2024年第91回GⅠダービー予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年ダービーの注目馬を分析!

ダービーの特徴

GⅠ日本ダービーは第2回東京開催第12日目に行われる3歳限定芝2400mの馬齢定量戦です。負担重量は牡馬57kg、牝馬55kg。騙馬の出走は認められません。フルゲートは18頭。国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優占種総研が与えられます。

JRA所属馬は①皐月賞5着以内、②トライアルレースの青葉賞2着以内、プリンシパルS1着、③上記以外は獲得本賞金順で決められ、それ以外は抽選になります。

また地方所属馬は①②③のいずれかに該当する馬に優先出走権が与えられ、NHKマイルカップか京都新聞杯2着以内、JRA3歳重賞優勝馬は出走登録が可能です。

イギリスのダービーに倣って明治時代に制定された歴史あるレースで、正式名は「東京優駿」。牡馬3歳クラシック路線の2冠目であり、JRAの全レースの中でも最も権威のレースの一つです。

古馬のGⅠなら複数回チャンスがありますが、ダービーは生涯1度きり。しかも条件を満たさなければ出走できず、馬主の間では「ダービー馬のオーナーになるのは国に宰相になることより難しい」と例えられます。

生産者もこのダービーに合わせて競走馬を生産しています。日本の競馬界では「皐月賞は最も早い馬、ダービーは最も運がいい馬、菊花賞は最も強い馬が勝つ」と言われ、事実過去には下馬評が高くても伏兵に負ける馬や、ダービーを勝った後勝てなくなった馬も数多くいます。

↓過去10年のダービー入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2024年ダービー出走登録馬一覧表

所属 母の父 斤量 馬主
アーバンシック スワーヴリチャード 牡3 ノーザンファーム
武井亮(美浦) ハービンジャー 57kg シルクレーシング
エコロヴァルツ ブラックタイド 牡3 下河辺牧場
牧浦充徳(栗東) キングカメハメハ 57kg 原村正紀
コスモキュランダ アルアイン 牡3 ビッグレットファーム
加藤士津八(美浦) Southern Image 57kg ビッグレットファーム
ゴンバデカーブース ブリックスアンドモルタル 牡3 白老ファーム
堀宜行(美浦) ディープインパクト 57kg G1レーシング
サトノエピック キタサンブラック 牡3 社台ファーム
国枝栄(美浦) Bellamy Road 57kg 里見治
サンライズアース レイデオロ 牡3 ノーザンファーム
石坂公一(栗東) マンハッタンカフェ 57kg ライフハウス
サンライズジパング キズナ 牡3 追分ファーム
音無秀孝(栗東) Zoffany 57kg ライフハウス
シックスペンス キズナ 牡3 ノーザンファーム
国枝栄(美浦) Twirling Candy 57kg キャロットファーム
ジャスティンミラノ キズナ 牡3 ノーザンファーム
友道康夫(栗東) Exceed And Excel 57kg 三木正浩
シュガークン ドゥラメンテ 牡3 ヤナガワ牧場
清水久嗣(栗東) サクラバクシンオー 57kg 辻子依旦
ジューンテイク キズナ 牡3 ヒダカファーム
武英智(栗東) シンボリクリスエス 57kg 吉川潤
ショウナンラプンタ キズナ 牡3 社台ファーム
高野友和(栗東) Zensational 57kg 国本哲秀
シンエンペラー Siyouni 牡3 Ecurie Des Monceaux
矢作芳人(栗東) Galileo 57kg 藤田晋
ダノンエアズロック モーリス 牡3 ノーザンファーム
堀宜行(美浦) Fastnet Rock 57kg ダノックス
ダノンデサイル エピファネイア 牡3 社台ファーム
安田翔伍(栗東) Congrats 57kg ダノックス
ビザンチンドリーム エピファネイア 牡3 ノーザンファーム
坂口智康(栗東) ジャングルポケット 57kg 吉田和美
ミスタージーティー ドゥラメンテ 牡3 ノーザンファーム
矢作芳人(栗東) Sadler’s Wells 57kg 田畑利彦
メイショウタバル ゴールドシップ 牡3 三嶋牧場
石橋守(栗東) フレンチデピュティ 57kg 松本好雄
レガレイラ スワーヴリチャード 牝3 ノーザンファーム
木村哲也(美浦) ハービンジャー 55kg サンデーレーシング

勝ち馬予想に役立つ!ダービーの注目馬分析

ジャスティンミラノ

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
マーゴットディド Exceed And Excel デインヒル
Patrona
Special Dancer Shareef Dancer
Caraniya

ジャスティンミラノは皐月賞を制し、新馬戦、共同通信杯と3連勝。掛かったメイショウタバルが作ったハイペースを5番手でしっかり折り合い、ゴール前で抜け出した朝日杯FS馬のジャンタルマンタルをゴールまでしっかり捉えてレコード勝ち。

ジャスティンミラノの父はキズナアイルランド産の母マーゴットディドは英国芝短距離GⅠ勝ち他5勝。ジャスティンミラノの半兄のミッションインポッシブルが香港で芝マイルGⅡ勝ちを収めています。

ジャスティンミラノは血統内にノーザンダンサーの5×5×5×4の濃いクロスを持ちます。血統的にはマイラーも、皐月賞のレースぶりを見る限り父キズナの影響力が強いと考えられ、距離延長は問題なし。

前走レコード決着の反動が気になりますが、皐月賞を含め3戦しかしておらず、各レースは2カ月も間隔を空けているため無理使いしていません。しかも、前走は共同通信杯から馬体重を10kgも増やしての勝利とまだ余裕があります。

ダービーは皐月賞馬及び共同通信杯優勝馬が好走するケースが多く、どちらも制しているジャスティンミラノはダービー優勝最右翼。勝ち負け。

コスモキュランダ

アルアイン ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ドバイマジェスティ Essence of Dubai
Great Majesty
サザンスピード Southern Image Sadler’s Wells
Urban Sea
Golden Eagle Zabeel
Rising Eagle

コスモキュランダは弥生賞を優勝し、皐月賞の2着馬。これまで8戦2勝2着3回前走は中段で待機しゴール前の坂を登ったところから一気にスパート。内にいた優勝馬のジャスティンミラノと合わせる形になり、前を行くジャンタルマンタルを競り落としたところがゴール。

コスモキュランダの父はディープインパクト産駒で皐月賞と大阪杯を制したアルアイン。豪州産の母サザンスピードは豪芝2400mGⅠコーフィールドC他重賞3勝、計7勝を挙げた活躍馬。母はこれまで5頭を生んでいますが、2勝を挙げたのはコスモキュランダが初。

コスモキュランダは血統内にヘイローの4×4の濃いクロスを持ちます。父はマイラーも、父の全兄はダービー馬のシャフリヤール。血統的に距離延長は問題なし。

またレコード決着だった皐月賞はもちろん、前々走の弥生賞もレースレコード。時計勝負は得意です。ただし、新馬戦からすでに8戦を消化し、上がり目という面では疑問。前走でも最後はジャスティンミラノと同じ脚色になっているため、疲労が蓄積している可能性もあります。抑えまで。

シックスペンス

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
フィンレイズラッキーチャーム Twirling Candy Candy Ride
House of Danzing
Day of Victory Victory Gallop
Gather the Day

シックスペンスはスプリングSの優勝馬で3戦3勝。スプリングS後に歩様が思わしくなかったので皐月賞は自重し、ダービーへ直行。

シックスペンスの父はキズナ米国産の母フィンレイズラッキーチャームは米ダート短距離GⅠ勝ち他重賞5勝、全11勝を挙げた活躍馬。母にとってシックスペンスは初仔。また母系から米国のステークスウィナーが多数出ています。

父キズナ、母が短距離系はジャスティンミラノと同じ構成も、母系はミスタープロスペクター系で、こちらはマイラー色が濃いイメージ。

3勝全て中山で、新馬・1勝クラスはマイル戦。前走距離を伸ばしたスプリングSでは3番手で先行し、上りはメンバー中最速の33秒3、2着に0.6秒差も付け距離延長に対応。ただし、いずれも勝ち時計自体が遅く、その分息がもった感じです。

