2020年第3回重賞葵ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

3歳春の短距離重賞最終レースである葵ステークス。今年は函館2歳ステークスの優勝馬でビアンフェが登録。果たしてビアンフェを負かせる馬が現れるのか、葵ステークスの登録馬の中から注目馬をピックアップし、勝ち負けできるか分析します。

2020年葵ステークスの注目馬を分析!

葵ステークスの特徴

重賞葵ステークスは第3回京都開催11日目に行われる3歳限定芝1200mの馬齢別定戦です。負担重量は牡馬56kg、牝馬54kg。獲得本賞金1800万円以上の馬は負担重量が1kg増えます。

クラシックがメインになっている春の3歳戦で活躍が少ないスプリンターの競走馬のために、2018年にそれまでオープンクラスだった葵ステークスが重賞に昇格。ただし、グレードの格付けは行われていません。

3歳馬はダービー終了後、能力差がまだ有る古馬と対戦しなければならず、まだ力量差の少ない3歳馬同士のこのレースを狙ってくる馬が多数。生粋のスプリンターもいる反面、基礎能力が高くても気性難からスプリント路線を走っている馬も出走し能力比較が難しいレースです。

葵ステークスと馬券の傾向

人気と馬券

オープンだった頃を含め過去10年の集計より

1番人気 3勝2着1回3着0回 連対率40%

2番人気 1勝2着1回3着3回 連対率20%、複勝率60%

3番人気 1勝2着0回3着0回 連対率10%

4番人気 2勝2着1回3着0回 連対率30%

1番人気の勝率は30%とまずまずですが、連対率・複勝率は40%と軸にするにはイマイチの成績。一方で2番人気は連軸にはできませんが、複勝率は60%と連下には加えておいた方が良いでしょう。ただし4番人気以内で勝率70%なので、まずは4番人気以内の馬から勝ち馬が出ると考えた方が良いでしょう。

ただし馬券自体は荒れ気味で2桁人気の優勝こそないものの、連対率30%、複勝率70%と馬券に絡んだのは全て前走重賞やオープンで2桁着順だった馬。一回強い相手と対戦したことでペース慣れが見込め、重賞とはいえ基本前走より格下相手になるので突っ込んで来ると考えられます。

前走と馬券

勝ち馬のほとんどが前走オープンクラス以上に出走。前走の着順はあまり関係しません。前走重賞だった馬は2桁着順でも馬券に絡んできます。1勝クラスからの挑戦であれば、前走1から3番人気で勝ち上がっていることが条件になります。

血統と馬券

短距離戦でありながら、純粋に短距離系の種牡馬は過去10年で4頭しか馬券に絡んでいません。さらに50%近くの馬が父や母の父共に非短距離血統の馬が馬券に絡んでいます。

父・母の父が共に非短距離血統の馬は勝気な気性で短距離路線を歩まざるを得なと考えられ、3歳馬同士のこの時点ならまだ基礎能力で馬券になると考えられます。実際にこれらの馬を追っていくと古馬混合戦になってから出世した馬はおらず、ほぼ条件戦で引退しています。

逆に父・母の父のどちらかが短距離系の種牡馬の馬が葵ステークスで馬券に絡んでくると、以後古馬重量路線で活躍しています。

性別と馬券

牡馬 3勝2着3回3着7回

牝馬 7勝2着7回3着3回

圧倒的に牝馬が強いレースです。この時点までなら牝馬は成長が早く、2kgの斤量差があり、京都コースが平坦で力が不要で、さらに熱さにも強いと全体的に有利に働きます。

葵ステークスのレース及びコースの攻略法

葵ステークスは京都芝内回り1200mコースを使用。スタートは向こう正面の中間地点から。スタートからすぐに登り坂になるので前半の時計は早くなりません。その後第3コーナー半ばから下り坂になるので、ここから一気に時計が早くなります。

京都内回りは第4コーナーのカーブがきつく、さらに直線が平坦で短いため逃げ、先行馬が有利。また外枠は遠心力で外に振られやすいため不利で、実際にここ10年で7枠8枠の優勝はありません。

