2020年第58回G2アルゼンチン共和国杯予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

ダービー候補だったオーソリティ、重賞3勝の実績馬ユーキャンスマイルが出走登録している2020年のアルゼンチン共和国杯。アルゼンチン共和国杯に登録している馬の中から注目馬をピックアップし、馬券になるか分析します。

2020年アルゼンチン共和国杯の注目馬を分析!

アルゼンチン共和国杯の特徴

G2アルゼンチン共和国杯は第5回東京開催2日目に行われる3歳以上芝2500mのハンデキャップ戦です。国際競争に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また特別指定交流競走に指定され、地方所属馬は2頭まで出走できます。

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2020年アルゼンチン共和国杯出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 バレリオ ステイゴールド 牡5 津村明秀 白老ファーム
相沢郁 (美浦) クロフネ 55kg サンデーレーシング
1 2 ラストドラフト ノヴェリスト 牡4 戸崎圭太 社台ファーム
戸田博文 (美浦) ディープインパクト 56kg 社台レースホース
2 3 ベストアプローチ New Approach 騙6 江田照男 Car Colston Hall Stud
小島茂之 (美浦) Efisio 56kg ゴドルフィン
2 4 エアウィンザー キングカメハメハ 牡6 横山典弘 社台ファーム
角居勝彦 (栗東) サンデーサイレンス 57kg ラッキーフィールド
3 5 ユーキャンスマイル  キングカメハメハ 牡5 岩田康誠 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) ダンスインザダーク 58kg 金子真人H
3 6 トーセンカンビーナ  ディープインパクト 牡4 M.デムーロ 社台ファーム
角居勝彦 (栗東) Hawk Wing 55kg 島川隆哉
4 7 アイスバブル ディープインパクト 牡5 横山武史 ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東) キングカメハメハ 55kg 金子真人H
4 8 サンレイポケット ジャンブルポケット 牡5 荻野極 様似共栄牧場
高橋義忠 (栗東) ワイルドラッシュ 55kg 永井啓弍
5 9 ミュゼエイリアン スクリーンヒーロー 騙8 横山和生 社台ファーム
黒岩陽一 (美浦) エルコンドルパサー 53kg 菊地祐司
5 10 サンアップルトン ゼンノロブロイ 牡4 柴田善臣 ケイズ
中野栄治 (美浦) キングカメハメハ 55kg 加藤ステーブル
6 11 プリンスオブペスカ ハーツクライ 牡6 丸山元気 藤原牧場
松永昌博 (栗東) チーフベアハート 54kg 山田信太郎
6 12 メイショウテンゲン   ディープインパクト 牡4 池添謙一 三嶋牧場
池添兼雄 (栗東) フレンチデピュティ 56kg 松本好雄
7 13 タイセイトレイル ハーツクライ 牡5 坂井瑠星 ノーザンファーム
矢作芳人 (栗東) シンボリクエスエス 55kg 田中成奉
7 14 オセアグレイト オルフェーヴル 牡4 三浦皇成 IHR
菊川正達 (美浦) Bahri 55kg 下屋敷牧場
7 15 サトノクルース ディープインパクト 牡4 大野拓弥 ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東) Sadler’s Wells 56kg サトミホースカンパニー
8 16 アールスター  ロードカナロア 牡5 長岡禎信 若林牧場
杉山晴紀 (栗東) サッカーボーイ 56kg KRジャパン
8 17 ゴールドギア ロードカナロア 牡5 田辺裕信 三嶋牧場
伊藤圭三 (美浦) ゼンノロブロイ 53kg 有馬博文
8 18 オーソリティ オルフェーヴル 牡3 C.ルメール ノーザンファーム
木村哲也 (美浦) シンボリクリスエス 54kg シルクレーシング

勝ち馬予想に役立つ!アルゼンチン共和国杯の注目馬分析

ユーキャンスマイル

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector 
Miesque 
マンファス ラストタイクーン 
Pilot Bird 
ムードインディゴ ダンスインザダーク サンデーサイレンス
ダンシングキイ
リープフォージョイ Sharpo 
Humble Pie 

ユーキャンスマイルはこれまで16戦6勝で、ダイヤモンドステークス、新潟記念、阪神大賞典と中、長距離重賞を3勝。特に長距離重賞で実績が高く、2018年菊花賞3着、天皇賞春も連続出走し5着、4着古馬になって以降、重賞で掲示板を外したことはありません。

ユーキャンスマイルの父はキングカメハメハ母ムーンインディゴはダンスインザダーク産駒で府中牝馬ステークスの勝ち馬で、秋華賞でも2着。キングカメハメハ産駒は長距離実績がほとんどないので、ユーキャンスマイルは母の父ダンスインザダークの血が強いと判断できます。

