステークスは第1回中山開催4日目に行われる3歳牝馬限定芝1600mの馬齢別定戦です。負担重量は54kg、日本馬は獲得本賞金1800万円以上だと負担重量が1kg加算されます。

国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。なお、重賞を勝利した外国調教馬は負担重量が1kg加算されます。地方交流競走にも指定され、地方馬は認定馬のみ3頭まで出走登録が可能です。

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2023年フェアリーステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 スピードオブライト ロードカナロア 牝3 石川裕紀人 桜井牧場
相沢郁 (美浦) ディープインパクト 54kg ヒダカ・ブリーダーズ・U
1 2 リックスター エピファネイア 牝3 三浦皇成 ノーザンファーム
鹿戸雄一 (美浦) ハーツクライ 54kg 下澤晃紀
2 3 マイレーヌ ロゴタイプ 牝3 横山琉人 服部牧場
斎藤誠 (美浦) タイキシャトル 54kg 小関昭次
2 4 アンタノバラード ダノンバラード 牝2 田辺裕信 ミルファーム
伊藤大士 (美浦) ストーミングホーム 54kg ミルファーム
3 5 ヒップホップソウル キタサンブラック 牝3 松山弘平 社台ファーム
木村哲也 (美浦) ファルブラヴ 54kg 社台レースホース
3 6 ミシシッピテソーロ ダノンバラード 牝3 鮫島克駿 リョーケンファーム
畠山吉宏 (美浦) A.P. Indy 54kg 了徳寺健二H
4 7 ディナトセレーネ レッドファルクス 牝3 横山武史 社台ファーム
尾関知人 (美浦) ハービンジャー 54kg 社台レースホース
4 8 イコノスタシス モーリス 牝3 北村宏司 ノーザンファーム
古賀慎明 (美浦) シンボリクリスエス 54kg サンデーレーシング
5 9 エナジーチャイム エピファネイア 牝3 C.ルメール ノーザンファーム
手塚貴久 (美浦) ルーラーシップ 54kg シルクレーシング
5 10 メイクアスナッチ ルーラーシップ 牝3 戸崎圭太 白老ファーム
武市康男 (美浦) ディープインパクト 54kg シルクレーシング
6 11 ディヴァージオン レッドファルクス 牝3 M.デムーロ 社台ファーム
尾関知人 (美浦) ハービンジャー 54kg 社台レースホース
6 12 ブラウンウェーブ モーリス 牝3 菅原明良 千代田牧場
宗像義忠 (美浦) ハーツクライ 54kg トップフェロウ
7 13 チハヤ ミッキーロケット 牝3 丹内祐次 中田英樹
加藤誠一 (川崎) ネオユニヴァース 54kg 浦野和由
7 14 キタウイング ダノンバラード 牝3 杉原誠人 ミルファーム
小島茂之 (美浦) アイルハヴアナザー 55kg ミルファーム
8 15 ミタマ ハーツクライ 牝3 岩田望来 チャンピオンズファーム
上村洋行 (栗東) Giant’s Causeway 54kg ニッシンホールH
8 16 ブルーイングリーン アメリカンペイトリオット 牝3 山田敬士 大狩部牧場
小手川準 (美浦) ディープブリランテ 54kg 上村洋司

勝ち馬予想に役立つ!フェアリーステークスの注目馬分析

アリスヴェリテ

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
ルミエールヴェリテ Cozzene Caro
Ride the Trails
Play School Honor Grades
Pantufla

アリスヴェリテはアルテミスSの3着馬これまで4戦1勝2着1回3着1回前走中京芝1400m1勝クラスで1番人気も、優勝馬から0.1秒差4着に敗れています。

アリスヴェリテの父はキズナ。コジーン産駒の母ルミエールヴェリテは未勝利馬。アリスヴェリテの全兄が地方GⅢ北海道2歳優駿を優勝しています。

前走は優勝馬と同じ位置で競馬をしていながら伸び負け。全兄は3頭いますが、共に中央で1勝止まりと、早熟傾向。アリスヴェリテも同様の傾向が強いと考えられます。見送り。

