2024年第41回GⅠマイルチャンピオンシップ予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年マイルチャンピオンシップの注目馬を分析!

マイルチャンピオンシップの特徴

GⅠマイルチャンピオンシップは第3回教祖開催6日目に行われる3歳以上芝1600mの馬齢定量戦です。負担重量は3歳牡・騙馬56kg、同牝馬54kg、4歳以上牡・騙馬57kg、同牝馬55kg。

国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。

またJRA所属馬は富士S及びスワンS1着馬、レーティング上位5頭に優先出走権が与えられています。それ以外は通算獲得賞+過去1年の獲得賞金+過去2年のGⅠ1(JpnⅠを含む)の獲得賞金の総額で多い順に出走可能です

地方所属馬はスプリンターズS、富士S、スワンS、天皇賞秋で2着までに入った馬に優先出走権が与えられています。

↓過去10年のマイルチャンピオンシップ入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2024年マイルチャンピオンシップ出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 コムストックロード シルバーステート 牝5 幸英明 ビッグレッドファーム
中野栄治 (美浦) Diesis 56kg ビッグレッドファーム
1 2 ブレイディヴェーグ ロードカナロア 牝4 C.ルメール ノーザンファーム
宮田敬介(美浦) ディープインパクト 56kg サンデーレーシング
2 3 バルサムノート モーリス 牡4 北村友一 ノーザンファーム
高野友和(栗東) ダイワメジャー 58kg 吉田勝己
2 4 ナミュール ハービンジャー 牝5 C.デムーロ ノーザンファーム
高野友和 (栗東) ダイワメジャー 56kg キャロットファーム
3 5 ジュンブロッサム ワールドエース 牡5 戸崎圭太 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) クロフネ 58kg 河合純二
3 6 オオバンブルマイ ディスクリートキャット 牡4 武豊 サンデーヒルズ
吉村圭司 (栗東) ディープインパクト 58kg 岡浩二
4 7 マテンロウスカイ モーリス 騙5 横山典弘 ノーザンファーム
松永幹夫 (栗東) スペシャルウィーク 58kg 寺田千代乃
4 8 フィアスプライド ディープインパクト 牝6 A.シュタルケ ダーレー・ジャパン・F
国枝栄 (美浦) Kingmambo 56kg ゴドルフィン
5 9 ニホンピロキーフ キタサンブラック 牡4 田口貫太 友田牧場
大橋勇樹(栗東) スウェプトオーヴァーボード 58kg 小林英一
5 10 レイベリング Frankel 牡4 津村明秀 Sir Nicholas & Lady N.
鹿戸雄一 (美浦) Docksider 58kg ビッグレッドファーム
6 11 チャリン Dark Angel 牡4 R.ムーア Grangemore Stud
ヴェリアン(英国) Kodiac 58kg N.ビザコフ
6 12 アルナシーム モーリス 牡5 藤岡佑介 ノーザンファーム
橋口慎介 (栗東) ディープインパクト 58kg ライオンレースホース
7 13 ソウルラッシュ ルーラーシップ 牡6 団野大成 下河辺牧場
池江泰寿 (栗東) マンハッタンカフェ 58kg 石川達絵
7 14 ウインマーベル アイルハヴアナザー 牡5 松山弘平 コスモヴューファーム
深山雅史 (美浦) フジキセキ 58kg ウイン
8 15 セリフォス ダイワメジャー 牡5 川田将雅 追分ファーム
中内田充 (栗東) Le Havre 58kg G1レーシング
8 16 タイムトゥヘヴン ロードカナロア 牡6 柴田善臣 オリオンファーム
戸田博文 (美浦) アドマイヤベガ 58kg DMMドリームクラブ
8 17 エルトンバローズ ディープブリランテ 牡4 西村淳也 桑田牧場
杉山晴紀 (栗東) ブライアンズタイム 58kg 猪熊広次

勝ち馬予想に役立つ!マイルチャンピオンシップの注目馬分析

ナミィール

ハービンジャー Dansili デインヒル
Hasili 
Penang Pearl Bering
Guapa 
サンブルエミューズ ダイワメジャー サンデーサイレンス
スカーレットブーケ
ヴィートマルシェ フレンチデピュティ
キョウエイマーチ

ナミュールは昨年のマイルチャンピオンシップの優勝馬。これまで17戦5勝2着4回3着2回2022年チューリップ賞、昨年の富士S勝ちがあり、今年はドバイターフと前走安田記念で2着しています。

ナミュールの父はハービンジャー。ダイワメジャー産駒のサンブルエミューズは短距離の3勝馬。祖母は桜花賞馬のキョウエイマーチで、母の半妹でオルフェーヴル産駒のマルシュロレーヌが米国ブリダーズカップディクタス他地方重賞を4勝。

昨年は富士Sからマイルチャンピオンシップを連勝。ポン駆けは利くタイプで、むしろフレッシュな方が能力を発揮か。ただし安田記念からの直行組は過去10年で優勝1回、2着2回と成績はイマイチ。5歳馬の成績も2勝2着4回3着4回なので、勝ち切るには厳しいか。連下で。

