2022年第42回GⅠジャパンカップ予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2022年ジャパンカップの注目馬を分析!

ジャパンカップの特徴

GⅠジャパンカップは第5回東京開催8日目に行われる3歳以上芝2400mの馬齢定量戦です。負担重量は3歳牡・騙馬55kg、同牝馬53kg、4歳以上牡・騙馬57kg、牝馬55kg。日本初の国際競走であり、出走登録した外国調教馬は10頭まで優先出走権が認められます。

また英国キングジョージョージ6世&クイーンエリザベスステーク及び仏国凱旋門賞の1、2着馬、愛国アイリッシュチャンピオンステークス・独国バーデン大賞、米国アーリントンミリオン及びブリダーズカップ・ターフの1着馬に優先出走権が与えられます。

JRA所属馬はレーティング上位5頭に優先出走権が与えられ、その他は通算獲得賞金+過去1年の獲得賞金+過去2年のGⅠレースにおける獲得賞金の総額が高い順に出走権が与えられます。また地方所属馬は選定馬のみ出走可能です。

近年は日本の高速馬場を嫌い有力な外国馬の出走は激減しており、過去10年で外国調教馬が馬券に絡んだことはありません。またJRA所属馬も同時期に香港で行われジャパンカップより賞金が高い香港国際競走に出走する馬が多数おり、出走馬のレベルが低下傾向です。

↓過去10年のジャパンカップ入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2022年ジャパンカップ出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 シムカミル Tamayuz 牡3 G.ブノワ  
ワッテル (海外) Pivotal 55kg H.D. La Perelle & S Wattel
1 2 オネスト Frankel 牡3 C.ルメール  
シャペ (海外) Sea The Stars 55kg G Augustin-Normand
2 3 ヴェルトライゼンデ ドリームジャーニー 牡5 D.レーン ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東) Acatenango 57kg サンデーサイレンス
2 4 トラストケンシン ハーツクライ 牡7 丸田恭介 村上欽哉
高橋文雅 (美浦) エルコンドルパサー 57kg 菅波立知子
3 5 グランドグローリー Olympic Glory 牝6 M.ギュイヨン A.F, J.D’A.& M.Pietrangelo
ビエトリ (海外) Daylami 55kg E.Haras de Bourgeauville
3 6 ヴェラアズール エイシンフラッシュ 牡5 R.ムーア 白老ファーム
渡辺薫彦 (栗東) クロフネ 57kg キャロットファーム
4 7 テュネス Guiliani 牡3 B.ムルザバエフ Paul H. Vandeberg
シールゲ (海外) Toylsome 55kg Holger Renz
4 8 デアリングタクト エピファネイア 牝5 T.マーカンド 長谷川牧場
杉山晴紀 (栗東) キングカメハメハ 55kg ノルマンディーTR
5 9 ユニコーンライオン No Nay Never 牡6 国分優作 Desert Star Phoenix Jvc
矢作芳人 (栗東) High Chaparral 57kg ライオンレースホース
5 10 ハーツイストワール ハーツクライ 牡6 武豊 ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) キャプテンスティーヴ 57kg 嶋田賢
6 11 カラテ トゥザグローリー 牡6 菅原明良 中地康弘
高橋祥泰 (美浦) フレンチデピュティ 57kg 小田切光
6 12 シャドウディーヴァ ハーツクライ 牝6 松山弘平 ノーザンファーム
斎藤誠 (美浦) Dansili 55kg スリーエイチレーシング
7 13 テーオーロイヤル リオンディーズ 牡4 菱田裕二 三嶋牧場
岡田稲男 (栗東) マンハッタンカフェ 57kg 小笹公也
7 14 ダノンベルーガ ハーツクライ 牡3 川田将雅 ノーザンファーム
堀宣行 (美浦) Tizway 55kg ダノックス
7 15 シャフリヤール ディープインパクト 牡4 C.デムーロ ノーザンファーム
藤原英昭 (栗東) Essence of Dubai 57kg サンデーレーシング
8 16 リッジマン スウェプトオーヴァーボード 牡9 石川裕紀人 辻牧場
千葉 幸喜(盛岡) Caerleon 57kg 辻牧場
8 17 ユーバーレーベン ゴールドシップ 牝4 M.デムーロ TC・ラフィアン
手塚貴久 (美浦) ロージズインメイ 55kg ビッグレッドファーム
8 18 ボッケリーニ  キングカメハメハ 牡6 浜中俊 ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東) ダンスインザダーク 57kg 金子真人H

