2023年第68回GⅢ京阪杯予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年京阪杯の注目馬を分析!

京阪杯の特徴

GⅢ京阪杯は第3回京都開催8日目に行われる3歳以上芝1200mの別定戦です。基本負担重量は3歳以上牡・騙馬56kg、同牝馬54kg、4歳以上牡・騙馬57kg、同牝馬55kg。過去の獲得賞金で負担重量が加算され、獲得賞金3000万超の馬は超過金額2000万円毎に1kgずつ加算されます。

国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。外国調教馬は過去の重賞勝利実績(2歳時を除く)で重量が加算され、GⅠ勝利馬5kg増、GⅡ勝利馬3kg増、GⅢ勝利馬1kg増。

また地方交流競走にも指定され、地方所属馬は認定馬のみ2頭まで出走登録可能です。

↓過去10年の京阪杯入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2023年京阪杯出走登録馬一覧表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 バンデルオーラ トーセンラー 牡4 国分恭介 社台ファーム
牧浦充徳(栗東 サクラバクシンオー 57kg 社台レースホース
1 2 ビッグシーザー ビッグアーサー 牡3 坂井瑠星 バンブー牧場
西園正都 (栗東) Tale of Ekati 56kg 幅田昌伸
2 3 シングザットソング ドゥラメンテ 牝3 鮫島克駿 白老ファーム
高野友和 (栗東) My Golden Song 55kg 社台レースホース
2 4 スマートリアン  キズナ 牝6 柴田善臣 三嶋牧場
石橋守 (栗東) Mr. Greeley 55kg 大川徹
3 5 キミワクイーン ロードカナロア 牝4 横山武史 追分ファーム
奥村武 (美浦) ダイワメジャー 56kg 浦邊輝實
3 6 エイシンスポッター エイシンヒカリ 牡4 角田大河 木田牧場
吉村圭司 (栗東) Barathea 57kg 栄進堂
4 7 ショウナンハクラク Frankel 牡4 松若風馬 Tetsuhide Kunimoto
松下武士 (栗東) ディープインパクト 57kg 国本哲秀
4 8 ジュビリーヘッド ロードカナロア 牡6 北村友一 ノーザンファーム
安田隆行 (栗東) ディープインパクト 57kg キャロットファーム
5 9 グレイトゲイナー キンシャサノキセキ 牡6 松本大輝 谷川牧場
森秀行 (栗東) エルハーブ 57kg 田中慶治
5 10 ルガル ドゥラメンテ 牡3 西村淳也 江馬由将
杉山晴紀 (栗東) New Approach 56kg 三嶋牧場
6 11 シュバルツカイザー   Dark Angel 騙5 池添謙一 Ross Moorhead
大竹正博 (美浦) Nashwan 57kg ゴドルフィン
6 12 モズメイメイ リアルインパクト 牝3 永島まなみ 社台ファーム
音無秀孝 (栗東) Frankel 55kg キャピタル・システム
7 13 グルーヴィット ロードカナロア 牡7 幸英明 ノーザンファーム
松永幹夫(栗東) スペシャルウィーク 57 キャロットファーム
7 14 ディヴィナシオン ヴィクトワールピサ 牡6 団野大成 高山牧場
森秀行 (栗東) ストリートセンス 57kg 一村哲也
7 15 ディヴィナシオン ヴィクトワールピサ 牡6 岩田望来 高山牧場
森秀行 (栗東) ストリートセンス 57kg 一村哲也
8 16 ヴァトレニ グラスワンダー 騙4 藤岡佑介 野田政義
長谷川浩 (栗東) サンデーサイレンス 57kg フジワラファーム
8 17 トウシンマカオ ビッグアーサー 牡4 菅原明良 服部牧場
高柳瑞樹 (美浦) スペシャルウィーク 58kg サトー
8 18 トゥラヴェスーラ ドリームジャーニー 牡8 藤岡康太 社台ファーム
高橋康之 (栗東) アドマイヤコジーン 57kg 吉田照哉

勝ち馬予想に役立つ!京阪杯の注目馬分析

ルガル

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
アタブ New Approach Galileo
Park Express
Moon’s Whisper Storm Cat
East of the Moon

ルガルはこれまで9戦2勝2着3回3着1回3走前に葵Sで2着し、前走スワンSでも4着に好走。優勝馬ウイングレイテストは0.2秒差。

ルガルの父は牡馬春のクラシック2冠のドゥラメンテ。アイルランド産の母アタブは海外で1勝。祖祖母イーストオブザムーンは仏国の最優秀3歳牝馬で、遠縁にドバイターフ勝ちのリアルスィール、オークス他海外GⅠ3勝のラヴィズオンリーユーがいます。

京都は4戦1勝2着2回で掲示板を外しておらず得意。今回は前走より1kg斤量が増えますが、520kgの巨漢馬で条件戦にて経験済み。また前走でスタート出遅れも、後方から追い込めることを証明し、レースの選択肢の幅増えたのはプラス。