セリフォス

ダイワメジャー サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
スカーレットブーケ ノーザンテースト
スカーレットインク
シーフロント Le Havre Noverre
Marie Rheinberg
Freedom Herself Freedom Cry
Redeem Herself

セリフォスは2023年のマイルチャンピオンシップの優勝馬。これまで15戦5勝2着3回。重賞は他に2021年新潟2歳S、デイリー杯2歳S、2022年富士S勝ちがあり、朝日杯フューチュリティーSと2023年の安田記念でも2着。今年はマイラーズC2着が最高。

セリフォスの父はダイワメジャー。母シーフロントはフランス産の5勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。

前走富士Sでは2番人気で4着。優勝馬とは0.4秒差先着を許した2着のソウルフラッシュにも同斤量で0.3秒差を付けられています。ダイワメジャー産駒の成長は3歳がピークで、5歳馬でGⅠ勝馬を出していません。叩き2戦目で上昇が見込め、高い能力は維持も抑えまで。

ブレイディヴェーグ

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
インナーアージ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ミュージカルウェイ Gold Away
Mulika

ブレイディヴェーグは昨年のエリザベス女王杯の優勝馬。これまで6戦4勝2着2回エリザベス女王杯後は長期休養。約11か月ぶりとなった前走府中牝馬Sでは2番人気も、ゴール前直性でメンバー中最速の32秒8の末脚で10頭をごぼう抜き。2着に0.2秒差を付け完勝

ブレイディヴェーグの父はロードカナロア。ディープインパクト産駒の母インナーアージは芝中距離の4勝馬。母の全妹はオークス・秋華賞2冠のミッキークイーン。祖母ミュージカルウェイは海外で重賞3勝を含む8勝馬。

エリザベス女王杯勝ちも、父がロードカナロア、母の父がディープインパクトならある程度距離が持つマイラー。叔母のミッキークイーンもオークス後に阪神牝馬Sを制しています。

京都、マイル戦共に初ですが、後方からの競馬で1800m戦に限れば常に33秒台の末脚を繰り出しているので、極端なスローペースでなければ接戦可能。

また過去10年で4歳馬は4勝2着4回3着4回府中牝馬S組は馬券に絡んでいませんが、前走東京を叩いた馬は7勝2着8回3着6回で馬券率7割。斤量も前走より1kg軽くなる上、叩き2戦目で上昇が見込めます。勝ち負け。

ソウルフラッシュ

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
エターナルブーケ マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
キャットアリ Storm Cat
Careless Kitten

ソウルフラッシュは昨年のマイルチャンピオンシップの2着馬。これまで21戦7勝2着3回3着2回重賞は2022年と今年のマイラーズC勝ち、昨年の京成杯オータムH勝ちがあり、今年は安田記念3着、前走富士S2着とマイル戦での安定感は抜群。

ソウルフラッシュの父はルーラーシップ。マンハッタンカフェ産駒のエターナルブーケは芝中距離の未勝利馬。母の半兄でディープインパクト産駒のヒラボクディープが青葉賞を優勝。

前走富士Sでは1番人気で2着。優勝馬ジュンブロッサムより斤量が1kg重く、着差は0.1秒。同斤量なら優勝していた計算です。相手が必勝を期しているのに対し、ソウルフラッシュは前走余裕残し。本番はきっちり仕上げて来ると思われます。

ただし6歳は過去10年で1勝2着1回3着0回馬券になっているのは過去にマイルチャンピオンシップで馬券歴がある馬なので、ソウルフラッシュはギリギリ該当勝ち切るには厳しいものの、連下で。

シックスペンス

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
フィンレイズラッキーチャーム Twirling Candy Candy Ride
House of Danzing
Day of Victory Victory Gallop
Gather the Day

シックスペンスは今年のスプリングS、毎日王冠を優勝。これまで5戦4勝スプリングS後は疲労を考慮し皐月賞には向かわず。ダービーでは3番人気も、優勝馬ダノンデサイルから1秒差負け9着に沈んでいます。

シックスペンスの父はキズナ米国産の母フィンレイズラッキーチャームは米ダート短距離GⅠ勝ち他重賞5勝、全11勝を挙げた活躍馬。母にとってシックスペンスは初仔。また母系は米国ステークスウィナーを多数輩出。

前走の毎日王冠は前半スローで逃げ馬が上り33秒8を使う前残りの展開を、好位から33秒3の脚で差し切り勝ち。2着のホウオウビスケッツは天皇賞秋で2着に粘り、3着馬も昨年の毎日王冠の優勝馬でマイルチャンピオンシップ4着馬。強い相手での勝利です。

また毎日王冠組は過去10年で、3勝2着2回3着3回。3歳馬も3勝2着1回3着2回でと好相性さらに前走はダービーより馬体重+14kgでの出走ですが、スプリングS勝ちのときは492kgなので成長分。血統的にもマイラーで、捨てる要素は特に無し。馬券内。

↓ここをクリックすると他の重賞の【データ】【注目出走馬分析】を検索できます。↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました