2024年第31回GⅡ青葉賞予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年青葉賞の注目馬を分析!

青葉賞の特徴

GⅡ青葉賞は第2回東京開催3日目に行われる3歳限定芝2400mの馬齢定量戦です。負担重量は牡馬・騙馬は56kg、牝馬は54kg。ダービーのトライアルレースで、2着までにダービーの優先出走権が与えられます。

地方所属馬はダービー出走候補馬のみ2頭、および2歳JRAGⅠ優勝馬に優先出走権が与えられ、3歳重賞優勝馬にも出走資格が与えられます。また国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。

ダービーと同じ距離コースで施行されますが、第1回以降青葉賞からダービー馬は出ていません。成長段階の牡馬には2400mは長距離戦に相当し、ダービーまで中3週では疲労が回復しなのが理由。

ただし、過去の青葉賞優勝馬の中にはシンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、フェノーメノなど古馬の中長距離GⅠを複数勝つ馬も輩出しているので、出走馬のレベルが低いわけではありません。

↓過去10年の青葉賞入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2024年青葉賞出走登録馬一覧表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 サトノシュトラーセ ジャスタウェイ 牡3 M.デムーロ 追分ファーム
友道康夫(栗東) Champs Elysees 57kg 里見治
1 2 グランアルティスタ ミッキーロケット 牡3 原優介 岡田スタッド
寺島良(栗東) スペシャルウィーク 57kg ノルマンディーTR
2 3 ニシノフィアンス サトノダイヤモンド 牡3 永野猛蔵 フクオカファーム
竹内正洋(美浦) ルーラーシップ 57kg 西山茂行
2 4 ロジルーラー ルーラーシップ 牡3 大野拓弥 ノーザンファーム
稲垣幸雄(美浦) サンデーサイレンス 57kg 久米田正明
3 5 ジンセイ ジャスタウェイ 牡3 内田博幸 新井牧場
庄野靖志(栗東) ストリートセンス 57kg 幅田京子
3 6 フォスターボンド キズナ 牡3 菅原明良 社台ファーム
中川公成(美浦) クロフネ 57kg 多田賢司
4 7 シュガークン ドゥラメンテ 牡3 武豊 ヤナガワ牧場
清水久嗣(栗東) サクラバクシンオー 57kg 辻子依旦
4 8 パワーホール スワーヴリチャード 牡3 田辺裕信 平野牧場
昆貢(栗東) コマンズ 57kg NICKS
5 9 ヘデントール ルーラーシップ 牡3 T.オシェア ノーザンファーム
木村哲也(美浦) ステイゴールド 57kg キャロットファーム
5 10 ウインマクシマム キタサンブラック 牡3 松岡正海 コスモヴューファーム
畠山吉宏(美浦) ロージズインメイ 57kg ウイン
6 11 シュバルツクーゲル キズナ 牡3 北村宏司 白老ファーム
鹿戸雄一(美浦) Monsun 57kg GⅠレーシング
6 12 アバンデル ワールドエース 牡3 石橋脩 ノーザンファーム
金成貴史(美浦) ハービンジャー 57kg 野田努
7 13 マーシャルポイント エピファネイア 牡3 津村明秀 ノーザンファーム
木村哲也(美浦) ワイルドラッシュ 57kg サンデーレーシング
7 14 コスモブッドレア ゴールドシップ 牡3 石川裕紀人 ビッグレッドファーム
小野次郎(美浦) ソングオブウインド 57kg ビッグレッドファーム
8 15 ショウナンラプンタ キズナ 牡3 鮫島克駿 社台ファーム
高野友和(栗東) Zensational 57kg 国本哲秀
8 16 デュアルウィルダー Yoshida 牡3 J.モレイラ 白老ファーム
堀宜行(美浦) Kitten’s Joy 57kg 社台レースホース
8 17 トロヴァトーレ レイデオロ 牡3 横山武史 ノーザンファーム
鹿戸雄一(美浦) エンパイアメーカー 57kg サンデーレーシング

勝ち馬予想に役立つ!青葉賞の注目馬分析

シュガークン

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
シュガーハート サクラバクシンオー サクラユタカオー
サクラハゴロモ
オトメゴコロ ジャッジアンジェルーチ
テイズリー

シュガークンはこれまで3戦2勝2着1回2月京都芝1600m新馬戦では1番人気で2着。中3週で臨んだ阪神芝2000mに勝利戦を1番人気で脱出。続く3月芝2200m1勝クラスを1番人気で逃げ切り勝ち。2着に0.3秒差を付けています。

シュガークンの父は牡馬春クラシック2冠のドゥラメンテ。サクラバクシンオー産駒の母シュガーハートは未出走馬。シュガークンの半兄はブラックタイド産駒のキタサンブラックで、中長距離GⅠ7勝、年度代表馬2回で現種牡馬。

兄のキタサンブラック成績が抜けていますが、他の兄弟にステイゴールド産駒のショウナンバッハが中日新聞杯2着、キタサンブラックの全弟のエブリワンブラックのダイオライト記念2着で、兄弟はそこそこ走っています。父がドゥラメンテに変わるも、同馬も中長距離で好成績。血統的にも青葉賞は適鞍。

