2022年第27回GⅢ武蔵野ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2022年武蔵野ステークスの注目馬を分析!

武蔵野ステークスの特徴

GⅢ武蔵野ステークスは第5回東京開催3日目に行われる3歳以上ダート1600mの別定戦です。過去の重賞勝利実績により負担重量が決定し、基本負担重量は3歳牡・騙馬55kg、同牝馬53kg、4歳以上牡・騙馬56kg、同牝馬54kg。なお加算重量は以下の通り。

3kg増…過去1年以内のGⅠ勝利馬

2kg増…過去1年内の牝馬GⅠ及びGⅡ勝利馬、一年以上前のGⅠ勝利馬。

1kg増…過去1年以内のG3勝利馬、1年以上前の牝馬GⅠ及びGⅡ勝利馬。

国際競争に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬は4頭まで出走登録可能です。

武蔵野ステークスの1着馬には年末に行われるチャンピオンカップへの優先出走権が与えられます。

↓過去10年の武蔵野ステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2022年武蔵野ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 フルデプスリーダー ヘニーヒューズ 牡5 石川裕紀人 村田牧場
斎藤誠 (美浦) ジャングルポケット 56kg 小田吉男
1 2 セキフウ ヘニーヒューズ 牡3 M.デムーロ バンブー牧場
武幸四郎 (栗東) Kingmambo 55kg 中辻明
2 3 アシャカトブ シニスターミニスター 牡6 D.レーン 岡田牧場
小笠倫弘 (美浦) キングカメハメハ 56kg 吉冨学
2 4 アドマイヤルプス ヘニーヒューズ 騙5 C.ルメール ノーザンファーム
加藤征弘 (美浦) キングカメハメハ 56kg 藤旬子
3 5 サンライズノヴァ ゴールドアリュール 牡8 松若風馬 ヤナガワ牧場
音無秀孝(栗東) サンダーガルチ 58kg 松岡隆雄
3 6 エアスピネル キンングカメハメハ 牡9 T.マーカンド 社台ファーム
笹田和秀 (栗東) サンデーサイレンス 57kg ラッキーフィールド
4 7 レモンポップ Lemon Drop Kid 56 戸崎圭太 Mr. & Mrs. Oliver S. Tait
田中博康 (美浦) Giant’s Causeway 56kg ゴドルフィン
4 8 バスラットレオン キズナ 牡4 坂井瑠星 三嶋牧場
矢作芳人 (栗東) New Approach 58kg 広尾レース
5 9 タガノビューティー ヘニーヒューズ 牡5 石橋脩 新冠タガノファーム
西園正都 (栗東) スペシャルウィーク 56kg 八木良司
5 10 テゥードヴァン デグラレーションオブウォー 牡5 R.ムーア 下河辺牧場
加藤征弘 (美浦) Tapit 56kg スリーエイチレーシング
6 11 ギルデッドミラー オルフェーヴル 牝5 三浦皇成 ノーザンファーム
松永幹夫 (栗東) Tiznow 54kg シルクレーシング
6 12 スマッシングハーツ ヘニーヒューズ 牡6 鮫島克駿 ノースヒルズ
新谷功一 (栗東) ゼネラリスト 56kg 前田幸治
7 13 ブラッティーキッド シニスターミニスター 牡4 水口優也 高橋ファーム
中尾秀正 (栗東) タヤスツヨシ 56kg 山上和良
7 14 ハヤブサナンデクン ゴールドアリュール 牡6 福永祐一 グランド牧場
吉村圭司 (栗東) クロフネ 56kg 武田修
8 15 デュープロセス ダイワメジャー 牡6 菅原明良 Godolphin
安田隆行 (栗東) New Approach 56kg ゴドルフィン
8 16 ケイデンスコール ロードカナロア  牡6 H.ドイル ノーザンファーム
安田隆行(栗東) ハーツクライ 57kg サンデーレーシング

勝ち馬予想に役立つ!武蔵野ステークスの注目馬分析

レモンポップ

Lemon Drop Kid Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
Charming Lassie Seattle Slew
Lassie Dear
Unreachable Giant’s Causeway Storm Cat
ariah’s Storm
Harpia Danzig
Razyana

レモンポップはこれまで8戦6勝2着2回重賞経験はありませんが、ここまでOP2連勝を含む東京ダート1400m戦を4連勝いずれも1番人気で、メンバー中上がり最速前走は2着に0.7秒差を付けて圧勝しています。

レモンポップの父は米国中長距離ダートGⅠ5勝でエクリプス賞に輝いているレモンドロップキッド。母アンリーティアブルは米国産の未勝利馬。祖母の全兄は大種牡馬デインヒルという良血。血統内にノーザンダンサーの5×5×4の濃いクロスを持ちます。

