2024年第21回GⅢ福島牝馬ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年福島牝馬ステークスの注目馬を分析!

福島牝馬ステークスの特徴

GⅢ福島牝馬ステークスは福島第1回開催5日目に行われる4歳以上牝馬限定の芝1800mの別定戦です。負担重量は55kg。獲得本賞金3000万円超えの日本馬は本賞金が2000万円を超えるごとに負担重量が1kgずつ加算されます。

国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。外国馬はGⅠ優勝5kg増、GⅡ優勝馬3kg増、GⅢ優勝馬1kg増。

地方所属馬はヴィクトリアマイル出走候補馬3頭まで出走登録が可能です。

ヴィクトリアマイルのトライアルレースに位置付けられ、JRA所属は1着に、地方所属馬は2着までにヴィクトリアマイルの優先出走権が与えられます。

↓過去10年の福島牝馬ステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2024年福島牝馬ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 コスタボニータ イスラボニータ 牝5 岩田望来 社台ファーム
杉山佳明 (栗東) Kendor 55kg 谷掛龍夫
1 2 エリカヴィータ キングカメハメハ 牝5 富田暁 ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) フジキセキ 56kg 三木正浩
2 3 ピンクジン ダノンバラード 牝4 黛弘人 ミルファーム
南田美知 (美浦) キャプテンスティーヴ 55kg ミルファーム
2 4 ペイシャフラワー ニシケンモノノフ 牝4 永島まなみ 友田牧場
高橋康之(栗東) ヴィクトワールピサ 55kg 北所直人
3 5 トーセンローリエ サトノクラウン 牝4 丹内祐次 エスティファーム
小笠倫弘 (美浦) メイショウサムソン 55kg 島川隆哉
3 6 エリオトローピオ ゴールドシップ 牝5 石橋脩 ビッグレッドファーム
深山雅史 Jade Robbery 55kg TCラフィアン
4 7 ファユエン ヴァンセンヌ 牝6 菊沢一樹 谷岡スタット
勢司和浩(美浦) アグネスデジタル 55kg 谷岡毅
4 8 ウインピクシス ゴールドシップ 牝5 松岡正海 コスモヴューファーム
上原博之 (美浦) ロージズインメイ 55kg ウイン
5 9 エミュー ハービンジャー 牝4 菅原明良 ノースヒルズ
和田正一 (美浦) スペシャルウィーク 55kg ノースヒルズ
5 10 キミノナハマリア ハービンジャー 牝4 鮫島克駿 社台ファーム
千田輝彦 (栗東) ヴィクトワールピサ 55kg 浦野和由
6 11 タガノパッション キングカメハメハ 牝6 菱田裕二 新冠タガノファーム
鮫島一歩 (栗東) シンボリクリスエス 55kg 八木良司
6 12 ラリュエル ディープインパクト 牝5 北村友一 社台ファーム
矢作芳人 (栗東) キングカメハメハ 55kg 社台レースホース
7 13 ライトクオンタム ディープインパクト 牝4 吉田隼人 社台ファーム
武幸四郎 (栗東) Quality Road 55kg 社台レースホース
7 14 フィールシンパシー ベーカバド 牝5 横山琉人 岡田スタッド
小島茂之 (美浦) ダンスインザダーク 55kg 岡田牧雄
8 15 シンリョクカ サトノダイヤモンド 牝4 木幡初也 下河辺牧場
竹内正洋 (美浦) キングカメハメハ 55kg 由井健太郎
8 16 グランベルナデット キズナ 牝4 横山武史 社台ファーム
大竹正博 (美浦) Wilburn 55kg DMMドリームクラブ

勝ち馬予想に役立つ!福島牝馬ステークスの注目馬分析

コスタボニータ

イスラボニータ フジキセキ サンデーサイレンス
ミルレーサー
イスラコジーン Cozzene
Rising Eagle
レディイン Rising Eagle Kenmare
Belle Mecene
Super Vite Septieme Ciel
Erin On Your Toes

コスタボニータはこれまで16戦4勝2着3回3着3回重賞勝ちはありませんが、昨年の阪神牝馬S、クイーンS、今年の愛知杯で3着。前走中山牝馬Sで3番人気に推されましたが、優勝馬コンクシェルから0.3秒離され5着に敗れています。

コスタボニータの父は皐月賞馬のイスラボニータ。フランス産の母レディインは海外で3勝。コスタボニータの半姉でゼンノロブロイ産駒のイチオクノホシが阪神牝馬SとクイーンCで2着。そのため血統的に母の影響力が大。

前走の中山牝馬Sでは勝ち馬が53kgに対しコスタボニータは55kgなので、同斤量なら逆転可能。だだし、2着のククナも55kgで同馬からは0.2秒差離されているので優勝は出来なかったレース。基本先行脚質で安定感はありますが、最後の瞬発力に欠ける印象で勝ち切るまではどうか。抑えまで。

