2023年第74回GⅢCBC賞予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年CBC賞の注目馬を分析!

CBC賞の特徴

GⅢCBC賞は第3回中京開催2日目に行われる3歳以上芝1200mのハンデキャップ戦です。国際競走に指定され、出場資格は過去1年以内に出走歴のあるJRA所属馬、及び優先出走権を得ている外国調教馬9頭までに限られます。

サマースプリントシリーズ第2戦目に指定され、1着馬には10P、2着5P、3着4P、4着3P、5着2P、6着以下に1Pが加点されます。

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2023年CBC賞出走登録馬一覧表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ヨシノイースター ルーラーシップ 牡5 富田暁 清水義德
中尾秀正 (栗東) ゼンノロブロイ 56kg ガーベラパークスタツド
2 2 タイセイアベニール ベーカバド 牡8 和田竜二 松本信行
西村真幸 (栗東) ブライアンズタイム 56kg 田中成奉
3 3 エイシンスポッター エイシンヒカリ 牡4 角田大河 木田牧場
吉村圭司 (栗東) Barathea 57.5kg 栄進堂
4 4 サンキューユウガ ロードカナロア 牡7 松山弘平 今牧場
西村真幸 (栗東) サクラバクシンオー 54kg 田畑利彦
5 5 テイエムスパーダ レッドスパーダ 牝4 国分恭介 浦河小林牧場
五十嵐忠 (栗東) アドマイヤコジーン 55kg 竹園正繼
5 6 スマートクラージュ ディープインパクト 牡6 岩田望来 いとう牧場
池江泰寿 (栗東) キングヘイロー 57.5kg 大川徹
6 7 アビエルト キンシャサノキセキ 牡6 永島まなみ 富田牧場
杉山佳明(栗東) Silver Hawk 53kg 野嶋祥二
6 8 マッドクール Dark Angel 牡4 坂井瑠星 Moyglare Stud Farm Ltd
池添学 (栗東) Indian Ridge 58.5kg サンデーレーシング
7 9 トゥラヴェスーラ ドリームジャーニー 牡8 藤岡康太 社台ファーム
高橋康之 (栗東) アドマイヤコジーン 58kg 吉田照哉
7 10 ジャスパークローネ Frosted 牡4 団野大成 Machmer Hall & Godolphin
森秀行 (栗東) Kitten’s Joy 55kg 加藤和夫
8 11 ディヴィナシオン ヴィクトワールピサ 牡6 川田将雅 高山牧場
森秀行 (栗東) ストリートセンス 56kg 一村哲也
8 12 サンライズオネスト ダイワメジャー 牡6 菱田裕二 ヤナガワ牧場
河内洋 (栗東) ジャングルポケット 57kg 松岡隆雄

勝ち馬予想に役立つ!CBC賞の注目馬分析

ダノンスコーピオン(回避、中京記念へ)

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
レキシールー Sligo Bay Sadler’s Wells
Angelic Song
Oneexcessivenite In Excess
Favored One

ダノンスコーピオンは昨年のNHKマイルカップの優勝馬で、これまで11戦4勝3着2回。重賞は他にアーリントンカップ勝ちがあります。昨年古馬初対戦の富士S3着後は精彩を欠き、前走安田記念では14番人気で13着、優勝馬ソングラインから1秒離され惨敗。

ダノンスコーピオンの父はロードカナロアカナダ産の母レキシールーは海外重賞3勝を含む10勝馬母の父スライゴーベイは米芝中距離GⅠ馬。母系にサドラーズウェルズの血が入っているので、ロードカナロア産駒でもスタミナ勝負の展開に有利な血統です。

GⅠ馬がシーズン過ぎを休まずGⅢ、しかも初距離で酷量覚悟のハンデ戦に出走するのは、1レースごとの賞もが激しい現在ではかなり異例。近況の不振がかなり深刻だと分かります。

2走前の格下相手だった京王杯スプリングCは1番人気も、優勝馬から0.5秒差11着。本レースに登録しているトゥラヴェスーラに0.1秒先着しているモノの、上りは相手の方が早く、タイミング次第で逆転されています。

今回はトップハンデの59kg。対してトゥラヴェスーラは58kg。しかも距離適性はトゥラヴェスーラの方が上。逆転は難しいと考えられます。見送り。

マッドクール

Dark Angel Acclamation Royal Applause
Princess Athena
Midnight Angel Machiavellian
Night At Sea
Mad About You Indian Ridge Ahonoora
Hillbrow
Irresistible Jewel デインヒル
In Anticipation

マッドクールはこれまで8戦5勝2着3回新馬戦以外は全て短距離戦で、ここ5戦は芝1200mを使用し、全て1番人気。2走前で初重賞だったシルクロードSでは優勝馬ナムラクレア、2着ファストフォースと0.1秒差3着惜敗。前走芝1200mLクラスは優勝を飾っています。

マッドクールの父はノーザンダンサー系で英2歳短距離GⅠ1勝のダークエンジェル。愛国産の母マッドアバウトユーは芝短距離GⅢ勝ちがある3勝馬。母の半弟に英GⅠセントレンジャー他9勝を挙げたロイヤルダイヤモンド、祖母も重賞勝ちしています。

