2020年第25回G1秋華賞予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

無敗で牝馬三冠を狙うデアリングタクトが出走する大注目の2020年秋華賞。最後の一冠を狙い秋華賞に出走登録している馬の中から注目馬をピックアップし、馬券になるか分析します。

2020年秋華賞の注目馬を分析!

秋華賞の特徴

G1秋華賞は第4回京都開催4日目に行われる牝馬3歳限定芝2000mの定量戦です。牝馬三冠レースの最後レースで、桜花賞とオークスの中間の距離のため春のクラッシックで活躍した馬や夏の上り馬が多数出走します。負担重量は55kg。

紫苑ステークスおよびローズステークスの3着馬まで、桜花賞とオークスの優勝馬、皐月賞・ダービー・NHKマイルカップの2着までの馬に優先出走権が与えられます。また国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。出頭数は最大18頭。

過去10年の秋華賞入賞馬のデータを見たい方はこちら

2020年秋華賞出走登表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ミヤマザクラ ディープインパクト 牝3 福永祐一 ノーザンファーム
藤原英昭 (栗東) Mr. Greeley 55kg 金子真人H
1 2 リアアメリア ディープインパクト 牝3 川田将雅 ノーザンファーム
中内田充 (栗東) Rockport Harbor 55kg シルクレーシング
2 3 マルターズディオサ キズナ 牝3 田辺裕信 天羽禮治
手塚貴久 (美浦) Grand Slam 55kg 藤田在子
2 4 ホウオウピースフル オルフェーブル 牝3 池添謙一 ノーザンファーム
大竹正博 (美浦) キングカメハメハ 55kg 小笹芳央
3 5 ウインマイティー ゴールドシップ 牝3 和田竜二 コスモヴューファーム
五十嵐忠 (栗東) カコイシーズ 55kg ウイン
3 6 ダンツエリーゼ キズナ 牝3 太宰啓介 千代田牧場
本田優 (栗東) アグネスデジタル 55kg 山元哲二
4 7 ムジカ エピファネイア 牝3 秋山真一郎 ケーエスHD
鈴木孝志 (栗東) ディープインパクト 55kg 前谷武志
4 8 ソフトフルート ディープインパクト 牝3 藤岡康太 ダーレー・ジャパン・F
松田国英 (栗東) Kingmambo 55kg ゴドルフィン
5 9 サンクテュエール ディープインパクト 牝3 C.ルメール ノーザンファーム
藤沢和雄 (美浦) Canadian Frontier 55kg キャロットファーム
5 10 クラヴァシュドール ハーツクライ 牝3 M.デムーロ 下河辺牧場
中内田充 (栗東) Giant’s Causeway 55kg 山紫水明
6 11 フィオリキアリ キズナ 牝3 北村友一 槙和美
清水久詞(栗東) Successful Appeal 55kg ノースヒルズ
6 12 マジックキャッスル ディープインパクト 牝3 大野拓弥 社台ファーム
国枝栄 (美浦) シンボリクリスエス 55kg 社台レースホース
7 13 デアリングタクト エピファネイア 牝3 松山弘平 長谷川牧場
杉山晴紀 (栗東) キングカメハメハ 55kg ノルマンディーTR
7 14 オーマイダーリン ディープインパクト 牝3 幸英明 社台ファーム
河内洋 (栗東) Monsun 55kg 廣崎利洋HD
7 15 ミスニューヨーク キングズベスト 牝3 長岡禎仁 高昭牧場
杉山晴紀 (栗東) マンハッタンカフェ 55kg 高昭牧場
8 16 パラスアテナ ルーラーシップ 牝3 坂井瑠星 木村秀則
高柳瑞樹 (美浦) スペシャルウィーク 55kg 広尾レース
8 17 ウインマリリン スクリーンヒーロー 牝3 横山武史 コスモヴューファーム
手塚貴久 (美浦) Fusaichi Pegasus 55kg ウイン
8 18 アブレイズ キズナ 牝3 藤井勘一郎 ノースヒルズ
池江泰寿 (栗東) ジャングルポケット 55kg 前田幸貴