勝ち馬予想に役立つ!ジャパンカップの注目馬分析

シャフリヤール

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
ドバイマジェスティ Essence of Dubai Pulpit
Epitome
Great Majesty Great Above
Mistic Majesty

シャフリヤールは昨年のダービー馬。昨年のジャパンカップでは3着。今年はドバイシーマクラシックを優勝しGⅠ2勝目。前走休み明けぶっつけで臨んだ天皇賞秋では2番人気も、優勝馬から0.6秒差5着に敗れています。

シャフリヤールの父はディープインパクト母ドバイマジェスティは米国産でGⅠBCフィリー&メアスプリントの優勝馬で全12勝。シャフリヤールの全兄は皐月賞、大阪杯とGⅠ2勝のアルアインという良血。

前走の天皇賞秋は上位陣とは裏腹に直線じりじりとしか伸びず、優勝馬から0.6秒差、上位陣とも0.3秒差を付けられており、ダービー馬としては不甲斐ない内容。昨年の休み明け初戦神戸新聞杯でも惨敗していることからもポン掛けはしないタイプか。

今回は叩き2戦目で、GⅠ2勝の同距離で馬が変るかが問題。ただし全兄のアルアインは20マイル~2000mが主戦場。シャフリヤールが芝2400mで2勝を挙げているとはいえ、距離に融通が利くディープインパクト産駒だからで、血統上では2000m前後が適案で距離はギリギリ。

前走で同じ秋初戦のダノンベルーガの後塵を拝していることからも、絶対視はできません。抑えまで。

デアリングタクト

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
デアリングバード キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
デアリングハート  サンデーサイレンス
デアリングダンジグ 

デアリングタクトは2020年の牝馬クラシック三冠馬で、同年のジャパンカップで3着。これまで12戦5勝2着1回3着3回。復活を喫した前走エリザベス女王杯では1番人気も、優勝馬ジェラルディーナに1秒も離され6着に敗れています。

デアリングタクトの父はエピファネイアキングカメハメハ産駒の母デアリングバートは未勝利も、祖母デアリングハートは芝1600~1800mが主戦場で牝馬GⅢを3勝、NHKマイルカップでも2着している活躍馬。

昨年春に右前肢繋靱帯炎を発症し、長期休養。今年のヴィクトリアマイルで復帰し、2戦目の宝塚記念で3着に入り復活の兆しはあったものの、夏の休養明けのオールカマー、前走エリザベス女王杯で共に優勝馬から1秒以上離され、本来の精彩さを欠いています。

エピファネイア産駒は早熟傾向で、しかもサンデーサイレンスの4×3のクロスがあるとはいえ、ロベルト系は筋肉に疲労を溜めやすく、中2週の参戦はさすがに馬体に無理あがります。また、足元に不安を抱えるなかでこの間調子が急激に上向くとは考えられません。

恐らく、このレースで善戦できない場合はそのまま引退か。見送り。

ダノンベルーガ

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
コーステッド Tizway Tiznow
Bethany
Malibu Pier Malibu Moon
Blue Moon

ダノンベルーガは今年の共同通信杯の優勝馬。これまで5戦2勝。皐月賞では2番人気、ダービーでは1番人気共に4着前走秋初戦の天皇賞秋では4番人気でしたが、メンバー中上り2番目32.8秒の末脚を繰り出し3着に入っています。