今回トップハンデの58kgを背負いますが、天皇賞でも背負っている斤量なので斤量負けはありません。昨年の天皇賞秋やジャパンカップでも4着、5着と直線の長いコースは合っています。目標はジャパンカップも、メンバー的に今回は勝ち負け。

オーソリティ

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート 
ロザリンド シンボリクエスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク 
Kirov Premiere

オーソリティは5戦3勝でG2青葉賞の優勝馬。弥生賞で3着し皐月賞出走権を得ながら青葉賞に向かったように当初よりダービーを目指してた素質馬でしたが、青葉賞優勝後に骨折が判明しダービーを回避。今回が復帰初戦です。

オーソリティの父はオルフェーヴルロザリンドは未勝利も、母の全兄はエピファネイア、祖母シーザリオ、近親にリオンディーズ、サートゥルナーリアがいる良血血統内にサンデーサイレンスの3×4、ノーザンテーストの5×4のクロスを持っています。

弥生賞でオーソリティに先着したワーケアは新潟記念と富士ステークスで古馬との対戦し良い所無く敗退。青葉賞でタイム差無し2着だったヴァルコスもセントライト記念5着、菊花賞8着で、クラッシック候補だったオーソリティの青葉賞勝ちの評価はあまり高いとは言えません。

春の人気がそのまま反映されそうですが、他馬との比較からも危険な人気馬と言えここは抑えまでの評価です。

サトノルークス

ディープインパクト ディープインパクト Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
リッスン Sadler’s Wells Northern Dancer
Fairy Bridge 
Brigid Irish River 
Luv Luvin’ 

サトノルークスはこれまで10戦3勝重賞勝ちはありませんが、昨年のセントライト記念で2着、菊花賞でもタイム差無しで2着しており、重賞を勝てる実力があります。

サトノルークスの父はディープインパクト母リッスンは英国G1フィリーマイルの勝ち馬で、近親には海外のステークスウィナーが多数並ぶ良血。またサトノルークスの全姉にローズステークス勝ちのタッチングスピーチがいます。

菊花賞後復帰初戦の鳴尾記念と次走小倉記念で芝2000mを2走しましたが、共に優勝馬に1秒も離され敗退。サトノルークスの場合、姉のタッチングスピーチより母の父サドラーズウェルズの血の影響が強いと思われ、古馬重賞路線では2000mは距離不足と考えられます。

今回は2500mと距離延長で、直線の長い東京コースはディープインパクトを父に持つサトノルークスには有利。菊花賞で上がり最速だったように長くいい脚を使えるタイプなので、早め仕掛けができれば今回は馬券になる可能性が高いと思われます。

メイショウテンゲン

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere 
メイショウベルーガ フレンチデピュティ  Deputy Minister 
Mitterand 
パパゴ  Sadler’s Wells 
Passamaquoddy 

メイショウテンゲンはこれまで15戦2勝で、昨年の弥生賞の優勝馬。その後の牡馬3冠にチャレンジしましたが、良い所が無く敗退しています。

菊花賞後距離路線にシフトするとステイヤーズステークス4着、ダイヤモンドステークス2着、阪神大賞典3着と成績が安定。天皇賞春では8着でしたが、宝塚記念で5着とG1で初めて掲示板を確保しています。

メイショウテンゲンの父はディープインパクト母メイショウベルーガは日経新春杯と京都大賞典を勝ちがある7勝馬で、エリザベス女王杯で2着、阪神大賞典で3着と牝馬ながら長距離適性が高い実績馬。メイショウテンゲンは母の血の影響が強いと考えられます。

G2勝ちや前走古馬G1で掲示板を確保しながら、ハンデは同世代の重賞未勝利馬と同じ56kgは恵まれた印象人気もさほど出ないと思われるので馬券的に妙味。抑えとして馬券には組み込みたい一頭です。

トーセンカンビーナ

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere 
カンビーナ Hawk Wing Woodman 
La Lorgnette 
Await  パントレセレブル 
Starring Role 

トーセンカンビーナはこれまで16戦4勝2着4回3着1回で、重賞勝ちは無いものの本年度の阪神大賞典で2着、続く天皇賞春でも5着と掲示板を確保し4歳世代では最先着しています。1勝クラスを勝ち上がってから阪神大賞典まで5戦連続上がり最速をマークしています。

トーセンカンビーナの父はディープインパクト母カンビーナはアメリカンオークスの優勝馬という良血。母の父が米国の中距離系種牡馬のホークウィングなので、これまでの成績や末脚を見る限りディープインパクトの血が強いと判断できます。

宝塚記念や前走オープンクラスでは良い所が無しで終わっていますが、共に芝が稍重と切れ味命のトーセンカンビーナには不利だった模様。良馬場なら自慢の末脚が発揮できます。実績の割にハンデ55kgと恵まれているので、当日良馬場なら馬券に入れた方が良いでしょう。

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