勝ち馬予想に役立つ!秋華賞の注目馬分析

デアリングタクト

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
デアリングバード キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
デアリングハート  サンデーサイレンス
デアリングダンジグ 

デアリングタクトは桜花賞、オークスの優勝馬でこれまで4戦4勝。4戦全てメンバー中上がり最速という、同世代では完全に頭1つ抜けた存在。今回JRAで6頭目の牝馬三冠を目指し、今回秋華賞を勝てばわずか5戦でクラシック三冠を成し遂げることになります。

デアリングタクトの父はこの世代がファーストクロップのエピファネイア母デアリングバートは未勝利も、祖母デアリングハートは牝馬G3を3勝、NHKマイルカッでも2着している活躍馬。祖母は1600~1800mを主戦にしていたので、オークスより距離短縮は好材料

デアリングタクトは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスと、ヘイルトゥリーズンとノーザンダンサーの5×5の空ロスも持っており、爆発力と成長力も秘めています。

今回はオークスから直行ですが、同じく牝馬3冠に輝いたアーモンドアイや昨年の秋華賞優勝馬クロノジェネシスもオークス直行組。近年の調教技術の向上や、デアリングタクトの基礎能力を考えても問題はありません。

唯一の不安材料は、新馬戦以外は後方一気の競馬しかしていないこと。京都芝内回り2000mは直線が短く平坦、しかも開幕2週目なので芝の状態が絶好。簡単には前が止まりません。桁違いの末脚を持っているので杞憂に終わることを祈るだけ。連軸で。

マルターズディオサ

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
トップオブドーラ Grand Slam Gone West 
Bright Candles 
Maltese Dianne スピニングワールド 
Lavish Gift 

マルターズディオサは前走秋華賞トライアルの紫苑ステークスを優勝。これまで8戦4勝で、桜花賞トライアルのチューリップ賞も制しています桜花賞、オークスでは期待に反し着外ですが、2歳時に阪神ジュベナイルフィリーズで2着しており同世代では実力上位。

マルターズディオサの父はこの世代がファーストクロップのキズナ。母トップオブドーラはダートの短距離の3勝馬なので、マルターズディオサは父キズナの影響が強いと言えます。

前走紫苑ステークスではオークスで減らした馬体を戻して出走しており、レースも先行して押し切っているので状態は悪くないと言えます。2着とは0.2秒離し6着まではハナ、首差なので秋華賞組の中では1つ抜けた存在だったと言えます。

切れ味が鋭かった父とは違い、マルターズディオサは持続するスピードで押すタイプ。スタートで出遅れず早めスパートをかけられば出番があるかもしれません。

リリアメリア

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere 
リアアントニア Rockport Harbor Unbridled’s Song 
Regal Miss Copelan 
Beer Baroness Mr. Greeley 
Lavish Numbers 

リリアメリアは前走秋華賞トライアルのローズステークスの勝ち馬。これまで6戦3勝で、2歳時にアルテミスステークスを勝っています。阪神ジュベナイルフィリーズでは1番人気でしたが6着、ぶっつけ桜花賞で10着でしたが、オークスでは4着に健闘しています。

リリアメリアの父はディープインパクト母リリアントニアは米国ブリダーズカップ・ジュベナイルフィリーズの優勝馬という良血。また血統内に5代先までクロスがないアウトブリードです。母は3歳時もG1で2着していますが、ブリダーズカップ以後は勝ち星を挙げていません。

前走中京2000mで行われたローズステークスではオークスより14kgも馬体を成長させて出走し、中京の長い直線を先行2番手で押し切っているので自力強化が伺えます。父ディープインパクトは秋華賞と相性が良いため、プラス材料。母系から考えると成長は今がピーク。

母を考えると本来2000mはギリギリで、オークスでの好走はディープインパクトの賜物。今回どの馬も仕上げてくるのでディープインパクト血がどれだけ補えるかがカギ。基本抑えの評価です。