前々走で2kgの斤量差があったとはいえ、重賞で3着があるタガノビューティーに圧勝東京ダート1600mは2歳時にOP勝ち。2年振りとはいえ血統面ではこなせます。今年の武蔵野Sは例年に比べメンバーが手薄。2走前に負かしたタガノビューティーが上位人気になるようなら本馬の方が上。勝ち負け。

タガノビューティー

ヘニーヒューズ ヘネシー Storm Cat 
Island Kitty 
Meadow Flyer Meadowlake 
Shortley 
スペシャルディナー スペシャルウィーク サンデーサイレンス 
キャンペンガール 
ソフトパイン Woodman 
Ladyago 

タガノビューティーはこれまで24戦6勝5着3着5回重賞勝ちはありませんが、今年の根岸Sでは3着24戦中17戦が左回りのサウスポーで、左回りで掲示板を外したのは2回だけ24戦中21戦でメンバー中上がり3番手以内と末脚は堅実です。

タガノビューティーの父芝・ダートを問わず短~マイル産駒を多く出すヘニーニューズ。スペシャルウィーク産駒の母スペシャルディナーは1勝馬で、近親にこれといった活躍馬はいません。

2走前に本レースに登録しているレモンポップと対戦。トップハンデで相手と2kgの斤量差があったとはいえ、0.4秒差を付けられています。今回はレモンポップと同斤量で、計算上タイム差は肉薄します。

ただし相手はOP3勝に対し、タガノビューティーはOP・L2勝。昨年の武蔵野Sは1番人気も6着、東京ダートマイル受賞は2戦して着外となぜか相性が良くありません。ただし、昨年に比べればメンバーは手薄。連下で。

ギルデッドミラー

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート 
タイタンクイーン Tiznow  Cee’s Tizzy 
Cee’s Song 
Ensnare  Seeking the Gold 
トラップパス 

ギルデッドミラーはこれまで20戦3勝2着4回3着3回重賞勝ちこそないものの、3歳時にアーリントンカップで2着、NHKマイルカップで3着、昨年の京都牝馬S2着、ターコイズS3着と重賞にあと一歩。2走前にダートに路線変更し、OP・Lを1、2着と適性を見せています。

ギルテッドミラーの父はオルフェーヴル。母タイタンクイーンは米国産の未勝利馬。半兄でリーガルランサム産駒のストロングタイタンはGⅢ鳴尾記念の優勝馬。他にもアメリカのステークスウィナーを2頭輩出している活力ある母系です。

前走、前々走は共に重、稍重と脚抜きのいい馬場。もともと芝適性が高くスピードがあるギルテッドミラーにはおあつらえ向き。まだ時計の掛かる良馬場ではレースをしていません

また武蔵野Sは過去10年で牝馬が馬券に絡んだことはありません雨が降り脚抜きの良い馬場になれば出番があるかもしれませんが、良馬場なら見送り。

セキフウ

ヘニーヒューズ ヘネシー Storm Cat
Island Kitty
Meadow Flyer Meadowlake
Shortley
シヤボナ Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
Relish Sadler’s Wells
Reloy

セキフウは昨年のJpn2兵庫ジュニアグランプリの優勝馬。これまで11戦3勝2着2回3着3回。今年のサウジダービーとユニコーンSで2着、前走韓国のコリアCで3着と善戦しています。

セイフウの父はヘニーヒューズ。米国産の母シャボナは未勝利馬。セキフウの半兄でサクラバクシンオー産駒のビッグアーサーが高松宮記念を制しています。

3勝は全て1400m戦。ヘニーヒューズ産駒も1600mまでが多く、ユニコーンステークスでは血統的に距離はギリギリ。前走ダート1800mで3着に入っていますが、韓国競馬は日本に比べ低レベル。あてにできません。抑えまで。

バスラットレオン

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
バスラットアマル  New Approach Galileo
Park Express
ザミリア Cape Cross
Angelic Sounds

バスラットレオンは昨年のニュージーランドトロフィーの優勝馬で、今年は海外ダート1600mGⅡゴドルフィンマイルを15番人気で優勝。これまで16戦4勝3着2回ダート優勝はゴドルフィンマイルだけで、昨年の武蔵野Sでは13着に惨敗しています。

バスラットレオンの父はキズナ。母バスラットアマルは英国産の未勝利馬も、母の半姉シリアスアティテュードは英国芝短距離GⅠを優勝。近親にオールカマー他重賞3勝のスティッフェリオ。

ゴドルフィンマイルが行われたメイダン競馬場のダートは砂88%、残りは粘土とシルトと日本のダートと砂質が異なります。昨年の武蔵野Sでは大差負けで、日本のダート適性は疑問。またGⅡ勝ちのため、他馬より2kg重い斤量を背負うのは明らかに不利。見送り。

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