2024年第72回GⅡ阪神大賞典予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年阪神大賞典の注目馬を分析!

阪神大賞典の特徴

GⅡ阪神大賞典は第1回阪神開催12日目に行われる4歳以上芝3000mの別定戦です。負担重量は4歳牡・騙馬57kg、同牝馬55kg。5歳以上牡・騙馬58kg、同牝馬56kg。過去の重賞勝利実績で負担重量が加算されます。加算条件は以下の通り。

2kg増・・・過去1年以内に牝馬限定を除くGⅠ優勝馬。

1kg増・・・過去1年以内に牝馬限定GⅠ優勝馬、同GⅡ優勝馬。一年以上前に牝馬限定及び2歳GⅠを除くGⅡ優勝馬。

国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され、地方所属馬は天皇賞(春)出走候補馬3頭まで出走登録が可能です。

阪神大賞典は天皇賞(春)へのステップレースに指定され、JRA所属馬なら優勝馬に、地方所属馬なら2着以内に入った馬に天皇賞(春)への優先出走権が与えられます。

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2024年阪神大賞典出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 プリュムドール ゴールドシップ 牝6 和田竜二 岡田スタッド
奥村豊 (栗東) フレンチデピュティ 55kg ノルマンディーTC
2 2 ブローザホーン エピファネイア 牡5 菅原明良 岡田スタツド
中野栄治(栗東) デュランダル 58kg 岡田牧雄
2 3 ディアスティマ ディープインパクト 牡7 B.ムルザバエフ ノーザンファーム
高野友和 (栗東) ストリートセンス 57kg サンデーレーシング
3 4 ジャンカズマ ハービンジャー 牡6 小沢大仁 ノーザンファーム
小栗実(栗東) アドマイヤベガ 57kg 雅苑興業
3 5 ユーキャンスマイル  キングカメハメハ 牡9 荻野琢真 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) ダンスインザダーク 57kg 金子真人H
4 6 テーオーロイヤル リオンディーズ 牡5 菱田裕二 三嶋牧場
岡田稲男 (栗東) マンハッタンカフェ 57kg 小笹公也
4 7 アンタンスルフレ トーセンジョーダン 騙6 岡部誠 栄進牧場
角田輝也(名古屋) ディープインパクト 57kg 西村健
5 8 メイショウブレゲ ゴールドシップ 牡5 酒井学 三嶋牧場
本田優(栗東) パイロ 57kg 松本好雄
5 9 ワープスピード ドレフォン 牡6 川田将雅 ノーザンファーム
高木登(美浦) ディープインパクト 57kg 山田弘
6 10 サヴォーナ キズナ 牡4 池添謙一 高昭牧場
中竹和也 (栗東) スニッツェル 56kg 加藤誠
6 11 ゴールデンスナップ ゴールドシップ 牝4 浜中俊 三嶋牧場
田中克典(栗東) タニノギムレット 54kg エースレーシング
7 12 ディープボンド キズナ 牡7 岩田望来 村田牧場
大久保龍(栗東) キングヘイロー 57kg 前田晋二
7 13 シルヴァーソニック オルフェーヴル 牡8 武豊 社台ファーム
池江泰寿 (栗東) トニービン 57kg 社台レースホース
8 14 ゼーゲン ディープインパクト 牡9 松若風馬 白老ファーム
堀宣行 (美浦) Monsun 57kg G1レーシング
8 15 ショウナンバシット シルバーステート 牡4 M.デムーロ ノーザンファーム
須貝尚介 (栗東) Medaglia d’Oro 56kg 国本哲秀

勝ち馬予想に役立つ!阪神大賞典の注目馬分析

サヴォーナ

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
テイケイラピッド スニッツェル Redoute’s Choice 
Snippets’ Lass
ラプーマ Lord at War
Raise a Holme

サヴォーナはこれまで12戦3勝2着4回3着1回昨年の神戸新聞杯で10番人気ながら2着に入り、菊花賞では7番人気で5着に好走。前走日経新春杯では4番人気で優勝馬ブローザホーンから0.1秒差の2着しています。

サヴォーナの父はディープインパクト。スニッツェル産駒の母テイケイラビッドはダート短距離の1勝馬。一族にこれといった活躍馬はいません。

菊花賞で5着とはいえ、優勝馬ドゥレッツァとは1秒差。母の父が短距離馬のスニッツェルなので血統的にステイヤーではなく、前走より600m延長の3000mは必ずしも得意ではないと考えらえます。

また昨年の牡馬クラシック馬のソールオリエンス、タラスティエーラの有馬記念での成績がパッとせず、菊花賞馬のドゥレッツァが前週の金鯱賞でプログノーシスにぶっちぎられるなど、この世代自体のレベルも疑問。見送り。

ブローザホーン

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
オートクレール デュランダル サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ジョイアサーティン フォーティナイナー
アサーテイン

ブローザホーンは前走日経新春杯で重賞初制覇。これまで18戦6勝2着2回3着7回。未勝利戦脱出まで9戦を要しましたが、昨年春から力を付け始め2500m以上の中長距離戦で3勝を挙げています。

ブローザホーンの父はエピファネイア。デュランダル産駒の母オートクレールは芝短距離の4勝馬。母の全兄が地方で11勝を挙げている以外、近親にこれといった活躍馬はいません。ブローザホーンは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ちます。

3000m超の距離は初父が菊花賞馬のエピファネイアとはいえ、母系は短距離系の血を重ねているので、スタミナ勝負になった場合は本格的なステイヤーに対して分が悪い印象。見送り。

ディープボンド

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
ゼフィランサス キングヘイロー ダンシングブレーヴ
グッバイヘイロー
モガミヒメ カコイーシーズ
モガミポイント

ディープボンドは2021年、2022と阪神大賞典を連覇。これまで26戦5勝2着5回3着2回。重賞は他に京都新聞杯、仏国フォア賞勝ちGⅠは2021~23年の春の天皇賞で3年連続2着2021年の有馬記念でも2着し、実績ではメンバー中右翼。

ディープボンドの父はキズナ。母ゼフィランサスは短距離からマイルを3勝の条件馬。近親に高松宮記念とスプリングステークスを勝ったローレルゲレイロがいます。母の父が短距離馬を多く出すキングヘイローなので、ディープボンド距離適性は父のキズナから。

昨年秋は京都大賞典で1番人気に推されて0.1秒差3着好走も、続くジャパンカップ、有馬記念では2桁着順で、優勝馬から1.5秒以上離されています。

例年阪神大賞典ではリピーターが多く、高齢馬でもスタミナ勝負になった場合は経験がものをいうので3000m超のレースで抜群安定感のあるディープボンドは馬券になる可能性が大。2連続2桁負けで人気が落ちるようなら、昨年よりメンバーが落ちている今回はねらい目。連下で。

テーオーロイヤル

リオンディーズ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール
メイショウオウヒ マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
アルペンローズ Kris S.
Amizette

テーオーロイヤルは2022年、2024年のダイヤモンドSの優勝馬。これまで16戦6勝2着1回2022年の天皇賞春で3着し、2走前のステイヤーズSでも2着しているように長距離戦は得意。

テーオーロイヤルの父は朝日杯フューチュリティS馬のリオンディーズ。マンハッタンカフェ産駒の母メイショウオウヒは地方の3勝馬。テーオーローヤルの半兄でパイロ産駒のメイショウハリオは帝王賞他地方GⅠ3勝、みやこSとマーチS勝と重賞5勝。

また母の半弟でサイワメジャー産駒のメイショウカドマツがアルゼンチン共和国杯2着、ダイヤモンドステークスで3着しており、距離適性は母系からか。血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持っており、底力を兼ね備えています。

近走馬券になっているのは3000m超のレースと、完全にステイヤー。また2走続けて長距離戦で上りがメンバー中最速、33秒9、33秒7とステイヤーのわりに驚異的な末脚を繰り出しています。

ステイヤーとしては脂が乗った6歳馬。2年前に天皇賞春で先着を許したディープボンドがやや瞬発力が落ちているため逆転可能か。勝ち負け。

シルバーソニック

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート 
エアトゥーレ トニービン カンパラ
Severn Bridge
スキーパラダイス Lyphard
Ski Goggle

シルバーソニックは2022年のステイヤーズS、サウジの芝3000mGⅢレッドシーターフHを連勝。これまで22戦6勝2着3回3着7回昨年の天皇賞春で3着してから約1年ぶりの復帰です。

シルバーソニックの父はオルフェーヴルトニービン産駒のエアトゥーレは阪神牝馬ステークス他6勝。祖母スキーパラダイスは仏国GⅠ馬。父オルフェーヴルにディクタス、母にトニービンとスタミナ強化の血が入り、血統的ステイヤー。

またシルバーソニックの半兄でアグネスタキオン産駒キャプテントゥーレは皐月賞、フジキセキ産駒のアルティマトゥーレは短距離重賞2勝と近親に活躍馬が多数。

7戦連続3000m超のレースに参戦し、放馬した2022の天皇賞春以外は全て馬券を確保。長距離戦では抜群の安定度を誇ります。またステイヤーの割にポン駆けするタイプすでに8歳馬ですが、本質的なステイヤーが少ない今回の阪神大賞典でも上位入賞可能。抑えで。

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