ウインマリリン

スクリーンヒーロー グラスワンダー Silver Hawk 
Ameriflora 
ランニングヒロイン サンデーサイレンス
ダイナアクトレス
コスモチェーロ  Fusaichi Pegasus Mr. Prospector 
Angel Fever 
Shorwon  Buena Shore 
April Wonder 

ウインマリリンはオークス2着馬デアリングタクトとはオークスで0.1秒差と着差はわずか。これまで5戦3勝でG2フローラステークスも優勝しています。今回はデアリングタクトと同様にオークスからの始動です。

ウインマリリンの父はジャパンカップ馬のスクリーンヒーロー。母コスモチェーロは芝の中長距離を1勝したのみ。産駒は全て勝ち上がっており、ウインマリリンの半兄にラジオNIKKEI]賞勝ちのウインマーレライがいるので母系の質は悪くあません。

血統内にダンジグの4×4の濃いクロスと、ノーザンダンサーの5×5×5、ヘイローの4×5、ヘイルトゥリーズンの5×5をもっており、持続するスピードと勝負根性が感じられる血統。父スクリーンヒーローからも適性距離は2000m以上と考えられます。

今回デアリングタクトと同じくオークスからの直行。昨年もオークス3着馬のクロノジェネシスや、一昨年オークス優勝のアーモンドアイも結果を出しており、オークス上位組なら特に問題ないでしょう。

オークスではデアリングタクトと着差は僅かでも、ウインマリリンが完璧な競馬をしての結果なのでデアリングタクトの方が能力的に1枚上手。ただし、今回直線が短い京都内回りで、先行してフローラステークスで早い時計勝ちを収めているウインマリリンに有利な条件が揃います。

持久力のある先行馬なので大崩れは考えにくく、ぶっつけ本番でも馬券には入れた方が無難でしょう。

デゼル

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
アヴニールセルタン Le Havre Noverre
Marie Rheinberg
Puggy Mark of Esteem
Jakarta

デゼルはこれまで4戦2勝。オークストライアルのスイートピーステークスを上がり32.5秒の末脚で制したためオークスでは2番人気、しかし結果が出ず11着と敗退ただし、このレースでも上がり33.8秒を叩き出しているので末脚は安定しています。

デゼルの父はディープインパクトなので、デゼルの末脚はディープインパクト譲。母アヴニールセルタンは仏2000ギニー、仏オークスを無敗で制し6連勝した名牝。凱旋門賞にも出走しましたが、この時は11着に沈んでいます。基本的にG1を狙える良血です。

前走のローズステークスでは優勝馬リリアメリアに0.5秒離され4着も、上りはメンバー中最速の33.8秒と常に末脚は強力です。常に直線勝負の競馬しかしていないため、京都内回りで直線が短い秋華賞では届かない可能性があります。今回は良くて3着までの評価です。

クラヴァシュドール

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
パスオブドリームズ Giant’s Causeway Storm Cat 
Mariah’s Storm 
Path of Thunder サンダーガルチ 
Drina 

クラヴァシュドールはこれで7戦1勝サウジアラビアカップとチューリップ賞で2着G1の阪神ジュベナイルフィリーズで3着、オークスで4着と健闘。オークスで15着と初めて掲示板を外しますが、前走ローズステークでは5着と成績が常に安定しています。

クラヴァシュドールはハーツクライ。母パスオブドリームズは米国産駒で目立った活躍はありませんが、祖母パスオブサンダーはブリダーズカップディスタス、ラブレアステークスなどG1を重賞7勝、常にG1で勝ち負けを繰り返した名牝スペインの全妹という良血です。

成績はマイル近辺で安定し、2400mのオークスで惨敗、中京2000mのローズステークスで5着という結果から考えても、今回の2000mはやや長い感じです。母系の影響が強いと考えられ、スペインの適距離も1600~2000m以下でした

またハーツクライ産駒は総じて跳びが大きく、小回りの京都内回りは脚質的に不利。成績から人気になっても今回は馬券にならない可能性が多高いと考えられます。

シーズンズギフト

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
シーズンズベスト ゼンノロブロイ サンデーサイレンス
ローミンレイチェル 
シーズアン Zieten
Sunset Cafe 

