2024年第38回GⅢフローラステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年フローラステークスの注目馬を分析!

フローラステークスの特徴

GⅡフローラステークスは第2回東京開催2日目に行われる3歳牝馬限定芝2000mの馬齢定量戦です。負担重量は54kg。オークスへのトライアルレースに指定され、2着までに入った馬に優先出走権が与えられます。

フローラステークスは国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬はオークスの出走候補馬3頭まで、およびJRA2歳G1、同3歳重賞勝利馬に優先出走権が与えられます。

↓過去10年のフローラステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2024年フローラステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 バロネッサ ロージズインメイ 牝3 津村明秀 ノーザンファーム
田中博康(美浦) オルフェーヴル 55kg キャロットファーム
2 2 ニシノコイゴコロ ネロ 牝3 野中悠太郎 さとう
根本康広(美浦) オルフェーヴル 55kg 西山茂行
3 3 ラヴァンダ シルバーステート 牝3 岩田望来 森永聡
中村直也(栗東) ベーカバド 55kg 森永聡
3 4 エルフストラック カリフォルニアクローム 牝3 横山和生 ノーザンファーム
中村直也(栗東) ダイワメジャー 55kg サンデーレーシング
4 5 メアヴィア ミッキーロケット 牝3 田辺裕信 笹川大晃牧場
金成貴史(美浦) ディープブリランテ 55kg 尾上寿夫
4 6 トロピカルティー リアルスティール 牝3 戸崎圭太 ノーザンファーム
林徹(美浦) Alamosa 55kg 保坂和孝
5 7 コスモディナー ダノンバラード 牝3 松岡正海 金石牧場
伊藤伸一(美浦) ヘクタープロテクター 55kg ビッグレットファーム
5 8 アドマイヤベル スワーヴリチャード 牝3 横山武史 ノーザンファーム
加藤征弘(美浦) Numerous 55kg 近藤旬子
6 9 サンセットビュー ドゥラメンテ 牝3 三浦皇成 千代田牧場
新谷功一(栗東) Tapit 55kg 飯田貴大
6 10 マルコタージュ ドゥラメンテ 牝3 菅原明良 社台ファーム
小島茂之(美浦) フレンチデピュティ 55kg 社台レースホース
7 11 ユキワリザクラ サトノダイヤモンド 牝3 鮫島克駿 神垣道弘
田中剛(美浦) キングカメハメハ 55kg 松村真司
7 12 コンテソレーラ リアルスティール 牝3 吉田豊 ノーザンファーム
手塚貴久(美浦) High Chaparral 55kg インゼルレーシング
8 13 カニキュル エピファネイア 牝3 北村宏司 白老ファーム
菊沢隆徳(美浦) ゼンノロブロイ 55kg キャロットファーム
8 14 クリスマスパレード キタサンブラック 牝3 石川裕紀人 ノーザンファーム
加藤士津八(美浦) Blame 55kg G1レーシング

勝ち馬予想に役立つ!フローラステークスの注目馬分析

アドマイヤベル

スワーヴリチャード ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
ピラミマ Unbridled’s Song
キャリアコレクション
ベルアリュールII Numerous Mr. Prospector
Number
Mare Aux Fees Kenmare
Feerie Boreale

アドマイヤベルはこれまで3戦1勝2着1回3着1回昨年8月新潟芝1800m新馬戦を1番人気で優勝前走2月東京芝2000m1勝クラスでは3番人気も、優勝馬と着差無し2着で惜敗しています。

アドマイヤベルの父は大阪杯とジャパンカップを優勝したスワーヴリチャード。愛国産の母ベルアリュールⅡは海外GⅢ2勝を含む4勝馬。アドマイヤベルの半姉でステイゴールド産駒のアドマイヤリードがヴィクトリアマイル勝ちを含む6勝。また母の一族は海外ステークスウィナー多数。

2走前の東京芝2000m1勝クラスで3着に敗れた際の走破時計は1分59秒8で、このレースの優勝馬は京成杯で2着。前走も先着を許したのは1番人気の牡馬なので力があります。今回は適距離に標準を合わせての出走。東京芝2000mを2戦経験しているのも強み。

フローラSでは1勝クラスからの出走馬が6勝を挙げており、勝ち負け。

クリスマスパレード

キタサンブラック ブラックタイド サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シュガーハート サクラバクシンオー
オトメゴコロ
ミスエリカ Blame Arch
Liable
Le Relais コロナドズクエスト
Malbay

クリスマスパレードは昨年末の中山2000m新馬戦、2月中山芝2200mを2連勝。いずれも2番人気で、先行2番手で押し切り勝ち。共に2着に0.2秒差を付けています。

