2023年第28回GⅠ秋華賞予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年秋華賞の注目馬を分析!

秋華賞の特徴

2023年の秋華賞は第2回京都開催4日目に3歳限定芝2000mの定量戦です、負担重量は55kg。

牝馬クラッシック三冠レースの最終レースで、紫苑SおよびローズSの3着馬まで、桜花賞とオークスの優勝馬、皐月賞・ダービー・NHKマイルカップの2着までの馬に優先出走権が与えられています。出頭数は最大18頭。また国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。

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2023年秋華賞出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 フェステスバント キズナ 牝3 酒井学 社台ファーム
藤岡健一(栗東) Lord of England 55kg 吉田照哉
1 2 ハーパー ハーツクライ 牝3 C.ルメール ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) Jump Start 55kg エムズレーシング
2 3 マラキナイア ジャスタウェイ 牝3 池添謙一 社台ファーム
吉岡辰弥 (栗東) キングカメハメハ 55kg 社台レースホース
2 4 コナコースト キタサンブラック 牝3 鮫島克駿 ノーザンファーム
清水久詞 (栗東) キングカメハメハ 55kg サンデーレーシング
3 5 ドゥーラ ドゥラメンテ 牝3 斎藤新 グランデファーム
高橋康之 (栗東) キングヘイロー 55kg サイプレスホH
3 6 リバティアイランド ドゥラメンテ 牝3 川田将雅 ノーザンファーム
中内田充 (栗東) All American 55kg サンデーレーシング
4 7 マスクトディーヴァ ルーラーシップ 牝3 岩田康誠 社台ファーム
辻野泰之(栗東) ディープインパクト 54kg 社台レースホース
4 8 モリアーナ エピファネイア 牝3 横山典弘 ノーザンファーム
武藤善則 (美浦) ダイワメジャー 55kg 高橋文男
5 9 ミシシッピテソーロ ダノンバラード 牝3 石川裕紀人 リョーケンファーム
畠山吉宏 (美浦) A.P. Indy 54kg 了徳寺健二H
5 10 グランベルナデット キズナ 牝3 松山弘平 社台ファーム
大竹正博 (美浦) Wilburn 55kg DMMドリームクラブ
6 11 キタウイング ダノンバラード 牝3 江田照男 ミルファーム
小島茂之 (美浦) アイルハヴアナザー 55kg ミルファーム
6 12 ドゥアイズ ルーラーシップ 牝3 西村淳也 ノーザンファーム
庄野靖志 (栗東) ディープインパクト 55kg G1レーシング
7 13 ラヴェル キタサンブラック 牝3 坂井瑠星 ノーザンファーム
矢作芳人 (栗東) ダイワメジャー 55kg キャロットファーム
7 14 コンクシェル キズナ 牝3 幸英明 ノースヒルズ
清水久詞 (栗東) Galileo 55kg 前田晋二
7 15 ヒップホップソウル キタサンブラック 牝3 横山武史 社台ファーム
木村哲也 (美浦) ファルブラヴ 55kg 社台レースホース
8 16 ピピオラ モールス 牝3 藤岡康太 ノーザンファーム
武幸四郎(栗東) ダンスインザダーク 55kg ストレートレーシング
8 17 ソレイユヴィータ スクリーンヒーロー 牝3 武豊 鎌田正嗣
杉山晴紀(栗東) カーネギー 55kg 杉山 忠国
8 18 エミュー ハービンジャー 牝3 M.デムーロ ノースヒルズ
和田正一 (美浦) スペシャルウィーク 55kg ノースヒルズ

勝ち馬予想に役立つ!秋華賞の注目馬分析

リバティアイランド

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
ヤンキーローズ All American Red Ransom
Milva
Condesaar ザール
Condescendance

リバティアイランドは阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞、オークスとGⅠ3連勝。これまで5戦4勝2着1回で、唯一の配線アルテミスSでも0.1秒差。桜花賞ではやや出遅れでも大外一気の16頭ゴボウ抜き、オークスでは2着馬に1秒差を付ける貫録勝ち。

リバティアイランドの父は牡馬クラシック2冠のドゥラメンテ。母ヤンキーローズは豪州産で芝GⅠ2勝2着2回の4勝馬。母系は短距離傾向。リバティアイランドの半兄でディープインパクト産駒のロムネヤもマイラー。

血統的にはオークスより秋華賞向き。近年はオークス1、2着馬が秋華賞直行でも勝ち負けしており、オークスでのパフォーマンスからも同世代では頭一つ抜けた存在。事故が無い限り、普通に走れば頭。

ハーバー

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
セレスタ Jump Start A.P. Indy
Steady Cat
Serata Carson City
Maliziosa