シーズンズギフトはこれまで5戦2勝2着1回3着2回。ュージランドトロフィーでは牡馬相手に0.1秒差で2着しています。前走紫苑ステークスでは4番手追走で3着。優勝馬マルターズディオサが2番手追走で、上がり時計も同じなので位置取りの差での結果です。

シーズンズギフトの父はデアリングタクトと同じエピファネイア。母シーズンズベストは3勝馬ですが、常に2、3着を繰り返していた馬主孝行馬。その分勝ち味に遅い馬と言えます。祖母シーズアンは英国短距離G1 チヴァリーパークステークスを勝っています。

シーズンズギフトの母の父はゼンノロブロイで、産駒は切れ味より持続するスピードが持ち味の馬が多いのが特徴。血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ち、さらにヘイルトゥリーズン・ノーザンダンサー・ハビタットの5×5のクロスを持っています。

シーズンズギフトの父、母の父共に2000m以上で強さを発揮する種牡馬なので秋華賞の2000mは本来歓迎の口。ただし、スピードの持続性はあるものの最後一押しする瞬発力は過去のレースを見ても不足気味。決め手不足は否めず、展開が向けば3着は拾えるかもの評価です。

パラスアテナ

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
ステラリード スペシャルウィーク サンデーサイレンス
キャンペンガール
ウェルシュステラ Zafonic 
カタリスト 

パラスアテナはこれまで6戦2勝で、紫苑ステークスの2着馬前々走ラジオNIKKEI賞ではわざわざ武豊が福島まで乗りに来たことで1番人気に押されましたが、4着と敗退。同レース優勝のハビットがセントライト記念も連勝しているので相手が悪かったと言えます。

パラスアテナの父はルーラーシップ。母ステラリードは函館2歳Sの勝ち馬で6歳までましりましたが、この勝利以外馬券に絡むことはありませんでした。

パラスアテナはここにきて勝ち星を挙げているように、父ルーラーシップの血が強く出ている感じです。血統内にミスタープロスペクターの4×5、ノーザンダンサーの5×5のクロスを持ち、すらっとした馬体からも瞬発力とスピードに秀でた馬と見て取れます。

パレスアテナの父、母の父を見ても距離は伸びた方が良いタイプ。スローペースで前残りの展開だった紫苑ステークでも中盤から早めに押し上げて2着を確保したように、心肺機能も高いと思われます。

ただし、鞍上が今回変わるため同じレースをできるかは疑問。抑えまでの評価です。

ウインマイティー

ゴールドシップ ステイゴールド サンデーサイレンス 
ゴールデンサッシュ 
ポイントフラッグ メジロマックイーン 
パストラリズム 
アオバコリン カコイーシーズ Alydar 
Careless Notion 
コリンヌドゥブルイェール Lomond 
Gold and Purple 

ウインマイティーはこれまで8戦3勝オークスでは13番人気の定評を覆し3着していますが、オークスと関連の深い忘れな草賞を勝っているのでフロックではありません。

前走紫苑ステークでは2番人気に押されるものの6着でしたが、前残りの競馬で後ろからレースをして優勝馬とは0.3秒差なのでやはり力がある証拠。上がり時計は出走メンバー中最速です。

ウインマイティーの父は中長距離のG1を6勝したゴールドシップ。地方ダートマイル路線で活躍し7勝を挙げたアオバコリン。ウインマイティーの強力な末脚や長距離で力を発揮していることからも父ゴールドシップの影響が強いことが分かります。

前走は後方からの競馬でしたが、オークスや忘れな草賞では前々で競馬をしており、忘れな草賞ではメンバー中最速の上がりをマークしています。前で競馬をしてもしまいで脚を伸ばせるので小回りの京都コースが不利になることはありません。

早い時計を経験指定なのが唯一のウィークポイント。ゴールドシップ産駒は時計が掛かる馬場が得意なので、馬場が渋れば十分出番があります。抑えで。

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