過去10年の葵ステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら

2020年 葵ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ケープコッド ダイワメジャー 牝3 岩田望来 ダーレー・ジャパン・F
高柳瑞樹(美浦) Elusive Quality 54kg ゴドルフィン
1 2 アルムブラスト リアルインパクト 牡3 丸山元気 ノーザンファーム
高橋文雅 (美浦) サクラバクシンオー 56kg サンデーサイレンス
2 3 レジェーロ キズナ 牝3 北村宏司 新冠橋本牧場
西村真幸 (栗東) ロックオブジブラルタル 54kg 山本剛士
2 4 マイネルグリット スクリーンヒーロー  牡3 国分雄介 ビッグレッドファーム
吉田直弘(栗東) ロージズインメイ 57kg サラブレッドC・ラフィアン
3 5 ワンスカイ スウェプトオーヴァーボード 牡3 斎藤新 白井牧場
斎藤誠 (美浦) フジキセキ 56kg 平井裕
3 6 カバジェーロ ロードカナロア 牡3 鮫島克駿 ノースヒルズ
橋口慎介 (栗東) ダンスインザダーク 56kg ノースヒルズ
4 7 エグレムニ キズナ  牡3 川須栄彦 社台ファーム
加用正(栗東) ファルブラヴ 56kg 吉田照哉
4 8 サヴァイヴ キンシャサノキセキ 牡3 吉田隼人 ノースヒルズ
清水久詞 (栗東) Galileo 56kg 中村忠彦
5 9 ニシノストーム リーチザクラウン 牡3 勝浦正樹 村上欽哉
杉浦宏昭 (美浦) グランデラ 56kg 西山茂行
5 10 デンタルバルーン トゥザグローリー  牝3 鮫島良太 カナイシスタッド
牧浦充徳(栗東) プリサイスエンド 54kg 三宅勝俊
6 11 ゼンノジャスタ ジャスタウェイ  牡3 田中健 川島牧場
浅見秀一(栗東) Bertolini 56kg 大迫久美子
6 12 ビアンフェ キズナ 牡3 藤岡佑介 ノースヒルズ
中竹和也(栗東) サクラバクシンオー 57kg 前田幸貴
7 13 グリンデルヴァルト ヴァンセンヌ 牝3 松田大作 前田ファーム
坂口智康 (栗東) コロナドズクエスト 54kg 藤田好紀
7 14 トロワマルス キングズベスト 牝3 酒井学 日進牧場
杉浦宏昭 (美浦) シンボリクリスエス 54kg 山岸桂市
8 15 エレナアヴァンティ アドマイヤムーン 牝3 幸英明 千代田牧場
宗像義忠 (美浦) メジロライアン 55kg 加藤裕司
8 16 ビップウインク エイシンフラッシュ 牝3 松若風馬 ノーザンファーム
清水久詞 (栗東) バチアー 54kg 鈴木邦英

勝ち馬予想に役立つ!葵ステークスの注目馬分析

ビアンフェ

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
ルシュクル サクラバクシンオー サクラユタカオー
サクラハゴロモ
アジアンミーティア Unbridled 
Trolley Song 

ビアンフェG3は函館2歳ステークスの優勝馬で、続くG2京王杯2歳ステークスでも2着。ただし朝日杯フューチュリティステークスは5番人気で7着、続くファルコンステークスでも2番人気で1.3秒差9着と精彩を欠いています。

ビアンフェの父キズナはディープインパクト産駒の種牡馬で、この世代がファーストクロップ。この時点で既に本馬を含めJRA重賞5勝と、無き父の後継種牡馬としてブレイクしています。

母ルシュクルはサクラバクシンオー産駒で、勝鞍は全て1200mの3勝馬。ビアンフェの半姉に函館2歳ステークスとキーランドカップを勝ったディープインパクト産駒のブランボヌールがいますが、この馬も勝鞍は1200m。距離適性は母系からと判断できます。

母、姉共に3歳夏までがピークで、その後馬券にスラ絡んでいません。基本的に仕上がりが早い母系と考えられるのでビアンフェも今がピークか。1200mに戻るのは好材料ですが、早熟でピークを過ぎている可能性も大。あっさり勝つか負けるかのどちらか。人気で連軸にはしにくい馬です。