クリスマスパレードの父は中長距離GⅠ7勝のキタサンブラック。米国産のミスエリカはJRA1勝・地方3勝。母の半兄は米国で重賞2勝を含む4勝馬

3歳春で牡馬相手に芝2200mを勝つのも稀で、2着馬とは0.2秒差ですが、3着馬には0.7秒差も付けており、長距離適性が高く父キタサンブラックの影響力が大。東京は初ですが、先行脚質なので開幕週で前が止まらない東京芝2000mも対応可能。勝ち負け。

パロネッサ

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
マルケッサ オルフェーヴル ステイゴールド
オリエンタルアート
マルペンサ Orpen
Marsella

パロネッサはこれまで3戦1勝2着1回3着1回新馬戦は11月東京芝1600mで2番人気の3着、次走は12月中山芝1800m未勝利戦で1番人気2着。前走東京芝1800m未勝利戦を1番人気で2着に0.3秒差を付け快勝しています。

パネロッサの父はロードカナロア。オルフェーヴル産駒のアルケッサは未勝利馬。母の半姉はアルゼンチンでGⅠ3勝。その姉から菊花賞・有馬記念優勝のサトノダイヤモンドを輩出。パネロッサの半兄でドゥラメンテ産駒のドゥラエレーデがホープフルSを優勝。

またパネロッサは血統内にヘイローの4×5×4の濃いクロスを持ちます。

パネロッサの半兄でドゥラメンテ産駒のドゥラエレーデはその後芝・ダート兼用で活躍。父がロードカナロアに変わっているので基本的に芝のマイルまでが適距離と考えられます。そのため距離延長はマイナス。また前走未勝利戦からの出走馬は過去10年で1勝2着1回3着2回マイナス要素が多く見送り。

カニキュル

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
シャルール ゼンノロブロイ サンデーサイレンス
ローミンレイチェル
グレウィトフィーヴァー Kaldoun
My Great Hope

カニキュルはこれまで3戦1勝2着1回。11月東京芝2000m未勝利戦を1番人気で勝ち抜いた後に参戦した前走フラワーカップでは3番人気も、優勝馬から0.3秒差の6着。

カニキュルの父はエピファネイア。ゼンノロブロイ産駒の母シャルールは牝馬限定中距離GⅢ2着2回している4勝馬。カニキュルは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ちます。

近親に弥生賞3着で5勝を挙げたアーデント、日経新春杯3着で5勝を挙げたシュペルミエール、京都新聞杯2着のフヴェローナシチーなど重賞では一歩届かない産駒が多数。

前走は後方から追い上げるものの、逃げ馬は捉えられず、後続馬に差されると良いところなし。父、母の父共に中長距離志向で、父の産駒はこの時期走ります。また新馬・未勝利戦で連対している時は芝2000mなので距離延長は歓迎。叩き2戦目で上昇が見込めます。連下で。

コガネノソラ

ゴールドシップ ステイゴールド サンデーサイレンス 
ゴールデンサッシュ 
ポイントフラッグ メジロマックイーン 
パストラリズム 
マイネテレジア ロージズインメイ Devil His Due
Tell a Secret
コスモチェーロ Fusaichi Pegasus
Shorwon

コガネノソラはこれまで5戦2勝2着1回3着1回2歳時の夏から秋にかけて1600~1800m戦を4戦して未勝利戦を脱出。6か月の休養明けの前走4月中山芝1800m牝馬限定1勝クラスを1番人気で優勝。勝ち時計1分48秒3は、2週前のフラワーCの勝ち時計より0.3秒遅いだけ。

コガネノソラの父はゴールドシップ。ロージズインメイ産駒の母マイネヒメルは芝マイルを4勝。母の半弟でマツリダゴッホ産駒のウインマーレライがラジオNIKKEI賞勝ち、半妹でスクリーンヒーロー産駒のウインマリリンは香港ヴァーズ勝ち、フローラS他GⅡも3勝。

また母の孫から京王杯2歳S勝ちのコラソンビートが出ており、一族に活躍馬多数。ゴールドシップかけ×ロージズインメイはオークス馬のユーバーレーベンと同じ配合で、腰の甘いゴールドシップ産駒の中ではOPクラスくらいまでは勝ち上がる例が多数。

今回は1ハロン延長ですが、血統的に距離延長は対応可能。ただし前走は牝馬限定戦で弱い相手での勝利。回も牝馬限定戦とはいえ、今回はメンバー強化されます。先行して長くいい脚が使えるものの、勝ち切るには決め手不足。抑えまで。

↓ここをクリックすると他の重賞の【データ】【注目出走馬分析】を検索できます。↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました