2023年第61回GⅡアルゼンチン共和国杯予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年アルゼンチン共和国杯の注目馬を分析!

アルゼンチン共和国杯の特徴

GⅡアルゼンチン共和国杯は第5回東京開催2日目に行われる3歳以上芝2500mのハンデキャップ戦です。国際競争に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また特別指定交流競走に指定され、地方所属馬は2頭まで出走できます。

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2023年アルゼンチン共和国杯出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 プリュムドール ゴールドシップ 牝5 岩田康誠 岡田スタッド
奥村豊 (栗東) フレンチデピュティ 54kg ノルマンディーTC
1 2 レッドバリエンテ ディープインパクト 牡4 永野猛蔵 社台ファーム
中内田充正(栗東) Dance Brightly 55kg 東京ホースレーシング
2 3 ヒュミドール   オルフェーヴル 騙7 津村明秀 宮内牧場
小手川準 (美浦) チチカステナンゴ 56kg サンライズ
2 4 チャックネイト ハーツクライ 騙5 大野拓弥 社台ファーム
堀宜行(美浦) Dynaformer 56kg 金子真人H
3 5 アーティット ディープインパクト 牡4 菅原明良 社台ファーム
友道康夫 (美浦) Galileo 56kg 金子真人H
3 6 アフリカンゴールド ステイゴールド 騙8 国分恭介 ゴドルフィン
西園正都 (栗東) Gone West 58kg ダーレー・ジャパン・F
4 7 セファーラジエル キズナ 牡5 松岡正海 ノーザンファーム
高柳大輔 (栗東) Out of Place 56kg サンデーレーシング
4 8 アリストテレス エピファネイア 牡6 内田博幸 ノーザンファーム
音無秀孝 (栗東) ディープインパクト 57kg 近藤英子
5 9 ゼッフィーロ ディープインパクト 牡4 J.モレイラ 社台ファーム
池江泰寿 (栗東) Danehill Dancer 57kg 社台レースホース
5 10 ジャンカズマ ハービンジャー 牡5 小沢大仁 ノーザンファーム
小栗実(栗東) アドマイヤベガ 54kg 雅苑興業
6 11 グランオフィシエ キングカメハメハ 牡5 北村宏司 社台ファーム
久保田貴 (美浦) ダイワメジャー 57kg 社台レースホース
6 12 ハーツイストワール ハーツクライ 牡7 田辺裕信 ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) キャプテンスティーヴ 57kg 嶋田賢
7 13 ディアスティマ ディープインパクト 牡6 北村友一 ノーザンファーム
高野友和 (栗東) ストリートセンス 57.5kg サンデーレーシング
7 14 ヒートオンビート キングカメハメハ 牡6 石川裕紀人 社台ファーム
友道康夫 (栗東) ディープインパクト 59kg 社台レースホース
7 15 ユーキャンスマイル  キングカメハメハ 牡7 石橋脩 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) ダンスインザダーク 58kg 金子真人H
8 16 テーオーロイヤル リオンディーズ 牡5 浜中俊 三嶋牧場
岡田稲男 (栗東) マンハッタンカフェ 58.5kg 小笹公也
8 17 マイネルウィルトス スクリーンヒーロー 牡7 横山武史 ビッグレッドファーム
宮徹 (栗東) ロージズインメイ 57kg TC・ラフィアン
8 18 アサマノイタズラ ヴィクトワールピサ 牡5 柴田善臣 前野牧場
手塚貴久 (美浦) キングヘイロー 56kg 星野壽市

勝ち馬予想に役立つ!アルゼンチン共和国杯の注目馬分析

ゼッフィーロ

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
ワイルドウインド Danehill Dancer デインヒル
Mira Adonde
ウーマンシークレット Sadler’s Wells
Monevassia

ゼッフィーロはこれまで11戦4勝2着3回3着3回。今年の春に中長距離で頭角を現し、初重賞の目黒記念では3番人気の4着で、掲示板を外したのはこの1戦のみ。前走オールカマーでは3着と好走ここ5戦はメンバー中最速の脚を繰り出しています。

ゼッフィーロの父はディープインパクト。デインヒルダンサー産駒の母ワイルドウインドは海外で2勝も、重賞で2着4回。祖母の半妹からリアルスティール、ラヴズオンリーユーと2頭のGⅠ馬が出ており、その他母系からは海外ステークス勝ち馬多多数という良血。

GⅡ2戦で着差は共に0.2秒差。父ディープインパクト譲りの末脚勝負の馬なので、ゴール前直線の長い東京は有利。ただし東京は3戦して3着2回と勝ち切れません。

また斤量は前走と同じ。目黒記念からは1kg増で、同レース優勝のヒートオンビートも1kg増。計算上は着差が埋まりません。あとは4歳馬の成長力と鞍上が変りこの差を詰められるかが鍵。馬券内。

ヒートオンビート

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector 
Miesque 
マンファス ラストタイクーン 
Pilot Bird 
マルセリーナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
マルバイユ Marju
Nenuphar 