アルムブラスト

リアルインパクト ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
トキオリアリティー  Meadowlake 
What a Reality 
ヴァンフレーシュ サクラバクシンオー サクラユタカオー
サクラハゴロモ
ティエッチグリーン  Kingmambo
コンファームドダンサー 

アルムブラストは4戦2勝。2歳時にオープンクラスを勝っており、前走のリミテッド競走では2番人気に押されるものの優勝馬と0.9秒差6着。勝馬はNHKマイルカップを勝ったラウダシオンで、さらに4か月の休養明け初戦なら上昇の余地はあります。

ある程度前に行ける脚があり、4戦中3戦は上がり3番手以内。まだ底を見せていません。

アルムブラストの父リアルインパクトはディープインパクト産駒で、3歳時に安田記念を優勝。その後も長くマイル前後の重賞で活躍。リアルインパクトの母トキオリアリティーはやや短めのマイラーを出す牝系で、実際にリアルインパクトも芝1400のG3阪神カップを連覇しています。

アルムブライトの母ヴァンフレーシュはその父サクラバクシンオーの血が強く短距離の条件馬で2勝。父、母を見る限りやはり短距離志向が強く、先行できる脚があるので葵ステークスは適鞍。前走に比べ相手関係が楽で叩き2戦目なら馬券に絡む可能性が十分あります。

エレナアヴァンティ

アドマイヤムーン エンドスウィープ フォーティナイナー
Broom Dance 
マイケイティーズ サンデーサイレンス
ケイティーズファースト
ドリームカムカム メジロライアン アンバシャダイ
メジロチェイサー 
ドリーミングガール Lomond 
デユネット 

エレナアヴァンティは6戦3勝。2歳夏にオープンクラスを勝ち、前走リミテッド競走のマーガレットステークスでは7番人気ながら2着に0.2秒差で優勝。逃げて持ち味が生きる馬です。

エレナアヴァンティの父アドマイヤムーンは短距離馬を多く出す種牡馬。それ以上の距離では種牡馬成績は良くありません。また母ドリームカムカムは古馬短距離オープンを2勝した8勝馬。、母どちらに転んでも短距離馬になる血統です。

基本的にアドマイヤムーン産駒は一本調子の馬が多く、この馬も目標にされてしまう可能性は十分あります。またアドマイヤムーン産駒の優勝は無いので、連下と考えるのが妥当です。

ケープコッド

ケープコットは7戦3勝。前走は桜花賞に出走し決人気でしたが13着と健闘。ただし挙げた3勝は全て1200mなので、やはり前走桜花賞は距離が長すぎ。得意な1200mに戻るのは好材料で、この3戦は全て1番人気です。

ケープコッドの父ダイワメジャーは仕上がり早のマイラーを多く出す種牡馬。ただし、ケープコットの場合は距離がマイルに近づくほど惨敗の気が強くなるので、母のハーロンベイの血の影響が大。ハーロンベイは短距離のダート馬で、1600万下まで4勝。勝鞍は全て1200mです。

桜花賞で一度厳しい競馬を経験しているので、今回は相手関係が楽。桜花賞からの直行組で優勝はありませんが、2桁人気でも馬券には絡んできます。条件が整う今回は連下扱いで。

ワンスカイ

スウェプトオーヴァーボード  エンドスウィープ  フォーティナイナー 
Broom Dance
Sheer Ice  Cutlass 
Hey Dolly A. 
ナリタシークレット フジキセキ サンデーサイレンス
ミルレーサー
フラワースカイ Caerleon 
フレイムオブパリ 

ワンスカイは5戦2勝。勝鞍は共に芝1200mです。5戦とも全て上がり3番手以内とレースぶりは安定しています。

ワンスカイの父スウェプトオーヴァーボードはエンドスウィープ産駒で、父よりもさらに短距離志向の馬を多く輩出する種牡馬。母ナリタシークレットも芝1200mを中心に1600万下クラスまで5勝を挙げています。

どちらかというと力が必要な馬場が得意な血統です既に京都も開幕から11日経っているので芝の荒れ気味。1勝馬クラスを勝ったばかりなので人気はあまりありませんが、末脚は安定しているので連軸で流すと面白い馬です。

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