シンショリカ

サトノダイヤモンド ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
マルペンサ Orpen
Marsella
レイカーラ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
カーラパワー Caerleon
Jabali

シンショリカはこれまで8戦1勝2着1回。2歳時に新馬戦勝ちから挑戦した阪神ジュベナイルフィリーズで2着に入り、その後はGⅠ〜Ⅱ戦を5戦するもオークス5着が最高。前走中山牝馬Sに出走し6番人で優勝馬から0.1秒差の3着に好走しています。

シンショリカの父は菊花賞・有馬記念勝ちのサトノダイヤモンド。キングカメハメハ産駒の母レイカーラは芝マイルの5勝馬。母の半兄でディープインパクト産駒のダノンシャークはマイルチャンピオンシップを優勝。

前走は同世代の優勝馬コンクシェルが53kgに対し、シンショリカは54kg。着差は0.1秒なので、同斤量なら逆転可能。1勝馬とはいえ強い相手にもまれてきた分、GⅢ戦なら能力上位だったと考えられます。

今回は前走より負担重量が1kg重い55kg。福島牝馬Sは中山牝馬Sの上位陣がそのままレースの結果に反映されるケースが多いため、シンショリカも好走する可能性があります。先行脚質も福島向き。勝ち負け。

グランベルナデット

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
ラブリーベルナデット Wilburn Bernardini
Moonlight Sonata
Inlovewithlove Bernstein
Not a Solution

グランベルナデットはこれまで8戦3勝。3歳時にオークスと関連が深い忘れな賞を2番人気で優勝するもののオークスには出走せず。その後は紫苑Sで1番人気10着秋華賞は9番人気で15着と惨敗前走1月中山芝2000m3勝クラスを3番人気で快勝しています。

グランベルナデットの父はキズナ米国産の母ラブリーベルナディットは海外重賞3勝を含む8勝馬。血統内にストームキャットの3×4のクロスを持ちます。

先行脚質なので基本的に福島向き。芝2000mを2度1分59秒2という早い時計で押し切り勝ち紫苑Sでは同タイムで10着敗退なので時計通りに走るのは一本調子になりやすいストームキャットの血の影響か。瞬発力勝負のレースになった時は出番がない馬。

勝ち鞍はいずれも芝2000mで、マイル戦はクイーンC以来。牝馬ながら2歳時から馬体重が500kgもある巨漢馬なので、身が入った今なら重賞でも上位入賞できる可能が大。勝ち負け。

ウインピクシス

ゴールドシップ ステイゴールド サンデーサイレンス 
ゴールデンサッシュ 
ポイントフラッグ メジロマックイーン 
パストラリズム 
コスモアクセス ロージズインメイ Devil His Due
Tell a Secret
コスモスカイライン グラスワンダー
レーシングスパイス

ウインピクシスはこれまで14戦4勝2着2回3着1回重賞勝ちはありませんが、昨年のクイーンSで2着しています。前走愛知杯では4番人気も、優勝馬から2.3秒も離され13着に敗退しています。

ウインピクシスの父はゴールドシップ。ロージズインメイの産駒の母コスモアクセスは芝短距離の3勝馬。近親にJRAでの活躍馬はいないものの、地方で勝ち星を重ねる馬が多数。ゴールドシップ×ロージズインメイの組合せはオークス馬のユーバーレーベンと同じ。

昨年も福島牝馬Sに参戦して3番人気で13着敗退。ただし芝1800m戦で4勝を挙げており、中2戦は福島。また福島記念でも4着し、基本的に福島は得意。

また馬券になっているのは450kgまで。連続2桁着順になったターコイズS、愛知杯はいずれも456~458kgと冬場なので太め残りだったか。絞れて450kgを切るようなら勝ち負け。

ライトクオンタム

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
イルミナント Quality Road Elusive Quality
Kobla
Sparkling Number Polish Numbers
Sunny Sparkler

ライトクオンタムは昨年のシンザン記念の優勝馬で、これまで7戦2勝3着1回桜花賞では2番人気に推されるものの8着。シンザン記念後は重賞を4連戦して2走前のターコイズS5着が最高前走2月小倉芝2000mOPで3着に入り久々に馬券になっています。

ライトクオンタムの父はディープインパクト母イルミナントは米芝1800mGⅠ他6勝を挙げた活躍馬。ライトクオンタムは初仔という良血。

新馬戦からほとんど馬体重が変わっていない軽量馬。前走は新馬戦以来の最軽量の422kg。重馬場で時計が掛かっているとはいえ、前走芝2000mの走破時計は2分4秒2と遅く、成長力が乏しい印象。さらに前走に比べ負担重量が1kg増えるのは軽量馬にはマイナス。見送り。

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