父の産駒の殆どが短距離馬。血統内にアホヌーラの4×3の濃いクロスがあり、アホヌーラ産駒は日本でシンコウフォレストが高松宮記念を制しているように、血統的にも短距離馬。

1,2番手でレースをしてスピードで押し切るタイプ。ゴール前直線の長い中京で3戦3勝初重賞だったシルクロードSで早い時計で重賞勝ちをしている2頭と接戦しているように能力は重賞級。2走前に比べればメンバーも手薄です。

ただし重賞勝ちが無いにも関わらず、トップハンデのGⅠ馬ダノンスコーピオンに次ぐ58.5kgの評価はかなり見込まれた印象も、馬体重が530kg近くあり、前走で57.5kgを背負い優勝しているので克服可能。勝ち負け。

エイシンスポッター

エイシンヒカリ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャタリナ Storm Cat
Carolina Saga
マーゼリン Barathea Sadler’s Wells
Brocade
Juno Marlowe デインヒル
Why So Silent

エイシンスポッターはこれまで13戦5勝2着1回3着2回。新馬戦は1800mを使っていましたが、芝1200mで未勝利戦を脱出してからは短距離路線に変更。芝1200m戦は9戦5勝2着1回3着2回で、掲示板を外したのは1回のみ。

エイシンスポッターの父はディープインパクト産駒で海外GⅠ2勝、全11勝を挙げたエイシンヒカリ。アイルランド産のマーゼリンは米国のダートの3勝馬。近親に活躍馬はおらず、血統内にノーザンダンサーの5×4×5のクロスを持ちます。

短距離の追い込み馬で、芝1200m戦転向後は9戦中8回でメンバー中上り最速、また持ち時計の1分7秒4があり早い時計決着にも対応。2走前のオーシャンSでも3着に入り、前走の京都芝1200mOP不良馬場も追い込んで優勝と末脚は堅実です。

ただし早い脚が長く続くタイプではなく、中京芝1200mは3戦して1勝2着1回3着1回同じコース形態の新潟は唯一掲示板を外しています。今回のハンデは57.5kg。同じGⅢ3着で重賞勝ちが無いマッドクールが58.5kgなのでかなり恵まれています。連下で。

トゥラヴェスーラ

ドリームジャーニー ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート 
ジャジャマーチャン アドマイヤコジーン Cozzene
アドマイヤマカディ
ラスリングカプス Woodman
フィールディ

トゥラヴェスーラはこれまで28戦4勝2着5回3着1回重賞勝ちはありませんが、OP・Lを2勝、2021年の京王杯スプリングカップと2022年の京阪杯で2着、高松宮記念は3年連続で掲示板に載っており、今年は3着と馬券に絡んでいます。

トゥラヴェスーラの父は春秋グランプリ制覇GⅠ3勝のドリームジャーニー。アドマイヤコジーン産駒の母ジャジャマーチャンは未出走馬。母の全姉はスプリンターズS他重賞4勝のアストンマーチャン。ノーザンテーストの4×4の濃いクロスを持ち、距離適性は母系から。

既に8歳馬ですが、父は晩成型。また短距離の追い込み馬で、最後の直線しかレースをしていないので年齢の割に消耗度は少なめ。基本的にゴール前直線の長いコースが得意で、昨年も短距離重賞6戦して、うち5戦は優勝馬との着差が0.3秒以内。確実に追い込んできます。

前走京王杯スプリングカップでは33秒2の脚を使うも他馬も同じ脚使ったため12着敗退。ただし、3着から12着のトゥラヴェスーラまで全て首差なのでそれほど惨敗しているわけではありません。

今回のハンデは58kgで前走より1kg増も、斤量はGⅠ高松宮記念と同じ。3年連続掲示板に載っていることからも、得意な舞台でメンバーが格落ちなら初重賞勝利も。連下で。

ヨシノイースター

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
アースプレイ ゼンノロブロイ サンデーサイレンス
ローミンレイチェル
ミスイースター ウォーニング
イングリッシュホーマー

ヨシノイースターは19戦4勝2着5回3着2回重賞経験はありませんここ8戦芝1200m戦で3勝2着3回前走京都芝1200mOPクラスで1番人気に推されましたが、優勝馬エイシンスポッターから0.4秒離され4着に敗退しています。

ヨシノイースターの父はルーラーシップ。ゼンノロブロイ産駒の母アースプレイは芝短距離の2勝馬。母の半兄でサクラバクシンオー産駒のマルブツイースターは小倉2歳S勝ち、ファルコンS2着、アイビスサマーダッシュ3着のある3勝馬で距離適性は母系から。

ヨシノイースターは血統内にミスタープロスペクターの4×5×5の濃いクロスがあります。

小倉1勝クラスで1分7秒1の持ち時計も、上位条件では全て1分8秒台で勝ち負け開幕2週目で行われるCBC賞は時計勝負になりやすく、ヨシノイースターには不利。また前走で0.4秒差を付けられたエイシンスポッターが57.5kgに対し、ヨシノイースターは56kg。単純計算で0.1秒届きません。見送り。

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