2023年第63回GⅢきさらぎ賞予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年きさらぎ賞の注目馬を分析!

きさらぎ賞の特徴

2023年の3歳限定GⅢきさらぎ賞は第1回中京開催12日目、芝2000mで開催されます。例年京都芝1800mで行われますが、京都競馬場改修工事のため中京競馬場で代替開催されます。

負担重量は牡・騙馬56kg、牝馬54kg。過去の獲得本賞金により負担重量が増加し、1800万円以上の馬は1kg増。国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。外国調教馬は重賞優勝馬に対し1kg増。地方交流競走に指定され、2頭まで出走登録できます。

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2023年きさらぎ賞出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 シェイクユアハート ハーツクライ 牡3 岩田康誠 社台ファーム
宮徹 (栗東) Sri Pekan 56kg 吉田千津
2 2 フリームファクシ ルーラーシップ 牡3 川田将雅 ノーザンファーム
須貝尚介 (栗東) スペシャルウィーク 56kg 金子真人H
3 3 クールミラボー ドレフォン 牡3 和田竜二 ノーザンファーム
寺島良 (栗東) キングカメハメハ 56kg G1レーシング
4 4 レミージュ キズナ 牡3 荻野極 ノースヒルズ
松永幹夫 (栗東) Gone West 56kg ノースヒルズ
5 5 ロゼル シルバーステート 牡3 松山弘平 杵臼牧場
大和田成 (美浦) タイキシャトル 56kg 田中純一
6 6 トーセントラム ヴァンキッシュラン 牡3 斎藤新 エスティファーム
小桧山悟 (美浦) Dubai Destination 56kg 島川隆哉
7 7 オープンファイア ディープインパクト 牡3 B.ムルザバエフ ノーザンファーム
斉藤崇史 (栗東) Ghostzapper 56kg 長谷川祐司
8 8 ノーブルライジング キズナ 牡3 国分恭介 スウィングフィールド牧場
宮本博 (栗東) ジャングルポケット 56kg 吉木伸彦

勝ち馬予想に役立つ!きさらぎ賞の注目馬分析

フリームファクシ

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
ライツェント スペシャルウィーク サンデーサイレンス
キャンペンガール
ソニンク Machiavellian
Sonic Lady

フリームファクシはこれまで3戦2勝2着1回3戦共芝2000mで1番人気。新馬戦は逃げて0.1秒差の惜敗も、その後は先行で2着に0.2秒差以上を付けて2連勝。3戦共メンバー中3番手以内の脚でまとめています。

フリームファクシの父はルーラーシップ。スペシャルウィーク産駒の母ライツェントは未勝利馬。フリームファクシの半姉でハービンジャー産駒のディアドラが秋華賞他重賞5勝、7勝を挙げ、祖母の系統からダービー馬のロジユニヴァース、安田記念馬のソングラインなど活躍馬多数。

フリームファクシは血統内にミスタープロスペクターの4×4の濃いクロスを持ちます。父がルーラーシップなので距離は2400mまで対応。

今年のきさらぎ賞は2000mで、前走で同コースを優勝しているのも強み。さらに今年のきさらぎ賞は出走メンバーが少ないため、紛れが生じる可能性も少ないと思われます。能力的に勝ち負け。

オープンファイア

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere 
ゴーマギーゴー Ghostzapper  Awesome Again
Baby Zip
Magibel Tale of the Cat
Marquetry Road

オープンファイアはこれまで2戦1勝3着1回中京芝2000m新馬戦を1番人気で勝ち上がり前走10月東京芝1800mLクラスでは2番人気3着、優勝馬に0.4秒差を付けられるものの、上りは33.3秒でメンバー中最速

オープンファイアの父はディープインパクト米国産の母ゴーマギーゴーは海外GⅡ2勝を含む3勝馬。母の父は米ダートGⅠ4勝のゴーストザッパーで、5代先までクロスが無いアウトブリード。

ディープインパクトのラストクロップで2頭いる牡馬の内の1頭で、3億3000万円の高馬。同産駒の割に馬体が500kg超えと雄大な馬体で、2戦とも末脚は33秒台前走後のコメントで1800mは忙しいとあり、新馬戦と同じ2000mに戻るのはプラス。

ただし2戦目でこのくらいの能力を発揮するディープインパクト産駒はざらにおり、数少ないラストクロップということで注目され過ぎの感は否めません。

また新馬戦で出遅れて道中遊びながら走り、競馬をしたのは最後の150mだけと能力はあることを示したものの、幼さが残っているとのコメントもあり、2戦目でそれが露呈した格好。能力通りに走れば勝ち負けも、前走同様取りこぼしの可能性も十分あります。連下で。

ロゼル

シルバーステート ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シルヴァースカヤ Silver Hawk
Boubskaia
レーヌユニヴェール タイキシャトル Devil’s Bag
ウェルシュマフィン
ペプチドネオパレス ネオユニヴァース
タクリーム

ロゼルはこれまで4戦1勝2着1回8月新潟芝1800m新馬戦では5番人気で4着その後東京芝1800m未勝利戦を2戦して連続2着。前走中山芝2200mと距離を伸ばして優勝。3戦連続でメンバー中上り最速をマークしています。

ロゼルの父はディープインパクト系のシルバーステート。タイキシャトル参考の母レーヌユニヴェールは地方の1勝馬。近親に活躍馬はいません。ロゼルは血統内にサンデーサイレンスの3×4、ヘイローの4×4×5の濃いクロスがあります。

昨年はシルバーステート産駒のウィーターナビレラがGⅢファンタジーステクスを制し、産駒は仕上がり早の傾向。この時期は走ります。ただし、未勝利脱出に4戦を要していることからも気性に問題があり、血統的に今後の成長力には疑問符。抑えまで。

レミージュ

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
バイコースタル Gone West Mr. Prospector
Secrettame
Ocean Queen Zilzal
River Jig

レミージュはこれまで3戦2勝新馬戦は5番人気12着で評価を落とし、2走目の福島芝1800m未勝利戦は8番人気で優勝前走出世レースの阪神芝2000mのエリカ賞では12番人気で優勝しています。

レミージュの父はキズナ。米国産の母バイコースタルは海外で2勝。近親にこれといった活躍馬はいません。

前走は自分でペースを作っての逃げ切り勝ち。勝ち時計も2分0秒7なので及第点。きさらぎ賞と関連が深いエリカ賞からの出走とはいえ、過去10年できさらぎ賞で馬券になった牝馬は1頭のみ。また同脚質に同じ2勝馬の素質馬フリームファクシがあり、強力牡馬相手ではさすがに今回は苦しいか。見送り。

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