ヒートオンビートはアルゼンチン共和国杯と同じコースで行われた今年の目黒記念の優勝馬。これまで25戦5勝2着8回3着4回。重賞は12戦連続で、1勝2着3回3着3回昨年のアルゼンチン共和国杯でも3着し、芝2500m重賞は5戦1勝2着1回3着2回

ヒートオンビートの父はキングカメハメハディープインパクト産駒の母マルセリーナは桜花賞馬。ヒートオンビートの半兄でノヴェリスト産駒のラストドラフトが京成杯勝ち、アルゼンチン共和国杯でも2着と、父の影響を受けやすい母系です。

休み明けの前走京都大賞典は4番人気も、優勝馬プラダリアから1秒も離され9着。当日は重馬場で、同じく不良馬場だった日経賞でも1.9秒離されているので基本荒れた馬場は苦手か目標は得意な舞台の本レース。今回は叩き2戦目で前進が見込めます。

ただし今回はトップハンデの59kgで、今年優勝した目黒記念より1kg増。父がキングカメハメハなので斤量負けはしないと思われますが、若干末脚に影響が出る可能性も。当日良馬場限定で馬券内。

ディアスティマ

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere 
アヴニールセルタン Le Havre  Noverre 
Marie Rheinberg 
Puggy  Mark of Esteem 
Jakarta 

ディアスティマはこれまで16戦5勝2着3回3着3回重賞勝ちはありませんが、今年の日経賞で3着、前走目黒記念でタイム差無し2着と好走芝2400~2600m戦は7戦2勝2着2回3着1回で掲示板を外したのは1回のみ。

ディアスティマの父はディープインパクトストリートセンス産駒の母スウィートリーズンは米国ダートマイルGⅠ3勝で、母系からドバイゴールデンシャヒーン優勝のゼンデンが出ている良血。

中長距離の逃げ馬で、早い脚はないもののばてないのが強み。3勝クラスの芝3200mを逃げ切っています。今回は同じ舞台で前走先着を許したヒートオンビートと再戦。ディアスティマのハンデは57.5kgで目黒記念より0.5kg増に対し、ヒートオンビートは1kg増のトップハンデ59kg。計算上は逆転可能。

ただし逃げ馬なので他馬の目標にされやすく、有力馬が休養に入り手薄な目黒記念よりもメンバーが強力。抑えまで。

マイネルウィルトス

スクリーンヒーロー グラスワンダー Silver Hawk 
Ameriflora 
ランニングヒロイン サンデーサイレンス
ダイナアクトレス
マイネボヌール ロージズインメイ Devil His Due
Tell a Secret
コスモフォーチュン マイネルラヴ
グレースマリヤ

マイネルウィルトスはこれまで37戦5勝2着10回3着6回重賞勝ちはありませんが、2021年のアルゼンチン共和国杯、昨年の目黒記念、函館記念で2着しています。

マイネルウィルトスの父はスクリーンヒーロー。ロージズイン名産駒の母マイネルボヌールは旧1000万下の4勝馬。祖母コスモフォーチュンは北九州記念を優勝。

昨年2着だった函館記念からまるまる1年休養。今年は函館記念から新潟記念、京都大賞典と3戦していますが、4着、10着、6着と成績はイマイチ。ただし、函館記念と京都大賞典ではメンバー中最速の脚を使い、優勝馬とは0.4秒差も、両レースとも得意の重馬場だったから。

今回はGⅡ2着2回の得意の東京2500m戦に戻ります。またハンデも前走と同じ57kg。近走は着順ほど負けておらず、年齢や近2走の成績で人気を落としているようなら買い。

テーオーロイヤル


リオンディーズ
キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール
メイショウオウヒ マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
アルペンローズ Kris S.
Amizette

テーオーロイヤルは昨年のダイヤモンドSの優勝馬で、同年の天皇賞春では3着。これまで13戦5勝3着2回。昨年のジャパンカップ以後休養で、今回は約1年振りの出走です

テーオーロイヤルの父は朝日杯フューチュリティS馬のリオンディーズ。マンハッタンカフェ産駒の母メイショウオウヒは地方の3勝馬。テーオーローヤルの半兄でパイロ産駒のメイショウハリオは帝王賞他地方GⅠ3勝、みやこSとマーチS勝と重賞5勝。

また母の半弟でダイワメジャー産駒のメイショウカドマツがアルゼンチン共和国杯2着、ダイヤモンドステークスで3着しており、距離適性は母系から。血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持っており、底力を兼ね備えています。

昨年のアルゼンチン共和国杯では1番人気も、0.2秒差6着。ただし2着馬とはタイム差無なので、トップハンデが響いた格好。同斤量なら優勝していた計算。今回は1年振りの実戦でレース感が戻るかが鍵

またGⅢ勝ちや天皇賞春の実績が評価されハンデは58.5kgで、トップハンデとは0.5kg差しかありません。昨年のアルゼンチン共和国杯6着の時よりもプラス1kgと不利。天皇賞で58kgを背負い3着しているのでこなせますが、ここは叩き台で次走別定戦のステイヤーズSに標準を合せている可能性抑えまで。

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