今回は前走より600mも距離延長。先行馬でも時計勝負は未経験なので、途中ペースが上がった時に息切れする可能性があります。見送り。

レガレイラ

スワーヴリチャード ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
ピラミマ Unbridled’s Song
キャリアコレクション
ロカ ハービンジャー Dansili
Penang Pearl
ランズエッジ ダンスインザダーク
ウインドインハーヘア

レガレイラはホープフルSの優勝馬。これまで4戦2勝3着1回。ぶっつけで臨んだ前走皐月賞では1番人気も優勝馬ジャスティンミラノから0.5秒離され6着敗退。ただし上りはメンバー中最速で、33秒9の末脚で最後方から追い上げています。

レイガラの父は大阪杯とジャパンカップを制したスワーヴリチャード。ハービンジャー産駒の母ロカは芝マイルの1勝馬。祖祖母はディープインパクトの母のウインドインハーヘアで、血統内にサンデーサイレンスの3×4のクロスを持ちます。

また母の半妹から今年の桜花賞馬のステレンボッシュ、半弟に青葉賞2着のヴァルコスが出ており、距離適性は父に依存する母系。レガレイラの父がスワーヴリチャード2400mの距離は持ちます。

皐月賞はメイショウタバルの暴走でレコード決着。とはいえ先行馬が軒並み崩れたわけではなく、適度に距離を保っていた4番手のジャスティンミラノが優勝し、2番手に付けていたジャンタルマンタルも差のない3着。後方待機馬は軒並み届いていません。

優勝馬ジャスティンミラノのあがりは34秒7に対し、レガレイラは33秒9、位置取り次第では逆転できる数字です。さらにレース後のコメントでは第4コーナーでもたれていたということからも、ぶっつけ本番で息が出来ていなかった可能性もあります。

今回は叩き2戦目。レガレイラがダービーを制せば2007年のウォッカ以来。ウォッカは阪神ジュベナイルフィリーズを制し、さらに桜花賞まで2戦して2着。その後ダービー制覇なので、ローテーション的にはレガレイラは余裕有り。成績はウォッカと遜色はなく、今回は好走条件が揃っています。連下で。

アーバンシック

スワーヴリチャード ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
ピラミマ Unbridled’s Song
キャリアコレクション
エッジースタイル ハービンジャー Dansili 
Penang Pearl
ランズエッジ ダンスインザダーク
ウインドインハーヘア

アーバンシックは皐月賞の4着馬で、これまで4戦2勝2着1回新馬、1勝クラスを連勝して臨んだ京成杯では2番人気で2着。皐月賞では6番人気も、後方からメンバー中2番目の脚を使い優勝馬ジャスティンミラノから0.4秒差まで詰め寄っています。

アーバンシックの父は大阪杯とジャパンカップを制したスワーヴリチャード。ハービンジャー産駒の母ロカは芝中距離の3勝馬。母の全姉から昨年のホープフルS優勝馬で本レースにも出走するレガレイラがおり、従姉の関係も、血統的には全姉弟。

もともと父も母の父も晩成型。牝馬の方が成熟は早いので、皐月賞で先着しているので現時点の能力では従姉のレガレイラの方が上か。また500kg越えの大型馬ですが新馬戦から馬体重の大幅な変化はなく、やはりまだ成長途上と考えられます今回は見送り。

ダノンエアズロック

モーリス スクリーンヒーロー グラスワンダー
ランニングヒロイン
メジロフランシス カーネギー
メジロモントレー
モシーン Fastnet Rock デインヒル
Piccadilly Circus 
Sumehra ストラヴィンスキー
Miss Priority 

ダノンエアズロックはこれまで4戦3勝。新馬・Lクラスを連勝して臨んだ弥生賞では2番人気でしたが、前走より馬体重を18kgも増やし0.9秒差7着惨敗。前走ダービー出走を掛けたプリンシパルSでは1番人気で優勝きっちり-12kgと絞り結果を出しています。