ダノンベルーガの父はハーツクライ。米国産の母コーステッドは2勝馬も、ブリダーズカップジュベナイルフィリーズターフで2着の実績馬。5代先までクロスが無いアウトブリード。

天皇賞秋では同世代で2戦2敗のイクノイックスに負け3敗目と能力差を見せつけられましたが、2着馬パンサラッサとは首差。ハーツクライ産駒らしくゴール前直線が長いコースはあっています。

ダービーでの走破時計は昨年の同レース優勝馬シャフリシャールより0.2秒早く、過去10年のジャパンカップの勝ち時計と比較すれば2番目に早い時計です。また3歳馬なので、この時期古馬と2kg差は有利です。叩き2戦目で前進も見込めます。勝ち負け。

ユーバーレーベン

ゴールドシップ ステイゴールド サンデーサイレンス 
ゴールデンサッシュ 
ポイントフラッグ メジロマックイーン 
パストラリズム 
マイネテレジア ロージズインメイ Devil His Due
Tell a Secret
マイネヌーヴェル ブライアンズタイム
マイネプリテンダー

ユーバーレーベンは昨年のオークス馬これまで13戦2勝2着1回3着3回3歳春まで白毛のGⅠ3勝馬ソダシの後塵を拝する競馬距離延長のオークスで真価を発揮し優勝も、レース後骨折が判明。秋華賞で復帰も、前走天皇賞秋まで6戦して馬券にならず。

ユーバーレーベンの父ゴールドシップ。ロージズインメイ産駒のマイネテシジアは芝中距離の1勝馬。祖母マイネヌーヴェルはフラワーカップを優勝。ユーバーレーベンの半兄でステイゴールド産駒のマイネルファロンが新潟記念を優勝しています。

前走天皇賞秋では叩き2戦目で札幌記念より-22kgの476kg。今年春は466kgで走っていたので馬体が戻っただけ。天皇賞秋では8着も、持ち時計は詰めており、上りは33.3秒とメンバー中4番目の脚を使っています。

血統的に2000mは距離が足りず、元々目標はジャパンカップと明言していた通りここが本番。万全の態勢ではない昨年のジャパンカップでもメンバー中2番目の脚を繰り出しており、外国馬が引っ張り前崩れの展開になれば出番か。抑えで。

ヴァラアズール

エイシンフラッシュ キングズベスト Kingmambo
Allegretta
ムーンレディ プラティニ
Midnight Fever
ヴェラブランカ クロフネ フレンチデピュティ
ブルーアヴェニュー 
アドマイヤサンデー サンデーサイレンス
ムーンインディゴ

ヴァラアズールは前走の京都大賞典で重賞初制覇これまで21戦5勝2着4回3着5回今年から芝路線に変更し、2400~2600mを中心に使われて5戦3勝3着2回芝では全戦メンバー中上り最速を繰り出しています。

ヴェラアズールの父はダービーと天皇賞秋を制したエイシンフラッシュ。クロフネ産駒の母ヴェラブランカはダートマイルの2勝馬。母の半姉にオークス馬のトールポピー、半妹に秋華賞馬のアヴェンチュラがいます。

前走の京都大賞典は2着馬に0.4秒差を付けて圧勝も、今年同様阪神で行われマカヒキが優勝した昨年の京都大賞典の勝ち時計とさほど変わらず。また前走より斤量1kg増える上、早い時計活着を経験していないのはマイナス勢いはあるものの、今回は見送り。

ヴェルトライゼンデ

ドリームジャーニー ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート 
マンデラ Acatenango  Surumu 
Aggravate 
Mandellicht  Be My Guest 
Mandelauge 

ヴェルトライゼンデは今年の鳴尾記念の優勝馬。これまで11戦3勝2着4回3着1回GⅠホープフルSで2着、3歳ではダービーで3着し、重賞はこれまで9戦1勝2着4回3着1回と高い能力を秘めています。