キタウイング


ダノンバラード
ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
レディバラード Unbridled
Angelic Song
キタノリツメイ アイルハヴアナザー Flower Alley
Arch’s Gal Edith
リーベストラウム ゼンノエルシド
マウントモガミ

キタウイングは新潟2歳Sの優勝馬で、これまで4戦2勝前走阪神ジュベナイルフィリーズではぶっつけ参戦で、優勝馬から1.9秒差14着に惨敗。

キタウイングの父はディープインパクト産駒で重賞2勝のダノンバラード。アイルハヴアナザー産駒の母キタノリツメイはダートの未勝利馬。母の半姉にニュージーランドトロフィー2着、全5勝を挙げたストーミーシーがいます。

新馬戦から2戦目で勝ち上がっているように叩き良化型か。今回は叩き2戦目で上昇が見込めます。ただし、好走しているのは平坦コース。末脚勝負キタウイングにはゴール前直線の短い中山は不利。また重賞勝ちがあるため1頭だけ55kgを背負います。抑えまで。

エナジーチャイム

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
カリンバ ルーラーシップ キングカメハメハ
エアグルーヴ
アフリカンピアノ ディープインパクト
マンデラ

エナジーチャイムはこれまで2戦1勝8月新潟芝1600m新馬戦を逃げ切り勝ち前走京王杯2歳Sでは4番人気も8着敗退。ただし、上りはメンバー中最速の33.3秒を繰り出しています。

エナジーチャイムの父はエピファネイア。ルーラーシップ産駒の母カリンバは芝マイルの2勝馬。祖祖母マンデラから菊花賞馬ワールドプレミア他4頭の重賞勝ち馬が出ています。エナジーチャームはサンデーサイレンスの4×4の濃いクロスを持ちます。

2戦共左回りでゴール前直の長いコース。今回は右の小回りの中山なので真逆。新馬戦では前で競馬ができるので対応は可能か。父が3歳戦に滅法強いエピファネイアですが、フェアリーSでは過去10年でロベルト系が馬券になったのは1回のみ抑えまで。

メイクアスナッチ

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
スナッチマインド ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
スナッチド Cat Thief
Christmas Star

メイクアスナッチはこれまで2戦2勝新馬戦は札幌芝1200m、前走は東京芝1400mと距離を伸ばしています。2戦共逃げる展開で、上りはメンバー中2番目で後続を封じています。

メイクアスナッチの父はルーラーシップディープインパクト産駒の母スナッチマインドは京都牝馬S3着がある5勝馬。母の半姉からNHKマイルカップ勝ちのラウダシオンが出ています。5代先までクロスが無いアウトブリード。

母系はマイラーも、父は中距離志向のルーラーシップ。距離延長は歓迎の口。前走の勝ち時計は平凡も余裕勝ちなので、能力はオープンクラスで通じる内容

父がこの時期の中山とは相性が悪いミスタープロスペクター系なのが気がかりも、現役時代は中距離以上で活躍していたので、本レースの条件はクリアしています。連下で。

ヒップホップソウル

キタサンブラック ブラックタイド サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シュガーハート サクラバクシンオー
オトメゴコロ
ダンスファンタジア ファルブラヴ Fairy King
Gift of the Night
ダンスインザムード サンデーサイレンス
ダンシングキイ

ヒップホップソウルはこれまで2戦1勝2着1回9月の中山芝1600mの新馬戦を1番人気で勝ち上がり、前走東京芝1600m1勝クラスも1番人気。終始2番手で上り33.8秒を繰り出すも、スローで流れたため逃げ馬を0.1秒捉えられずに2着敗退。

ヒップホップソウルの父は中長距離GⅠ7勝のキタサンブラック。ファルブラヴ産駒の母ダノンファンタジアはフェアリーSを優勝した3勝馬。祖母は桜花賞とヴィクトリアマイルを制したダンスインザムードと母系はマイラー。血統内にサンデーサイレンスの3×3の濃いクロスを持ちます。

父は中長距離が主戦も、父の産駒は切れ味が鋭いタイプが多く、ヒップホップソウルもその口か。新馬戦でもスローペースで折り合い、メンバー中上り最速の脚を繰り出しており、終いは確実。馬体も500kgと牝馬らしからぬ体格なので、力の要る中山の馬場は合っています。勝ち負け。

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