ダノンエアズロックの父はモーリス豪州産の母モシーンは同国GⅠ4勝、全8勝を挙げた名牝。ダノンエアズロックの半姉でディープインパクト産駒のプリモシーンがマイルGⅢ3勝、ヴィクトリアマイルでも2着しています。父や母を考えれば距離適性は2000mくらいまで。

また前走はLクラスなので弥生賞に比べればメンバーは手薄。プリンシパルSがダービートライアルに指定されて以降、同レース優勝馬がダービーで馬券になったのは、第1回目のダンスインザダークのみ。ローテーション的にも厳しく、今回は相手関係が一気に強化されます。マイナス要素が多く見送り。

シュガークン

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
シュガーハート サクラバクシンオー サクラユタカオー
サクラハゴロモ
オトメゴコロ ジャッジアンジェルーチ
テイズリー

シュガークンは未勝利戦から3連勝で青葉賞を制覇。これまで4戦3勝2着1回前走は大逃げを打ったパワーホールから離れた5番手で追走。ゴール前直線で抜け出た2番手のウインマクシマムを残り50mで捉え、1着馬のショウナンプランタの猛追を凌いで優勝しています。

シュガークンの父はクラシック春2冠のドゥラメンテ。サクラバクシンオー産駒の母シュガーハートは未出走馬。シュガークンの半兄は2年連続で年度代表馬となったGⅠ7勝馬のキタサンブラック。

母の父は短距離馬のサクラバクシンオーですが、サクラバクシンオー自体は心配能力が高い馬で、シュガークンの半兄のショウナンバッハは中日新聞杯2着、AJCC3着、エブリワンブラククがダイオライト記念2着、近親のアドマイヤフライトが日経新春杯2着と母系は中長距離志向。

またドゥラメンテ時代も毎年GⅠ馬を送り出し、牝馬三冠のリバティアイランド、菊花賞馬のタイトルホルダーを排出したように2400mのダービーは適鞍です。

ただし、青葉賞創設以来、青葉賞出走馬からダービー馬は出ておらず、過去10年でも3着が2回あるだけ。この時期の3歳馬にとって芝2400mは長距離に相当するので、万全に疲労が回復するには中3週のローテーションは相当きついと考えられます。抑えまで。

ゴンバデカーブース

ブリックスアンドモルタル Giant’s Causeway Storm Cat
Mariah’s Storm
Beyond the Waves Ocean Crest
Excedent 
アッフィラート ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
レディオブヴェニス Loup Solitaire
Lacewings

ゴンバデカーブースはサウジアラビアロイヤルCの優勝馬。これまで3戦2勝サウジアラビアロイヤルC優勝後に登録していたホープフルSでは感冒で取り消し。その後喉頭蓋エントラップメントを受け休養。ぶっつけで臨んだ前走NHKマイルカップで4着と好走。

ゴンバデカーブースの父は2019年の米国年度代表馬で芝中距離GⅠ5勝のブリックスアンドモルタル。ディープインパクト産駒の母アッフィラートは芝中距離の4勝馬。祖母レディオブヴェニスは海外で重賞3勝を含む7勝馬。ゴンバデカーブースは血統内にストームバードの4×4の濃いクロスを持ちます。

父はディープインパクトとニックスになるストームキャット系で、本年度の産駒がファーストクロップ。ディープインパクト×ストームキャットは1600~2000mで活躍する馬が多いものの、オークス馬のラヴズオンリーユー、ダービー馬のキズナも出ており距離は持ちます。

サウジアラビアロイヤルC後にホープフルSに登録していることからも、陣営は中距離馬と考えていることが分かります。前走は8か月休養明け。万全の状態で無いにもかかわらずジャンタルマンタルから0.5秒差、上りも優勝馬と同じメンバー中2番目の脚なので相当能力が高いと考えらます。

今回は叩き2戦目で上昇が見込め、NHKマイルCからダービーは過去10年で馬券になったことはありませんが、過去にはキングカメハメハの優勝があり、条件的に無理ではありません。抑えで。

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