ヴェルトライゼンデの父はオルフェーヴルの全兄でGⅠ3勝のドリームジャーニー。ドイツ産の母マンデラは海外3勝。母の半弟はジャックルマロワ賞他GⅠ3勝、全10勝を挙げているマンデュロ。

またヴェルトライゼンデの半兄でディープインパクト産駒のワールドエースがマイル重賞2勝、同ワールドプレミアが菊花賞と天皇賞春を制している良血

前走オールカマーは3番人気も、優勝馬から1秒差7着に敗退。オールカマーを使う前から目標はジャパンカップと明言しており、屈腱炎明けで強い調教ができないうえ、オールカマー出走時点でも体が緩く、レースでも無理に追っていないので明らかに叩き台

GⅠでも馬券に絡んでいることからも、条件さえそろえば今回も馬券になる可能性が。抑えで。

グランドグローリー

Olympic Glory Choisir Danehill Dancer
Great Selection
Acidanthera Alzao
Amaranthus
Madonna Lily Daylami Doyoun
Daltawa
Maria de La Luz Machiavellian
Light of Hope

グランドグローリーは仏国からの招待馬で、2021年の仏国芝2000mGⅠオペラ賞を優勝昨年のジャパンカップにも参戦し、外国馬の中では最先着の5着と日本の芝に適性有。今年はGⅢを1勝しただけですが、前走の凱旋門賞で5着に入っています。

グランドグローリーの父はデインヒル系で中長距離GⅠ4勝のオリンピックグローリー。母マドンナリリーは未勝利馬。アルザオの3×3の濃いクロスを持ちます。

ジャパンカップでユーバーレーベンと同じ位置取り、同じ脚を使い同馬に首差先着しているように日本の馬場に対応。コントレイルは引退し、オーソリティは休養。昨年先着を許して今年も参戦しているはシャフリヤールだけで、同馬とは0.3秒差しかありません。

さらに他の日本のGⅠ馬はデアリングタクトとユーバーレーベンの2頭だけで、それぞれ問題を抱えています。馬券内。

テュネス

Guiliani Tertullian Miswaki
Turbaine
Guadalupe Monsun
Guernica
Tijuana Toylsome Cadeaux Genereux
Treasure Trove
Tucana Acatenango
Turbaine

テュネスはドイツからの招待馬。これまで6戦5勝2着1回、未勝利戦から前走ドイツ芝2400mGⅠバイエルン大賞まで5連勝。バイエルン大賞では2着馬に10馬身差を付けています。

テュネスの父はミスタープロスペクター系でドイツ芝2000GⅠ勝ちがあるジュリアーニ。母ティファナは未勝利馬。テュネスの半兄は2021年の凱旋門賞馬で今年も3着、GⅠ計3勝のトルカータータッソ。

母系に欧州芝2400mG17勝、重賞計13勝を挙げているアカテナンゴが入っており、外国馬としてジャパンカップを制したランド、母の父として菊花賞と天皇賞春を制したワールドプレミアがいるように、この血が濃く出ていれば日本の馬場にも対応できます。

2着だった未勝利戦以外すべて重馬場が気になりますが、兄を見ても血統的な底力は恐らくメンバー中No.1。日本で余り馴染みのないドイツ競馬でしか実績が無いため、他の外国招待馬に比べると見劣りしますが、ディープインパクトの母はドイツ製産馬。日本の芝への適性は高いと思われます。穴馬で。

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2022年第8回GⅢラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス予想 注目出走馬分析
兄姉にGⅠ馬が3頭もいるグランヴィノス、半兄にGⅠ2勝を持つエゾダイモン、母が桜花賞馬を母に持つシュタールヴィントの人気が予想される2022年のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス。ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス出走登録馬の中から注目馬をピックアップし、馬券になるか分析します。

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