前走で最後にスタミナを切らし伸び切れず、今回の距離短縮もプラス2着した葵Sで京都1200mを経験しているのも強みです。勝ち負け。

トウシンマカオ


ビッグアーサー
サクラバクシンオー サクラユタカオー
サクラハゴロモ
シヤボナ Kingmambo
Relish
ユキノマーメイド スペシャルウィーク サンデーサイレンス
キャンペンガール
サスペンスクイーン Woodman
Crystal Cup

トウシンマカオは昨年の京阪杯の優勝馬。これまで14戦4勝2着1回3着2回重賞は他に今年の函館スプリントS、キーランドカップで共に2着前走スワンSで4番人気も、優勝馬から0.7秒差の9着に敗れています。

トウシンマカオの父はサクラバクシンオー産駒で高松宮記念優勝のビッグアーサー。スペシャルウィーク産駒の母ユキノマーメイドは芝中距離の4勝馬。トウシンマカオの半兄でタイキシャトル産駒のベステダンクがマイラーズカップ2着他7勝を挙げています。

兄もマイルまでの活躍で、母系の影響力は余り強くないと考えられます。また血統内にミスタープロスペターの4×4のクロスがあり、よりスピードが強調された配合。1400m勝ちもありますが、基本的には1200m向きのスプリンター。

GⅢほかL勝ちが2回あるため賞金が多く、今回はトップハンデの58kgシルクロードSで58.5kgを背負い4着、函館スプリントSで58kgを背負い3着なのでこの斤量でも走りますが、最後の踏ん張りがやはり利かないか。またスピードが出やすい京都コースは未経験。抑えまで。

エイシンスポッター

エイシンヒカリ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャタリナ Storm Cat
Carolina Saga
マーゼリン Barathea Sadler’s Wells
Brocade
Juno Marlowe デインヒル
Why So Silent

エイシンスポッターはこれまで16戦5戦1勝2着2回重賞勝ちは無く中京芝1200mOPで1勝、オーシャンSで3着の実績。前走スプリンターズSでは14番人気で11着。ただし、上りはメンバー中2番目で33秒8で上がっています。

エイシンスポッターの父はディープインパクト産駒で海外GⅠ2勝、全11勝を挙げたエイシンヒカリ。アイルランド産のマーゼリンは米国のダートの3勝馬。近親に活躍馬はおらず、血統内にノーザンダンサーの5×4×5のクロスを持ちます。

短距離の追い込み馬で、1200m戦は12戦中8戦で上り最速、他3戦も2番目と末脚は安定しています。ただし、直線が長いか前が止まりやすいゴール前急坂があるコースの方が良く、最終コーナー前から下り坂が続きゴール前直線の短い京都内回りでは届かない可能性が大。見送り。

キミワクイーン

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
チェリーペトルズ ダイワメジャー サンデーサイレンス
スカーレットブーケ
チェリーフォレスト サクラバクシンオー
フォレストゾーン

キミワクイーンは今年の函館スプリントSの優勝馬。これまで13戦5勝2着2回。前走スプリンターズSでは11番人気で10着。ただし、あがりはメンバー中最速の33秒7、本レースに登録しているエイシンスポッターに先着しています。

キミワクイーンの父はロードカナロア。ダイワメジャー産駒の母チェリーベトルズは短距離の2勝馬。近親に活躍馬はいません。血統内にストームキャットの3×5の濃いクロスを持ち、母系にサクラバクシンオーなど短距離系の血が並びます。

血統的に短距離馬は明白で、1400m以下は8戦4勝2着1回。ただし時計が掛かる馬場が得意で芝1200mの走破時計で1分8秒を切ったことがありません。そのため開催最終週で時計が掛かる現在の京都コースは適鞍。連下で。

ビッグシーザー

ビッグアーサー サクラバクシンオー サクラユタカオー
サクラハゴロモ
シヤボナ Kingmambo
Relish
アンナペレンナ Tale of Ekati  Tale of Ekati
サイレンスビューティ
Maria’s Storm Maria’s Mon
バイユーストーム

ビッグシーザーはこれまで9戦4勝2着1回3着2回2~3歳春に芝1200m戦を4連勝1番人気で臨んだ葵Sでは3着で、優勝馬モズメイメイから0.1秒差、2着ルガルとは同タイムの接戦。ただし休養明け秋2戦は2桁着順に敗れています。

ビッグシーザーの父は高松宮記念馬のビッグアーサー。米国産のアンナペレンナはダートマイルの3勝馬でビッグシーザーが初仔。近親にこれといった活躍馬はいません。ビッグーザーは血統内にストームキャットの4×4の濃いクロスを持ちます。

2走前のセントウルSでは1番人気に推されるもの優勝馬から0.7秒差10着。前走メンバーが弱い京都芝1200mLクラスでも1番人気で12着、1秒差大敗ですが、内枠で前がゴール前で前が開かなかったのが原因なので度外視。

今回は叩き3戦目で走り頃。いままで9戦連続1番人気の面目躍如と重賞初制覇が成るか。勝ち負け。

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