ハーバーはクイーンCの優勝馬でオークス2着馬。これまで5戦2勝2着2回桜花賞でも4着しています。

ハーパーの父はハーツクライアルゼンチン産の母セレスタは同国の2歳牝馬チャンピオンでGⅠ1勝を含む重賞4勝で全6勝。ハーパーの半姉でドゥラメンテ産駒のヴァレーデラルナがJCBレディクラシックを制しています。

ハーバーもオークスからの直行。ハーバーの全兄で現3勝クラスのダノンセレクタは2000~2400mを中心に使われ、ハーバーの新馬戦も2000mなので、本来は中距離が適鞍。

ただしハーツクライ産駒なので跳びが大きく、基本的にじりじりと伸びる馬。小回りでゴール前直線が短い京都2000mでは瞬発力勝負の馬に切れ負けする可能性があります。抑えまで。

マスクトディーヴァ

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
マスクオフ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ビハインドザマスク ホワイトマズル
ヴアインゴールド

マスクトディーヴァはローズSの優勝馬で、これまで4戦3勝前走ローズSでは7人気も、メンバー中2番目の脚を使い1番人気で追い上げてきたブレイディヴェーグの追撃を、0.2秒差を付けて凌いでいます。

マスクトディーヴァの父はルーラーシップ。ディープインパクト産駒のマスクオフは芝マイルの1勝馬。祖母ビハインドザマスクは短距離重賞3勝を含む10勝馬。近親にダート重賞2勝のサンライズソニア。マスクトディーヴァは血統卯内にミスタープロスペクターの4×4の濃いクロスを持ちます。

4戦共メンバー中3番手以内と祖母のビハインドザマスクと同じ末脚勝負の馬。芝2000mは中京で新馬戦勝ちをしているものの重馬場でのもの。良馬場で小回りの阪神2000m忘れな草賞では0.6秒差を付けられ7着と惨敗しています。

秋華賞は開幕2週目で芝が早く、しかかも内回りでゴール前直線が短く先行有利で脚質的に合わず、血統的に距離延長は好ましくありません見送り。

モリアーナ

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
ガルデルスリール ダイワメジャー サンデーサイレンス
スカーレットブーケ
バシマー Grand Lodge
Bella Vitessa

モリアーナは前走紫苑Sで重賞初制覇。これまで7戦3勝3着1回。春はクラシック路線を歩まず、NHKマイルカップを目標に調整されクイーンC3着、ニュージーランドトロフィー4着、NHKマイルカップ6着の成績。前走で2000m勝ちを収めたのは嬉しい誤算か。

モリアーナの父はエピファネイア。ダイワメジャー産駒の母ガルデルスリールは芝マイルの2勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。2歳戦で札幌芝1800mOP勝ち、前走2000m勝ちからも、血の影響は母の父ダイワメジャーよりエピファネイアの方だったか。

前走は稍重とはいえ勝ち時計は1分58秒と早く、しかも最後方からの14頭ゴボウ抜き。好位置から抜け出た1番人気のヒップホップソウルを差し切っています。小回りで立ち回れる器用さからも抑えで。

ドゥーラ

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
イシス キングヘイロー ダンシングブレーヴ
グッバイヘイロー
アラマサスナイパー ステイゴールド
ターミナルフラワー

ドゥーラは札幌2歳S、前走クイーンSでGⅢ2勝。これまで8戦3勝3着1回2走前のオークスで3着し、2着ハーバーとは首差の同タイム。末脚はドゥーラの方が0.7秒も早かったので、位置取りの差で2着を逃した格好です。

ドゥーラの父は牡馬春クラシック2冠のドゥラメンテ。キングヘイロー産駒の母イシスは芝短距離の1勝馬。母の半姉でパゴ産駒のクリスマスが函館2歳S他短距離で5勝を挙げています。またドゥーラはヘイローの3×4のクロスを持ちます。

外回り阪神芝1600mは掲示板に載れず、3勝はいずれも札幌芝1800mなので小回りの京都2000mは好材料。前走は51kgの軽ハンデを活かしての勝利も、重賞勝ちを収めている古馬との対戦で勝利しているのは大きなアドバンテージ。連下で。

ブレイディヴェーグ

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
インナーアージ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ミュージカルウェイ Gold Away
Mulika

ブレイディヴェーグはこれまで4戦2勝2着2回。秋華賞権利取りを狙い出走したローズSでは1番人気2着。4戦連続でメンバー中最速、34秒を切る脚を使っており、末脚は強力です。

ブレイディヴェーグの父はロードカナロア。ディープインパクト産駒の母インナーアージは芝中距離の4勝馬。母の全妹はオークス・秋華賞2冠のミッキークイーン。祖母ミュージカルウェイは海外で重賞3勝を含む8勝馬。

距離を伸ばしても33秒台で上がっており、血の影響はディープインパクトから。かなり間隔を空けて使っており、今回は叩き2戦目で上昇が見込めます。血統的にリバティアイランドなみの良血で、まだ未対戦の魅力があります。連下で。

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