青葉賞は前走1勝クラスからの出走馬が6勝を挙げているのでチャンスはあります。ただし連勝時は馬場が荒れており、時計もスロー開幕2週目の軽い馬場だと追走できない可能性があります。兄が偉大なので人気になりそうですが、母系はやや晩成型、抑えまで。

デュアルウィルダー

Yoshida ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
ヒルダズパッション Canadian Frontier
Executricker
ダンスウィズキトゥン Kitten’s Joy El Prado
Kitten’s Firs
Madame Du Lac Lemon Drop Kid
Geisha Girl

デュアルウィルダーはこれまで2戦1書3着1回初戦は2月東京芝1800m未勝利戦で、4番人気の3着。前走中山芝2200m未勝利戦は1番人気で2着に0.8秒差を付けて優勝。2戦共あがりはメンバー中最速です。

デュアルウィルダーの父はハーツクライ産駒で米芝・ダート1800mG1 2勝のヨシダ。米国産の母ダンスウィズキトゥンは海外3勝。母の半弟ディヴィシデロが米芝中距離GⅠ2勝、全6勝またデュアルウィルダーは血統内にエルプラドの4×3、サドラーズウェルズの5×4×5の濃いクロスを持ちます。

日本ではステイヤーになりやすいサドラーズウェルズの血が濃く、父の父もステイヤーを多く出すハーツクライなので、距離を伸ばして未勝利戦を脱出したのは血統面では長距離適性が高いからか。ただし過去10年で未勝利戦からの出走馬は1勝が1回あるのみ見送り。

ショウナンラプンタ

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
フリアアスカ Zensational Unbridled’s Song
Joke
Five o’Clock Angie ヘネシー
Rockley

ショウナンラプンタはこれまで4戦2勝。9月阪神芝2000m新馬戦を優勝し、東京スポーツ杯2歳S、ホープフルSでは共に3番人気4着、7着と馬券にならず前走3月阪神芝2400m1勝クラスを3番人気で優勝。ホープフルSを除きメンバー中最速の脚を使っています。

ショウナンプランタの父はキズナアルゼンチン産駒の母フリアアスカは同国GⅠ勝ちを含め重賞2勝、全4勝。ショウナンプランタは血統内にストームキャットの3×4の濃いクロスを持ちます。ショウナンプランタの兄は2頭おり、父が芝馬にも関わらず、いずれも地方馬。

馬券になっている時は前半スロー、後半で一気にペースが上がっているレース。ストームキャットの血が濃いと距離に壁がある場合が多く、2400m戦で馬券になったのは後半の上り勝負になったから。

ダービーを目指す青葉賞では基本的余力を残したいためスローペースになりやすく、ショウナンラプンタ向きの展開になる可能性は捨てきれません。抑えで。

ヘデントール

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
コルコバード ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
エンシェントヒル エンドスウィープ
アズテックヒル

ヘデントールはこれまで3戦2勝2着1回3戦共芝2000mで、11月東京新馬戦は3番人気で2着、続く1月中山芝未勝利戦を1番人気で勝ち上がり、前走3月中山芝1勝クラスでも1番人気で連勝。2着に0.5秒差を付けています。

ヘデントールの父はルーラーシップステイゴールド産駒の母コルコバードは芝中長距離の5勝馬。祖母はダート路線で7勝、祖祖母は米国で重賞3勝、計8勝を挙げています。距離適性は母から。血統的にも青葉賞の距離は適鞍。

中山2戦は後方からの競馬で、上りはメンバー中最速。2戦共まくる感じで2着に0.4秒、0.5秒差を付けており、長くいい脚を使えるスタミナを兼ね備えています。勝ち負け。

トロヴァトーレ

レイデオロ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
ダドラーダ シンボリクリスエス
レディブロンド
ライツェント スペシャルウィーク サンデーサイレンス
キャンペンガール
ソニンク Machiavellian
Sonic Lady

トロヴァトーレはこれまで3戦2勝。3戦共中山芝2000m。9月の新馬戦、12月の1勝クラスを1番人気で優勝。春初戦の弥生賞でも1番人気でしたが、優勝馬コスモキュランダから0.9秒差の6着に敗れています。

トロヴァトーレの父はダービーと天皇賞秋を優勝したレイデオロ。エンパイアメーカー産の母シャルマントは未出走馬。母の半姉でハービンジャー産駒のディアドラが秋華賞とナッソーSのGⅠ2勝、母の半弟でルーラーシップ産駒のフリームファクシはきさらぎ賞勝ち。

トロヴァトーレは血統内にミスタープロスペクターの4×5×5×5の濃いクロスを持ちます。

休み明けの前走は馬体重6kg増。新馬戦から16kgも増えており、レース後のコメントも「(腰が)少し甘い」なので、まだ成長途上か。能力的には重賞級も、瞬発力勝負になった時は遅れる可能性があります。抑えまで。

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